エンジニア転職はなぜ失敗するのか | よくある原因から対応策まで詳細解説
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しーそー
エンジニアが転職して失敗する事例は数多く存在します。
キャリアアップのため、自身のスキルがどの程度社会で通用するのか確かめるため、年収アップのためなど転職の理由はさまざまです。
本記事ではエンジニアが転職のときに陥りがちな失敗や、なぜ転職に失敗してしまうのかメカニズムを明らかにしていきます。
これから転職をしようと考えているエンジニアの方は、同じ轍を踏まないようにぜひ最後まで読んでみてください。
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- 【この記事を読んでわかること】
- エンジニア転職は技術的なギャップ、待遇や条件のギャップに直面したときに失敗する
- エンジニアとしての長期的なキャリアプランを持ち、入念なリサーチを行うことで失敗確率は下げられる
- ”失敗した”と感じてもすぐに辞めず、なぜ失敗したと感じるのかを検証すれば再発を防止できる
エンジニアの転職でよくある失敗とは
しーそー
エンジニアが転職で失敗する事例には、いくつかの共通点があります。
今回はそのなかでも特によく見られる以下5つを見ていきましょう。
- スキル面でのギャップが発生してついていけない/物足りない
- 利用するスキルや言語の方向性が異なっていた
- 開発をしたかったのに管理職として採用されてしまった
- 勤務の自由度が下がり窮屈に感じてしまう
- 希望していた条件や待遇が満たされなかった
順番に解説します。
スキル面でのギャップが発生してついていけない/物足りない
まずはエンジニアとしてのスキル面でのギャップです。
たとえば社会人になってから3年間でJava開発経験を積んだエンジニアがいたとして、その人がJavaの開発を請け負っている会社に転職したとします。
そのとき採用側がアサインを考えていたプロジェクトが、”社内の巨大システム10個を統合する”ものだった場合、開発経験3年のエンジニアでは到底太刀打ちできません。
逆に”入力項目をサーバで計算して画面に返す”部分の開発を期待していた場合、エンジニアとしては非常に物足りなく感じるでしょう。
着実に開発経験を積んで実力を伸ばしたいと考えて転職した場合、上記2パターンのいずれにあたっても望む結果は得られません。
スキル面でのギャップが大きすぎると失敗の要因となってしまうでしょう。
利用するスキルや言語の方向性が異なっていた
続いては、スキルの方向性でギャップが生まれてしまった場合です。
上の例を用いれば、転職してさらにJavaの実力を伸ばしたいと考えていたにもかかわらず、転職先の企業ではC言語でエンベデッドシステムしか開発していないとなったら大惨事になります。
ほかにも、本当はデータベース領域を担当したかったのに、ネットワークエンジニアとして配属されてしまったらここでもギャップが生まれてしまいます。
自身がどういった言語や領域でスキルを伸ばしていきたいのかを吟味し、かつ転職先企業もその志向にそぐう事業を展開していないとミスマッチが起きる事例です。
さまざまな技術を取り扱っていて、ある程度プロジェクトを選ぶ余地のある会社ならば失敗の可能性を下げられると覚えておきましょう。
開発をしたかったのに管理職として採用されてしまった
続いては、採用ポジションでのミスマッチです。
転職してもばりばりコードを書いて開発がしたい、そんな志で他社を受けたにも関わらず管理職として管理業務を任されたらどう思うでしょうか。
エンジニアなどの技術職は”本当に技術が好き”な人も多く、管理職の業務を煩雑で非生産的だと好まない人も一定数存在します。
技術を伸ばしたくて転職をしたのに管理業務を任されてしまえば、当然コードを書く機会や技術に触れる場面は減る一方です。
第1線のエンジニアとして働きたい場合、企業選びや面接の場でその思いを前面に出していくのが必要になります。
勤務の自由度が下がり窮屈に感じてしまう
自由度の低下によって転職を失敗だと判断するエンジニアも多いです。
エンジニアといえばリモートワークの代表職であり、パソコンさえあれば住居の場所を選ばない自由度を魅力に感じる人も多く存在します。
エンジニア職はフレックス制度を敷いている企業も多いため、夜型のエンジニアにとってはこれもうれしいポイントです。
しかしこれらの自由度が転職で下がるリスクもあります。
昨今は、M7と呼ばれるアメリカの巨大テック企業でも原則出社とする企業が出てくるなど、リモートワークを許容しない会社が増加中です。
リモートワークや働く時間帯は生活の質に直結する重大な要素であり、この部分でズレが起きるとQOLが著しく下がってしまいます。
転職先を選ぶ際は企業の動向をしっかりとチェックしましょう。
希望していた条件や待遇が満たされなかった
最後は待遇面でのミスマッチです。
たとえば基本給はすごく上がったが賞与が少なめに設定されており、前職と比較するとトントンか微増程度というケースはよくある話です。
ほかにも賞与の比重が高い給与体系の場合、業績が悪くなってしまって年収が低調になることも考えられます。
給与体系が良くても、福利厚生に乏しい企業であれば家賃補助や企業型DC、資格手当の支給がなく支出が増えたり投資金額が減ってしまうこともあるでしょう。
意図せず管理職にアサインされて残業代が得られずトータルで給与ダウンになるケースもよく聞かれます。
日本ではタブーとされがちですが、条件面のすり合わせは非常に大事なので臆せず確認するようにしましょう。
以上、エンジニアの転職で陥りがちな失敗要因を5つ解説しました。
続いて転職に失敗するエンジニアの特徴を見ていきましょう。
転職に失敗するエンジニアに多い4つの特徴や行動
しーそー
転職に失敗してしまうエンジニアには共通点があります。
以下4ポイントをチェックし、当てはまる項目がないか確認してみてください。
- 見切り発車で行動してしまう
- 技術偏重で求人広告を探していて条件面を軽視している
- 自身の実績を過大/過少評価している
- 将来的なキャリアビジョンがない
順番に解説します。
見切り発車で行動してしまう
まずは、”思い立ったが吉日で行動してしまう人”です。
なんとなくいまの現場に飽きてしまったから、人間関係に嫌気が差したから、担当しているプロジェクトが面白くないから、だから転職しようと考える人はあまりうまくいかない傾向が強いです。
上記のネガティブな理由は現状からの脱却を望んでおり、手軽に環境を変える手法としてあまり計画せずに転職をしています。
すぐに行動できる点はある種の強みですが、転職においては思慮深さも重要です。
なんとなく転職できそうだからするのではなく、計画を立てた戦略的転職が成功の秘訣だと覚えておいてください。
技術偏重で求人広告を探していて条件面を軽視している
エンジニアに多いパターンとして、技術に偏りすぎているケースです。
いま自身が取り扱っている言語や興味のある領域を最重要視して求人を探すあまり、そのほかの条件を無意識で無視してしまうことがあります。
COBOLやPL-Ⅰなどニッチな技術を扱いたい場合はそもそもの求人数も少なくなるため、この傾向が強くなってしまうでしょう。
もちろんほかの条件をじっくり吟味したうえで、それでもその技術をやりたいと選択するのは問題ありません。
しかし極端な例ですが、目当ての技術で仕事ができれば家族がひもじくても構わない、そんな直情径行な人は1度立ち止まって冷静になってください。
待遇や条件は生活に直結する重要な要素だと心に刻み、転職サイトを確認するのがおすすめです。
自身の実績を過大/過少評価している
自身の実力を正しく評価できていない人も転職で失敗しやすいです。
会社員から転職する場合、自身の実績は会社が与えてくれた実績でもあります。
それに対し、”すべて自身の実力で仕事も実績も勝ち取った”と考える人は、自身の実績を過大に評価する確率が高いです。
逆に、”世の中には自分よりすごい人がごまんといる”と考えすぎてしまうのもよくありません。
自身がどういう思いでどんな風に仕事をしてきたのか、客観的にキャリアを評価してこそ正しく人に伝えられる実績になるでしょう。
自身の実力の過不足ない評価が、転職を成功させるエッセンスです。
将来的なキャリアビジョンがない
将来どうなりたいか、キャリアのビジョンを持っていない場合もしくじりやすいです。
直近のキャリアを考えるのも大事ですが、なぜそのキャリアを踏むべきかの指標となる将来的なビジョンも持つようにしましょう。
20年後にどうなっていたいか、どういった仕事をしていたいかを考えればおのずと3年後や5年後にどうすべきかを考えられるようになります。
近視眼的な視点だけでなく、中長期的な観点を持つことで転職の成功率を上げられることでしょう。
以上、転職で失敗しやすいエンジニアの4つの特徴を解説しました。
続いてエンジニアが転職に失敗した実例を見ていきましょう。
【ひとの失敗から学ぶ】エンジニアの転職失敗の体験談
しーそー
エンジニアが転職で失敗してしまった実例を少し紹介します。
コンフォートゾーンから抜け出そうとチャレンジして挫折
ITエンジニアとして転職を志すも、転職後の環境に馴染めずに挫折を経験した例です。
SESで思っていたキャリアを積めずに退職
心機一転営業からエンジニアになるも、SES派遣で思ったキャリアを積むことができずに退職した事例です。
聞いていた話と実態でミスマッチが起こった場合、転職に失敗したと感じることが多くなります。
メガベンチャーに勤めるも会社の文化や人に適合できずに退職
メガベンチャーに入社するも本番で稼働しているシステムの可読性の低さや、リファクタリングを提案しても拒否され続ける状態に心をむしばまれてしまった事例です。
こうした方がよいだろうと思って行った提案が拒否され、さらにその過程も正しく評価されなかったことで筆者は退職を余儀なくされました。
文系からプログラマーになるも目標を見失って無気力に
文系からプログラマーとして就職するも、自身の実力を見誤って辛い状況に陥ってしまった事例です。
長期的な目標を持てず、将来が見通せない不安を感じるのもエンジニアなりたてによくある事態となっています。
以上、エンジニアでの転職や就職で失敗した実例を紹介しました。
いずれも仕事と自分との間で発生したミスマッチを消化しきれず、泣く泣く追い込まれてしまった事例です。
ではどうすれば転職で失敗する確率を下げられるのか、ポイントを見ていきましょう。
現役エンジニアが転職で失敗しないためのポイント
しーそー
現役エンジニアが転職で心得ておくべきポイントは以下の3点です。
- 技術的なマッチング度合い
- 転職先の技術に対するスタンスと自身の志向との適合性
- 今後のキャリアに資する要素の有無
具体的に見ていきましょう。
技術的なマッチング度合い
まずは技術面での適合性です。
現役エンジニアともなれば、現職で担当している仕事や培ってきた経験の中で、技術の指向性がだんだんと見えてきていると思います。
フロントエンドを担当したら性に合ってよかった、サーバサイドはどうにも肌に合わない、そんな好みが多少なり定まっているでしょう。
現職で得た技術的な好みや得意領域は、転職時にもしっかりと相手に伝えるようにしましょう。
好みとは逆に、苦手な領域も言語化できるようになっておくことがおすすめです。
ネガティブになりすぎないように自身と転職先の適合性をすり合わせていく、現役エンジニアの人はまずこの点を意識しましょう。
転職先の技術に対するスタンスと自身の志向との適合性
転職先の技術への寛容度や積極性を見ておくのもおすすめです。
たとえば、セキュリティを強く意識する金融業界などの場合、Webからツールを1つダウンロードするのにも上長の承認が必要になる場合があります。
普段自宅での開発時に使っている馴染みのツールが使えない、そうなると開発効率がガクっと落ちてしまう場合もあるでしょう。
ほかにも、先端技術などR&Dの活用も注目ポイントとなります。
新しい技術をいち早く取り込み、それを自社の開発に落とし込めないかPoCをしている企業であれば、新しい物好きのエンジニアにとってはいい環境になるでしょう。
こういった点を面接の場で確認できれば、就職後にミスマッチが発生する確率を下げることができます。
今後のキャリアに資する要素の有無
最後は自身のキャリアと長期的に見た場合の適合性確認です。
将来的に自身がどのようになっていたいか、この会社はそのキャリアに貢献してくれそうか考えてみてください。
35歳でデータベースエンジニアとして独立する、そんな目標を立てているとしましょう。
その場合、30歳でネットワークエンジニアとして転職するのはあまり目標に沿っているとはいいがたいです。
若手のうちはキャリアの幅を広げるためにも、いろいろな企業やポジションで経験を積むのは有効な選択肢となります。
しかし上記のケースであれば、年齢やこれから詰める経験値を考えたときに本当にそれでいいのかと1度立ち止まって考えてみるべきでしょう。
目先の待遇を優先した場合、総合的なQOLが下がってしまう可能性がある点はよく意識しておくのがおすすめとなります。
以上、現役エンジニアが転職のときに気を付けておくべきポイントを3つ解説しました。
続いて未経験者が転職時に留意するポイントを見ていきましょう。
未経験者がエンジニアへの転職に失敗しないためのポイント
しーそー
未経験者が転職を志す場合、現役エンジニアとは少し気にするポイントが変わってきます。
以下3点から詳細を確認していきましょう。
- 未経験者を受け入れる体制の成熟度
- 扱っているシステムや業務の難易度
- 会社のクチコミ
未経験者を受け入れる体制の成熟度
転職先企業が未経験者を受け入れられる状態か確認しましょう。
未経験者もOKと謳っている新卒採用を行っている企業は、体制が整っていると思ってまず大丈夫です。
未経験者を受け入れる場合、どのようにしてエンジニアとしての素地を身につけてもらうか、企業側がカリキュラムを組んでいます。
教育研修部などが体制を整え、Oracleや富士通など外部業者を引き入れて研修を組んでいることもあるでしょう。
大手企業であればこういった受け入れ態勢万全の状態となっており、かつこれまで何人もの未経験者を社員として成長させている実績もあります。
逆に新興ベンチャーの場合、そもそも会社として未成熟なためこういったプロセスが整っていないことがほとんどです。
安心できる環境でしっかりと実力を伸ばしたいか、若手のうちから荒波に揉まれたいか、自身の性格を鑑みて就職先を選定するようにしましょう。
扱っているシステムや業務の難易度
取り扱っている業務やシステムの質も重要な見極めポイントです。
たとえば、金融業界で海外送金機能を持つシステムの担当になるよりも、日常的に接するコンビニのレジシステムの担当になる方がなんとなく業務のイメージがつくと思います。
COBOLでゴリゴリと書かれているコードよりも、Pythonでインデント付きのコードを見た方がきっととっつきやすいでしょう。
その企業がどんな技術や業務を扱っているのか、未経験でもその難易度を推し量ることはできます。
もちろん外から見た印象と実際に開発をするときの難易度はイコールではありませんが、それでもエンジニアとして働く判断基準としてはある程度有効です。
自身がついていけそうか、興味を持って勉強していけそうかを考える材料として、これらの難易度を自身の目で判断しましょう。
会社のクチコミ
最後は就職先のクチコミの確認です。
みん就やOpenworkなど、実際にその企業に関わった人の意見を収集する方法は数多く存在します。
企業の採用HPに掲載されている情報よりもより実態に近いそれらの意見は、就職先の雰囲気や待遇を知るうえで非常に有効な材料となるでしょう。
部署や拠点によって雰囲気が違うなど、社内でのアタリハズレは往々にしてあり得ます。
開発経験をどの程度積めるのか、出世のモデルケースでは30歳でどの程度のポジションになっているのか、プロマネ経験をサポートしてくれるのか、気になることは尽きないでしょう。
ミスマッチを防ぐためにも、企業のクチコミはしっかりと確認しましょう。
以上、未経験者がエンジニアとして転職するためのポイントを解説しました。
続いては転職に失敗したらまず何をすべきなのか、リカバリー方法を紹介します。
転職に失敗したと気づいたときにとるべき3つの行動
しーそー
もし転職に失敗してしまったかも、そう感じたらまずは以下の3つのステップで行動してみてください。
- どんなポイントに”失敗した”と感じているのか正体をつかむ
- 失敗を”自分でコントロールできる範囲”で解消できるか検証する
- 期限を設定して今後を判断する
背景を解説します。
どんなポイントに”失敗した”と感じているのか正体をつかむ
なぜ転職に失敗したと感じているのか、その正体を的確に認識するのがファーストステップです。
失敗したと感じている場合、理想と現実でなんらかのミスマッチが発生し”思っていたものと違う”ともやもやを感じていることでしょう。
そのもやもやが人間関係によるものなのか、仕事内容によるものなのか、待遇によるものなのか、自由度によるものなのか、人によって原因はさまざまです。
そのため、もやもやを感じている正体をしっかりと認識するために、まずは言語化してみましょう。
もやもやしている結果に対して原因を探り、それを言語化できれば自分の理想と相反している現実への解像度が高まります。
まずは、もやもやの正体をつかむことに全力を傾けてください。
失敗を”自分でコントロールできる範囲”で解消できるか検証する
失敗の正体をつかんだ次は、”それは自分でどうにかできるものか”の検証フェーズです。
たとえば、職場の人間関係に不満を感じている場合、自身の振る舞いによって環境を変えられないか考えてみましょう。
なんだか職場の雰囲気が重苦しく、気楽に雑談もできない環境に辟易している場合、自分から話を振るなどの努力で改善する可能性があります。
逆に”面接で聞いていた仕事内容と異なる部門へ配属された”など、組織としてがっちり状態を固められている場合は自分で状況を打破するのは難しいでしょう。
もやもやの正体が自分で変更可能な対象なのかを確認し、解消できそうであればアクションを取ってみるのがおすすめです。
期限を設定して今後を判断する
最後は期限を設定して様子を見てみるステップです。
自身でどうにかできる要因であれば継続的なアクションで環境が変わるかを確認しましょう。
逆に自身でどうにもできない場合でも、もしかしたら環境が変わる可能性もあるので、1カ月など期限を設けての経過観察がおすすめです。
上司にもやもやを抱えている旨を伝えてみるのもよいでしょう。
1カ月もあれば、なんらかのアクションを取ってもらえる時間を確保できているため、それでも改善しない場合に今後どうするかを検討するのが建設的です。
我慢できる範囲で期限を設定し、今後の改善の余白を設定していきましょう。
以上、転職に失敗したと感じたときにとるべき行動を3つ紹介しました。
続いて転職を成功させるための方法論を見ていきましょう。
エンジニアの転職を成功させるための4つのステップ
しーそー
エンジニアへの転職を成功させる秘訣は以下の4つのポイントです。
- 自身の経歴やキャリアを漏らさず棚卸しする
- 自身のこれからのライフプランをざっくり考えてみる
- ライフプランと正社員の働き方の適合性を検証する
- 少し背伸びした企業を選んでみる
順番に解説します。
自身の経歴やキャリアを漏らさず棚卸しする
自身がどういった仕事をしてきたのか、経歴の棚卸しは委細漏らさず実施しましょう。
派遣やフリーランス、契約社員などを経験している場合、なぜそういった形態での就労を選択したのか、背景や理由も話せるようにしておくのがベストです。
どんな思いを持って仕事をし、どういった実績を積み上げてきたのか、自身の言葉でしっかりと話せるように棚卸ししておくのは転職では欠かせません。
このとき、”経費を15%圧縮できました”など、実績は数字を使って定量的に表現できるようにしてくのがおすすめです。
数字を使うと説得力が上がるため、なるべく補完できるように記憶を呼び起こしていきましょう。
自身のこれからのライフプランをざっくり考えてみる
自身がこれからどんな風に生きていきたいのかを考えるのも重要です。
たとえば企業の福利厚生に育児休暇がありますが、この制度は正社員になってから1年経過していないと取得できないなど、制約を設けている企業が多くあります。
こういった事実を押さえずに正社員として就職してしまうと、せっかく就職できたのにすぐに辞めなければいけないなど不幸な結末になってしまう可能性も高いです。
自身がこれからどういったライフプランを送っていくのか、どうなっていきたいのかをぼんやりとでもイメージしたうえで、企業や契約形態を選ぶのがQOLを上げる手がかりとなるでしょう。
ライフプランと正社員の働き方の適合性を検証する
ライフプランと正社員の働き方を比較検証するのも大事なプロセスです。
上では育児休暇を挙げましたが、ほかにも企業によっては全国転勤が必須なところもあります。
介護が必要な家族がいたり、かかりつけの病院がある場合など転勤できない事情を抱えている人はこういった点のケアも必要です。
キャリア的にも課長や部長まで上りつめていきたいのか、それとも役職はいらないから定時上がりでプライベートを充実させたいのかなど、志向によって向いている就労形態も変化します。
どんな生活を送りたいと考えていて、その生活を実現するのに最も適した働き方はなんなのか、この点を考えずして良い転職はできません。
ぜひライフプランと正社員の働き方のマッチング度を測るようにしましょう。
少し背伸びした企業を選んでみる
いまの自分のスキルレベルより、少しだけレベルの高い企業を選ぶのもおすすめです。
将来的になりたい姿にもよりますが、ほとんどの人が現時点よりもスキルレベルが上がっていた方がその将来を獲得しやすくなるでしょう。
そのためにも自分の実力よりも少し高めに目標を設定し、その目標に資する仕事を遂行できる企業を選ぶのが実力向上に寄与します。
ストレッチ目標を持つことで、自分のこれからの可能性を広げられるように努めていきましょう。
以上、正社員エンジニアへの転職を成功させるポイントを4点解説しました。
続いて転職エージェントを利用するメリットに少し触れておきましょう。
IT転職に強いエイジレスなら成功の確率がグンと高まります!
しーそー
エンジニアとして転職や独立を成功させたい人は、ぜひエイジレスをご活用ください。
エイジレスでは、”エイジレスエージェント”と”エイジレスフリーランス”の2つのサービスを提供しています。
それぞれ多数の案件を取り揃えており、あなたの志向にあったものが見つかるはずです。
また、年齢を問わずチャレンジできる環境を整備するため、大手企業と確かな関係を築きながら多種多様なエンジニアをサポートする体制を整えています。
低単価の案件は取り扱わないポリシーのため、高収入・高単価案件の獲得が可能です。
今後どういったキャリアを考えているにせよ、多くの案件を見ておくことは確実にプラスにはたらきます。
自身のキャリアをしっかりと検討したい人、年収アップを狙いたい人は、ぜひエイジレスサービスの活用をご検討ください。
まとめ | エンジニアの転職での失敗確率を下げることは可能、ミスマッチを防止しよう
しーそー
この記事をとおして、以下のことがわかりました。
- エンジニア転職は技術的なギャップ、待遇や条件のギャップに直面したときに失敗する
- エンジニアとしての長期的なキャリアプランを持ち、入念なリサーチを行うことで失敗確率は下げられる
- ”失敗した”と感じてもすぐに辞めず、なぜ失敗したと感じるのかを検証すれば再発を防止できる
ご存じのとおり、転職活動にはリスクがあります。
自身が考えていた仕事内容と違った、転職先の人間関係がギスギスしていて働きづらい、会社の文化が肌に合わないなど理由はさまざまです。
自身がいま身を置いている環境から、新たな環境に移っていくのは非常に大変なプロセスとなります。
しかしそんな大変なことに、リスクを承知のうえでチャレンジするのは非常に尊い試みです。
ぜひ失敗リスクを極限まで下げるためにも、入念なリサーチやエージェントの活用を考えてみてください。
エイジレスにお声がけいただければしっかりとサポートさせていただきます。
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