フロントエンドエンジニアに必要なスキルを現役エンジニアが解説

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「フロントエンドエンジニアになりたい」「フロントエンドエンジニアとして、もっとキャリアアップしたい」とお考えの皆様へ。

本記事では、フロントエンドエンジニアとして長期的に活躍するために必要なスキルを網羅的に解説します。

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さまざまな転職エージェントがありますが、結論として以下から選んでおくと、希望に沿った求人を逃すリスクを軽減できるでしょう。

大手転職エージェント
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フロントエンドエンジニアに必要なスキルセット

まずは、フロントエンドエンジニアとして、仕事をするために最低限必要なスキルは、以下のとおりです。

• HTML
• CSS/sass
• JavaScript/jQuery
• Webデザイン

それでは、一つ一つ解説します。

HTML

HTMLは「マークアップ言語」と呼ばれ、Webサイトに表示させる文書の構造をコンピュータに指示をする役割があります。
具体的には、タイトルやメタディスクリプション（概要を紹介する説明文）、表示する文字・画像などを設定します。

CSS/Sass

CSSは「スタイルシート言語」と呼ばれ、文書（HTML）の表示形式（スタイル）を指定するものです。
具体的には、HTMLで作成した文字や画像における色・サイズ・配置などを設定します。

また、CSSを効率的に入力するために開発現場では「Sass」がよく用いられています。
「Sass」とは、CSSの拡張スタイルシートで、CSSの代わりにSassを導入することで「コード入力の効率化」「コードの可読性アップ」が実現可能です。

代表的な「Sass」の機能は以下のとおりです。

機能	役割
変数の利用	色やフォントサイズなどの値を変数として、一元管理できる
スタイルのネスト化	階層的に配置することで、各要素がどの要素の中にあるかを可視化できる
ミックスイン	再利用できるようにスタイルを設定し、必要な箇所で呼び出すことができる
モジュール化	Sassファイルを複数の小さなファイルに分割し、大規模開発で保守性を高められる

一度Sassでコードを書くようになれば、CSSを直接書く機会が少なくなることから、早い段階でSassの学習に移ることをおすすめします。

JavaScript/jQuery

JavaScriptは「もっとも使用されるプログラミング言語のひとつ」で、以下のようにさまざまな動きを設定できます。

役割	動作内容の詳細
アニメーション	ハンバーガーメニュー、スライドショー、ドロワーなどを実装
DOM操作	処理内容に応じて、HTMLの表示内容を変更
イベント処理	ボタンのクリック・画面のスクロールなど、所定の動作時の処理を設定
Ajaxによる非同期処理	サーバーと通信を行い、情報やデータを取得

そして「jQuery」とは、世界で最も古く・多くの人に使用されているJavaScriptのライブラリです。
※ライブラリ：特定の機能を実現するための複雑なコードを簡素にまとめたもの
Webサイトで使用される代表的なアニメーションを、JavaScriptよりも短く簡潔なコードで実装が可能となります。
学習コストが安いことから、フロントエンドの学習をこれから初める人におすすめです。

Webデザイン

Webサイト・アプリケーションのデザイン・レイアウトを担当し、Web制作者がコーディングするためのデザインカンプを作成します。
企業によっては、フロントエンドとWebデザインを兼務する場合があるので、要望に応じてスキルを習得しましょう。

代表的なデザインツールとそれらの役割は以下のとおりです。

種類	役割
Illustrator	ロゴやイラストなどのグラフィックを作成する
Photoshop	写真や画像を編集・加工する
XD・Figma	Webサイト・アプリケーションなどのデザインカンプを作成する

これからWebデザインの学習を始める人は、無料で使えるFigmaがおすすめです。
Illustrator・Photoshopにおいても、企業によっては、デザインカンプで使用されるケースもあるため、必要に応じて操作方法を学習しましょう。

また、スマートフォンの普及により、スマホ画面でのWebサイト表示・アプリケーションのデザインを重視する必要が出てきました。
そこで、以下の知識もあわせて学習しましょう。

種類	役割
レスポンシブデザイン	PC・タブレット・スマホなど、各種デバイスでの見え方をそれぞれ設定する
モバイルファースト	PCよりもモバイル端末での見やすさ・使いやすさを優先する
UI/UX	「見やすさ」「わかりやすさ」「使いやすさ」を追求して、ユーザーの満足度を高める

コーディングが専門の方も、Webデザイナーとのコミュニケーションを円滑に進めるために、これらの知識が必要になっています。

次に、転職活動・案件獲得を有利に進めるために身につけておきたいスキルについて解説します。

フロントエンドエンジニアとしての市場価値を高めるスキルセット

実践経験を積んだフロントエンドエンジニアが、さらに自身の市場価値を高めるために、押さえておきたいスキルは以下のとおりです。

• CMS構築
• Git/GitHub
• Gulp
• JavaScriptフレームワーク

フロントエンドのスキルは独学でも習得可能であることから、競争率が高い傾向にあります。
これらのスキルを習得して、周囲との差別化を図りましょう。

CMS構築

CMS（Content Management System）とは、1つのWebサイトの中で複数のテキスト・画像・ページのテンプレートなどを一元管理できるシステムです。
CMSを導入することで、一からコーディングをしなくても、ブログ記事の新規作成やお知らせページの更新が可能になります。

今からCMS構築を学ぶなら、世界シェアNo.1のWordPressの学習がおすすめです。
WordPressのオリジナルテーマを一から作成できるように、WordPressの操作・設定方法とあわせてPHP言語・データベースの基礎を習得しましょう。

Git/GitHub

Gitとは「分散型バージョン管理システム」とよばれ、以下の機能があります。

• ソースコードのバージョン管理
• 変更履歴の記録・追跡
• 複数人での同時作業
• オフラインでの編集

さらに「GitHub」を導入することで、以下の業務がオンライン上で可能になります。

• ソースコードの閲覧
• ソースコードにおける変更履歴の確認
• 変更内容のレビュー・承認

チームでの開発作業をスムーズに進められることから、多くの開発現場で導入されています。

Gulp

Web開発を効率的に行うためのツールで、Node.jsのパッケージ（プラグイン）として開発されています。
Gulpを導入すると、さまざまな処理を、任意のタイミングで自動で実行できるようになります。

フロントエンド開発でよく使用される処理は以下の通りです。

• 画像やコードのサイズ圧縮
• HTMLの整形
• CSSプロパティの並び替え
• Sassのコンパイル
• ブラウザの更新
• テストやデプロイ（システムを利用可能にすること）の実施

日本語での書籍が少なく、Webサイトでの学習が中心になります。
しかし、一度導入してしまえば大きな更新も必要なく、自動化の恩恵を受け続けられることから、学習時間の確保・導入を検討してみてはいかがでしょうか？

JavaScriptフレームワーク

近年では、Webサービス・アプリ開発に用いられるJavaScriptフレームワークのスキルが求められるようになりました。

最も需要の高い「React」「Angular」「Vue.js」のいずれか一つを選んで、学習しましょう。
フレームワークを選択する上で押さえておきたい、難易度・用途は以下の通りです。

種類	難易度	用途	代表的なサービス
React	やや高い	・大規模なサイト、アプリ開発	・Facebook ・Instagram ・Yahoo! など
Angular	最も高い	・大規模なサイト、アプリ開発・管理画面	・Google Analytics ・Google AdSenseなど
Vue.js	学習しやすい	・小〜中規模なサイト、アプリ開発	・ZOZO・DMM・一休.comなど

続いて、市場価値を高めるためのスキルをどのように身につけるべきかについて解説します。

フロントエンドエンジニアのスキルアップのための勉強法

フロントエンドのスキル習得におすすめ書籍と学習を効率よく進める上での注意点について、解説します。

フロントエンドのスキル習得におすすめ書籍10選

初心者が独学で学習を始めるなら、「基礎から応用までを体系的に学べる」「ハンズオン形式で手を動かしながら学べる」書籍を選びましょう。
HTML・CSSの基礎からJavaScriptまで幅広いジャンルで、おすすめの書籍を10冊紹介します。
それでは、みていきましょう。

HTML・CSS・Webデザイン

まず初心者が、Webサイトの基本であるHTML・CSSそしてWebデザインを学ぶなら、「1冊ですべて身につくHTML ＆ CSSとWebデザイン入門講座」がおすすめです。
Webサイト制作を楽しみながら、自然にHTML・CSS・Webデザインの基本が身に付く人気の名著です。

Sass

Sassを学習するなら「Web制作者のためのSassの教科書」がおすすめです。
この一冊で全てのSassの機能を網羅しており、辞書的な使い方も可能です。
まずは第3章の基本機能までを確実に習得し、必要に応じて第4章以降の応用機能を学習しましょう。

JavaScript・jQuery

JavaScriptの基礎を学ぶなら「確かな力が身につくJavaScript「超」入門」、jQueryを学ぶなら「jQuery最高の教科書」がおすすめです。
基本的な仕組みから実務で活かせるテクニックまでをわかりやすく解説、コードの役割についても１行ずつ丁寧に説明してくれています。

ページ数が多いため、最初から最後までを一度に行うのではなく、「興味のある実装」や「実務や課題で必要になった実装」をピックアップして、効率よく学習を進めましょう。

PHP・WordPress

WordPressを構成しているPHPについては、「気づけばプロ並みPHP」で通販サイトをつくりながら、基礎的な仕組みを理解しましょう。
WordPressで使用するPHPのコードは限られているため、基礎が理解できたら早い段階でWordPressの学習に進むことをおすすめします。

WordPressについては、「ビジネスサイトを作って学ぶ WordPressの教科書 Ver.6.x対応版」で、Webサイトを作りながら学習しましょう。
最初はよく分からなくても「分からないなりに手を動かしてみる」ことをおすすめします。
2周3周と繰り返せば、構築の全体像が見えるようになり、スピードアップも可能です。

Git・GitHub

Git・GitHubの学習は、「いちばんやさしいGit&GitHubの教本 第2版 人気講師が教えるバージョン管理&共有入門」がおすすめです。
実務で使用されるさまざまなケースを想定して、処理方法をわかりやすく解説してくれています。

知識ゼロの状態でも、本書を読みながら手を動かすことで、導入から基礎コマンドなど実務に最低限必要な知識とスキルの習得が可能です。

JavaScriptフレームワーク

フレームワークを学ぶおすすめ書籍は、以下のとおりです。

• React：「モダンJavaScriptの基本から始める React実践の教科書」
• Angular：「Angular超入門」
• Vue.js：「Vue.js入門 基礎から実践アプリケーション開発まで」

難易度がグンとあがるため、書籍のみでの理解が難しい場合は、Webサイトや動画を併用して学習を進めましょう。

効率よく学習を進めるための４つのポイント

フロントエンドのスキルを効率よく勉強するために、押さえておくべきポイントは以下のとおりです。

• アウトプットを重視する
• 共に学習する仲間をつくる
• 相談できる指導者をさがす
• Webサイト・動画・AIツールを併用する

それでは、一つ一つ解説していきます。

アウトプットを重視する

本を見て理解できたつもりでも、いざコードを入力するとどうすればいいのか迷うことがあります。
理解できてからスタートではなく、コードを入力しながら理解を深めましょう。

必要なコードは、何度も入力することで自然に覚えられるため、コードの暗記も不要です。

共に学習する仲間をつくる

「モチベーションの向上」「有益な情報共有」のために、同じ志を持つ仲間を作ることをおすすめします。
「SNSやオンラインのコミュニティに参加する」「IT勉強会支援プラットフォーム：connpassを活用する」などの方法が代表的です。

転職活動・案件獲得においても、学習期間で築いた人脈は大きな武器となるため、オンライン・オフライン両方のイベントで積極的に交流しましょう。

相談できる指導者をさがす

完全な独学の場合、「レベルに合っていない教材で学習を続ける」「質問すれば数分で解決できることを数日間悩み続ける」など、非効率な方法で学習を進めるおそれがあります。

「MENTA」などのサービスを利用して、困った時に相談できる指導者をさがしておきましょう。

Webサイト・動画・AIツールを併用する

これまでは書籍での学習を推奨してきましたが、書籍だけでは理解できない・問題が解決しない場合があります。
そのような時は、Webサイト・動画・AIツールの併用をおすすめします。

書籍にはない優れたメリットは以下のとおりです。

• Webサイト：膨大な情報を無料で入手できる
• 動画：家事や移動中でも手軽に学習できる
• AIツール：自分の悩みをピンポイントで指定できる

それぞれの特徴を理解した上で、適切に使い分けましょう。

おすすめのプログラミングスクール

「ITスキルを身につけて年収をあげたい」とお考えなら、プログラミングスクールがおすすめです。
プログラミングスクールでは、将来の転職を見据えて実践的なカリキュラムや、転職活動のサポートも行っています。

現在は多くのプログラミングスクールがありますが、迷ったらコースが豊富な『DMM WEBCAMP 』を選ぶと良いでしょう。

≫DMM WEBCAMP

• コースが豊富で自分の目的にあった学習を選びやすい
• 未経験者を徹底サポート
• 補助金最大70％給付
• 【公式】https://web-camp.io

フロントエンドエンジニアの将来性とスキルの関係

フロントエンドエンジニアの需要は、今後も上昇傾向にあります。
一方で、「独学でも習得可能のため競争率が高い」「フロントエンドの技術は変化が激しい」といった理由から常に学び続け、スキルアップが必要です。

実践経験を積んだフロントエンドエンジニアが、さらに自身の市場価値を高めるために、押さえておきたいスキルは以下のとおりです。

• バックエンドスキル
• マネジメントスキル
• マーケティングスキル

まずは自分にあったものを1つ選んで、現在のスキルと掛け算をしましょう。

バックエンドスキル

バックエンドでは、Webサイトのシステム内部（ユーザーの目に見えない箇所）を担当します。
システム開発のためのプログラミング言語やフレームワークのみでなく、サーバーやデータベースなど幅広い知識が求められます。

しかし、フロントエンドとバックエンドをこなせるフルスタックエンジニアになれば、大幅な年収アップが期待できるでしょう。

マネジメントスキル

マネジメントに関するスキルを身につければ、Webディレクターやプロジェクトマネージャーなどのマネージャー・リーダークラスの業務に携わることが可能です。

Webディレクターは、開発チームの責任者として、開発計画・タスク管理などを行います。
プロジェクトマネージャー（PM）は、プロジェクト全体の統括者として、クライアントへの対応・人員管理・予算管理などを担当します。

他業種にてマネジメントやタスク管理の経験がある人は、ぜひ大いに活用しましょう。

マーケティングに関するスキル

多くのクライアントは「Webサイトが欲しい」のではなく、「Webサイトで課題を解決して欲しい」と考えています。

マーケティングの知識があれば、SEO対策・集客方法の提案・Webサイトの効果測定・SNSの運用など、「売上や利益の向上」に向けてさまざまな提案ができます。

「Webサイトを作れる技術者」から「Webサイトで課題を解決できる技術者」として、クライアントの事業発展に貢献しましょう。

フロントエンドエンジニア向けの転職・フリーランスなら株式会社エイジレス

エイジレスでは、転職者向けの「エイジレスエージェント」と、フリーランス向けの「エイジレスフリーランス」2つの求人サービスを取り扱っています。

エイジレスエージェントは、大手企業との深い信頼関係があり、高い面談/内定率が自慢です。年収大幅アップでの内定実績も多数あります。

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まとめ｜フロントエンドエンジニアは、スキルの掛け合わせで差別化しよう！

この記事では、以下の4つのことがわかりました。

• フロントエンドエンジニアに必要なスキルセットは、HTML・CSS・JavaScript
• 市場価値を高めるスキルセットは、CMS構築・JavaScriptフレームワークなど多種多様
• スキルアップのための効果的な勉強法は、レベル・目的に合った書籍を選びアウトプット重視で学ぶ
• 将来さらに市場価値の高い人材になるためには、フロントエンド以外のスキルを掛け合わせる

基礎スキルであるHTML・CSS・JavaScriptを身につけたら、転職活動・案件獲得でのニーズに応じてCMS構築・JavaScriptフレームワークなどの応用スキルを習得しましょう。
そして、バックエンド・マネジメント・マーケティングなどのスキルを掛け合わせることで、さらなるキャリアアップが可能です。

キャリアチェンジや年収アップを考えている場合は、転職者向けの「エイジレスエージェント」、フリーランス向けの「エイジレスフリーランス」へ相談しましょう。
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