Salesforce エンジニアとは?仕事内容・年収・将来性を徹底解説
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企業でのSalesforceの導入の増加にともない、Salesforceエンジニアが注目を集めています。 IT業界で働いている人のなかでも、Salesforceエンジニアの仕事内容や将来性などが気になっている方は多いのではないでしょうか?この記事では、Salesforceエンジニアの仕事内容や将来性について解説します。
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- 【この記事を読んでわかること】
- SalesforceエンジニアはSalesforceの導入や開発を担うエンジニア
- デジタル人材の報酬水準は高額が期待できる
- 多くの企業でSalesforceの導入が進められていることから、今後もSalesforceエンジニアの高い需要が見込まれる
Salesforceエンジニアの仕事を知る
Salesforceは世界有数のSaaSシステムということもあり、導入や開発に携わっているSalesforceエンジニアの立ち位置や業務内容が気になっている人も多いのではないでしょうか?ここでは、WEBエンジニア内でのSalesforceの立ち位置やSalesforceエンジニアの業務内容について紹介します。
WEBエンジニア内でのSalesforceの立ち位置
Salesforceとは、株式会社セールスフォース・ジャパンが提供するクラウドベースのCRM・SFA(顧客関係管理システム・営業支援システム)です。CRM市場では世界トップシェアを誇っています。
そして、Salesforceの導入支援やSalesforceプラットフォーム(force.com)上でのアプリケーションの開発を行うエンジニアがSalesforceエンジニアです。また、Salesforceエンジニアは開発や保守だけではなく、顧客に対して新規機能の提案なども行うこともあります。
Salesforceはプラットフォームやプログラミング言語が独自なこともあり、多くのプログラミングスクールでは学習する機会が得られないなどから、SalesforceエンジニアはWebエンジニアの中ではあまり知られていない存在かもしれません。
しかし、Salesforceは世界中の企業が導入しているシステムであることからSalesforceエンジニアの需要は高く、単価も他のプログラミング言語のエンジニアに比べて比較的高いことから高収入が見込まれる職種です。
salesforceエンジニアの役割と業務範囲
Salesforceエンジニアはシステム設計・開発・導入支援・保守・トラブルシューティングなど、上流から下流まで幅広い業務に携わります。それぞれの役割と業務内容を具体的に紹介します。
システム設定
Salesforceでは標準機能と呼ばれる各種機能があらかじめ用意されており、以下のことがプログラムなしで設定できます。
- テーブル、カラム、リレーションの設定
- 画面、入力規則などの設定
- 組織階層、オブジェクト、レコード単位での権限設定
- レポート、ダッシュボードの設定
- フロービルダーを用いた自動処理の作製
Salesforceエンジニアはお客様のシステム要求をSalesforce上でどのように実現するかを検討し、標準機能を使って設定を行います。
開発
force.comというSalesforceプラットフォーム上でシステム開発を行うのもSalesforceエンジニアの仕事の1つです。具体的にはSalesforceの独自言語であるApexやUIのフレームワークであるLightning Web Conpornent(LWC)などを用いてプログラミングを行い、ビジネスロジックやUIを開発します。
ApexはJavaに似たプログラミング言語です。標準機能では実現できない細かい制御が必要な機能や他システムとの連携プログラムの開発などでApexを使用します。
導入支援
Salesforceを導入したいクライアントに対して要望を聞きながら導入を支援することもSalesforceエンジニアの仕事です。
Salesforceには多種多様な機能があり、Salesforceを業務で使用するためには業務内容に合わせて最適な機能を選択しながら設定を行う必要があります。それを行うためにはSalesforceの機能や設定方法を熟知していなければなりません。ところが、Salesforceを導入したいクライアントの多くはSalesforceに熟知した人がいないのが現状です。
このため、Salesforceエンジニアがクライアントの要望をヒアリングして最適な機能を選択し、必要な設定を行いながらクライアントが使用できるように導入を進めます。
保守
Salesforceエンジニアの仕事は開発や導入支援だけではありません。保守もSalesforceエンジニアの仕事の1つです。
クライアントがSalesforceを用いて快適に業務を行うためにはメンテナンスが必要です。また、クライアントがSalesforceを使っていく中で、改善要望なども発生します。
SalesforceエンジニアはクライアントがSalesforceにて日々の業務を快適に行うことができるよう、チューニングや改善要望の対応が必要です。
トラブルシューティング
稼働後に予期せぬトラブルが発生したとき、原因を調査し、トラブルシューティングを行うのもSalesforceエンジニアの仕事です。
トラブルが発生したときに、Salesforceエンジニアはまずは状況の把握からスタートします。このとき、エラーメッセージやエラー通知メールを参考にしながら、問題が発生している箇所や発生条件の特定が必要です。原因を突き止めたら、エラー状態からの復旧、場合によってはプログラム修正とリリースを行います。
エラーが発生したときにSalesforceエンジニアは冷静な対応が必要です。そして、速やかにトラブルシューティングを行うことでクライアントからの信頼向上につながります。
Salesforceエンジニアに求められるスキル
では、Salesforceエンジニアに求められるスキルには何が必要でしょうか?Salesforceエンジニアに求められるスキルには、以下の4つがあります。
- Salesforceプラットフォームの知識
- プログラミングスキル
- コミュニケーションスキル
- 学習意欲
それぞれ以下で具体的に解説します。
Salesforceプラットフォームの知識
Salesforceエンジニアになるためには、Salesforceプラットフォームに関する知識が必要です。Salesforceプラットフォームとは、アプリケーションの開発・実行基盤となるプラットフォームです。SalesforceはSalesforceプラットフォーム上でオブジェクトの作成や画面作成など、各種設定を行います。
また、Salesforceプラットフォームでフローなどを用いてアプリケーションの開発を行います。フローは、Salesforceプラットフォーム上に用意されたノンプログラミング開発ツールです。簡単なアプリケーションであればフローを用いて開発ができます。このため、フローを用いた開発スキルを身に着けるとよいでしょう。
プログラミングスキル
SalesforceではApexと呼ばれるJavaに似たプログラミング言語が、また、画面ではVisualforceやLightning Web コンポーネントと呼ばれるHTMLやCSSに似たプログラミング言語の開発環境が用意されています。
先ほど紹介したフローでは実装できない画面制御やほかのシステムとの連携プログラムなどはApexなどのプログラミング言語を用いて開発を行います。このため、これらのプログラミング言語に関する知識やスキルがあると望ましいでしょう。
コミュニケーションスキル
Salesforceエンジニアは、顧客からのヒアリング結果をみずから手を動かしながら実装するという仕事のスタイルが多いのが特徴です。また、Salesforceの導入や機能追加時の要件のヒアリングや提案など、顧客とのコミュニケーションを必要とする場面が多いです。
このため、一般のエンジニアに比べて顧客と接する機会が多いことから、Salesforceにはコミュニケーションスキルが求められます。
学習意欲
Salesforceは年に3回、「メジャーリリース」と呼ばれる新規機能や機能改善のリリースが行われます。そして、常にSalesforce エンジニアとして活躍するためには、新規機能や改善された機能の内容を把握し、活用できるようになることが必要です。このため、Salesforce エンジニアには新しいことを学ぶ学習意欲が求められます。スキルアップすることで収入アップにもつながるので、学習意欲を持って新しい技術や機能を学んでいきましょう。
salesforceエンジニアの気になる収入事情
Salesforceエンジニアを志している人にとって、気になるのはSalesforceエンジニアの収入でしょう。Salesforceエンジニアの収入に関する公的資料はありませんが、ここでは参考資料として経済産業省が発表しているデジタル人材の給与水準に関する資料を紹介します。また、Salesforceエンジニアの収入水準を知る方法も紹介します。
デジタル人材の報酬水準
経済産業省が令和3年2月に発表した『我が国におけるIT人材の動向』によると、AIやデータサイエンス等の高いスキルを持つIT人材に対して高額の報酬を提示する企業が増えてきています。たとえば、『我が国におけるIT人材の動向』には新卒で1,000万円を提示する企業として以下の企業が紹介されています。
企業名 | 対象者 |
---|---|
NEC | AI等の分野で大学時代の論文が高い評価を得た新卒者を対象に、年収1,000万円以上を提示。 |
DeNA | AIシステム部独自の人事制度として、年収600万~1,000万円を可能に。新卒も中途も区別せず適用。 |
また、DXを進めているユーザー企業でもIT人材の給与水準は全社的な給与水準とほぼ変わらない傾向です。このため、SalesforceエンジニアとしてDXを推進できるIT人材となることができれば、高い給与水準が期待できます。
Salesforceエンジニアとしての収入水準を知るためには
Salesforceエンジニアの収入は、スキルや経験によって異なります。このため、Salesforceエンジニアとしての収入水準を知るためには、転職サイトや転職エージェントを利用するとよいでしょう。
求人情報や転職サイトを参考にする
転職サイトにはさまざまな会社の求人情報が掲載されています。求人情報には年収の具体的な記載があるため、年収の具体的な水準を知ることができます。しかし転職サイトには多くの企業の求人情報が掲載されているため、みずからの市場価値に合った企業の収入水準を把握したいのであれば、次に紹介する転職エージェントを利用するのがよいでしょう。
転職エージェントを利用する
転職エージェントを利用することで、Salesforceエンジニアとしての市場価値や年収などをより詳しく知ることができます。利用方法は転職エージェントに登録するだけです。登録後、エージェントから紹介される会社は、エージェントから見て自分に合っていると思われる会社の求人情報が紹介されるため、より市場価値にあった収入水準を把握できます。
エイジレスフリーランスは「年齢不問のみの取り扱い」をコンセプトにしたフリーランス向けの求人・案件紹介サイトです。年齢不問の直請け案件を多数掲載しています。
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転職エージェントは大手1社と、特化型1~2社の活用がおすすめです!
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さまざまな転職エージェントがありますが、結論として以下から選んでおくと、希望に沿った求人を逃すリスクを軽減できるでしょう。
大手転職エージェント
≫リクルートエージェント
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特化型エージェント
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「生涯現役のSalesforceエンジニアとして働きたい」と考えている方も多いのではないでしょうか?次にSalesforceエンジニアとしてのキャリアアップの方法を考えていきましょう。
Salesforceエンジニアのキャリアを考える
ここではSalesforceエンジニアの働き方・キャリアアップの手段・技術を磨く方法を紹介します。
Salesforceエンジニアの多様な働き方
Salesforceエンジニアは多種多様な働き方が可能です。Salesforceエンジニアとしての働き方はおもに次の3つがあります。
- 企業に所属して社員として働く
- フリーランスのSalesforceエンジニアとして働く
- 副業でSalesforceエンジニアとして働く
それぞれ具体的に紹介します。
企業に所属して社員として働く
企業に所属して社員として働くことは、「収入を安定して得られる」「福利厚生が充実している」「会社の費用で研修を受けることができる」などのメリットがあります。その一方で会社や上司の指示により携われる仕事が限られる点がデメリットです。
フリーランスのSalesforceエンジニアとして働く
Salesforceエンジニアとしての高いスキルと経験があれば、フリーランスで働く方が社員として働くよりも高収入が期待できる場合があります。また、フリーランスであれば、条件のよい案件を選ぶことも可能です。その一方で、収入は不安定となりやすいデメリットがあります。
副業でSalesforceエンジニアとして働く
近年は土日に副業でエンジニアとして働く人も増えています。しかし、企業によっては副業を禁止しているところもあるため、副業で働くことを考えているのであれば事前に就業規則を確認した方がよいでしょう。
また、Salesforceの副業の案件はさほど多くないため、副業として働くことができる案件をこまめにチェックすることも必要です。
Salesforceエンジニアがキャリアアップする手段
では、Salesforceエンジニアとしてキャリアアップする手段にはどのような方法があるのしょうか?ここでは4つの方法について紹介します。
開発実績を積む
開発経験を積むことでキャリアアップを図れます。特にSalesforce独自のプログラミング言語であるApexは独学で学ぶことが難しく、かつ習得しているエンジニアもほかのプログラミング言語に比べて少ないため、Apexを習得することで高単価の案件を獲得できるようになります。
上流工程を経験する
Salesforceエンジニアのおもな仕事のスタイルは、顧客の要望をヒアリングしながら、みずから要望実現に必要な設定を行うというものです。このため、上流工程を経験しているエンジニアは優遇される傾向にあり、上流工程を経験することでSalesforceエンジニアとしてのキャリアアップにつながります。
プロジェクトマネジメントを経験する
プロジェクトマネジメントの経験はSalesforceエンジニアとしてのキャリアアップにつながる要素です。
プロジェクトを成功に導くためには、QCD(品質・コスト・納期)を意識しながらプロジェクトにまつわるさまざまな事項のコントロールが大切です。そして、プロジェクトマネジメントはプロジェクトマネージャーだけが必要なスキルではありません。プロジェクトを構成するプロジェクトリーダーやプロジェクトメンバーにも必要なスキルです。
プロジェクトマネジメントを経験し、プロジェクトマネジメントスキルを身に着けることで、プロジェクトに欠かすことのできない人材となることができます。
マーケティングスキルの向上
「なぜマーケティングスキルの向上が必要なの?」と思う人もいるかもしれません。しかしSalesforceが提供するサービスの中には「Marketing Cloud」や「Account Engagement(旧Pardot)」のように、マーケティング部門が利用するサービスもあります。
当然、これらのサービスの導入にはマーケティング部門との会話が必要となり、マーケティングの知識やスキルが求められます。このため、マーケティングスキルの向上を図ると、Salesforceエンジニアとしてのキャリアの幅を広げることにつながります。
未経験のSalesforceエンジニアが技術を磨く方法
未経験のエンジニアが、Salesforceエンジニアとして活躍するためにはSalesforceに関する知識やスキルを習得する必要があります。また、Salesforceは常に進化を遂げているサービスのため、最新の技術をキャッチアップすることも求められます。ここでは未経験のSalesforceエンジニアが技術を磨く7つの方法を見ていきましょう。
Trailheadの学習
TraiheadとはSalesforceが提供している無料のオンラインの学習ツールです。TrailheadにはSalesforceプラットフォームや各種機能を学ぶことができるモジュールやトレーニングコースが用意されています。まずはTrailheadを使ってSalesforceの機能や設定方法などを学び、基礎的なスキルを身に着けるとよいでしょう。
実践経験
Salesforceのスキルを身に着けるにあたって、実戦経験に勝る機会はありません。たとえば、Salesforceと外部システムとの連携ではAPIを用いて行いますが、APIの開発は実務を通じて習得することがほとんどです。このように、小さな案件でもいいので実務経験を積み重ねることで、Salesforceでの設定や開発スキルを身に着けられます。
オンラインコミュニティ
オンラインコミュニティが活発なのもSalesforceの特徴の一つです。たとえば、先に紹介したTrailheadには「Trailblazer Community」というページがあります。ここではSalesforceの設定・開発で分からないこと・不明な点などをコミュニティメンバー同士がQA形式で質疑応答を行っています。これらの質疑応答を確認することで、Salesforceエンジニアとしてのスキルアップにつながるでしょう。
プロジェクト参加
プロジェクトへの参加はSalesforceのスキルを身に着ける良い機会です。プロジェクトに参加しているエンジニアの中にはSalesforceの開発に長けた、スキルの高いエンジニアもいます。そのようなエンジニアが作成したプログラムや設定方法などを確認するだけでも参考になります。
セミナー・イベント参加
セミナーやイベントが多いのもSalesforce の特徴の1つです。たとえば、セールスフォース・ジャパンが主催する年1回の大型イベント「Salesforce World Tour Tokyo」では、Salesforceのすべての製品に関する情報やパートナー企業が提供するAppExchangeなどの情報を収集できます。
ほかにもセールスフォース・ジャパンが主催するイベントやセミナーがセールスフォース・ジャパンのホームページに掲載されています。参加費無料のイベントやセミナーも多いので、これを利用しながらサービスや開発に関する情報を収集するのがよいでしょう。
公式ドキュメント
Salesforce には公式ドキュメントが充実しています。設定方法などで分からないことがあれば、公式ドキュメントを参考にしながら解決を図るのがよいでしょう。
とはいえ、公式ドキュメントをいきなり参照しようとしても公式ドキュメントは記載が膨大な量であり、自分が知りたいことをピンポイントで探し当てるのが難しいのが実情です。このため、Googleなどの検索ツールで、たとえば「Salesforce 関数 月初日の算出」などのキーワードを入力して絞り込みを行いながら、参考となる公式ドキュメントを探すのがよいでしょう。
資格取得
Slesforceには数多くの認定資格があります。代表的な資格として以下のものがあります。
資格名 | 試験概要 |
---|---|
認定アドミニストレーター | Salesforceの導入に必要な設定・基本的なカスタマイズ・管理に関する知識があること |
認定上級アドミニストレーター | Salesforceの高度な設定・カスタマイズ・管理に関する知識があること |
認定Sales Cloudコンサルタント | Sales Cloudソリューションのコンサルタントとして必要な知識があること |
認定Service Cloudコンサルタント | Service Cloudソリューションのコンサルタントとして必要な知識があること |
認定Community Cloudコンサルタント | Community Cloudソリューションのコンサルタントとして必要な知識があること |
なお、認定アドミニストレーターが基本資格で、それ以外が上位資格となります。Salesforce に関するスキルを証明できるので、資格取得にチャレンジすることをおすすめします。
Salesforceエンジニアの転職ノウハウ
多くの企業がSalesforceの導入を進める中、転職市場でも即戦力として活躍できるSalesforceエンジニアを求めています。このため、Salesforceエンジニアとしてのキャリアと実績があれば、それをアピールできるような準備が大切です。ここではSalesforceエンジニアとしてのアピールに必要なノウハウを紹介します。
ポートフォリオを作成する
ポートフォリオとは自分の作品をまとめたものです。転職活動におけるポートフォリオというと、クリエイターやWebデザイナーが自分の作品集をまとめたものとして用いられることが一般的です。最近ではエンジニアも自分の実績や能力をアピールする資料として提出する機会が多くなっています。
特にCommunity Cloudを用いてWebページを制作するフロントエンドエンジニアの場合はWebサイトを制作し、そこにプロフィールや制作物を公開するとよいでしょう。
履歴書・職務経歴書を更新する
職務経歴書はSalesforce エンジニアとしてのキャリアや実績をアピールするための大切な書類です。これまで携わったプロジェクトに関する情報・担当フェーズ・役割はもちろん、課題解決のためのアプローチや開発で工夫した点などをまとめるとよいでしょう。
特に顧客への機能改善や実装方法に関する提案が求められるSalesforceエンジニアの場合、Salesforceの導入実績・導入効果・提案内容などをアピールできるとよいでしょう。
面接の準備をする
面接の準備も大切です。自己紹介・転職理由・志望理由などに加え、経験したプロジェクトやアピールポイントについても事前にまとめておきいましょう。
特に面接時にはSalesforceエンジニアとしてスキルや能力を評価されます。特に顧客の要求に対してどのような設定を行い、どのような機能を開発したかをアピールできるようにしておきましょう。また、Apexでの開発経験があるのであれば、アピールポイントとして強調できるとよいでしょう。
ここまでSalesforceエンジニアとしての必要なスキルや転職するために必要なことを紹介してきました。では、Salesforceエンジニアの求人や案件にはどのようなものがあるのでしょうか?次ではSalesforceエンジニアの求人や案件について紹介します。
Salesforceエンジニアの求人や案件
多くの企業がSalesforceの導入や改修を進めていることから、案件紹介サイトや求人サイトにはSalesforceエンジニアを求める案件や求人が紹介されています。ここではSalesforceエンジニアを求めている企業や業務委託案件を見つける方法を紹介します。
Salesforceエンジニアを求める企業
ここではSalesforceエンジニアを求めている企業について3つ紹介します。
Salesforceパートナー企業
Salesforceパートナーとはセールスフォース・ジャパンが認定したパートナー企業です。Salesforceを新規に導入する企業に向けて、顧客からヒアリングを行いながら必要な設定や開発を進め、Salesforceの導入や運用を支援します。
これらの企業では、Salesforceの設定や開発を行うSalesforceエンジニアを常に求めています。Salesforceの導入や開発を担当したいと考えているのであれば、Salesforceパートナー企業で働くのが近道です。
Salesforce導入企業
Salesforceのプロジェクトでは一般的に必要最低限の設定を行い、稼働後に必要な機能を追加していく「スモールスタート」での導入を進めるケースが多いのが特徴です。運用・保守フェーズでも随時開発を進めていくため、Salesforceを導入している企業もSalesforceエンジニアを求めています。
自分の興味がある業界で働きたいと考えているのであれば、Salesforceエンジニアを募集しているユーザー企業で働くのもよいでしょう。
マーケティング企業
SalesforceにはMarkething CloudやAccount Engagement(旧Pardot)のようなMAツールが用意されています。このようなMAツールを活用しながら、クライアントにマーケティング施策の支援を行うこともマーケティング企業の役割の一つです。このとき、Salesforceエンジニアはマーケティング施策に基づき、Markething CloudやAccount Engagementへの設定を行います。このため、マーケティング企業でもSalesforceエンジニアが必要です。
Salesforceが使われる開発プロジェクト
では、Salesforceの開発プロジェクトにはどのようなものがあるのでしょうか?ここでは4つ紹介します。
営業部門への導入
Salesforce は世界No.1のCRM/SFAシステムとして知られています。そして導入企業の多くは「営業の効率化」を目的とし、多くの企業で営業支援システムとして営業部門への導入を進めています。
とはいえ、導入に際し、オブジェクト・項目の設定・レポート・ダッシュボードの設定など、顧客の業務に合わせて各種の設定や機能の開発が必要です。このため、Salesforce 導入プロジェクトをつくり、プロジェクトが中心となって導入を進めます。
カスタマーサポートセンターへの導入
Service Cloudはカスタマーサポートを効率的に進めるための製品であり、特にソフトフォンとCRMとの連携が注目を集めています。このため、コールセンターをはじめとした多くのカスタマーサポートセンターでの導入を進めています。
フィールドサービスへの導入
顧客から修理の依頼があったとき、作業員のスキルを考慮しながら手配を行わないといけないため、手配の作業は意外と煩雑で時間がかかります。また、現場の対応が終わってから会社に戻って作業報告書を作成するので、残業の原因になっています。
このようなフィールドサービスの課題を解決するツールとして注目を集めているのがSalesforce Field Serviceです。フィールドサービス部門向けにSalesforce Field Serviceの導入を目的としたプロジェクトが行われています。
マーケティング部門への導入
先述のとおり、Salesforceには世界有数のMAツールであるSalesforceにはMarkething CloudやAccount Engagement(旧Pardot)が用意されています。マーケティング部門に向けたMAツールの導入プロジェクトが行われ、導入を進めています。
Salesforceエンジニアが業務委託案件を見つける方法
では、Salesforceエンジニアが業務委託案件を見るけるにはどのような方法があるのでしょうか?ここではSalesforceエンジニアが業務委託案件を見つける方法を3つ紹介します。
フリーランス向けのエージェントを利用する
フリーランスエージェントとは、フリーランスのエンジニアに対して仕事の紹介・営業・契約締結などの業務を代行してくれるサービスです。エージェント独自の非公開案件など、求人サイトには掲載されない好条件の案件を紹介してくれることがあります。
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クラウドソーシングサービスを利用する
クラウドソーシングとは、仕事を発注したい企業や個人事業主が、インターネットを通じて仕事を求めている人に発注する業務形態です。発注者は必要なときに必要な人材を調達でき、そして受注者は自分の好きなタイミングでスキルを活かした仕事を行うことができます。実績のないエンジニアでも安価な案件を受注して実績を作れるメリットがあります。
信用を獲得して継続案件を受注する
開発プロジェクトへの参画により、そこで信用を獲得することで継続案件を受注できる場合があります。継続案件でなくとも、その会社内の別の案件を紹介してもらえることもあります。
フリーランスにおすすめの案件探し方法
フリーランスエージェントは、それぞれ保有している案件が異なるため、2〜3社に登録しておくと収入が途絶えるリスクを軽減できます。
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今からSalesforceエンジニアを目指すべき?
Salesforceは世界No.1のCRMシステムということもあり、多くの企業で導入が進められています。また、Salesforce自体もAIの活用など、最新の技術を取り入れながら進化を遂げています。このため、Salesforceエンジニアになることで、最新の技術に触れながらキャリアアップにつながるチャンスがあります。
Salesforceエンジニアは導入コンサルタントから開発まで、さまざまなキャリアパスの選択が可能です。また、Salesforceエンジニアの案件単価は他のエンジニアに比べて比較的高いため、高い年収が期待できます。
このため、今からSalesforceエンジニアを目指した方がよいでしょう。
まとめ
- SalesforceエンジニアはSalesforceの導入や開発を担うエンジニア
- デジタル人材の報酬水準は高額が期待できる
- 多くの企業でSalesforceの導入が進められていることから、今後もSalesforceエンジニアの高い需要が見込まれる
Salesforceエンジニアは将来性のある職種と言えるでしょう。
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