iOSエンジニアの年収をアップさせる方法を現役エンジニアが解説
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※当サイトは人材関連サービスを展開する株式会社エイジレスが運営しています。本ページは自社および提携先のPRを含む場合があります。
おいとま
「iOSエンジニアに興味がある」「iOSエンジニアの収入が気になる」とお考えの皆様へ。
本記事では、iOSエンジニアの年収事情と年収をアップさせるために押さえておきたいポイントを解説します。
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- 【この記事を読んでわかること】
- iOSエンジニアの平均月収は550.2万円で、最高月収は1500万円
- iOSエンジニアの年収を上げるためには、スキルと実績を武器に転職・独立する
- iOSエンジニアの需要は、アプリ市場の拡大で今後も増加が期待できる
おいとま
iOSエンジニアを目指すIT経験者が知りたい年収や仕事内容を解説内部リンクの挿入方法は、以下を参考にしてください。 ■WP入稿マニュアル P19～20 https://docs.google.com/presentation/d/1LEtu8GEK1Y0HqXcTPSzPmMIQgtrDsfnWksb9tL0LKgA/edit#slide=id.g2561354596e_0_293
iOSエンジニアの仕事内容
iOSエンジニアは、Apple社が開発したiOS（iPhone用のOS）向けのアプリケーションにおける設計・開発、保守・運用を行います。
それでは、一つ一つ見ていきましょう。
設計・開発
顧客が求める要望・性能に沿って、開発の方向性を定めるための設計とプログラミング言語による開発作業を行います。
プログラミング言語においては「Swift」「Objective-C」、開発環境については「Xcode」が主に使用されています。
保守・運用
リリース後における、アプリケーションのバグ修正や仕様変更による機能追加などのメンテナンス業務が該当します。
また、iOSのアップデートに迅速に対応するために、Apple社から公開される最新情報の収集・把握も求められます。
iOSエンジニアの仕事内容を詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください。
iOSエンジニアを目指すIT経験者が知りたい年収や仕事内容を解説
今や生活に欠かせないスマートフォンですが、スマートフォンの利便性を高めているのが、アプリです。iOSエンジニアは、スマートフォンの中
次に、iOSエンジニアの年収相場を解説します。
iOSエンジニアの正社員の年収相場
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、ソフトウェア開発（スマホアプリ）の平均年収は550.2万円と言われています。
国税庁の「令和４年分 民間給与実態統計調査」の結果では、日本人全体の平均年収は458万円であることから、平均年収と比較して高収入であると言えます。
iOSエンジニアの年収相場をさらに詳しく知るべく、以下の比較を行いました。
- 正社員・フリーランス・未経験者との比較
- 年代別の年収の変化
- 企業規模による収入の変化
それでは、一つ一つ見ていきましょう。
フリーランス・未経験者との比較
正社員のみの平均年収は、求人ボックスの給料ナビによると、568万円であることがわかりました。
フリーランスの平均年収は、2023年7月時点でのレバテックフリーランスでの公開案件において、912万円と言われています。
また、未経験の求人においては、2023年11月17日時点での求人ボックスにおける未経験向けのiOSエンジニアの平均月収が33.9万円、年収換算で406.8万円であることがわかりました。
未経験とフリーランスの収入格差が大きいことがわかります。
未経験のうちは低い給料でもスキルを地道に身につけ、キャリアアップや独立を通じて徐々に収入を上げていきましょう。
年代別の年収の変化
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、ソフトウェア開発（スマホアプリ）の年代ごとの収入の変化は以下の通りです。
最も年収が高いのが、50〜 54歳で701.75万円となっています。
10代の245万円から年代ごとに上昇を続け、50代前半をピークに減少傾向になることがわかります。
企業規模による収入の変化
求人ボックスの給料ナビによると、企業規模による給与の変化は以下の通りです。
| 企業規模 | 平均年収 | 月収 | 賞与 |
|---|---|---|---|
| 10～99人 | 492万円 | 36.0万円 | 60.2万円 |
| 100～999人 | 529万円 | 36.1万円 | 95.6万円 |
| 1,000人以上 | 610万円 | 39.8万円 | 133.1万円 |
企業規模が上がるにつれて、収入が上がることがわかります。
未経験から企業規模の大きな企業に入社するのは困難かもしれませんが、スキルや実務経験を積むことで、企業規模の大きな企業への転職を目指してみてはいかがでしょうか？
続いて、iOSエンジニアで狙える最高年収について解説します。
iOSエンジニアで狙える最高年収の目安は1,500万円
フリーランスの最高年収は、2023年7月時点でのレバテックフリーランスでの公開案件では、1500万円と言われています。
月額単価相場では、平均単価が76万円で、最高単価が145万円であることから、月1〜2件のペースで案件を獲得できれば、到達可能です。
それでは、なぜiOSエンジニアの年収が高いのかについて解説します。
iOSエンジニアの年収が高い3つの理由
iOSエンジニアの年収が高くなる理由は、以下のとおりです。
- Webエンジニアに比べて、アプリエンジニアが少ない
- 日本国内ではiPhoneのシェアが高い
- フリーランスとして独立が可能である
それでは、一つ一つ見ていきましょう。
Webエンジニアに比べて、アプリエンジニアが少ない
iPhoneが普及し始めたのは2010年頃であることから、Webサービスに比べるとまだまだ歴史が浅いと言えるでしょう。
また、プログラミングスクール・エンジニア向けの動画サイトでは、Webサイト制作・Webエンジニア向けのカリキュラムが大半であることから、未経験からiOSエンジニアになるための情報を集めにくい傾向にあります。
そのような情勢の中で、iOSアプリ開発で高度なスキルを身につければ、引く手あまたの人材になれることが期待できます。
日本国内ではiPhoneのシェアが高い
アクセス解析ツール「StatCounter」によると、2023年10月度のモバイルOSのシェア比率は以下のとおりです。
| 対象国 | iOS | Android | その他 |
|---|---|---|---|
| 日本 | 70.21% | 29.53% | 0.26% |
| 世界全体 | 29.64% | 69.67% | 0.69% |
| ※アメリカ | 56.61% | 42.87% | 0.52% |
| ※中国 | 23.35% | 76.17% | 0.48% |
| ※ドイツ | 39.88% | 59.19% | 0.93% |
日本でのiOSシェアは約7割を占めており、世界的にも圧倒的に高いことがわかりました。
また、世界的にAndroidのシェアが高い理由については、以下の理由が考えられます。
- iPhoneに比べて安価である
- 製品のバリエーションが豊富である
- 他のGoogleサービスと連携できる
- オープンソースで開発ができる
日本企業での転職成功・案件獲得を目指す方は、iOSのほうが需要が高いと言えるでしょう。
フリーランスとして独立が可能である
フリーランスとも相性が良く、需要が高い上に人材不足であることから、スキル次第で100万円以上の高単価案件を受けることも可能です。
しかし、未経験からいきなりフリーランスになるのは極めて困難でしょう。
まずは就職をしてから、実務を通じてスキルや人脈を着実に身につけることをおすすめします。
次に、iOSエンジニアが年収を上げる3つの方法について解説します。
iOSエンジニアが年収を上げる3つの方法
iOSエンジニアの年収を上げるために押さえておきたいポイントは、以下のとおりです。
- スキルアップを通じて企業内でキャリアアップする
- より年収の高い企業に転職する
- フリーランスとして高年収案件を獲得する
それでは、一つ一つ見ていきましょう。
スキルアップを通じて企業内でキャリアアップする
キャリアップするためには、開発スキルの向上が必要不可欠です。
そこで、iOS開発に求められる代表的なスキルを3つ紹介します。
Swift
Apple社が開発したプログラミング言語で、iOSでのアプリ開発に使用します。
iPhoneのみでなく、Mac・iPad・Apple WatchなどさまざまなApple製品に対応しており、Webアプリの開発にも使用できます。
Swiftの特徴は以下のとおりです。
- 記載する内容が少なくコードがシンプルである
- 処理速度が速い
- 動作確認がリアルタイムでできる
- バグが起こりにくく、安全性が高い
また、Swift以前は「Objective-C」という言語が使用されていました。
そして、歴史の長い企業などでは、「Objective-C」で構築されたアプリが今でも使用されている場合があります。
既存サービスの保守運用など幅広い案件に対応できるよう「Objective-C」についてもあわせて学習しておきましょう。
SwiftUI
2019年6月にApple社が開発したUIフレームワーク（アプリの見た目を作るための枠組み）です。
UIフレームワークを使うことで、ページやボタンなどのパーツを簡単に実装できます。
その中でも、SwiftUIには以下の特徴があります。
- 記載する内容が少なくコードがシンプルである
- コーディング途中でもプレビューを確認できる
- Swiftで書かれているため、共同開発を効率化しやすい
新しいフレームワークのため、対応OSはiOS13以降・Xcode11以降である点に注意が必要です。
また、SwiftUI以前は「UIKit」というフレームワークが主流であったことから、「Objective-C」と同様に学習しておくことをおすすめします。
Xcode
Apple社が開発したiOS用の開発環境です。
ファイルの管理からコンパイルやデバッグまで、アプリ開発の一連の流れをサポートしていることから、統合開発環境（IDE）とも呼ばれています。
ただ、対応OSはmacOSのみであるため、Windowsでは使用できない点に注意が必要です。
Swiftの学習と並行して、コードやアプリを動かしながら、操作方法を身につけましょう。
より年収の高い企業に転職する
「未経験で入社したために、給料が低い」「企業規模が小さいために、年収が上がりにくい」といった人には、より年収の高い企業に転職することをおすすめします。
iOSエンジニアは、需要が高い上に人手不足のため、安定したスキルと実務経験があれば、条件の良い企業への転職も難しくないでしょう。
エンジニア転職に特化したエージェントを活用することで、転職活動を効率的に進めることができます。
フリーランスとして高年収案件を獲得する
スキルのみでなく、人脈・営業力に自信がある人には、フリーランスとして独立することをおすすめします。
知人からの紹介・求人プラットフォームへの応募などが、一般的な案件獲得方法となります。
また、自作のアプリをApp Storeで販売することもおすすめです。
「アプリの売り上げで収益を得る」のみでなく、「スキルや実績をアピールできる」といったメリットがあります。
続いては、iOSエンジニアの年収の将来性について解説します。
iOSエンジニアの年収は今後も上昇していく可能性が高い
以下の理由で、今後もiOSエンジニアの需要は高く、さらなる年収の増加が期待できます。
- アプリ市場は今後も伸び続ける
- 運用保守の仕事がある
- ITエンジニアは全体的に人手不足である
それでは、一つ一つ見ていきましょう。
アプリ市場は今後も伸び続ける
総務省の『令和4年版 情報通信白書』の「情報通信機器の保有状況」によると、スマートフォンの保有率は年々上昇しており、パソコンが69.8％に比べて、スマートフォンは88.6％であることがわかりました。
よって、Webサイトにおいては、パソコンの表示よりもスマートフォンの表示を重視するという「モバイルファースト」の動きが活発です。
Webアプリでも、スマートフォンユーザーの利便性を向上させるため、「既存のWebアプリをスマートフォンで表示する」から「端末にインストールして使用できるアプリを開発する」流れが加速しています。
Webアプリが中心だったサービスが、iOSをはじめとするスマートフォンアプリのサービスに切り替わることで、市場は今後も伸び続けることが考えられます。
運用保守の仕事がある
開発したサービスに対する「運用保守」も重要なiOSエンジニアの担当業務です。
バグ修正や新機能の追加、iOSのアップデートへの対応など、リリース後においても様々な対応が求められます。
市場規模の拡大による新規開発の増加に、リリース後のメンテナンスが加わることで、案件数の増加ひいては年収の増加につながります。
ITエンジニアは全体的に人手不足である
経済産業省の「ＩＴ人材育成の状況等について」によると、以下のとおり、IT人材の減少・高齢化・人材不足が予想されています。
- 若年層の人口減少に伴い、2019年をピークに退職者が入職社を上回り、IT人材は減少傾向
- IT人材の平均年齢においても、2030年まで上昇の一途、高齢化が進展
- 一方で市場規模は今後も拡大することから、2030年までに40〜80万人の規模で人材不足が予想
現在でも優秀なエンジニアは引く手あまたですが、更なる需要の拡大・人材確保の激化により、更なる年収アップが期待できます。
続いては、iOSエンジニアにおすすめの資格について解説します。
iOSエンジニアの年収アップに役立つ資格3選
iOSエンジニアにおすすめの資格として、以下の3つを紹介します。
- App Development with Swift
- 基本情報技術者資格
- システムアーキテクト試験
それでは、一つ一つ見ていきましょう
App Development with Swift
Swift言語の特徴からXcodeなどのツールの使い方、iOSアプリの開発スキルなどが問われる試験です。
難易度はそこまで高くありませんが、英語での試験のみ（日本語版の試験実施は未定）のため英語力が求められる点に注意しましょう。
「iOS開発のスキルを証明する資格が欲しい」「iOSエンジニアとして転職したい」人におすすめの資格です。
| 実施日 | CBT試験（コンピューターを使用した試験方式）のため通年 |
| 試験時間 | 50分 |
| 問題数 | 45問 |
| 受験料 | 一般 10,780円（税込）／学割 8,580円（税込） |
| 合格率 | 非公開 |
基本情報技術者資格
独立行政法人情報処理推進機構（IPA）が実施する国家試験で、ITエンジニアとして必要な基本的な知識とスキルが求められます。
科目Aと科目Bに分かれ、それぞれ基礎知識と応用問題が出題されます。
ITの基礎知識のみでなく、システムの設計・開発、労働、財務、マーケティングなど幅広く出題される点に注意しましょう。
iOS開発のみでなく汎用的なITスキルを習得したい人におすすめの資格です。
| 実施日 | CBT試験（コンピューターを使用した試験方式）のため通年 |
| 試験時間 | 科目A：90分 科目B：100分 |
| 問題数 | 科目A：60問 科目B：20問 |
| 受験料 | 7,500円(税込) |
| 合格率 | 39.6%(2022年度) |
システムアーキテクト試験
独立行政法人情報処理推進機構（IPA）が実施する国家試験で、基本情報技術者試験の上位に位置し、上流工程を担当するエンジニアに必要な知識が問われるものです。
午前の部では基礎知識の問題が選択式で、午後の部では記述式・論述式（業務経験を踏まえた小論文）で出題されます。
情報システム及び組み込みシステムにおける要件定義・設計など、高い知識と実務経験が求められます。
「基本情報技術者試験を取得した」「エンジニアとしての実務経験を積んできた」人にとって、さらなるキャリアアップのためにおすすめの資格です。
| 実施日 | 4月の第3日曜日 |
| 試験時間 | 午前Ⅰ：50分 午前Ⅱ：40分 午後Ⅰ：90分 午後Ⅱ：120分 |
| 問題数 | 午前Ⅰ：30問 午前Ⅱ：25問 午後Ⅰ：4問 午後Ⅱ：3問 |
| 受験料 | 7,500円(税込) |
| 合格率 | 15.0％(2022年度) |
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まとめ｜iOSエンジニアの年収アップにはスキルアップと実務経験が必要不可欠！
この記事では、以下の3つのことがわかりました。
- iOSエンジニアの平均月収は550.2万円で、最高月収は1500万円
- iOSエンジニアの年収を上げるためには、スキルと実績を武器に転職・独立する
- iOSエンジニアの需要は、アプリ市場の拡大で今後も増加が期待できる
iOSエンジニアは、平均年収が高い上に、フリーランスとして独立すると年収1000万円以上の更なる高収入が期待できます。
そのためには、「スキルを磨き続けること」「実務経験を積むこと」が必要不可欠です。
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