ITコンサルタントの資格ってどんなもの?|おすすめの資格を徹底解説

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十河幸恵

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ITコンサルタントをこれから目指す人の中には「ITコンサルタントの資格ってどういうのがおすすめ?」と思う人がいるでしょう。

ITコンサルタントに必ず必要な資格はありませんが、取得すると業務や案件獲得で役に立つ資格はあります。

ここでは、ITコンサルタントの資格の選び方とおすすめの資格を解説しています。

この記事を参考に、自身にあった資格を選んでみてください。

おすすめの転職エージェント

転職エージェントは大手1社と、特化型1~2社の活用がおすすめです!

  • 大手:業界や職種にこだわらず自分に合った転職先を幅広く探る
  • 特化型:希望する業界や職種への転職を専門的にサポートしてもらう

さまざまな転職エージェントがありますが、結論として以下から選んでおくと、希望に沿った求人を逃すリスクを軽減できるでしょう。

大手転職エージェント
リクルートエージェント
支援実績No1の総合型。年代や職種を問わずまず登録しておくべきエージェントです。
【公式】https://www.r-agent.com/

特化型エージェント
社内SE転職ナビ
社内SE特化。業界最大級の社内SE求人数を保有しています。
社内SEはホワイトな求人も多いためおすすめです。
【公式】https://se-navi.jp/

ウズカレIT
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【公式】https://uzuz-college.jp/

エイジレスエージェント
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  • 【この記事を読んでわかること】
  • ITコンサルタントの資格は、専門分野とニーズにあった資格を選ぶのがポイント
  • 認知度や信頼性のある資格を選べば企業へアピールしやすい
  • 実践的なスキルと経験を得られる資格がおすすめ
CTACTA

ITコンサルタントの資格の選び方

ITコンサルタントになるために必須の資格はありませんが、これからITコンサルタントを目指す人や、ITコンサルタントを続けていく上で役立つ資格はあります。

ここでは、ITコンサルタントとして資格を選ぶ際のポイントを3つ解説します。

  • 専門分野とニーズにあった資格を選ぶ
  • 認知度や信頼性のある資格を選ぶ
  • 実践的なスキルと経験が得られる資格を選ぶ

専門分野とニーズにあった資格を選ぶ

IT技術は広範囲な分野で構成され、セキュリティ・クラウド・データ分析・プロジェクトマネジメント・ソフトウェア開発など分野はさまざまです。

また、ITコンサルタントはさまざまな業界のクライアントと関わるので、それぞれ専門分野が異なります。

そのため資格を選ぶ際は、自身がこれから進むキャリアにあわせた資格を選ぶようにしましょう。

たとえば、SAPコンサルタントになりたいのであれば、SAP認定コンサルタントの資格がおすすめです。

また、求人募集の必須要件がプロジェクト経験の場合、プロジェクトマネジメント関連の資格を取得しておくと転職やフリーランスとなる際に役立ちます。

このように、これから進むキャリアの専門分野やニーズを調べ、どのようなスキルが必要となるかで資格を選びましょう。

参考:SAP Certification|SAP Training

認知度や信頼性のある資格を選ぶ

ITコンサルタントの資格を選ぶ際は、資格の認知度や業界での信頼性が重要です。

資格の認知度や業界での信頼性が高いと、転職やフリーランスとなる際に企業へアピールしやすくなります。

一般的に、大手テクノロジーカンパニーや国際的な標準化団体が提供する資格は評価が高い傾向にあります。

たとえば、先述したSAP認定コンサルタント資格はドイツのSAP社が認定している資格ですが、SAPを取り扱う企業では認知度があり信頼性も高いです。

基本情報技術者試験も、IT技術者であれば誰でも知っているような資格なので、取得すればIT技術の基本的な知識やスキルの保有を証明できます。

このように、認知度が高く信頼性のある資格を選んで取得し、転職やフリーランスとなる際に企業へアピールすることが重要です。

参考:基本情報技術者試験|独立行政法人情報処理推進機構

実践的なスキルと経験が得られる資格を選ぶ

実践的なスキルと経験が得られる資格は、ITコンサルタントの資格としておすすめです。

このような資格は理論だけでなく、実務経験が得られます。

たとえば、取得によりプロジェクト管理のスキルを証明できるPMPという資格があります。

この資格の取得には条件があり、過去のプロジェクトマネジメント経験と公式プロジェクトマネジメント研修の受講が必要です。

そのため、プロジェクトマネジメント未経験の場合、ボランティアのプロジェクトなどふくめて積極的にプロジェクトマネジメント経験を積む必要があります。

このように、この資格を取得する過程で、プロジェクトマネジメントの知識だけでなく実務経験も得られます。

このような資格は取得が難しいですが、自身のキャリアアップにもつながるため、ぜひ資格取得を目指してみてください。

参考:PMP®資格について|一般社団法人 PMI日本支部

自身のキャリアにあった資格を選ぶことがポイント

ここまで、ITコンサルタントの資格の選びかたをみてきました。

ITコンサルタントにはさまざまな専門分野とクライアントからのニーズがあり、それらに合わせた資格の取得がポイントとなります。

取得の過程で、実践的なスキルや経験が得られる資格もおすすめです。

次からは、ITコンサルタントにおすすめの資格10選を解説します。

ITコンサルタントにおすすめの資格10選

ここからは、ITコンサルタントにおすすめの資格10選を解説します。

  • 基本情報処理技術者
  • ITコーディネータ
  • CompTIA Project+
  • ITILファンデーション
  • TOEIC®L&R TEST(テスト)
  • 応用情報技術者
  • プロジェクトマネージャ(P2M)
  • PMP
  • ITストラテジスト 
  • 中小企業診断士

それぞれみていきます。

基本情報処理技術者

出典:情報処理推進機構

基本情報

資格名基本情報処理技術者
運営情報処理推進機構
試験日随時
受験料7,500円
受験資格なし
公式サイトリンクhttps://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/fe.html
難易度中程度
受験者数の平均約5万人前後
合格率の平均約30%前後

試験の内容

科目種別科目A科目B
問題形式多岐選択式‐四肢択一‐60問多岐選択式20問
試験時間90分120分

試験概要など

独立行政法人のIPAが認定する国家資格で、IT分野全般に関する基礎レベルの技術や知識を有することを証明できる資格です。

これからITコンサルタントを目指している人のなかでも、IT分野の案件が未経験の人におすすめの資格です。

基本情報処理技術者の資格を取得する過程で、IT技術の基本的なことを学べるでしょう。

平均合格率が30%程度となっていることから、難易度は中程度と考えられます。

取得に必要な勉強時間は200時間程度で、IT技術経験者であれば参考書などを活用して独学で勉強して合格することも可能です。

参考書は「イメージ&クレバー栢木先生の基本情報技術者教室」が、イラストや豊富な図解があり理解しやすくおすすめです。

ITコーディネータ

出典:ITコーディネータ協会

基本情報

資格名ITコーディネータ
運営ITコーディネータ協会
試験日CBT方式にて実施
<2023年度第1期>
予約期間:
2023年7月13日(木)~9月7日(木)
実施期間:
2023年7月27日(木)~9月11日(月)
<2023年度第2期>
予約期間:
2024年1月18日(木)~3月7日(木)
実施期間:
2024年1月25日(木)~3月11日(月)
受験料19,800円
受験資格なし
公式サイトリンクhttps://www.itc.or.jp/
難易度低〜中程度
受験者数の平均約230人前後
合格率の平均50%〜70%

試験の内容

問題形式多肢選択式
基本問題40問・応用問題20問・応用/選択問題40問
試験時間120分

試験概要など

通商産業省が、国家プロジェクトの一環としてITコーディネータの資格制度を設けたことが始まりで、2001年から始まっています。

特定非営利活動法人「ITコーディネータ協会」による主催で、経済産業省にも推進されている資格です。

このように国家プロジェクトで推進されている資格であるため、認知度や信頼性は高いです。

IT経営の実現ができる人材を育成することを目的とした資格で、この資格を取得することで経営者にアドバイスができる知識の保有を証明できます。

IT経営のアドバイスができることは企業へのアピールになるため、取得しておいて損はないでしょう。

取得に必要な勉強時間が50時間と短く、合格率も50%〜70%と高いので、社会人や忙しい人にも勉強がしやすいおすすめの資格です。

ITコーディネータ協会が発行している「IT経営推進プロセスガイドライン」の内容を理解できれば、合格できる可能性が極めて高いのでチャレンジしてみてください。

参考書は「ビジュアル解説 ITコーディネータテキスト」がおすすめで、ITコーディネータの試験範囲を網羅した公式のテキストとなっています。

CompTIA Project+

出典:CompTIA

基本情報

資格名CompTIA Project+
運営CompTIA
試験日随時
受験料46,284円
受験資格なし
公式サイトリンクhttps://www.comptia.jp/
難易度低い
受験者数の平均非公開
合格率の平均非公開

試験の内容

問題形式単一/複数選択95問
試験時間90分

試験概要など

CompTIA Project+は、CompTIAが主催している資格です。

CompTIAは、欧米を中心に10拠点あるグローバルなIT業界団体で、2001年4月には日本支局も設立されている団体です。

CompTIA Project+は、プロジェクトマネジメントスキル向上を目指している人を対象に、スキルと知見を評価するグローバルな資格となっています。

合格すればプロジェクトマネジメントの基礎を学んだことを証明できるため、これからITコンサルタントを目指す人におすすめの資格です。

受験資格は設けられておらず、勉強時間は最短で6〜20時間程度、長くても1ヶ月程度勉強すれば合格できるので難易度は低いです。

Project+ テキスト PK0-004版 (実務で役立つIT資格CompTIAシリーズ)」で勉強すれば、プロジェクトマネジメントの知識やスキルをゼロから学べるのでおすすめします。

ITILファンデーション

出典:PeopleCert

基本情報

資格名ITILファンデーション
運営PeopleCert
試験日随時
受験料48,279円
受験資格なし
公式サイトリンクhttps://peoplecert.jp/ITIL4_FND.html
難易度低〜中程度
受験者数の平均非公開
合格率の平均非公開

試験の内容

問題形式40問(多肢選択)
試験時間60分

試験概要など

ITILファンデーションは、ITサービスマネジメントに関する基礎知識の保有を証明できる、世界共通の資格です。

ITILとは、イギリスの政府機関がITサービスマネジメントのベストプラクティス(成功事例)をまとめた書籍群のことです。

合格すれば、ITサービスマネジメントおよびITILの基礎的な知識を幅広く得られるので、これからITコンサルタントを目指す人におすすめします。

合格率は公開されていませんが、合格に必要な勉強時間は20〜40時間と設定されているため、しっかりと勉強すれば十分合格できる難易度です。

黄色本と言われている「IT Service Management教科書 ITIL ファンデーション シラバス2011 (EXAMPRESS)」は、試験内容全体を網羅しており無駄なく情報がまとめられている良書です。

TOEIC®L&R TEST(テスト)

出典:国際ビジネスコミュニケーション協会

基本情報

資格名TOEIC®L&R TEST(テスト)
運営国際ビジネスコミュニケーション協会
試験日2023/11/19
受験料7,810円
受験資格なし
公式サイトリンクhttps://www.iibc-global.org/toeic/test/lr.html
難易度中〜高程度
受験者数の平均約2万5千人
合格率の平均ー(合否なし)

試験の内容

問題形式リスニング:100問
リーディング:100問
試験時間リスニング:45分
リーディング:75分

試験概要など

TOEIC L&Rテストは、英語の「リスニング」と「リーディング」のスキルを国際的に評価する英語試験です。

TOEICは、特にビジネス環境におけるコミュニケーション能力の測定を目的としています。

TOEICでビジネスレベルの英語力があると証明できれば、ITコンサルタントでグローバルな活躍ができるでしょう。

ITコンサルタントの高単価案件にはグローバルな案件が多く、このような案件ではビジネスレベルの英語力が不可欠です。

TOEICで英語力をアピールできれば、グローバル企業を対象とする高単価案件の獲得につながります。

ただし、ビジネスレベルの英語力を認知される点数は750点からで、日本人の平均点が574点であることから考えると、案件獲得につながる得点の取得は簡単ではありません。

しかしながら、リーディングで基本的な文法をおさらいして語彙力を鍛えたり、リスニングでは事前に問題を読んだりするなど、コツをおさえることで高得点を狙えるでしょう。

参考書の「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」は、TOEICのPart5に出題される文法事項を網羅した1冊となっており、とても参考になります。

応用情報技術者

出典:情報処理推進機構

基本情報

資格名応用情報技術者
運営情報処理推進機構
試験日4月の第3日曜日
10月の第2日曜日
受験料7,500円
受験資格なし
公式サイトリンクhttps://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/ap.html
難易度
受験者数の平均約3万7千人
合格率の平均26%程度

試験の内容

科目種別午前午後
問題形式四肢択一80問記述式12問中6問解答方式
試験時間150分150分

試験概要など

応用情報技術者試験は、IT関連の職業能力を証明するための国家試験の一つです。

基本情報技術者の上位にあたる資格で、合格すれば情報技術分野での高い技術力を証明できるでしょう。

ITコンサルタントは、経営層とのコミュニケーションがおもな仕事内容ではありますが、システム開発に関する知見も必要です。

このため、この資格を有することでシステム開発の知識やスキルを証明でき、高単価案件で募集している企業にもアピールできるでしょう。

ただし、合格率は22.6%で勉強時間も200時間程度必要と言われており、難易度の高い試験です。

先述したITコンサルタント初心者向けの資格をまだ取得していないのであれば、先にそれらの資格取得を目指したほうがよいでしょう。

参考書は、ほぼすべての出題範囲をカバーしている「 令和05年【春期】【秋期】応用情報技術者合格教本」を活用することで効率よく勉強できます。

プロジェクトマネージャ(P2M)

出典:日本プロジェクトマネジメント協会

基本情報

資格名プロジェクトマネージャ(P2M)
運営日本プロジェクトマネジメント協会
試験日試験ごとに年に1〜6回ほど開催
受験料PMC資格試験:17,000円
PMSプログラム試験:22,500円
PMS資格試験:39,200円
受験資格PMC資格試験:基礎知識習得のために24時間以上の講習会を修了した人
PMSプログラム試験:PMC資格登録者、もしくは受験要領に定めるPM関連資格保有者
PMS資格試験:PMC資格登録者、もしくは受験要領に定めるPM関連資格保有者
公式サイトリンクhttps://www.pmaj.or.jp/index.html
難易度上位資格になるほど難易度が高い(PMCでは合格率が70%程度)
受験者数の平均資格によって異なる
合格率の平均資格によって異なる(50%〜70%程度)

試験の内容

種類PMCPMSプログラムPMS
問題形式筆記試験(50問四肢一択方式)筆記試験(50問四肢一択方式筆記試験(100問四肢一択方式)
試験時間75分75分150分

試験概要など

プロジェクトマネージャ(P2M)試験は、プロジェクトマネジメントに関する知識やスキルを証明できる試験です。

日本プロジェクトマネジメント協会が認定している資格で、PMC・PMSプログラム・PMS・PMRの4種類に分かれています(ただし、PMRは現在未実施)。

ITコンサルタントには、プロジェクトマネジメントに関する知識やスキルが不可欠なので、P2M試験での資格取得は企業へのアピールポイントとなりおすすめです。

資格の種類によって難易度が異なりますが、平均合格率は50%〜70%となっており、上位の資格になるほど難易度が高くなります。

勉強時間も3ヶ月程度必要なので、対策をしっかり練らなければ合格できません。

ただし試験の運営元が出版しているガイドブックが試験範囲なので、ガイドブックを活用し、時間をかけて知識を蓄積していけば合格が狙えるでしょう。

参考書は「改訂3版 プログラム&プロジェクトマネジメント標準ガイドブック」がおすすめです。

日本プロジェクトマネジメント協会が出版しているガイドブックであるため、この内容を網羅して知識を蓄えていくと効率よく勉強できます。

PMP

出典:PMI

基本情報

資格名PMP
運営PMI
試験日毎月実施
受験料555ドル
受験資格・直近8年間に3年以上かつ4,500時間以上のプロジェクトマネジメント経験があること
・35時間以上の公式なプロジェクトマネジメントの研修の受講
公式サイトリンクhttps://www.pmi-japan.org/
難易度中〜高程度
受験者数の平均約85万人程度
合格率の平均非公開(60%程度)

試験の内容

問題形式4肢択一式(175問)
試験時間230分

試験概要など

PMPは、米国に本部があるNPO法人プロジェクトマネジメント協会(PMI)が、実施および認定している国際資格です。

PMBOKに基づいたプロジェクトマネジメントのスキルを評価し、資格取得することで、プロジェクトマネジメントのスキルを有することを証明できます。

PMBOKとは、世界中で事実上の標準となっているプロジェクトマネジメントの知識を体系化したものです。

ITコンサルタントにはプロジェクト管理スキルが不可欠です。

PMPの資格を持っていればプロジェクトマネジメントのスキルを証明でき、高単価案件の募集を行なっている企業にもアピールできるでしょう。

PMPには、試験を受けるための条件があるのが特徴的です。

大卒であれば、「直近8年間のプロジェクトマネジメント経験」と「35時間以上の公式なプロジェクトマネジメント研修の受講」が必要な点に注意しましょう。

必要な勉強時間はおおよそ100時間といわれていますが、前提知識やプロジェクト経験の長さによって変わってくるため、あくまで目安として考えてください。

プロジェクトに関する知識やスキルに加え、英語力を試される問題もあるため難易度は高いですが、しっかりと対策すれば十分に合格を狙えます。

おすすめの参考書は「プロジェクトマネジメント知識体系ガイド PMBOKガイド第6版(日本語) 」で、公式であるPMIから出版されており、プロジェクトマネジメントの知識体系を学べます。

ITストラテジスト

出典:情報処理推進機構

基本情報

資格名ITストラテジスト
運営情報処理推進機構
試験日春期:4月第3週の日曜日
秋期:10月第3週の日曜日
受験料7,500円
受験資格なし
公式サイトリンクhttps://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/st.html
難易度
受験者数の平均4,700人程度
合格率の平均15%程度

試験の内容

科目種別午前Ⅰ午前Ⅱ午後Ⅰ午後Ⅱ
問題形式4肢択一式(30問)4肢択一式(25問)記述式(3問のうちから1問解答)記述式(4問のうちから2問解答)
試験時間50分40分90分120分

試験概要など

ITストラテジスト試験は、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施する国家試験です。

ITを活用した事業戦略の策定から提案・推進までを担う、高度なIT人材を選抜する試験となっています。

ITストラテジスト試験は、特に高度な知見とスキルが要求される「高度情報処理技術者試験」に分類されているため、資格を取得できれば高度なIT知識とスキルの保有を証明できます。

合格すれば、高度なIT知識を必要とする高単価案件を募集中の企業にもアピールできるでしょう。

ただし、合格率が15%と低く難易度が高い試験です。

勉強時間は150〜200時間といわれており、難易度の高さから、IT業界に従事している人でも同様の時間がかかるといわれています。

参考書は、専門知識と午後問題をしっかり対策できる「ITストラテジスト「専門知識+午後問題」の重点対策」がおすすめです。

中小企業診断士

出典:中小企業診断協会

基本情報

資格名中小企業診断士
運営中小企業診断協会
試験日第一次試験:令和5年8月5日(土)・6日(日)
第二次試験:令和5年10月29日(日)
受験料第一次試験:14,500円
第二次試験:17,800円
受験資格なし
公式サイトリンクhttps://www.j-smeca.jp/
難易度
受験者数の平均13,000人〜14,000人
合格率の平均20%程度

試験の内容

科目種別第一次(1日目)第一次(2日目)第二次(1日目)第二次(2日目)
問題形式マークシート方式マークシート方式記述式記述式
試験時間午前:120分(60分 x 2)
午後:180分(90分 x 2)
午前:120分(60分 x 2)
午後:90分
160分(80分x2)160分(80分x2)

試験概要など

中小企業診断士は国家資格であり、この資格を取得することで中小企業が抱える経営課題に関して助言を行うプロフェッショナルであることが証明できます。

ITコンサルタントには企業が抱える経営課題の解決が求められるため、中小企業診断士のスキルは不可欠なものです。

企業の課題を分析し、最新のIT技術を活用して課題を解決するため、中小企業診断士のスキルは必要となるでしょう。

ただ、合格率は20%と難易度は高いです。

しかしながら、試験範囲全7科目を一度に合格しなくてもよい「科目合格制度」が採用されているため、回数を分けて受験しながら資格を取得できます。

一発合格を狙うのではなく、1科目ずつ回数を分けて合格を狙うのもよいでしょう。

参考書は「スピードテキスト」(一次試験向け)「ふぞろいな合格答案」(二次試験向け)がそれぞれ内容がわかりやすく、おすすめです。

まとめ|ITコンサルタントの資格は専門分野やニーズに合った資格を選ぶのがポイント

今回は、ITコンサルタントの資格の選びかたとおすすめの資格をみてきました。

  • ITコンサルタントの資格は、専門分野とニーズにあった資格を選ぶのがポイント 
  • 認知度や信頼性のある資格を選べば企業へアピールしやすい 
  • 実践的なスキルと経験を得られる資格がおすすめ 

ITコンサルタントの資格はありませんが、本記事で紹介したような資格を取得できればIT技術の知識やスキルを証明できるなど、企業へのアピールにつながります。

自身のレベルに合わせた資格を選び、資格取得を目指してみてください。

おすすめの転職エージェント

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  • 大手:業界や職種にこだわらず自分に合った転職先を幅広く探る
  • 特化型:希望する業界や職種への転職を専門的にサポートしてもらう

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大手転職エージェント
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独学でPHPを勉強し、Web業界へ。プログラマーを経てSE、管理職の道を歩む。転職を何度も経験しており、過去には大手企業への業務委託や自社サービスの運用、ゲーム開発にも携わった経験がある。現在は、管理職として複数プロジェクトの補佐を行いながら、過去の経験を活かし執筆活動も続けている。