Azure資格の公式ロードマップをAssociate取得者が経験談を交えて徹底解説
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Azureの資格取得を検討している人の中には、どのような順番で取得すべきか迷っている人もいるのではないでしょうか。
Azureの資格は、Microsoftが公式に目指す役割ごとのロードマップを用意しています。
役割とは、以下の4つです。
- ITシステム管理
- 開発エンジニア
- データベースエンジニア
- AIエンジニア
この記事では、Azureの資格取得ロードマップからはじまり、実際にAssociateを取得して役に立った経験や勉強方法などをまとめて解説します。
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- 【この記事を読んでわかること】
- Azureの資格取得におけるMicrosoft公式のロードマップ
- Associate資格を持つことで、実際のプロジェクトや業務でどのようなタスクや課題に対応できるのか、その具体的な例やケーススタディ
- Associate資格の学習過程で習得する実践的なスキルやノウハウ、そしてそれが現場でどのように活かされるのか
Azureの資格取得ロードマップ
Microsoft Azureは、クラウドコンピューティングの分野で急速に成長しているプラットフォームとして、多くの企業や個人が利用中しています。この急成長を背景に、Azureの資格はエンジニアのキャリアにおいて非常に価値があるとされています。
Azureの資格は、初級から上級までさまざまなレベルが存在し、それぞれの資格が持つ意味や価値が異なります。この章では、Azureの資格ロードマップと、中級者向けのAssociate資格の位置づけについて詳しくみていきましょう。
Azureの資格取得ロードマップ(Microsoft公式)
Azureの資格は、初級(Fundamentals)、中級(Associate)、上級(Expert)の3つのレベルに分かれています。これらのレベルは、エンジニアのスキルや経験に応じて段階的に進むことができるように設計されています。
- 初級者(Fundamentals): Azureの基本的な概念やサービスの知識を証明する資格。クラウドコンピューティングの初心者や、Azureをこれから学び始める方向け。
- 中級者(Associate): Azureのサービスや機能に関する実践的な知識とスキルを証明する資格。現場での実務経験を持つエンジニアや、Azureのプロジェクトに携わる方向け。
- 上級者(Expert): Azureの高度なサービスや、ソリューションの設計・実装に関する深い知識とスキルを証明する資格。大規模なプロジェクトや複雑なシステムの設計・実装に携わるエキスパート向け。
下記の表を見ると、自身が技術者としてどのような分野で詳しくなりたいかにより、取得する資格は異なることがわかるでしょう。
その中でも、中級(Associate)は4つの資格に分かれており、AZ-500(Security Enginner)は、ITシステム管理からデータベースエンジニアまで包括的な知識を取得可能です。
一方、ITシステム管理に特化であればAZ-104(Azure Administrator)、AZ-010(Administration for AWS SysOps)、開発エンジニアに特化であればAZ-204(Developer)の資格取得が奨励されます。
出典:Microsoft|Azure を活用したカリキュラムにシフト。オンライントレーニング Microsoft Learn と資格取得を組み合わせて就職活動の強みに
「ITシステム管理者」を目指すロードマップ
ITシステム管理者を目指す人におすすめのロードマップは以下のとおりです。
- 初心者(Fundamentals)
- AZ-900:Azure Fundamentals
- 中級クラス技術者(ASssociate)
- AZ-104:Azure Administrator
- AZ-010:Administration for AWS SysOps
- 上級クラス技術者(Expert)
- AZ-303/AZ-304:Solution Architect
「開発エンジニア」を目指すロードマップ
開発エンジニアを目指す人におすすめのロードマップは以下をご覧ください。
- 初心者(Fundamentals)
- AZ-900:Azure Fundamentals
- 中級クラス技術者(ASssociate)
- AZ-204:Developer
- 上級クラス技術者(Expert)
- AZ-400:DevOps Engineer
「データベースエンジニア」を目指すロードマップ
データベースエンジニアを目指す人におすすめのロードマップは以下のとおりです。
- 初心者(Fundamentals)
- DP-900:Data Fundamentals
- 中級クラス技術者(ASssociate)
- DP-300:Database Admin
- DP-200/DP-201:Data Engineer
- DA-100:Data Analyst
- 上級クラス技術者(Expert)
- DP-100:Data Scientist
「AIエンジニア」を目指すロードマップ
AIエンジニアを目指す人におすすめのロードマップは以下をご覧ください。
- 初心者(Fundamentals)
- AI-900:AI Fundamentals
- 中級クラス技術者(ASssociate)
- AI-100:AI Engineer
- 上級クラス技術者(Expert)
- DP-100:Data Scientist
Associate資格の位置づけ
Associate資格は、Azureの資格ロードマップの中で中級者向けの位置づけとなっています。この資格を取得することで、エンジニアはAzureのサービスや機能に関する実践的な知識とスキルの保有を証明できます。
Associate資格は、現場での実務経験を持つエンジニアやAzureのプロジェクトに携わる人にとって、そのスキルや経験を証明する手段として非常に価値があります。また、この資格を持つことで、エンジニアはより高度なプロジェクトや役職に挑戦可能です。
この章では、ロードマップからAssociateの立ち位置と概要について解説しました。次は、実際にAssociateの資格が実際の業務上でどのように役立ったかを体験を交えて説明します。
Azure Associate資格が実際のプロジェクトで役に立った経験
AzureのAssociate資格は、Microsoft Azureの中級者向けの資格として、多くのエンジニアに取得されています。この資格は、Azureのサービスや機能に関する実践的な知識とスキルを持っていることを証明するものです。現場での実務経験を持つエンジニアにとって、そのスキルや経験を証明する手段として非常に価値があります。
しかし、この資格を持つことで、実際の現場でどれほど役立つのでしょうか?
Associate資格の現場での役立ち
Azure資格を持つことで、エンジニアはAzureの最新の技術トレンドを取り入れながら、効率的かつ迅速にシステムの構築や問題の解決を行うことができます。下記、3点についてメリットを見ていきましょう。
専門知識の証明
AzureのAssociate資格を持っていることで、エンジニアはAzureのサービスや機能に関する専門的な知識を持っていることを証明できます。これにより、プロジェクトの初期段階から、適切なサービスや機能を選択し、効率的なシステムを構築することができます。
トラブルシューティングのスキル
Associate資格の取得過程で、Azureのさまざまなサービスや機能のトラブルシューティングに関する知識を深められます。これにより、現場でのトラブルが発生した際に、迅速かつ効果的に問題を解決できるでしょう。
最新の技術トレンドのキャッチアップ
Azureは、常に新しいサービスや機能が追加されているため、Associate資格を取得する過程で、最新の技術トレンドをキャッチアップ可能です。これにより、現場でのプロジェクトに最新の技術を取り入れることができます。
実際のプロジェクトで役に立った経験談
では、実体験としてAzureのAssociate資格が役に立った事例を紹介しましょう。
少し前の話ですが、ある大規模なクラウド移行プロジェクトに参加する機会を得ました。このプロジェクトの主要な目的は、従来のオンプレミス環境に存在するシステムをMicrosoft Azureに移行することでした。
大規模な移行は、多くの課題や複雑な選択を伴います。
特に、Azureの多岐にわたるサービスやリソースの中から、最適なものを選定する過程は非常に重要であり、その選択がプロジェクトの成功を左右するため慎重に行わなければいけません。
プロジェクトの初期段階では、Azureのどのサービスやリソースを活用するかの選定が求められました。この時点で、私のAzure Associate資格の知識が非常に役立ちました。
特にAzureの仮想マシン、Azure Blob Storage、Azure Virtual Networkなどの基本的なサービスに関する深い知識が、システムの移行計画を策定する際の大きな助けとなりました。
移行の実施段階に入ると、新たな課題が浮上しました。
一部のデータベースが、Azure SQL Databaseに正しく移行されないという問題が発生したのです。
このような状況下で、Associate資格で習得したデータベースのトラブルシューティング技術を駆使して、問題の原因を特定しました。
具体的には、データベースの接続文字列やネットワークセキュリティグループ(NSG)の設定、Azure SQL Databaseのサービス階層の選択など、複数の要因を総合的に検討して問題の解決に至りました。
この経験を通じて、Azure Associate資格の取得は単なる知識の習得だけでなく、現場での具体的な問題解決能力を高めるものであると実感しました。
資格の取得過程で学んだ専門的な知識や技術は、現場の難解な課題に直面した際の大きな武器となります。
では、実際にAzure Associate資格取得のためには、どのような勉強をすればよいのでしょうか?
Azure Associate資格の勉強方法とプロジェクトの即戦力になる方法
Azure Associate資格は、Microsoft Azureの中級レベルの資格として、多くのエンジニアやITプロフェッショナルにとって重要なステップとなります。
しかし、資格試験の勉強だけでなく、実際のプロジェクトでの実践力を身につけることも重要です。
この章では、Azure Associate資格の勉強方法と、その知識をプロジェクトでの実践力に変える方法について解説します。
Azure Associate資格の勉強方法
まずは、Azure資格取得のための勉強方法について紹介します。
机上での知識取得も大切なことですので、一歩一歩学習していきましょう。
公式ドキュメントの活用
Microsoft Azureの公式ドキュメントでは、Azureの各サービスや機能に関する詳細な情報が提供されています。このドキュメントをしっかりと読み込むことで、基本的な知識を習得可能です。
模擬試験の活用
多くの教育機関やオンラインプラットフォームでは、Azure Associate資格の模擬試験が提供されています。これらの模擬試験を活用することで、実際の試験の雰囲気や問題の傾向を掴めるでしょう。
オンラインスクールの活用
独学だけでなく、実際にAzureのオンラインスクールを使ってみることで、より深い理解を得られます。Azureの無料アカウントでも多くのコースを提供していますし、また、多くのプログラミングスクールがAzure資格取得のコースを設立しています。
プロジェクトの即戦力になる方法
机上で得た知識以外にどのようなことに取り組めば、現場での即戦力となることができるのでしょうか。
実際に手を動かし、人とディスカッションすることに重点を置いて解説します。
実際のプロジェクトに参加する
Azure Associate資格を持つだけでは、現場のニーズに応える実践力は身につきません。具体的なプロジェクトに参加することが重要です。
例えば、オンプレミスからのデータ移行や、Azure上での新しいアプリケーションの開発などのタスクを経験してみましょう。そうすれば、資格で学んだ知識を実際の作業に活かすことができます。
また、実際のプロジェクトでは、想定外のトラブルや要件変更が頻発するため、それに対応する経験を積むことで、柔軟な思考や問題解決能力も養われます。
コミュニティや勉強会に参加する
Azureのコミュニティや勉強会は、最新の情報や実践的なノウハウが共有される場です。
例えば、他のエンジニアが取り組んでいるプロジェクトの事例紹介や、新しいAzureサービスの活用方法などを学ぶことができます。
自身がプロジェクトで直面した問題を共有し、他の参加者からのフィードバックやアドバイスを受け取ることで、より効果的な解決策を見つけられます。
以上が、Azure Associate資格の勉強方法とプロジェクトの即戦力になる方法でした。
次では、マルチクラウドエンジニアを目指す人へおすすめな資格を解説します。
マルチクラウドエンジニアを目指す人へおすすめな資格
複数のクラウドスキルを習得することで、クラウドエンジニアとしての市場価値を高められます。
マルチクラウドエンジニアを目指すAzureスキル保有者におすすめな資格は、AWS資格です。
以下の図のとおり、AWSはMicrosft Azureとともに世界のクラウド市場でトップシェアに位置しています。
以下の記事では、実際にAWS資格をもつ現役エンジニアが、AWS資格取得のメリットや勉強方法を解説しています。
興味がある人は読んでみてください。
AWS資格は意味ない?取得して分かったメリットを現役エンジニアが徹底解説!
転職やキャリアップのためにAWSの資格を取得するべきか、悩む人は多いです。さらにAWSには12の認定資格があり、どこを目指すかわからな
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まとめ|Azureの資格取得ロードマップをスキルアップに活用しよう!
本記事では以下のことがわかりました。
- Azureの資格取得におけるMicrosoft公式のロードマップ
- Associate資格を持つことで、実際のプロジェクトや業務でどのようなタスクや課題に対応できるのか、その具体的な例やケーススタディ
- Associate資格の学習過程で習得する実践的なスキルやノウハウ、そしてそれが現場でどのように活かされるのか
Azureの資格は、サービスや機能に関する知識を持っていることを客観的に示すものです。
この知識は、プロジェクトの初期段階から終了までの各フェーズで、効率的かつ適切にタスクを遂行する上での強力なバックアップとなります。
実際の業務においては、この知識がトラブルシューティングやシステムの最適化に大いに役立つことが期待されます。
資格の取得過程で習得する実践的なスキルは、現場での作業の質を向上させる要因のひとつです。
具体的な問題の解決や新しい技術の導入時に、Azureの資格を持つエンジニアは、その先頭に立つことができるでしょう。
飯島シロ