SESとフリーランスの違いを徹底解説!メリットが多いのはどっち?

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おいとま

★ライターさんへのフィードバック 記事執筆お疲れさまです! SESとフリーランスの違いを網羅的かつわかりやすくまとめられていて、読者に伝わりやすい内容になっていると感じました。 若干表現や文言の調整は行っていますが、ほとんど文句なしの内容で、とても助かりました。ありがとうございます! ただ、以下の見出しの内容で一点だけ(少し細かいんですが)、改善すればより記事のわかりやすさが向上する箇所がありましたので、ご確認と対応をよろしくお願いいたします! ・H3「自分の努力が報酬に反映される」

「SESエンジニアはフリーランスになったほうが得」という情報を目にする人は、多いのではないでしょうか。

本記事では、SESエンジニアとフリーランスの違いや、フリーランスになるメリット・デメリットを解説します。

SESエンジニアからフリーランスになろうか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。

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  • 【この記事を読んでわかること】
  • SESとフリーランスは「契約形態」「年収・単価」「社会保障」「税金処理」などで違いがある
  • SESからフリーランスになるべき人の特徴は「客先常駐が苦痛な人」など3タイプ
  • SESエンジニアからフリーランスになるメリット・デメリット
  • SESからフリーランスになる前に準備すべきものは「ビジネスプラン」「スキル・実績」「貯金」
  • 優良SES企業に所属すればフリーランスになるよりメリットがある可能性もある

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SESエンジニアとフリーランスのおもな違いは4つ

客先に常駐して働くITエンジニアには、SES企業に所属している場合と、フリーランスとして独立している場合があります。

それぞれの働き方にどのような違いがあるか、下記の4つの点から見てみましょう。

  • 契約形態の違い
  • 年収・単価
  • 社会保障の違い
  • 税金処理などの違い

SESとフリーランスの違い①契約形態の違い

SES(System Engineering Service)は、システム開発、インフラ環境構築、保守・運用などの業務を行うシステムエンジニアが、技術・労働力の提供を行うサービスです。

技術提供企業(システムエンジニアが所属するSES企業)とクライアント企業が交わしたSES契約に基づき、エンジニアがクライアントに常駐して業務を行うのが一般的です。

SESで働くエンジニアは、技術提供企業と雇用契約を交わしたSES企業の社員です。勤務先はクライアントですが、給与の支払いなどの雇用管理は雇用主であるSES企業が行います。

一方でフリーランスのシステムエンジニアは、特定の企業などに雇用されず、個人で仕事を請け負うのが特徴です。

フリーランス本人もしくは、その代理人となるエージェント等がクライアントと業務委託契約を交わし、それに基づきフリーランスがクライアントに常駐して業務を行います。

フリーランスの多くは個人事業主であり、クライアントにもエージェントにも雇用されません。給与はクライアントが支払うか、給与にかかる事務手続きを代行するエージェントが、フリーランスへ支払います。

SESとフリーランスの違い②年収・単価

SESで働くエンジニアとフリーランスのエンジニアには、単価・年収の違いもあります。

客先常駐のシステムエンジニアの年収は、能力・経験・仕事内容・商流の深さなどにより大きく異なりますが、相場感としては下記のとおりです。

SESで働くエンジニアの年収相場:300万円〜800万円
フリーランスエンジニアの年収相場:540万円〜1000万円

SESで働くエンジニアよりも、フリーランスエンジニアの年収相場は高めとなっています。

※年収データは大手求人サイト、大手フリーランス案件サイトからランダムに抽出した複数の求人から取得しています。

SESエンジニアの年収がフリーランスより安くなるおもな理由は、以下の2点です。

  • 商流が深い場合が多い
  • マージン率が高い

それぞれについて説明します。

商流が深い場合が多い

IT業界は、発注元企業から複数のSIer等の企業が階層的に受注する多重下請け構造です。

一般的に、SES企業は4次請・5次請となるケースが多く、その場合クライアントの予算は限られたものになります。

SES企業が案件を受注するにはクライアントの予算内で単価を設定をする必要があり、予算に限りがあれば必然的にエンジニアの単価も抑えられてしまう仕組みです。通常、SESエンジニアの年収は案件単価と連動するため、結果的に年収の伸び悩みに直結します。

マージン率が高い

SES企業は、SESエンジニアの年収からマージンをとって利益を得ています。マージンには、社員の社会保険料や交通費、会社の営業・事務管理費なども含まれています。

マージン率は一般的に非公開で教えてくれないことが多いですが、中には公開しているSES企業もあり、その場合およそ30〜35%となっています。

公開していない企業はそれよりもマージン率が高いと考えると、SESのマージン率は少なくとも40%以上と考えられます。

一方フリーランスの場合、クライアントと直接契約すればマージンは発生しません。営業や事務処理を代行してくれるエージェントを利用した場合でも、一般的なマージン率は10〜30%程度と、SES企業よりも安価となっています。

SESとフリーランスの違い③社会保障の違い

SES企業で働くエンジニアは、会社員として社会保険(会社の健康保険と国民年金・厚生年金)に入り、雇用保険にも加入します。

保険料などは会社と折半して負担するため、本人負担が実質2分の1となる点がポイントです。扶養配偶者がいる場合は、配偶者本人分の負担なく保険・年金に加入できるメリットがあります。

フリーランスの場合は、みずから健康保険と国民年金に加入する必要があり、全額自己負担です。家族がいる場合は、会社員と違い、家族分の保険料を負担する必要もあります。

また、厚生年金に入れないので、会社員に比べ老後にもらえる年金額が少ないことも考慮しておきましょう。

SESとフリーランスの違い④税金処理などの違い

SESで働くエンジニアは、会社が税金に関する手続きを代行してくれるため、副業をしない限り特に自分で行う手続きはありません。

一方フリーランスは、原則として一年に一回「確定申告」を行い、所得税等を自分で申告・納税する必要があります。

日々の取引の帳簿付けなどを行うとともに、確定申告では1年間の収支を取りまとめた申告書の作成・提出が義務付けられています。事務作業の手間がかかるほか、税金に関する基礎知識も必要です。

以上のように、SESとフリーランスにはさまざまな違いがあります。一概にどちらがいいとは言えませんが、SESエンジニアからフリーランスになるべき人、なったほうが自分の希望の働き方に近づく人はいます。

次の章では、その特徴について説明します。

SESエンジニアからフリーランスになるべき人の3つの特徴

SESエンジニアのうち、フリーランスとして独立した方がいい人の特徴は3つあります。

  • 客先常駐が苦痛だったりする人
  • 自分の価値を自分で決めたい人
  • 仕事を呼ぶだけのスキルがある人

それぞれについて説明します。

客先常駐が苦痛だったりする人

SESエンジニアには、顧客に常駐する働き方特有の難しさがあります。

  • 雇用先と顧客の板挟みにあう現場
  • 顧客から直接業務指示を受ける偽装請負の可能性がある現場
  • スキルアップにつながらない定型業務ばかりの現場
  • 派遣エンジニアに対してリスペクトのない現場
  • 自宅から遠い現場

自社の案件が上記のような現場ばかりで、客先常駐が苦痛だという場合には、案件を自分で選ベるフリーランスになるのがおすすめです。

自分の価値を自分で決めたい人

自分の価値を自分で決めたい人、頑張った分やスキルアップした分が報酬に反映される環境で働きたい場合も、フリーランスを検討するといいでしょう。

SESは会社が受注した案件にアサインされますが、エンジニアの単価は受注時にすでに決まっています。受注後の単価アップ交渉は難しく、変わらないのが一般的です。

フリーランスの場合、案件を選ぶのは自分です。自分の価値・自分の単価を自分で決められるため、納得感のある案件選びができるでしょう。

仕事を呼ぶだけのスキルがある人

プログラマー・システムエンジニアとして、十分な実績やほかの人との差別化になるようなスキル・専門性がある場合は、フリーランスになった方が高収入・高待遇で働けるでしょう。

フリーランスエンジニアの高単価案件で、需要の高いスキル・経験は下記の通りです。

  • 業務システム開発経験3年以上
  • 特定の言語(Python・Java・PHP・SQLなど)での実務経験3年以上
  • 上流工程の担当経験
  • アジャイル開発の経験
  • クラウド環境構築経験
  • 外部システム連携の開発経験
  • マネジメント経験

ご自身の強みを活かしたフリーランス案件獲得には、特化型エージェントの活用がおすすめです。

弊社エイジレスは、エンジニア・PM/PMO・ITコンサルタント案件に特化しており、上流商流の案件(直請け案件メイン、2次~3次請けまでが80%)だから実現できる高単価が特徴です。
また、年齢ではなく事業への貢献度をストレートに評価してくれる案件のみを扱っているため、「若いから報酬が低い」「年齢を理由で断られる」といった年齢によるしがらみは一切ございません。
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次の章では、フリーランスになるメリットを解説します。

SESエンジニアからフリーランスになるメリット

SESエンジニアからフリーランスになるおもなメリットは、以下の3つです。

  • 年収がアップする
  • 自分で案件を選ぶことができる
  • 自分の努力が報酬に反映される

それぞれについて説明します。

年収がアップする

フリーランスとして仕事を受注できるレベルのスキル・経験があれば、一般的にSESからフリーランスへの転向で年収はアップします。

SES市場は商流が深い場合が多いため、そもそもクライアントの予算が限られ、高いSE単価を設定できません。そのため、優れたエンジニアであっても高い年収が実現しにくい、構造的な課題があります。

一方フリーランスの場合、実績のあるエンジニアへの需要は高く、商流が浅い高単価な案件が豊富です。実績を重ね実力をつければ、さらに単価の高い案件にも応募できるようになるでしょう。

自分で案件を選ぶことができる

SESエンジニアは会社員として、会社の業務命令に従う必要があります。そのため、会社からアサインされる業務を自分の都合で断ることはできません。

一方、フリーランスは働き方や業務内容を自分で吟味して受注することが可能です。一部リモート・フルリモートの案件も豊富で、客先常駐するかどうかも含めて自分で選択できるため、納得感が高いでしょう。

案件の数、頻度なども自分でコントロールできるので、プライベートとの両立もしやすい点がメリットとなります。

自分の努力が報酬に反映されやすい

SESでは自社の取引先・案件・単価を、エンジニアがコントロールすることはできません。また、マージン率も会社の方針によるため、自分の努力が報酬に反映される実感を持つことは少ないでしょう。

一方フリーランスの場合、受注案件の数や単価に自分の努力が反映されやすいという特徴があります。

会社員であるSESエンジニアと違い、フリーランスは、現在持っている案件について自分で単価アップの交渉をすることができます。クライアントとの関係性や先方の予算の都合もあるため、必ずしも単価アップが成功するわけではありません。ただし、交渉権があることは、スキルアップやクライアントとの良好な関係を築くことへのモチベーションとなるでしょう。

また、自身のスキルアップによって難易度の高い案件を手がけることができるようになれば、現在よりも高単価の案件獲得が狙えます。

自分の努力が報酬に反映されやすい点がフリーランスの魅力であり、それにより仕事のやりがいも感じられるでしょう。

ここまでに解説したメリットに加え、IT業界全体の人手不足という市場の状況がフリーランスにとって追い風となっています。
フリーランスには多くのメリットがありますが、経済産業省の推計によると、2030年までにIT人材が最大79万人も不足する見込みです。

一方で、フリーランスエンジニアとして働く上でデメリットが存在することも事実です。
次の章でそのデメリットについてくわしく見ていきましょう。

おいとま

「単価アップの交渉やスキルアップによって報酬をあげることができるため、やりがいを持ちやすいというメリットがあります。」 この文章おおよそ正しいのですが、以下の2点が気になります。 ①報酬アップを言い切っていますが、現実的には単価交渉をしても必ずアップできるわけではありません(予算の都合やクライアントとの関係性など、さまざまな要因から)。 ②単価アップの交渉はわかりやすいんですが、スキルアップによって報酬がアップするというのは若干文脈的にわかりづらくなっています。 整理すると、以下のようになると考えています。 ・単価アップ→今引き受けている案件の交渉。フリーランスなら自身で行えるのが強み。 ・スキルアップ→単価アップ交渉でもアピールのひとつになるが、今後高単価の案件獲得を狙えるようになるのがメリット。 以上の点をふまえ、報酬アップを言い切らずに可能性がある的な表現にとどめ、単価交渉とスキルアップの話をもう少し肉付けしていただくと、前段の「自分の努力」とのつながりが深まり、「やりがいを持ちやすい」という結論にも納得感が増します!

阿部雅子

丁寧にコメントいただき、ありがとうございます!その通りですね。肉付けして、修正してみましたが、いかがでしょうか…?

SESエンジニアからフリーランスになるデメリット

SESエンジニアからフリーランスになる場合、メリットだけでなくデメリットも知っておきましょう。おもなデメリットは、以下の4つです。

  • 収入が安定しない
  • 自分で営業する必要がある
  • 上流工程やマネジメント職へのステップアップの機会がない
  • 確定申告などの事務処理に手間がかかる

それぞれについて説明します。

収入が安定しない

フリーランスの一番のデメリットは、収入の不安定さです。内閣府の調査でも、フリーランスの6割が「収入が少ない・安定しない」ことを働く上での障壁としてあげています。

フリーランスは会社員であるSESと違い、毎月固定の給与が保証されているわけではありません。

フリーランスの業務の中で、長期の客先常駐案件は安定した収入を見込みやすいと言えますが、何らかの事情で仕事ができない期間がある場合は無収入になる可能性もあります。

自分で営業する必要がある

フリーランスは、案件獲得のための営業や案件の見極め・受注の決定を自分で行う必要があります。

案件と案件の間にブランクが開くとその間は無収入になるため、効率的に稼ぐには仕事が途切れないことが重要です。現在の案件の終了時期を考慮に入れ、次の仕事の営業を並行して行う努力が必要となります。

上流工程やマネジメント職へのステップアップの機会がない

フリーランスエンジニアは即戦力として期待されるため、未経験の業務やポジションにつくことはほとんどありません。

エンジニアとして未経験の下記のような業務経験を得るには、会社に属し、会社からアサインされる機会を活用する方が効率的な場合もあります。

  • 要件定義や設計などの上流工程
  • チームリーダーなどのマネジメント
  • プロジェクトマネジメントやプロジェクトリードなどのプロジェクト管理

上記の経験があれば、フリーランスとしても高単価案件を受注できるため、独立の前に実績を作っておくほうがいいでしょう。

確定申告などの事務処理に手間がかかる

フリーランスとして独立する場合、下記のような事務処理を自分で行うことになり、ある程度の時間と手間がかかることも知っておきましょう。

  • 開業にかかる事務手続き
  • 社会保険などの切り替え手続き
  • 日々の経理処理・請求業務
  • 確定申告のための書類作成

クラウド会計サービスやフリーランスエージェントの活用で一部自動化・代行化できるものもありますが、エンジニア自身も必要な事務処理について理解する必要があります。

SESエンジニアがフリーランスのキャリアを考える場合は、以上のメリット・デメリットを事前に検討しておくとミスマッチが少ないでしょう。

フリーランスにおすすめの案件探し方法

フリーランスエージェントは、それぞれ保有している案件が異なるため、2〜3社に登録しておくと収入が途絶えるリスクを軽減できます。
迷った場合は、実績が豊富な『Tech Stock』や、年齢不問/ハイクラス案件特化の『エイジレスフリーランス』がおすすめです。

Tech Stock 
20年目の実績があるフリーランス案件紹介サイト。これまでに築いた信頼により月80万円をこえる高単価案件も多数あります。
スキルアップや税務関連のサポートなど、フリーランス向け福利厚生サービスも利用可能なため、まだどこにも登録していない人でも安心して利用できます。
【公式】https://tech-stock.com/

エイジレスフリーランス
年齢不問/上流商流のハイクラス案件に特化したエージェント。
SIer・コンサル・大手SESなどの案件を多数保有しており、ユーザーからの評判が良く誠実な対応も強みです。
【公式】https://freelance.ageless.co.jp/

SESからフリーランスになる前に準備すべきもの3つ

SESエンジニアがフリーランスになる際に、準備しておくべきものは下記の3点です。

  • フリーランスとしてのビジネスプラン
  • 目標とするフリーランス像に近づくためのスキルや実績
  • フリーランス開始直後のリスクに備えた貯蓄

それぞれについて説明します。

フリーランスとしてのビジネスプラン

フリーランスとして独立する場合、事業の方向性を検討し、目標とする収入を含めたビジネスプランを持っておきましょう。

自分のスキルの棚卸しを行い、予想される案件単価から、目標年収とのギャップを算出することができます。フリーランスエージェントに登録し、紹介される案件などから自分の市場価値を探ることも可能です。

独立後の収入目標やビジネスプランを立てることで、より適切な独立のタイミングや、独立の方法(副業から開始するか、本業として行うか)が見えてきます。

目標とするフリーランス像に近づくためのスキルや実績

ビジネスプランを作る中で、自分の目指すフリーランス像も具体的になります。

その実現のために必要なスキル・経験・実績を明確にし、今の自分に足りないものがわかったら、計画をたてて埋めて行く作業が必要です。

現在の職場を通じてスキルアップが望めない場合は、副業や転職などの選択肢も検討しましょう。

フリーランス開始直後のリスクに備えた貯蓄

フリーランスとして独立直後は思ったような仕事が受注できない可能性があります。また、すぐに仕事が見つかっても、納品後の支払いが2ヶ月後というところもあります。そのため、3ヶ月ほど無収入でも生活できる程度の預貯金があると安心です。

必要に応じて、仕事で使う端末代などの初期投資分も生活費とは別に用意しておくといいでしょう。

本業で安定した収入があるうちに、フリーランスとして独立後の開業費と生活安全費を確保しておきましょう。

優良なSES企業に所属すればフリーランスよりメリットがある可能性も

ここまでSESエンジニアとフリーランスエンジニアの働き方について見てきました。

整理すると、両者の大きな違いは、単価・年収と案件獲得の流れの2点です。

フリーランスとして独立すれば年収があがる可能性は高いものの、メリットばかりではなく、それなりの準備も必要となります。

一方、優良なSES企業に所属すれば、自分で営業をする必要もなくエンジニアとして納得のゆくキャリアを築ける可能性もあります。

優良なSES企業の特徴は、下記の3つです。

  • 商流の浅い案件を多く扱う企業
  • エンジニアのキャリアアップやステップアップに前向きな企業
  • SE単価やマージン率を社員に公開している企業

それぞれについて説明します。

商流の浅い案件を多く扱う企業

SESエンジニアの年収を上げるのに一番効果があるのが、元請(直請)や2次請など、商流の浅い案件を中心とするSES企業に転職することです。商流が浅い案件では、エンジニアの単価・年収は相対的に高くなります。

企業を選ぶ際は、取引先を確認し、エンドユーザーや元請け企業との直接取引の割合・実績をチェックしましょう。

一般的に、エンドユーザー企業が取引先に多い企業では、エンジニアの待遇が良くなる傾向があります。

エンジニアのキャリアアップやステップアップに前向きな企業

自社のエンジニアのキャリアアップに前向きなSES企業では、資格取得の補助や未経験業務へのアサインなど、成長の機会があります。

また、SESのプログラマーやシステムエンジニアとして経験を積んだ後、企業によっては自社の受託開発案件でのリーダーやPMポジションのキャリアへ進むことも不可能ではありません。

その企業のエンジニアにどのようなキャリアモデルがあるのか確認しましょう。

上流工程やマネジメントの実績を積んだ後であれば、年収アップのための転職やフリーランスとしての独立もスムーズです。

SE単価やマージン率を社員に公開している企業

SES企業が単価やマージン率(もしくは還元率)をエンジニアに公開しているところは、それほど多くありません。

そのような業界慣行のなか、単価を公開している企業は、単価の高さやマージン率の低さに自信があるということでもあります。

自分の単価を知ることは、SES市場における自社や自分の立ち位置を理解する上でも重要です。転職や独立などの目標を立てやすく、身動きが取りやすいでしょう。

SESからフリーランス以外の4つのキャリアパスの選択肢

SESからフリーランスへのキャリアチェンジに不安を感じる人は、フリーランス以外の選択肢も検討してみるといいでしょう。

SESエンジニアからのキャリアパスとして、フリーランス以外には以下のような選択肢があります。

  • SIer
  • 社内SE
  • ほかのSES企業
  • 異業種

それぞれのキャリアパスの詳細は、以下の記事でくわしく解説しています。
興味がある人は読んでみてください。

まとめ|SESエンジニアはフリーランスや転職も視野に入れつつ自分に合ったキャリアを選ぼう

本記事では、SESエンジニアとフリーランスの違いについて、下記の内容を説明しました。

  • SESとフリーランスは「契約形態」「年収・単価」「社会保障」「税金処理」などで違いがある
  • SESからフリーランスになるべき人の特徴は「客先常駐が苦痛な人」など3タイプ
  • SESエンジニアからフリーランスになるメリット・デメリット
  • SESからフリーランスになる前に準備すべきものは「ビジネスプラン」「スキル・実績」「貯金」
  • 優良SES企業に所属すればフリーランスになるよりメリットがある可能性もある

SESエンジニアは客先常駐という特有の働き方から、悩みを抱えることも多い職種です。

一方「多様な職場を経験できる」「さまざまな案件を経験できる」などのメリットを活かして実績を積めば、転職やフリーランスとして独立することもできます。

自分の目指すエンジニア像を持ち、長期的な視野に立って、自分に合ったキャリアを選びましょう。

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執筆者
阿部雅子
人事/キャリアコンサルタント
人事担当として約12年強、採用から人事管理、退職までをサポート。業界はIT系スタートアップ/ブライダル/政府系研究機関等。国家資格キャリアコンサルタント。中小企業での各種雇用調整助成金の受給やコンプライアンスのための規程整備等の経験が豊富。