ユーザー系SIerとは?仕事内容や働くメリット・デメリットを解説
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ユーザー系SIerとは、金融や鉄道会社、社会インフラなどの大手企業のシステム部門が独立してできた企業を指します。
また、SIerはほかにも独立系とメーカー系SIerが存在します。
この記事では、ユーザー系SIerの仕事内容や働くメリット・デメリットなどを解説します。
- 【この記事を読んでわかること】
- ユーザー系SIerとは、金融や鉄道会社、社会インフラなどの大手企業のシステム部門が独立してできた企業である。
- ユーザー系SIerのほかにも独立系とメーカー系SIerがある。
- ユーザー系の大手SIerの年収水準は高く、平均1,000万円以上を超える企業もいくつかある。
- 働くメリット・デメリットを踏まえても、ユーザー系SIerへの就職・転職はおすすめである。
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しーそー
SIerとは|システム開発を行う企業
しーそー
そもそもSIerとは、何でしょうか?
SIerは、エスアイヤーと呼びSystem Integrator(システムインテグレーター)の略称です。
システムインテグレーターとは、クライアントの業務を把握・分析し、課題解決のためのコンサルから設計・開発・運用・保守までを請け負う受託開発企業のことです。
次にSIerの詳細についても少し見ていきましょう。
- SIerのビジネスモデル
- SIerの働き方
- SIerの仕事内容
それぞれ解説します。
SIerのビジネスモデル
SIerのビジネスモデルは、スキルのある人材の労働力を提供する「人月スタイル」と呼ばれるものです。
基本SIerは、受託開発の形態を取っており「人月単価×要員数」が売上になることが一般的です。
つまり、要員が増えれば増えるほど売り上げは上がりますが、一方で要員が減れば減るほど売上が減っていきます。
そのためSIer業界では、できるかぎり長期スパンでクライアントと契約して、より多くの利益を出すビジネスとなっています。
SIerの働き方
SIerの働き方は、一定期間特定のプロジェクトで開発や運用に携わり、それが終わると別のプロジェクトへ参画するという流れが一般的です。
そのため、さまざまな企業のシステム開発に携わることができ、経験の幅を広げることできます。
SIerの仕事内容
SIerのおもな仕事内容は、クライアントからの依頼に対して、ITシステムの構築や保守運用を行うことです。
また、SIerにはマネジメントスキルを持ち、要件定義や上流工程を担うSE(システムエンジニア)と詳細設計をもとに開発を行うPG(プログラマ)がいます。
実際は、クライアントからSIerで仕事を請け負い、設計以降を下請けSIer企業やSES企業の派遣に依頼することが多いです。
以上、SIerについてビジネスモデルや働き方、仕事内容について解説しました。
次は、SIerは成り立ちの観点からいくつかに分類されますが、内容について詳しく解説します。
SIerは大きく4つに分類される
しーそー
SIerは下記のように大きく4種類に分類されます。
- ユーザー系
- メーカー系
- 独立系
- 外資系
それぞれ解説します。
ユーザー系
ユーザー系SIerは、冒頭でも述べたとおり金融や鉄道会社、社会インフラなどの大手企業のシステム部門が独立してできた企業です。
親会社やグループ企業の業務システムの開発、運用・保守を引き受けるため、専門的な業界知識や業務知識が必要です。
また、コンサルや要件定義などの上流工程を行うことが多く、設計以降の作業は下請けSIerやSES企業に再委託する傾向があります。
メーカー系
メーカー系SIerは、パソコンやサーバー等を製造しているハードウェアメーカーを親会社に持つシステム系子会社です。
メーカー系SIerの多くは、会社名の先頭に親会社の名前が付くのが一般的です。
また、親会社が受注してきた案件を下請けとして開発することが多い傾向にあります。
そのため、システムで使用するハードウェア機器やソフトウェアは、親会社や関連企業の製品を使用することが基本原則となっています。
独立系
独立系SIerは、その名のとおり親会社を持たず自社システム開発やクライアント企業の下請業務を行う企業です。
また、システム開発に採用するソフトウェアやハードウェアにおいては、クライアントの要望に合わせて開発を行う点が独立系SIerの特徴です。
なお、IT企業のほとんどが独立系SIerに分類され、客先常駐が多い傾向にあります。
外資系
外資系SIerは、外資企業が母体となって、日本市場向けにSIのサービスを展開する企業です。
日本企業の海外進出を支援したり、一方で海外の技術を日本企業へ導入したりするシステム開発案件が多く見られることが一般的です。
また、外資系企業は待遇の良さが特徴的で、能力を持つ人々には早期昇進と高収入を得る機会があります。
以上、4つのSIerについて解説しましたが、その中でもユーザー系SIerについてさらに詳しく解説します。
ユーザー系SIerの3つのおもな特徴
しーそー
ユーザー系SIerのおもな3つの特徴について詳しく見ていきましょう。
- 事業会社のシステム部門が独立
- グループ企業向け(内販)とグループ外向け(外販)の仕事がある
- 成長すると親会社への依存が薄れる企業も
それぞれ解説します。
事業会社のシステム部門が独立
ユーザー系SIerは、事業会社のシステム部門が子会社や関連会社として独立した企業です。
親会社とのつながりが強い企業が多く、その名前には親会社の名前が一部含まれていることがよくあります。
また、情報システム部門と取引関係にあったベンダーが出資し、独立したSIerもユーザー系SIerと呼ばれています。
グループ企業向け(内販)とグループ外向け(外販)の仕事がある
ビジネスの特徴として親会社やグループ企業から受注する「内販」とそれ以外の企業から受注する「外販」とにわかれます。
それぞれの特徴について解説します。
内販
内販中心のユーザー系SIerの特徴として、「ホワイト企業が多い」「上流工程に関与できる」などが一般的です。
内販は親会社が顧客となるため、「納期を早めてほしい」などの過度な要求が少なく、残業が少ない傾向にあります。
さらに、親会社から継続的に仕事を受けることができるため、会社の経営が安定し安心して働くことができます。
また、独立系やメーカー系SIerでよく見られる客先常駐がほとんどないため、客先常駐をストレスと感じる人にも働きやすい環境と言えるでしょう。
外販
外販中心のユーザー系SIerの特徴として、「幅広い仕事に携われる」などが一般的です。
内販中心とは対照的に、さまざまな企業向けにシステムを開発することで、幅広くスキルを習得することができます。
また、内販中心の場合と同様に、親会社がいることで会社の経営が安定し安心して働くことができます。
成長すると親会社への依存が薄れる企業も
実際、内販の中には親会社からの独立を余儀なくされ、外販比率を高める方向にシフトしていく企業もあります。
そのため、競合先が独立系SIerとなり、親会社への依存が薄れ取引先をグループ外に広げていきます。
外販を積極的に行うことで生産性向上や新規受注に繋がり、売り上げ規模拡大への期待があるでしょう。
これまで、ユーザー系SIerのおもな3つの特徴について解説しました。
次は、代表的なユーザー系SIer企業について紹介していきます。
代表的なユーザー系SIer企業20社を紹介
しーそー
代表的なユーザー系SIer企業について、5つの業界ごとに全20社紹介していきます。
- 通信系|ライフライン系
- 金融系|保険系
- 商社系
- 製造系
- 建設系
それぞれ解説します。
通信系|ライフライン系
通信・ライフライン系SIerとは、インターネットや電話などの通信ネットワークや、それらを管理するために必要なシステムを開発するSIer企業です。
企業名 | 親会社・企業グループ | 従業員数 | 売上高 |
---|---|---|---|
株式会社NTTデータ | NTTグループ | 13万9,700名 | 2兆,5,519億 |
京セラコミュニケーションシステム株式会社 | 京セラ株式会社/KDDI株式会社 | 3,910名 | 1,405億 |
SBテクノロジー株式会社 | ソフトバンク株式会社 | 1,328名 | 160億 |
株式会社JSOL | 株式会社NTTデータ/株式会社日本総合研究所 | 1,200名 | 411億 |
金融系|保険系
金融・保険系SIerとは、銀行、証券会社、保険会社などの金融業界のクライアント向けに業務システム開発を手掛けるSIer企業です。
企業名 | 親会社・企業グループ | 従業員数 | 売上高 |
---|---|---|---|
東京海上日動システムズ株式会社 | 東京海上グループ | 1,410名 | 231億 |
ニッセイ情報テクノロジー株式会社 | ニッセイグループ | 2,463名 | 790億 |
三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 2,018名 | 881億 |
第一生命情報システム株式会社 | 第一生命 | 1,833名 | 311億 |
商社系
商社系SIerとは、商社のシステム部門が独立してできたSIer企業です。
商社系SIerの多くは外販を目的に作られており、さまざまな業界のシステム開発を請け負います。
企業名 | 親会社・企業グループ | 従業員数 | 売り上げ高 |
---|---|---|---|
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 | 伊藤忠商事グループ | 9,333名 | 5,223億 |
SCSK株式会社 | 住友商事グループ | 1万4,550名 | 4,141億 |
日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社 | タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社/三菱商事株式会社 | 3,000名 | 731億 |
三井情報株式会社 | 三井物産株式会社 | 2,162名 | 750億 |
製造系
製造系SIerとは、製鉄業や自動車業などの製造業のシステム部門が独立してできたSIer企業です。
製造プロセスにおけるシステム開発の専門知識を活用し、他の業界にもサービスを提供している企業が存在します。
企業名 | 親会社・企業グループ | 従業員数 | 売上高 |
---|---|---|---|
日鉄ソリューションズ株式会社 | 日本製鉄グループ | 6,958名 | 2,703億 |
株式会社トヨタシステムズ | トヨタグループ | 3,088名 | 1,753億 |
ソニーグローバルソリューションズ株式会社 | ソニーグループ株式会社 | 617名 | 368億 |
インフォコム株式会社 | 帝人株式会社 | 1,196名 | 646億 |
建設系
建設系SIerとは、建設業企業のシステム部門が独立したSIer企業です。
建設業における、施工や発注業務などの一連の業務を管理するシステム開発を請け負います。
企業名 | 親会社・企業グループ | 従業員数 | 売上高 |
---|---|---|---|
株式会社オーク情報システム | 大林組 | 194名 | 77億 |
株式会社TAKシステムズ | 竹中工務店 | 446名 | 54億 |
千代田システムテクノロジーズ株式会社 | 千代田化工建設 | 290名 | 45億 |
住友林業情報システム株式会社 | 住友林業 | 159名 | 68億 |
以上、代表的なユーザー系SIer企業について紹介しました。
次は、ユーザー系の大手SIerの平均年収について見ていきましょう。
ユーザー系の大手SIerの年収水準は高い|平均1,000万円以上も
しーそー
『就職四季報2024』によると、ユーザー系の大手SIerの平均年収ランキングは下記のとおりとなります。
そのうち、上位3つは1,000万円を超える高年収企業となっています。
順位 | 企業名 | 平均年収 |
---|---|---|
1 | 野村総合研究所 | 1,232万円 |
2 | 三菱総合研究所 | 1,111万円 |
3 | 電通国際情報サービス | 1,057万円 |
4 | 伊藤忠テクノソリューションズ | 941万円 |
5 | みずほリサーチ&テクノロジーズ | 882万円 |
6 | NTTデータ | 852万円 |
7 | 日鉄ソリューションズ | 845万円 |
8 | コベルコシステム | 805万円 |
9 | JSOL | 805万円 |
10 | ニッセイ情報テクノロジー | 787万円 |
なお、厚生労働省の『賃金構造基本統計調査』によると、システムエンジニアの平均年収は515.9万円となっています。
さらに、全職種は平均462.6万円となり、システムエンジニアは全職種平均より50万円ほど高い水準であることがわかります。
以上により、システムエンジニアの年収と比較しても、ユーザー系の大手SIerの年収がさらに高いことがわかります。
高い年収を狙うなら、ユーザー系の大手SIerはおすすめです。
次に、ユーザー系SIerで働くメリットについて詳しく解説します。
ユーザー系SIerで働く4つのメリット
しーそー
ユーザー系SIerで働くメリットは、以下のとおり4つあります。
- グループ企業の下支えがあり経営が安定している
- 待遇や労働環境の良いホワイト企業が多い
- 業界の知識を深められる
- 自社で働ける
それぞれ解説します。
グループ企業の下支えがあり経営が安定している
親会社やグループ企業が大手企業であるほど、ユーザー系SIerも安定性が高く、倒産する可能性はほとんどないと言われています。
さらに、親会社やグループ企業からは自動的に仕事が振られるため、仕事に困ることはないようです。
一方、内販の会社説明会では売上や利益などの業績が公になりにくいようですが、社員の技術力をアピールするために常日頃から資格の取得には厳しく言われているようです。
待遇や労働環境の良いホワイト企業が多い
年次休暇の取得促進や、健康保険・健康診断・インフルエンザ予防接種の補助金等の福利厚生は、基本親会社と同等なので安心できます。
また、残業規制については特に厳しく、違反すると報告書と再発防止策を提出させられるようです。
なお、子育て中の時短勤務や育児休暇の取得など、女性が結婚や出産後も継続して働ける環境を提供している企業が多いようです。
業界の知識を深められる
内販の場合は、親会社やグループ企業の社内情報システム部門と連携してシステムの構築や改修を行います。
そのため、上流工程から携わることができ、その業界の専門知識や業界知識を深めることができます。
また、システムを使用しているユーザーから直接フィードバックや要望を聞くことができ、仕事のやりがいにもつながるでしょう。
自社で働ける
ユーザー系SIerは、客先常駐がほとんどあり得ないため、自社で働くことができます。
ただ、必ずしも自社で働けるわけではなく、親会社やグループ企業への逆出向の可能性もゼロではないようです。
親会社からユーザー系SIerに出向してくる社員もいれば、ユーザー系SIerから親会社に出向する社員もいるようです。
次に、ユーザー系SIerで働くデメリットについて詳しく解説します。
ユーザー系SIerで働く4つのデメリット
しーそー
ユーザー系SIerで働くデメリットは、以下のとおり4つあります。
- 親会社の業績に左右されやすい
- スキル・知識が偏る
- 上流工程が中心のため技術力が身につきにくい
- 大きな出世が見込めない
それぞれ解説します。
親会社の業績に左右されやすい
ユーザー系SIerが親会社に大きく依存している場合、そのデメリットとして親会社の業績に強く影響を受けるでしょう。
親会社の業績が悪化したり、最悪の場合には倒産したりすると、発注が停止する可能性があります。
その結果、自社の業績は親会社の経営状況に大きく左右されることになります。
スキル・知識が偏る
ユーザー系SIerで担当するシステムは、親会社やグループ企業の業種に限定されたスキルや知識に偏る傾向があります。
親会社の業種についての知識を深めることや、それについて学ぶことが苦でなければ良いでしょう。しかし、何らかの理由で業種が合わないと感じた場合、転職は少々難しくなるかもしれません。
それは、特定の業種に関するスキルや知識しか持っていないからです。
もし転職を考える場合、業種の選択肢が限られることがデメリットですが、新たに学ぶ気持ちをつねにもっている人にはそれほどデメリットにはならないでしょう。
上流工程が中心のため技術力が身につきにくい
ユーザー系SIerの特徴として上流工程のマネジメント経験を積むことができますが、プログラミングやテストなどの下流工程を経験する機会がほとんどなく、技術力が身につきにくい傾向にあります。
これは付加価値が低いと見なされる下流工程を、作業単価が低い常駐している独立系SIerなどに外注することで、コスト削減をはかる方針だからです。
大きな出世が見込めない
ユーザー系SIerが将来的になくなることは考えにくいため、将来性が高い職種であることは間違いありませんが、企業によっては大きな出世が見込めない場合もあります。
その理由としては、親会社から出向してくる社員が多いという事情が挙げられます。
「出世して、より責任のある仕事をしたい」と考えている人は、ITスキルを向上させてキャリアアップを目指しましょう。
資格を取得したり高度な技術を習得したりすることで、プロジェクトマネージャーなどの上位職への出世の可能性は十分にあります。
これまで解説してきたユーザー系SIerで働くメリット・デメリットを踏まえて、おすすめな人について詳しく解説します。
ユーザー系SIerがおすすめな人
しーそー
ユーザー系SIerがおすすめな人は、以下のとおり3つ挙げられます。
- 安定した環境で腰を据えてキャリアアップしたい人
- はやく上流工程にシフトしたい人
- 特定の業界に深い知識や関心がある人
それぞれ解説します。
安定した環境で腰を据えてキャリアアップしたい人
ユーザー系SIerは、親会社やグループ企業から安定的に仕事の依頼がくるため、経営の不安はほとんどありません。
一方で稀なケースとしては、負担となった子会社が他の企業に売却されることがあります。
とはいえ、親会社が変わるだけで、一般社員にとっては大きなデメリットにならないことが多いです。
また、ユーザー系SIerの社員の大部分は、親会社やグループ企業から出向してきた人々で構成されています。
親会社と同じ企業文化、価値観、仕事のルールがあり、ベンチャー系企業のような仕事の変化がありません。そのため、安定した環境で腰を据えてキャリアアップしたい人にはおすすめです。
はやく上流工程にシフトしたい人
ユーザー系SIerは、プログラミングやテスト作業のような下流工程は外部に委託するため、上流工程の業務に専念できます。
つまり、親会社の業界に特化した上流スキルを身につけたい人にとっては、最適な就職先だと言えます。
特定の業界に深い知識や関心がある人
ユーザー系SIerで働く中で身につくのは、主に親会社やグループ企業に関する業界知識や専門知識です。
つまり、それらの知識を深めていくことで、その分野に特化した人材としてステップアップできるということです。
また、同じ業界の中堅ユーザー系SIerから大手ユーザー系SIerへの転職も可能でしょう。
おすすめの転職エージェント
転職エージェントは大手1社と、特化型1~2社の活用がおすすめです!
- 大手:業界や職種にこだわらず自分に合った転職先を幅広く探る
- 特化型:希望する業界や職種への転職を専門的にサポートしてもらう
さまざまな転職エージェントがありますが、結論として以下から選んでおくと、希望に沿った求人を逃すリスクを軽減できるでしょう。
大手転職エージェント
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社内SE特化。業界最大級の社内SE求人数を保有しています。
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IT未経験からの転職に特化。就職/転職支援のみならずIT学習のサポートを無料で受けられます。
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ユーザー系SIerへの転職を成功させるためのポイント
しーそー
ユーザー系SIerへの転職を考えている人向けに、成功のためのポイントを3つ挙げました。
- 業界の業務スキル・知識を身につける
- 業界で使われる技術スキルを身につける
- IT業界に強い転職エージェントを活用する|エイジレスにご相談を
それぞれ解説します。
業界の業務スキル・知識を身につける
ユーザー系SIerに転職を考えている場合、まずは親会社について詳しく知ることが重要です。
親会社への依存度により、業務内容や必要なスキル・知識が変わるからです。
たとえば親会社やグループ企業が金融業界に属している場合、金融関連の仕事が多くなり、金融に関する知識やスキルが求められます。
自分が活躍できそうな企業は、どの業界のどの種類の企業なのかを、自身の知識や性格などと照らし合わせて調査してみるのがよいでしょう。
業界で使われる技術スキルを身につける
ユーザー系SIerは、プログラミングやテスト作業の下流工程を子会社や下請けSIerに委託するケースも多いようです。
ですので、プログラマーというよりも、システムエンジニアとしてマネジメントスキルを磨く必要があります。
また、下請けSIerを含むプロジェクトメンバーと密に連携しながら上流工程を円滑にすすめる必要があります。
そのため、マネジメントスキルに加え、コミュニケーション力や問題解決力などの能力も必要になってくるでしょう。
IT業界に強い転職エージェントを活用する|エイジレスにご相談を
ユーザー系SIerは、親会社やグループ企業からの依頼により経営が安定しており、年収も高く非常に働きやすい職種です。
大きな出世は期待できないというデメリットはありますが、実務経験を積むことや資格を取得することで、上位職への出世も可能です。
将来性があるユーザー系SIerに転職し、年収UPを目指すことをおすすめします。
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まとめ|ユーザー系SIerは就職・転職先としておすすめ
しーそー
この記事をとおして、以下の4つのことがわかりました。
- ユーザー系SIerとは、金融や鉄道会社、社会インフラなどの大手企業のシステム部門が独立してできた企業である。
- ユーザー系SIerのほかにも独立系とメーカー系SIerがある。
- ユーザー系の大手SIerの年収水準は高く、平均1,000万円以上を超える企業もいくつかある。
- 働くメリット・デメリットを踏まえても、ユーザー系SIerへの就職・転職はおすすめである。
これまで解説したように、親会社やグループ企業からの依頼により経営が安定しており、年収も高く非常に働きやすいユーザー系SIerへの就職・転職はおすすめです。
ユーザー系SIerへの就職・転職を考える際には、ぜひこの記事を役立てて頂けると幸いです。
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