ERPの導入を成功させる!主要ベンダーの一覧と特徴・選び方を解説
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おいとま
しーそー
「はじめてのERPの導入を検討中の企業の担当者」「ERPベンダーへの転職を目指しているエンジニア」の皆様へ。
本記事では、ERPベンダーの概要と主要企業の一覧と特徴、そして自社にあったベンダーの選び方を解説します。
ERPを扱うベンダーの理解を深め、「ERP導入による課題解決」や「ERPベンダーへの転職成功」を実現しましょう。
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- 【この記事を読んでわかること】
- ERPベンダーは、ERP導入を成功させるために必要なシステムの導入から導入後のサポートまでを対応
- 日本でのビジネスが中心なら国内ベンダー、グローバルに展開するなら海外ベンダーがおすすめ
- ERPの導入により「業務の効率化」「コストの削減」「情報ネットワークの構築」を実現できる
- ERPの導入を成功させるためには、製品の特徴とベンダーの特徴を押さえたうえで、自社の課題解決にベストな選択をする
ERPとは
しーそー
ERP(Enterprise Resources Planning:企業資源計画)とは、企業のさまざまな情報を一元管理するシステムのことを言います。
一元管理を行う代表的な情報は、以下のとおりです。
- 人事・労務管理:社員情報・給与計算など
- 会計管理:見積・納品・出荷・請求など
- 営業管理:営業活動計画・実績管理など
- 顧客管理:顧客リスト・顧客対応履歴など
- プロジェクト管理:スケジューリング・原価管理など
- 在庫管理:在庫の発注・仕入など
- 生産管理:生産計画・工程管理など
部署ごとでバラバラに管理していた情報を、ERPで一括して記録・分析することで、「業務の効率化」「経営判断の迅速化」を実現できます。
一方で、導入費用が高額である(数百万〜数千万円)、導入に時間がかかる(数ヶ月〜1年以上)ことから、適切なERPベンダーの選択が重要です。
続いては、ERPを取り扱うベンダーとは何かについて解説します。
ERPベンダーとは
しーそー
ERPベンダーとは、ERPシステムの導入・カスタマイズ・サポートなどのサービスを提供する企業です。ERPベンダーについての理解を深めるために、以下の3点について解説します。
- ERPベンダーの役割
- ERPベンダーには海外企業と国内企業がある
- ERPベンダーの重要性
それでは、一つ一つ見ていきましょう。
ERPベンダーの役割
ERPベンダーのおもな役割は、以下の3つです。
- システムの販売及び導入:クライアントの課題解決を達成させるために必要なシステムの提案する
- トレーニング・サポート:クライアントにシステムの使用方法を教育し、トラブル発生時に対応する
- メンテナンス:定期的に保守・運用、アップデートに対応する
システムの販売から、導入後の保守・運用まで幅広いサービスに対応することがわかります。
ERPベンダーには海外企業と国内企業がある
ERPベンダーには海外企業と国内企業があり、海外企業で最も有名なのは、世界シェアNo.1のドイツに本社を構える「SAP社」です。
SAPに次いでシェアが大きい会社は、アメリカに本社を構える「intuit」「Oracle」「Microsoft」が挙げられます。
言語・通貨など、さまざまな国に合わせた商習慣に対応しているため、「グローバルに事業を展開する企業」に向いています。
一方で、国内企業においては、「株式会社大塚商会」をはじめ、「富士通株式会社」「GRANDIT株式会社」「株式会社オービック」「日本電気株式会社(NEC)」などが有名です。
日本の法律や税制に合わせた機能をはじめ、日本のビジネス文化に合わせた作りとなっていることから、「日本国内を中心にビジネスをしている企業」におすすめです。
ERPベンダーの重要性
導入後においても、保守・運用やトラブル時のサポートをしてもらうことになるため、長期的な関係構築が必要です。
「企業の知名度」や「導入コストの安さ」のみでなく、「担当者とのコミュニケーションのしやすさ」「運用までを考えた総合的なコスト」なども考慮してベンダー選びを行いましょう。
選択を誤らないためにも、3社以上のベンダーに見積もりを依頼し、比較することをおすすめします。
次に、国内外の企業における代表的なERPベンダーについて紹介します。
ERPベンダー一覧
しーそー
おもなERPベンダー20社と、その代表的なERP製品は以下のとおりです。
ベンダー | 機種名 |
---|---|
SAP | SAP S/4HANA |
Oracle | Oracle ERP Cloud |
Microsoft | Microsoft Dynamics 365 Business Central |
Intuit | Quick Books |
FIS Global | FIS Core Banking |
株式会社大塚商会 | SMILE V 2nd Edition |
富士通株式会社 | GLOVIA SUMMIT |
株式会社オービック | OBIC7 |
株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC) | 奉行V ERP11 |
日本電気株式会社(NEC) | EXPLANNER/Z |
株式会社ミロク情報サービス | MJSLINK DX |
株式会社内田洋行 | スーパーカクテルCore |
株式会社日立ソリューションズ | FutureStage |
freee株式会社 | クラウドERP freee |
Excactソフトウェア株式会社 | Excact Globe |
株式会社NTTデータ・ビズインテグラル | ビズインテグラル |
ピー・シー・エー株式会社 | PCA hyper |
GRANDIT株式会社 | GRANDIT |
株式会社DONUTS | ジョブカン |
株式会社マネーフォワード | マネーフォワード クラウドERP |
おいとま
国内外で数多くのベンダーが存在し、多種多様な製品を取り扱っていることがわかります。
ベンダー・製品それぞれの特徴を理解したうえで、自社のニーズにマッチしたERPシステムを選びましょう。
そこで、世界シェアおよび日本シェアで上位5社のERPベンダー・ERP製品にスポットを当てて紹介します。
【海外企業】主要ERPベンダー&ERP製品5選
しーそー
海外のERPベンダーの特徴は以下のとおりです。
- グローバル企業や海外展開をしている企業に向いている
- 世界各国の法規や商習慣に対応している
- 世界中で圧倒的な実績を誇る
一方で、以下の点に注意が必要です。
- 情報収集やトラブル対応などの場面で、英語力が求められる
- 日本に代理店がない場合は、海外のWebサイトに問い合わせが必要
これらの特徴・注意点を念頭に入れつつ、以下のグラフをもとに、世界シェア上位5社のERPベンダーおよびERP製品を紹介します。
それでは、見ていきましょう。
SAP|SAP S/4HANA
ドイツに本社を持つSAP社が提供する、世界シェアNo.1を誇り、WalmartやApple・BMWなど世界中の有名企業で導入されているERPシステムです。
代表製品である「SAP S/4HANA」には、以下の特徴があります。
- 企業ごとの業務内容に合わせて、システムをカスタマイズできる
- 分析レポートをExcelでダウンロード可能で、オフラインでの情報共有にも活用できる
- 従来の「SAP ERP」シリーズよりも、更にデータ処理を高速化できる
「多くの部門をもつグローバル企業」「世界シェアNo.1の高性能なシステムを利用したい企業」におすすめです。
Intuit|Quick Books
アメリカに本社を持つソフトウェア会社であるIntuit社が提供する、中小企業向けのERPシステムです。
代表製品である「Quick Books」には、以下の特徴があります。
- スタートアップ企業や中小企業向けにおすすめ
- ERPの中では、安価に導入できる
- 直感的なUIで、マルチデバイスに対応している
「導入コストを抑えたい中小企業」「海外展開を視野に入れている企業」におすすめです。
Oracle|Oracle ERP Cloud
アメリカに本社を持つ世界第2位のソフトウェア会社であるOracle社が提供する、クラウド型のERPシステムです。
代表製品である「Oracle ERP Cloud」には、以下の特徴があります。
- 経営層から業務担当まで様々な立場に応じた分析が可能で、今後はAI機能が組み込まれる
- 業務プロセス単位のモジュール構造で、財務会計・調達・生産・物流など、カバーする範囲が広い
- 申込から数日で環境利用が可能なうえ、バージョンアップなどの運用も任せられる
「短期間でシステムを導入したい」「AI機能をはじめとする最新技術を取り入れたい」企業におすすめです。
FIS Global|FIS Core Banking
アメリカに本社を持つソフトウェア会社であるFIS Global社が提供する、金融サービスに強いERPシステムです。
代表製品である「FIS Core Banking」には、以下の特徴があります。
- 金融業界を中心に世界中で使用されている
- 世界中のあらゆる通貨に対応している
- 新興企業から有名グローバル企業まで幅広く導入されている
「金融サービスを扱っている」「海外展開を視野に入れている」企業におすすめです。
Microsoft |Microsoft Dynamics 365 Business Central
アメリカに本社を持つ世界第1位のソフトウェア会社であるMicroSoft社が提供する、Microsoft製品と連携できるERPシステムです。
代表製品である「Microsoft Dynamics 365 Business Central」には、以下の特徴があります。
- Microsoft Office製品に似たユーザーインターフェイスで、直感的な操作が可能
- Word、Excelなど、他のマイクロソフト製品と柔軟に連携できる
- 世界196か国で22万社以上の企業で導入され、126言語・43か国以上の商習慣に対応できる
「マイクロソフト製品をおもに使用している」「海外展開を視野に入れている」企業におすすめです。
続いては、国内企業における代表的な主要ERPベンダー及びERP製品について紹介します。
【国内企業】主要ERPベンダー&ERP製品5選
しーそー
国内のERPベンダーの特徴は以下のとおりです。
- 日本国内を中心にビジネスをしている企業におすすめ
- 日本の税制・法制度などの商習慣に対応している
- サポート面が充実している
一方で、以下の点に注意が必要です。
- 海外法規に対応している製品が少ない
- シェア・実績では海外の企業に劣る
これらの特徴・注意点を踏まえつつ、以下のグラフをもとに、日本シェア上位5社の国内ERPベンダーおよびERP製品を紹介します。
それでは、見ていきましょう。
株式会社大塚商会|SMILE V 2nd Edition
中堅・中小企業向けのオフィス機器販売を手がける大塚商会が提供する、基幹業務システムです。
代表製品である「SMILE V 2nd Edition」には、以下の特徴があります。
- 「販売」「会計」「人事給与」「業種別」などをモジュールでカスタマイズできる
- 定型的なパソコン操作をロボットで自動化できる
- 情報システムとの連携で、内部統制や情報共有を強化できる
「業務の効率化を実現したいあらゆる業種の中堅・中小企業」におすすめです。
富士通株式会社|GLOVIA SUMMIT
総合電機メーカーとして有名な富士通が提供する、経営管理に特化した会計システムです。
代表製品である「GLOVIA SUMMIT」には、以下の特徴があります。
- 5000サイト以上にわたるグループ企業での豊富な導入実績がある
- 大容量と高速処理であらゆる業務の情報を管理する
- 多言語、多通貨対応により海外拠点での利用が可能である
「経営管理を強化したい」「グローバルにビジネスを展開している」グループ企業におすすめです。
株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)|奉行V ERP11
奉行シリーズで有名なOBCが提供する、クラウド型のERPシステムです。
代表製品である「奉行V ERP11」には、以下の特徴があります。
- グループ導入・運用に最適化している
- 短い納期で導入可能のうえ、コストパフォーマンスが高い
- バージョンアップや制度の変化などにも迅速に対応してくれる
「奉行シリーズの会計ソフトを使っている」「高コストパフォーマンスでシステムを導入したい」中小企業におすすめです。
オービック|OBIC7
「コンピュータのオービック」でおなじみの株式会社オービックが提供する、クラウド型のERPシステムです。
代表製品である「OBIC7」には、以下の特徴があります。
- 「コンポーネント型ERP」で、会計・人事などの各システムを活用し、それぞれの企業に最適なシステムを構築できる
- 250業種、2万5千社以上のシステム構築・業務改善を手がけてきた実績を持つ
- 自社開発・直接販売・自社一貫体制で、高い信頼性を提供する
「高い実績と信頼のある企業を選びたいあらゆる業界・業種の企業」におすすめです。
日本電気株式会社(NEC)|EXPLANNER/Z
総合電機メーカーとして有名なNECが提供する、クラウド型のERPシステムです。
代表製品である「EXPLANNER」には、以下の特徴があります。
- 45年間で30,000本以上の導入実績をもち、日本の商習慣に柔軟に対応する
- 業務特性に合わせてカスタマイズがしやすい
- AIやIoTを活用し、PDCAサイクルの可視化や高速化を実現する
「業務に合わせて柔軟にスタマイズがしたい」「AI・IoTなどの最新技術を活用したい」企業におすすめです。
次に、ERPの導入事例について紹介します。
ERP導入事例を紹介
しーそー
ERPを導入することで、業務の効率化をはじめとする「課題の解決」および「事業の発展」を実現させた事例を3つ紹介します。
SAP「SAP S/4HANA」の導入|味の素株式会社
味の素グループのタイ味の素社では、SAP ERPからSAP S/4HANAへの移行を機に、オンプレミス環境からクラウドサービスに変更しました。
今回導入したクラウドサービスは、「SAP Analytics Cloud:おもにデータの分析・可視化に使用」「SAP Datasphere:おもにデータの統合・共有に使用」の2つになります。
KPIダッシュボードの活用やSAPデータとのリアルタイム連携により、「レポーティング業務の工数を20%削減」「運用コストの40%削減」を実現しました。
そして、マレーシア、フィリピン、インドネシアでSAP S/4HANAへの移行・横展開を実施することで、ASEAN地域全体でSAP Analytics Cloudを活用した経営情報を分析するネットワーク構築を進めています。
株式会社大塚商会「SMILE V」の導入|西日本ミシン販売株式会社
ミシンと関連製品の卸売・販売を行う西日本ミシン販売株式会社は、2022年8月より販売・会計システムを『SMILE V 販売/会計/人事給与』に刷新しました。
そして、『SMILE V』の導入と同時にデジタルツールの活用を推進することで、「帳簿作成の効率化」「出荷ミスのゼロ件達成」「実績データの集計時間の削減」を実現しています。
経験に基づいた具体例を提示するなど「解決したい問題を理解し、適切な提案を行う」ことで、複数のベンダーの中から『SMILE V』が選ばれたという経緯があります。
また、帳票・入力画面の開発ツールや入出荷検品システムをあわせて提案・導入することで、「倉庫管理・出荷業務のデジタル化」「修理状況の見える化」などの効果を挙げました。
今回の『SMILE V』の導入に至ったきっかけは、「店舗販売からインターネット販売・法人への卸売へ」という販売チャネルの変化にありましたが、これからも『SMILE V』とともに時代の変化に適応しながら新たな挑戦を続けていくそうです。
富士通株式会社「GLOVIA SUMMIT」の導入|株式会社日伝
メカニカルパーツ & システムの専門総合商社である株式会社日伝は、GLOVIA SUMMITの導入で会計システムを一新し、業務効率を飛躍的に向上させました。
たとえば、「管理会計・連結会計業務における手作業での会計システムへの連携作業の自動化」や「会計業務の効率化による法改正対応や情報開示の早期化」などが該当します。
そして現在も、GLOVIA SUMMITの機能を最大限活用するべく、「業務効率化の目標設定→実績の検証→目標未達時の原因究明」の業務改善サイクルを続けています。
次に、ERP製品を選ぶ上でのポイントについて紹介します。
ERP選びの4つのポイント|ERP製品編
しーそー
ERPのシステムを選ぶうえで押さえておきたいポイントは、以下の4つです。
- 業界特有のニーズや要件を満たすか
- カスタマイズ性や拡張性に優れているか
- 機能と比較してコストが妥当か
- セキュリティ機能は充実しているか
それでは、一つ一つ見ていきましょう。
業界特有のニーズや要件を満たすか
業務の効率化・経営判断の迅速化を実現するためには、業界・業種の細かいニーズや要件を満たしていることが重要です。
製品スペックだけで正確に判断することは難しいため、以下の方法で確認することをおすすめします。
- 公式サイトの導入事例で、同じ業界で成果を挙げていることを確認する
- 口コミサイトをもとに、製品レビューや評判を調べる
- 自社の業務プロセスを明確にしたうえで、担当者へ問い合わせる
- デモやトライアルで、使用感を事前に確認する
導入後のミスマッチを防ぐために、入念な調査を行いましょう。
カスタマイズ性や拡張性に優れているか
ビジネスの成長や環境の変化に柔軟に対応するために、カスタマイズ性や拡張性に優れたシステムを選択することがおすすめです。
たとえば、事業の拡大・組織の改編にともなう業務フローの見直しや必要なデータ量の増加などが挙げられます。
「導入コストを低くするために必要最小限の機能に抑える」ではなく、将来の発展を考えて、どのような機能が必要であるかを検討しましょう。
機能と比較してコストが妥当か
システムを導入するにあたって、コストパフォーマンスは重要です。
しかし、安さを追及しすぎることで、課題解決に必要な機能を満たせていなければ意味がありません。
一方で、「高ければいい」という考えも注意が必要です。
「必要な機能が過不足なく見積もりされているか」「必要以上に高額でないか」を見極めなければいけません。
機能とコストのバランスを考える上で、押さえておきたいポイントは以下の4つです。
- 見積金額の安さだけで選ばない
- システムで解決したい課題を明確にする
- 必要な機能だけが見積もりされていることを確認する
- 複数の会社に相見積もりをする
「自社に必要な機能を明確にする」「費用の相場を見極める」ことで、コストが妥当であるかを判断しましょう。
セキュリティ機能は充実しているか
重要なビジネスデータを管理することから、不正アクセスやデータ漏洩などのリスクを防ぐセキュリティ対策が必要不可欠です。
「製品情報から調査する」「ベンダーの担当者に問い合わせる」ことで、セキュリティ機能に問題がないことを確認しておきましょう。
続いては、ERPのベンダーを選ぶ上でのポイントについて紹介します。
ERP選びの4つのポイント|ERPベンダー編
しーそー
ERPのベンダーを選ぶうえで押さえておきたいポイントは、以下の4つです。
- 豊富な実績があるか
- サポートやトレーニングが充実しているか
- 業界特有のニーズや要件を理解しているか
- パートナーとして信頼できるか
それでは、一つ一つ見ていきましょう。
豊富な実績があるか
ERPベンダーを選ぶ上で、過去の導入実績は有効な判断基準の一つです。
たとえば、導入実績の中に同じ業界・近い課題の事例があれば、「コミュニケーションの円滑化」「品質の高いサービスの実現」が可能となるでしょう。
そのためには「公式サイトで紹介されている導入実績に目を通す」「担当者に確認する」ことをおすすめします。
過去の実績を通じて「企業の信頼性・評価」「担当者の経験・スキル」を測定しましょう。
サポートやトレーニングが充実しているか
ERPの導入における問題点として、「操作の習得が難しい」「トラブル発生時に損害が大きくなる」「定期的な保守運用が必要」などが挙げられます。
これらの問題点を解決するために、システム本体の性能やコストのみでなく、充実したサポートやトレーニングが重要です。
充実度を確認する際に押さえておきたいポイントは、以下の5つです。
- 問合せ手段(電話・メール・オンラインなど)
- サポート対応時間(24時間対応は可能かなど)
- サポートにかかる費用
- 製品説明や操作方法の資料・動画
- 担当者の応対品質
システムの機能を最大限に発揮するために、事前に把握しておきましょう。
業界特有のニーズや要件を理解しているか
「ERP導入による課題解決」を実現するために、業務プロセスを理解した上でシステム構築や保守・運用を進める必要があります。
そのためには、ベンダーの担当者が「業界特有のニーズや要件を理解していること」を見極めなければいけません。
「要望を受動的に取り入れるだけではなく、能動的な提案をしてくれる」そのような企業・担当者を見つけましょう。
パートナーとして信頼できるか
ベンダーの担当者とは、システムの導入から導入後の保守・運用まで、長期的な関係構築が求められます。
よって、「レスポンスが早い」「やり取りに気配りがある」などのコミュニケーションスキルのみでなく、不都合な事実でも正しく伝える透明性や誠実さが求められます。
他にも、「専門用語を使用せず分かりやすく説明してくれる」「熱意を持って課題解決に取り組んでくれる」といった担当者のパーソナリティにも注目することで、信頼できるベンダーを選択しましょう。
続いて、ERPベンダーへの転職にご活用いただけるエイジレスのサービスを紹介させていただきます。
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まとめ|自社の課題解決に最適なERPベンダーを選び、導入を成功させよう!
しーそー
この記事では、以下の4つのことがわかりました。
- ERPベンダーは、ERP導入を成功させるために必要な「システムの導入」から「導入後のサポート」までを対応
- 日本でのビジネスが中心なら国内ベンダー、グローバルに展開するなら海外ベンダーがおすすめ
- ERPの導入により「業務の効率化」「コストの削減」「情報ネットワークの構築」を実現できる
- ERPの導入を成功させるためには、製品の特徴とベンダーの特徴を押さえたうえで、自社の課題解決にベストな選択をする
ERPベンダーは国内外に数多く存在し、それらの特徴は千差万別であることから、ERP導入を成功させるには、「自社の課題を明確にする」「各ベンダーの強みを知る」ことが必要不可欠です。
ERPを扱うベンダーについての理解を深めることで、「ERP導入による課題解決」または「ERPベンダーへの転職成功」を実現させましょう。
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