JavaScriptエンジニアの年収を解説!将来性や求められるスキルとは
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JavaScriptは、WEBサイトに動きを与える言語です。さらに現在では、サーバーサイド開発や、モバイルアプリなど広い分野に活用の幅が広がってます。
この記事では、JavaScriptエンジニアのおもな仕事内容や必要なスキル、年収、将来性などを詳しく解説していきます。ほかの分野からJavaScriptエンジニアへの転向・転職をお考えのIT経験者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
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- 【この記事を読んでわかること】
- JavaScriptエンジニアの仕事は、WEBサイトのユーザビリティ向上や、WEBアプリケーション、モバイルアプリなどの開発
- JavaScriptエンジニアの年収は、正社員で380万円〜580万円程度
- キャリアアップには、UI/UX・デザインの知識や最新技術の素早いキャッチアップが重要
- JavaScriptは取って代わる言語がなく、現在でも進化を続けているため、JavaScriptエンジニアの将来性は高い
JavaScriptエンジニアの仕事を知る
JavaScriptエンジニアは、JavaScriptを使ってWEBサイトの見やすさ・操作性の向上や、WEBアプリケーションの開発を行う職種です。
JavaScriptエンジニアの仕事をよく知るために、言語の特徴やJavaScriptエンジニアの役割・必要なスキルを見ていきましょう。
JavaScriptの特徴
JavaScriptは1995年にネットスケープコミュニケーションズ社で開発された言語です。
当初は、WEBブラウザ上でアニメーションなどを実装するために使われていましたが、現在では、よりリッチなコンテンツ作成や、サーバーサイド開発など、幅広い用途で活用されています。
名称に「Java」と付いていますが、Javaとはまったくの別言語ですので、混同しないようにしましょう。
JavaScriptには、おもに下記のような特徴があります。
- ブラウザ上で動的なコンテンツを提供
- 高い汎用性
- わかりやすい構文で習得しやすい
- ライブラリやフレームワークが充実
それぞれ簡単に見ていきましょう。
ブラウザ上で動的なコンテンツを作成
JavaScriptはWebブラウザ上で動作するスクリプト言語です。HTMLやCSSにJavaScriptを組み合わせることで、動的なコンテンツを作成できます。例えば、ボタンをクリックした時に、画面遷移せずに新しい情報を表示したり、画像をスライドショーのように切り替えたりすることが可能です。これにより、Webサイトをより見やすく魅力的にできます。
高い汎用性
従来、JavaScriptはブラウザ上でWEBサイトに動きを与えるための言語でした。しかし、2009年にプラットフォーム「Node.js」が登場し、サーバーサイドでもJavaScriptの利用が可能になりました。チャットやオンラインの文書編集など、リアルタイムに反映するWEBサービスで活用されています。加えて、モバイルアプリやIoT、VR/ARなど幅広い分野でもJavaScriptの活用が広がっています。
シンプルな構文で習得しやすい
JavaScriptはC言語やJavaなどに比べてシンプルな構文なため、初めての人でも扱いやすい言語です。また、チュートリアル形式で学べるサイトや書籍も充実しているため、独学でも学習教材に困ることはありません。さまざまなシーンで利用できる汎用性がありながら、扱いやすく習得しやすい点が人気を支える要因の一つといえるでしょう。
ライブラリやフレームワークが充実
JavaScriptは多くのライブラリやフレームワークが提供されているのも特徴です。代表的なライブラリにjQueryがあります。jQueryにより少ないコード量でリッチなコンテンツを実装できます。また、Facebook(現Meta社)が開発したReact.jsや、Googleが開発したAngularなどのフレームワークも提供されており、高度なWebアプリケーションを効率的に開発可能です。
JavaScriptエンジニアの役割と業務範囲
ブラウザ上で動きをつける言語というイメージのあるJavaScriptですが、上で解説したように、活用範囲は大きく広がっています。
JavaScriptエンジニアの仕事も多様化しており、下記のようにさまざまな分野の開発に関わることが可能です。
- フロントエンドエンジニアとして使い勝手の良いWEBサイトを作成
- サーバーサイドエンジニアとしてWEBアプリケーションを開発
- モバイルアプリやゲームの開発
- IoTやVR/ARなど先進分野でのアプリケーション開発
JavaScriptエンジニアは上記のようなプロジェクトで、システムの設計、コーディング、テストなどの開発を担います。JavaScriptエンジニアは、ほかの言語のエンジニアと比べてUI/UXやデザインなどのスキルが求められます。使いやすさや便利さはサービスの魅力に直結するため、担う役割は大きいといえるでしょう。
開発実績を積み重ねていくと、ユーザーのニーズを引き出しシステム要件に落とし込む要求分析・要件定義といった上流工程や、プロジェクトを推進するプロジェクトマネジメントなどの役割を求められることもあります。
JavaScriptエンジニアに求められるスキル
JavaScriptエンジニアとして活躍するために身につけるべき4つのスキルを紹介します。
- JavaScriptの基礎知識
- サーバーサイドの知識
- ライブラリ・フレームワークの活用スキル
- UI/UX向上の知識
- デバッグの知識
JavaScriptの基礎知識
JavaScriptエンジニアとして活躍するには、JavaScriptの深い知識は欠かせません。JavaScriptの文法やデータ型、関数やオブジェクト指向プログラミングなどの基礎知識に加えて、Ajaxを使った非同期通信の活用などの知識を身に着ける必要があります。
サーバーサイドの知識
ブラウザ上のJavaScriptは、サーバーとデータ連携して動作するため、サーバーサイドで使われる言語(Java、PHP、Rubyなど)やフレームワークについても知っておく必要があります。また、JavaScript自身がサーバーサイド言語として使われるシーンも増えているため、サーバーサイドエンジニアとして活躍するには、Node.jsなどサーバーサイド開発に必要な知識もあると良いでしょう。
ライブラリ・フレームワークの活用スキル
JavaScriptでは豊富なライブラリやフレームワークが提供されています。ライブラリやフレームワークを活用することで、開発効率を高めることが可能です。開発プロジェクトにより使われるライブラリやフレームワーク(Vue.js、React.jsなど)は異なるため、幅広い知識や活用スキルを身につけておけば、多くのプロジェクトで役立つでしょう。
UI/UX向上の知識
JavaScriptはWEBサイトやアプリケーションに動きを与え、使い勝手を向上させる言語です。JavaScriptエンジニアには、ユーザーが使いやすいインタフェースを実現するためのUI/UXやデザインについての知識や提案力が求められます。
デバッグの知識
JavaScriptはブラウザ上で動作するスクリプト言語であるため、エラーが起きた際に予想だにしない挙動をすることがあります。そのため、JavaScriptエンジニアには、エラーハンドリングとエラー特定の知識が重要です。また、ブラウザによってJavaScriptの挙動が変わるケースがあるため、クロスブラウザの知識も求められます。
JavaScriptエンジニアの気になる収入事情
JavaScriptエンジニアへの転職や転向を考える際に、年収の目安を知っておくことが大切です。
働き方や経験によって異なるため、「正社員」「フリーランス」「未経験」の3つに分けて見てみましょう。
正社員JavaScriptエンジニアの年収相場は380万円〜580万円
「TECH Street(テックストリート)」が2020年に実施した調査によると、年代別のJavaScriptエンジニアの平均年収は下記のとおりです。
- 20代:378万円(18位)
- 30代:497万円(15位)
- 40代:583万円(17位)
- 50代:580万円(12位)
※カッコ内は調査対象の全21言語の中での順位
JavaScriptエンジニアの年収は各年代ともほかの言語に比べて下位に位置しています。WEB開発に欠かせない技術で需要は多いものの、習得が比較的容易で扱えるエンジニアも多いため、収入が抑えられているものと考えられます。下記のように、ほかのWEB開発言語と比べても、決して高くはありません。
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | |
---|---|---|---|---|
JavaScript | 378万円 | 497万円 | 583万円 | 580万円 |
PHP | 361万円 | 467万円 | 586万円 | 547万円 |
Java | 380万円 | 505万円 | 608万円 | 629万円 |
C#.NET | 381万円 | 495万円 | 616万円 | 550万円 |
Python | 403万円 | 546万円 | 624万円 | 582万円 |
Ruby | 397万円 | 520万円 | 603万円 | 585万円 |
一方、「日経XTECH」の2019年の調査では、JavaScriptエンジニアの平均年収は663万円と全言語の中でトップでした。調査によって違いが出ているのは、経験やスキルによって年収に大きな差があり、切り取る層によって異なるためでしょう。しかし、こちらの調査はJavaScriptエンジニアを目指す人に希望が広がる結果なのではないでしょうか。
▼案件例
・ソフトウェアエンジニア:600万〜1000万円/年
【募集内容】ソフトウェア開発
・ソフトウェアエンジニアPL・PM:600万〜1000万円/年
【募集内容】ソフトウェア開発プロジェクトのPL・PMの担当者
会員登録で非公開・新着案件も紹介可能です。
参考:TECH Street(テックストリート)
参考:日経XTECH
フリーランスJavaScriptエンジニアの月収相場は30万円台〜100万円以上
「レバテックフリーランス」の調査によると、フリーランスのJavaScriptエンジニアの月収相場は平均72万円です。スキルによる月収の幅は大きく、30万円台から最高145万円と5倍近い差があります。
ほかのWEB開発言語の平均月収・最高月収と比べてみましょう。
言語 | 平均月収 | 最高月収 |
---|---|---|
JavaScript | 72万円 | 145万円 |
Java | 69万円 | 165万円 |
PHP | 72万円 | 165万円 |
C# | 67万円 | 165万円 |
Python | 76万円 | 145万円 |
Ruby | 80万円 | 145万円 |
平均月収は勢いのあるPythonやRubyには劣るものの、C#やJavaよりは高く、PHPと同等です。また、JavaScriptの案件数(約7,000件)はJava(9000件以上)に次いで多く、高い需要があることがわかります。
旺盛な需要があり、収入も相応に高く、スキルによっては月額100万円以上も狙えるJavaScriptは魅力的な言語といえるのではないでしょうか。
▼案件例
・サーバーサイドエンジニア:800,000円/月
【募集内容】サービス運用保守
・プロジェクトリーダー:900,000円/月
【募集内容】設計開発リードエンジニア
会員登録で非公開・新着案件も紹介可能です。
参考:エイジレスフリーランス 参考:レバテックフリーランス
未経験のJavaScriptエンジニアの年収相場は300万円台
未経験のPythonエンジニアの年収は、正社員の年収幅やフリーランスの最低月収を参考にすると、おおむね300万円台と推測されます。エンジニアのスキルは、実務経験の年数で判断されるケースも多いため、最初のうちは収入が低いのもやむを得ないでしょう。一方で、フリーランスエンジニアの平均月収が72万円もあるように、経験を重ねスキルを高めていけば、着実にキャリアアップできるのもエンジニアの魅力です。
▼案件例
・ソフトウェア開発職:372万〜450万円/年
【募集内容】ソフトウェア開発業務
・開発エンジニア:301万〜378万/年
【募集内容】開発案件
会員登録で非公開・新着案件も紹介可能です。
JavaScriptエンジニアとしての収入水準を知るためには
ここまでは統計的な数値をもとに紹介しました。具体的に、自身の経歴を踏まえた収入の目安を知りたい場合には以下のようなサービスを利用してみましょう。
- 手軽に知りたい|市場価値診断サービス
- 詳しく知りたい|転職エージェント
それぞれ詳しく解説します。
手軽に知りたい|市場価値診断サービス
市場価値診断サービスは、ネット上で自身のスキルや経験に関するいくつかの質問に答えると、適正年収などを提示してくれるサービスです。会員登録すると、より詳しい分析や企業からのオファーを受けられます。お
詳しく知りたい|転職エージェント
より正確な自身の市場価値を知りたい方は、転職エージェントに登録すると良いでしょう。自身の詳しい経歴や希望の職種、働き方などを伝えると、豊富な企業情報の中から最適な転職先を紹介してくれます。実際の求人情報を知ることで、正確な収入水準を知ることが可能です。
収入水準は、弊社サービス「エイジレスフリーランス」でもご相談いただけます。
エイジレスフリーランスは、年齢不問の求人のみを扱い、キャリアコンサルタントがひとりひとりの経験やスキルに合わせて企業・案件を紹介するサービスです。
JavaScriptエンジニアのキャリアを考える
JavaScriptエンジニアの働き方やキャリアアップの方法を詳しく見てみましょう。
JavaScriptエンジニアの多様な働き方
JavaScriptエンジニアは、多様な働き方が可能です。選択肢として、安定した正社員や、多くの企業で働ける派遣エンジニア、スキル次第で高い収入が期待できるフリーランスなどがあります。
正社員は安定した収入が魅力ですが、働く場所や時間、仕事内容は所属企業によって制約があります。一方、派遣エンジニアやフリーランスは働く場所や時間の自由度が高く、スキル次第では正社員より高い報酬が得られる可能性があるのが魅力ですが、収入は不安定です。ここまで見てきたように、JavaScriptは汎用性が高く、需要は豊富です。派遣エンジニアやフリーランスエンジニアにも多くの需要がありますので、自分の希望の働き方にあった派遣先や案件を選びやすいでしょう。
また近年は、リモートワークで働ける企業やJavaScriptの開発案件も増えています。特にJavaScriptの活用が多いインターネット企業やスタートアップなどは、リモートワークを積極的に取り入れる傾向があります。リモートワーク中心の働き方を望む方には、JavaScriptエンジニアはおすすめといえるでしょう。
JavaScriptエンジニアがキャリアアップする手段
JavaScriptエンジニアが一段上のレベルにキャリアアップするために、やるべき3つのことを紹介します。
- UI/UXやデザインの知識を高める
- 最新動向やトレンドにアンテナを張る
- マネジメントスキルを身につける
UI/UXやデザインの知識を高める
JavaScriptエンジニアは、WEBサイトやWEBアプリケーションに動的な要素を加えて、ユーザビリティの高いサービスを作るのが仕事です。クライアントやデザイナーの指示通りに開発することが重要なのはいうまでもありません。しかし、より効果的な方法やアイデア、実装が難しい場合の代替案などを適切に提案できれば、さらにJavaScriptエンジニアとしての価値が高まるでしょう。そのためには、技術力に加えて、使いやすく魅力的なUI/UXやデザインの知識を高めることが求められます。
最新動向やトレンドにアンテナを張る
プログラミング言語の中でも、フロントエンドの技術は進化のスピードが早いのが特徴です。JavaScriptも新しい機能やAPI、ライブラリ・フレームワークが頻繁にリリースされています。技術の進化に伴い、WEBサイトやアプリケーションのトレンド、開発のベストプラクティスも変化していくものです。JavaScriptエンジニアとしての価値を保ち、高めるには、常に新たな技術を取り入れていく姿勢が重要です。
マネジメントスキルを身につける
JavaScriptの開発経験を積んだあとには、多くのメンバーをとりまとめて案件を推進するリーダーにキャリアアップする道もあります。複数名のチームで進める案件で、進捗や課題、品質などを管理するのがリーダーの役割です。リーダーには技術力に加えて、コミュニケーション能力やスケジュール管理、リーダーシップといったマネジメントスキルが求められます。リーダーを担える人材は、多くのプロジェクトで重宝され収入アップも可能です。
未経験のJavaScriptエンジニアが技術を磨く方法
JavaScriptでの開発経験がないエンジニアが、技術を磨くためにまず始めるべきことは下記の3つです。
- JavaScriptの基礎知識を身につける
- 実際にプログラミングしてみる
- 資格を取得する
JavaScriptの基礎知識を身につける
まずは、変数や関数、配列などの基本的な構文やライブラリ、フレームワークの使い方を学習しましょう。人気言語のJavaScriptは、チュートリアル形式の学習サイトや書籍が充実しているので、教材に困ることはありません。HTMLやCSSなど関連する言語もあわせて学ぶと、より実践的な知識が身に付きます。
JavaScriptはシンプルな構文で比較的習得しやすい言語です。ほかの言語での開発経験があれば、JavaScriptの習得にはそれほど苦労はしないでしょう。
実際にプログラミングしてみる
基礎的な知識を身につけたら、実際にプログラミングしながら理解を深めるのがおすすめです。JavaScriptのプログラミング練習に特別な開発環境は必要ありません。WEBブラウザとテキストエディタがあれば、実際にプログラミングが可能です。スクリプト言語なので、コンパイルやデプロイなどの面倒な操作もいらず、書いたコードをすぐに実行して確認できます。
資格を取得する
JavaScriptでのプログラミングスキルが身についてきたら、習得レベルを確認するために資格取得に挑戦するのもおすすめです。JavaScriptに特化した資格はありませんが、関連する資格はあります。
おすすめは、HTML5、CSS3、JavaScriptなど最新のマークアップに関する技術力と知識を認定する「HTML5プロフェッショナル認定試験」です。レベル1とレベル2があり、レベル2にJavaScriptの内容が含まれます。合格率は公表されていませんが、ITスキル標準(ITSS)によると、レベル1は国家資格の基本情報技術者試験、レベル2は国家資格の応用情報技術者試験と同じレベルに認定されており、相応の知識が求められます。
JavaScriptエンジニアの転職ノウハウ
JavaScriptエンジニアに転職したい人が、希望の転職先に出会うための3つのノウハウを紹介します。
- 開発実績やポートフォリオを整理する
- 最新の技術やトレンドをキャッチアップする
- 転職サイトや転職エージェントを活用する
開発実績やポートフォリオを整理する
エンジニアの転職市場では、開発実績やスキルが重視されます。企業にアピールする実績を洗い出すために、過去に担当した案件の内容や役割、規模などを細かく整理しましょう。言語ごとの経験年数や保有資格もスキルの証明になります。
JavaScriptを使った開発実績がない場合には、自身で学んだ知識を使ってWEBサイトやアプリケーションを作りましょう。ポートフォリオとして転職先企業に提示すれば、スキルのアピールになります。
最新の技術やトレンドをキャッチアップする
上で述べたとおり、JavaScriptをはじめとしたフロントエンドの技術は進歩が早いのが特徴です。企業はより良いサービスを効率的に開発するため、新たな技術を取り入れていきます。乗り遅れないよう最新の技術やトレンドをキャッチアップしていくことが重要です。また、最新技術を扱えることで、ほかのエンジニアと差別化でき、希望の企業に転職できる可能性が高まるでしょう。
転職サイトや転職エージェントを活用する
転職活動を進める際は、転職サイトや転職エージェントを活用して効率的に希望の企業を探しましょう。転職サイトは、登録された膨大な企業の中から、自身の希望の条件に合致した企業を探し、エントリーや面談の予約などが可能です。一方、転職エージェントは、自身の経歴やスキル、希望条件などを登録すると、それに合致した企業を紹介してくれるサービスです。キャリアコンサルタントが独自のコネクションで企業を抱えているため、一般には求人が出回っていない企業にも出会えます。
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さまざまな転職エージェントがありますが、結論として以下から選んでおくと、希望に沿った求人を逃すリスクを軽減できるでしょう。
大手転職エージェント
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社内SEはホワイトな求人も多いためおすすめです。
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JavaScriptエンジニアの求人や案件
JavaScriptは、どのような企業や開発プロジェクトで活用されるのかを解説します。
JavaScriptエンジニアを求める企業
JavaScriptは、WEBサイト作成からサーバーサイドのWEBアプリケーション開発、モバイルアプリなど幅広く活用されており、JavaScriptエンジニアを求める企業も多様です。
JavaScriptエンジニアを求める代表的な企業を紹介します。
- WEB制作会社
- ソフトウェア開発会社
- Eコマース企業
WEB制作会社
WEB制作会社は、クライアントのニーズに合わせてWEBサイトやWEBアプリケーションを開発する企業です。JavaScriptエンジニアは、企業サイトやECサイト、ランディングページなどの作成を担います。WEB制作会社で活躍するには、HTMLやCSS、UI/UX、デザインの知識も必要です。
ソフトウェア開発会社
ソフトウェア開発会社は、顧客企業のビジネスに合わせてシステムやアプリケーションを開発する企業です。ソフトウェア開発会社に所属するJavaScriptエンジニアは、さまざまな企業で、多くの分野の案件を経験できる可能性があります。ソフトウェア開発会社でキャリアアップするには、顧客企業の業務に関する深い知識が必要です。
Eコマース企業
Eコマース企業は、ECサイトで商品を販売する企業です。JavaScriptはECサイトでのカート機能や検索機能、フィルタリング機能など動的なサービスの実装に活用されています。Eコマース企業では、ECサイト運営の知識があり、UI/UXのスキルも備えた人材が求められます。
JavaScriptが使われる開発プロジェクト
汎用性の高いJavaScriptは、さまざまな開発で利用されますが、ここでは3つの例を紹介します。
- フロントエンド開発
- フルスタック開発
- モバイルアプリ開発
フロントエンド開発
フロントエンド開発は、JavaScriptを使った開発の中ではもっとも多い案件です。ブラウザ上でJavaScriptを使い、動的なWEBサイトやWEBアプリケーションを開発します。JavaScriptのほかに、HTML、CSS、Ajaxの知識や、React.jsなどのフレームワークの活用スキルも必要です。
フルスタック開発
現在では、JavaScriptはフロントエンドだけでなく、サーバーサイドでも広く活用されています。フルスタックとは、フロントエンド、サーバーサイドともに開発する案件のことです。フルスタック開発を担当する場合には、フロントエンドのスキルに加えて、Node.jsなどサーバー開発用プラットフォームの知識も必要となります。
モバイルアプリ開発
JavaScriptはモバイルアプリ開発でも活用されています。通常、iOS向けとAndroid向けのアプリは別々の言語で開発する必要がありますが、JavaScriptを使うことで、1つのコードベースで開発できる点がメリットです。モバイルアプリ開発用のフレームワークとしては、Facebook(現Meta社)が開発した「React Native」が高いシェアを持っています。
JavaScriptエンジニアが業務委託案件を見つける方法
フリーランスのJavaScriptエンジニアが業務委託案件を見つけるには、おもに下記の3つの方法があります。
- フリーランスエージェント
- クラウドソーシング
- ネットワーキング
フリーランスエージェント
クラウドソーシングが案件探しや応募、条件交渉などを自身で行う必要があるのに対して、フリーランスエージェントはそれらをプロに任せられるサービスです。自身の経験やスキル、希望条件などを登録しておくと、エージェントがそれにマッチした案件を紹介してくれます。カウンセリングを受けることもでき、条件交渉や面倒な手続きの代行もしてもらえるので、開発に集中したいというエンジニアにはおすすめです。
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エイジレスの名の通り、年齢不問の案件のみに特化したユニークなサービスです。キャリアコンサルタントが、ひとりひとりの経験やスキルにあった企業・案件との出会いをしっかりとサポートします。
クラウドソーシング
クラウドソーシングは、企業や個人が、オンライン上で多数のフリーランスやサービス提供者にタスクを依頼するサービスです。汎用性の高いJavaScriptを利用する案件は多く募集されており、自身のスキルや希望の働き方にあった案件から選べます。好条件の案件を獲得するには、自身のスキルや実績をうまくアピールする力も必要です。
ネットワーキング
ネットワーキングとは、人とのつながりや関係を通じて仕事の機会を探すことです。昔の職場の同僚、学生時代の知人など個人的な人脈に加えて、エンジニア向けのセミナーやイベントなどで企業やほかのエンジニアと交流を広げるケースもあります。ここまで見てきたように、JavaScriptはWEBサイトやWEBアプリケーションの多くで活用されているため、エンジニアを求める企業とつながりを持つ機会も多いでしょう。
JavaScriptエンジニアの将来性
JavaScriptは、ほとんどのWEBブラウザで標準搭載されている、スクリプト言語のデファクトスタンダード(事実上の標準規格)といえる言語です。
すでに多くのWEBサイトで使われており、現在ではサーバーサイドでも利用されるJavaScriptには、今後も高い需要が見込まれます。
プログラム言語の人気を測定する「TIOBE Index」によると、JavaScriptは20年以上に渡って安定した人気を誇っていることがわかります。
2023年 | 2018年 | 2013年 | 2008年 | 2003年 | 1998年 | |
---|---|---|---|---|---|---|
JavaScript | 7位 | 7位 | 10位 | 9位 | 8位 | 21位 |
参考:TIOBE Index
さらに近年では、モバイルアプリやIoT、VR/ARなど成長が見込まれる分野での活用も広がっているJavaScriptは、将来性の高い言語といえるでしょう。
今からJavaScriptエンジニアを目指すべき?
下記の点から、JavaScriptエンジニアは将来性の高い職種と考えられます。
- JavaScriptは汎用性が高く、幅広い分野で活用されている
- JavaScriptはWEB開発向けスクリプト言語のデファクトスタンダードであり、案件や求人が豊富
- モバイルアプリやIoT、VR/ARなど成長が見込まれる分野での活用も活発
当初はWEBサイトに動きをつける言語だったJavaScriptは大きな進化をとげて、今では幅広い分野で活用される言語になりました。そして、現在でも進化を続けています。JavaScriptエンジニアとして生き残っていくには、常に最新の情報をキャッチし、自身のスキルも進化させていく積極性が重要です。
まとめ
JavaScriptエンジニアは、WEBサイト作成やWEBアプリケーション開発をはじめとした幅広い分野で活躍できる職種です。JavaScriptエンジニアの正社員の年収相場は380万円〜580万円と、ほかの言語に比べて高くはありません。
しかし、WEB開発のデファクトスタンダードとして、今後も高い需要が見込まれます。
JavaScriptエンジニアとして活躍を続けるには、技術力に加えて、UI/UX・デザインの知識を身につけたり、最新技術をキャッチアップしていく接触的な姿勢が大切です。
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