SAPは日本に合わない?そう言われる理由と失敗しないポイントを解説
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「SAPは日本企業には合わない」という話を聞いたことがある人は多いでしょう。SAPのグローバル標準の機能に戸惑う企業は少なくありません。しかし、SAPで業務や経営の効率化に成功した企業が多いことも事実です。
この記事では、SAPが日本に合わないと言われる理由や失敗しないポイント、導入事例などを解説していきます。
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- 【この記事を読んでわかること】
- SAPが日本に合わないと言われるのは、現場の抵抗や言語・商慣習の壁、経営層のコミットメント不足など
- SAPが合いやすい企業の特徴は、グローバル展開する企業や全社一丸で業務プロセス改善に取り組む企業など
- SAP導入に失敗しないためには、ビジョン・目標の明確化や現場を巻き込んだ対応、適切なパートナー選びが重要
SAPは日本に合わない?そう言われる5つの理由
しーそー
SAPは、ドイツに本社を置く世界的なソフトウェア企業SAP社が提供するERPソフトウェアパッケージです。世界中で多くの企業に利用され、ERPソフトウェア市場で世界シェアNo.1を誇ります。
そんなSAPは日本でも多くの企業で導入されていますが、海外企業の製品であるため、日本に合わないという声も少なくありません。ここでは、そう言われる5つの理由を紹介していきます。
- 自社の業務プロセスを変えることへの抵抗
- 日本独自の商慣習への対応不足
- 言語や文化の障壁
- 経営層のコミットメント不足
- 人材育成・スキル不足でベンダー依存度が高い
自社の業務プロセスを変えることへの抵抗
SAP導入プロジェクトで多くの企業が直面する課題の1つは、自社の業務プロセスを変更することへの抵抗です。
SAPの導入によって自動化・効率化を進めるためには、従来のやり方を改め、新しいシステムに則って業務を行う必要があります。
日本企業の多くは、長年かけて各社が独自の業務プロセスを発展させてきました。現場の従業員は、慣れ親しんだ方法を変えることに抵抗を感じるものです。「今までのやり方が一番効率的だ」とSAPへの拒否反応を示すケースは少なくありません。また、ITリテラシーの低い従業員にとっては、SAPは複雑で使いこなすのが難しいと感じるでしょう。
こうした社内の抵抗が、日本企業のSAP導入の大きな壁となります。
日本独自の商慣習への対応不足
SAPが日本に合わないと言われる理由の2つ目は、日本の商慣習への対応不足です。
SAPはグローバル標準のERPソフトウェアであるため、日本企業特有の商慣習への対応が不十分であるという意見があります。
たとえば、契約書や書類にハンコを押して有効性を確認する「ハンコ文化」や、意思決定のための稟議システムなどが挙げられるでしょう。電子署名や欧米型の業務プロセスを標準とするSAPでは、こうした日本特有の慣習と完全に整合させるには、多くのカスタマイズを要することも少なくありません。
しかし、過度なカスタマイズはSAPの導入効果を半減させることにもつながるため、日本企業には合わないと言われる要因となっています。
言語や文化の障壁
日本企業がSAPを導入する場合、言語や文化の壁も課題の1つです。
グローバル市場をターゲットにしているSAPのベースは英語で構築されており、日本語対応はされているものの、完全に行き届いている訳ではありません。最新の情報やドキュメントは英語で提供されることが多く、英語が苦手な開発者やユーザーにとっては翻訳や理解に苦労するでしょう。
また、先に述べたように日本の業務プロセスに合致していない部分も多いため、ギャップを受け入れるかカスタマイズするかという選択を迫られます。こうした言語や文化の壁が、日本企業のSAP導入の成功を妨げる要因の1つです。
経営層のコミットメント不足
日本企業のSAP導入プロジェクトが思うように進まない一因として、経営層のコミットメントが不足しているケースも挙げられます。
SAP導入は、企業全体の業務プロセスを根底から見直し、最適化する大きなプロジェクトです。成功には、経営層の強力なサポートと積極的な関与が求められます。
しかし、日本企業では経営層がSAP導入の意義を十分に理解していなかったり、その重要性を軽視しているケースも少なくありません。その結果、リソース不足や意思決定の遅延、全社的なサポートの欠如などにつながる可能性が高いでしょう。
人材育成・スキル不足でベンダー依存度が高い
5つ目に挙げるSAPが日本に合わないと言われる理由は、ベンダー依存度の高さです。
SAPの導入や運用は複雑なため、高度な専門知識を持った人材が欠かせません。しかし、日本企業では社内に十分な人材を抱えているケースは少なく、外部ベンダーへの依存度が高くなっています。
ベンダー依存は人材不足への対策になるものの、コストの増加やベンダーロックイン、ノウハウの蓄積不足などのリスクがあることに注意が必要です。その結果、当初見込んだコスト削減や業務効率化の効果が得られず、SAP導入が失敗と評価されることにつながります。
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SAPは、企業の様々な業務プロセスを統合し効率化するための包括的なERPソフトウェアです。この記事では、レベル・目的別にSAP学習における適
以上、SAPが日本に合わないと言われる理由を解説しました。続いては、SAPが会いやすい日本企業の特徴を紹介します。
SAPが合いやすい日本企業の3つの特徴
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ここまで見てきたように、SAPは日本に合わないという声が多いのは事実です。そんな日本企業の中でも、SAPと相性の良い企業の3つの特徴を見ていきましょう。
- グローバルにビジネス展開している企業
- 業務プロセスの再構築に積極的な企業
- 変革を推進する経営陣のサポートがある企業
グローバルにビジネス展開している企業
SAPが合いやすい企業の1つ目は、グローバルにビジネスを展開している企業です。
グローバルにビジネスを行う企業は、国境を超えた複雑なサプライチェーン管理や多くの国の法規制への準拠、多通貨での取引処理など特有の課題を抱えています。SAPはグローバルでの利用を想定した世界基準の標準的な業務プロセスに基づいて設計されているため、こうした課題を解決するための強力なツールとなるでしょう。
たとえばトヨタ自動車は、2018年より全社共通の経理共通基盤に、SAP社の次世代ERPソフトウェアのSAP S/4HANAを採用しています。また日立グループは、SAPベンダーであると同時に、グローバル全体でSAPを導入するユーザーでもあります。
業務プロセスの再構築に積極的な企業
業務プロセスの再構築に積極的な企業も、SAPの導入がフィットする可能性が高いでしょう。
SAPを導入する際には、既存の業務の流れにこだわらず、標準化されたシステムに合わせることが欠かせません。SAPを導入しても、利用部門が後ろ向きな企業では意図したように活用されず、豊富な機能も宝の持ち腐れになる可能性が高まります。
全社的に業務プロセスの再構築に積極的な企業は、こうした変革を受け入れる準備と覚悟ができており、SAP導入を成功に導く土壌を持った企業といえます。
変革を推進する経営陣のサポートがある企業
SAPが合いやすい企業の3つ目の特徴は、経営陣が変革を積極的にサポートしている企業です。
SAPの導入は、現場やシステム部門だけが積極的でもうまく進みません。SAP導入プロジェクトは複雑で、遅延や予期せぬ問題が頻繁に発生するでしょう。また利用部門では、通常業務に加えて、SAP移行のための業務プロセスの見直しや新システムのトレーニングが必要です。
こうした状況を全社一丸で乗り越えるには、経営陣の積極的な関与と強力なリーダーシップが必要です。経営陣みずからがSAP導入の意義を深く理解し、全社のコンセンサスを形成できる企業は、成功の可能性が高いでしょう。
以上、SAPが合いやすい企業の3つの特徴でした。続いては、日本企業がSAPの導入に失敗しないためのポイントを紹介していきます。
日本企業がSAPの導入に失敗しないための4つのポイント
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日本企業でも、適切なポイントを押さえてSAPを導入することで、失敗する可能性を減らせます。失敗しないための4つのポイントを見ていきましょう。
- 明確なビジョンと目標を設定する
- カスタマイズを最小化し標準機能を最大限活用する
- 現場の理解を得て継続的なトレーニングを行う
- 適切なパートナーと連携する
明確なビジョンと目標を設定する
ポイントの1つ目は、明確なビジョンと目標を設定することです。
SAP導入プロジェクトは多くの場合、IT部門だけでなく利用部門も巻き込んだ、多くの時間・コスト・労力を伴う複雑なプロジェクトになります。立ち上げ段階で、明確なビジョンと目標を設定することで、プロジェクト全体の方向性を定めて関係者全員の理解と協力を得ることが可能です。
ビジョンではSAP導入によって実現したい未来の姿を明確にし、目標としてビジョンを達成するために具体的な数値目標を設定します。これらが不明確だと、プロジェクトは方向性を見失い、予算・スケジュールの超過や期待した効果が得られないリスクが高まるでしょう。
経営層・IT部門・利用部門など、関係者全員でビジョンと目標を共有することが重要です。
カスタマイズを最小化し標準機能を最大限活用する
SAPの導入では、カスタマイズを最小化し、業務をシステムに合わせて標準機能を最大限活用することが重要です。
過度なカスタマイズは導入コストの増加やプロジェクトの遅延、将来のアップグレードや保守の複雑化を引き起こします。現状の業務に無理やり合わせようとすると、SAPのポテンシャルを活かせずに、業務プロセスの自動化や効率化のメリットが十分に得られないでしょう。
カスタマイズを最小限に抑えるポイントは、導入前に標準機能を徹底的に検証し、業務をシステムに合わせることを第一に考えることです。カスタマイズは、どうしても必要な部分に限定することで、効率的かつコスト効果の高いSAP導入を実現できるでしょう。
現場の理解を得て継続的なトレーニングを行う
SAPの導入を成功させるうえでは、利用する現場の理解を得て、継続的にトレーニングを行うことも重要です。
経営層やIT部門がどれだけSAPの導入効果を見込んでも、それを実際に利用する現場従業員の理解と活用する姿勢がなければ現実のものになりません。業務をシステムに合わせるSAP導入では、現場にも多くの負担をかけることになります。それを受け入れてでも導入する意義や、得られるメリットを十分に説明する姿勢が大切です。
また、従業員の理解を深め活用を促すためには、継続的なトレーニングやサポートも欠かせません。従業員からのフィードバックを積極的に収集し、システムの改善に役立てることも信頼関係の構築につながるでしょう。
このように、SAPの導入は利用する現場と一体となって進めることが重要です。
適切なパートナーと連携する
SAP導入の成功には、適切なパートナー(ベンダー)選びも重要です。
SAPは非常に複雑なシステムであるため、導入プロジェクトを自社の人材だけで遂行できる企業は多くありません。多くの場合、専門スキルを持った外部のベンダーの協力を仰ぐことになるでしょう。
パートナーとなるベンダー企業選びは、SAP導入の成功を大きく左右します。以下のようなポイントで、チェックすると良いでしょう。
- SAP導入の実績が豊富か
- 業界や業種に精通しているか
- 専門知識とスキルを持った人材が豊富か
- 導入費用は適切か
良質なパートナーは、豊富な経験とスキルを活用してプロジェクトの成功をサポートしてくれます。
▼SAPの導入に強い主要ベンダーの一覧と選び方のポイントを詳しく知りたい人はこちら
ERPの導入を成功させる!主要ベンダーの一覧と特徴・選び方を解説
「はじめてのERPの導入を検討中の企業の担当者」「ERPベンダーへの転職を目指しているエンジニア」の皆様へ。本記事では、ERPベンダーの概要
日本企業のSAP導入の成功事例3選
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最後に、日本企業のSAP導入成功事例を3つピックアップして紹介します。SAPの導入に悩みを抱えている企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
- SAP導入でデータに基づく経営判断を早期化|スクウェア・エニックス
- SAPの活用で迅速な採算性把握を実現|丸紅ITソリューションズ
- レガシーシステムからの移行で経営とシステムを一体化|TOPPAN
SAP導入でデータに基づく経営判断を早期化|スクウェア・エニックス
スクウェア・エニックスは、「ドラゴンクエスト」シリーズや「ファイナルファンタジー」シリーズなどの人気タイトルを抱える大手ゲームメーカーです。
同社は、事業構造の変化にともない、グローバル経営基盤の構築や経営情報の可視化・効率化が求められていました。そこで、国内外の基幹システム統合を判断します。グローバル対応標準のERP製品を比較した結果、グローバルスタンダードであり、国内で実績のある印税計算システムをはじめとした豊富な機能群を提供しているSAP S/4HANAを採用しました。
導入により、同社はグローバルデータの迅速な収集・可視化、データに基づく迅速な経営判断、業務全体の効率化を実現しています。
SAPの活用で迅速な採算性把握を実現|丸紅ITソリューションズ
丸紅ソリューションズは、ITインフラや業務システムの構築・保守・運用サービスを提供する丸紅グループのICT企業です。
同社は、業務のサイロ化や非効率なワークフロー、不透明な管理会計など従来の経営管理システムの限界に直面していました。これらを解決するために、事業規模と業務プロセスに適合するSAPを選択し、クラウドを活用して約1年で導入を実現します。
SAP導入の効果として、業務プロセスの効率化・柔軟かつスケーラブルなIT環境の構築・リアルタイムでのプロジェクトコスト把握による採算性向上などを実現しました。
レガシーシステムからの移行で経営とシステムを一体化|TOPPAN
TOPPANは、日本の印刷産業をリードしてきた長い歴史を持ち、現在は情報コミュニケーション・生活産業・エレクトロニクス事業に多面展開している企業です。
同社は、大規模な変革として、デジタル分野の強化など事業シフトと拡大を進めてきました。その中で求められたのが、経営とシステムの一体化や経営情報の一元化を図るための、レガシーシステムからの脱却とシステム基盤のモダナイゼーションです。同社はその基盤として、BCP (事業継続計画) も含めてシステムの安定性が確保でき、インフラ運用も担うSAP S/4HANAを採用しました。
その結果、生産性の向上や戦略的な業務への注力、経営情報一元化によるスピーディーな経営判断が実現できた実感を得ているということです。
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大手転職エージェント
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支援実績No1の総合型。年代や職種を問わずまず登録しておくべきエージェントです。
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特化型エージェント
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まとめ|日本企業でもSAP導入を成功に導くことは可能!
しーそー
この記事を通して、以下のことがわかりました。
- SAPが日本に合わないと言われるのは、現場の抵抗や言語・商慣習の壁、経営層のコミットメント不足など
- SAPが合いやすい企業の特徴は、グローバル展開する企業や全社一丸で業務プロセス改善に取り組む企業など
- SAP導入に失敗しないためには、ビジョン・目標の明確化や現場を巻き込んだ対応、適切なパートナー選びが重要
グローバル標準のSAPは、日本向けに作られたERPソフトに比べて扱いが難しく、現場の業務にフィットしないことも少なくありません。しかし、世界中で利用されているのは、その合理性が評価されているということです。SAP導入を成功させるには、自社の業務を基準に考えるのではなく、世界標準のSAPを基準に自社を寄せていくという発想の転換が欠かせません。
日本企業であっても、SAP導入の明確なビジョンや目標を設定し、全社で業務プロセスの変革に取り組む姿勢があれば成功の可能性は高まるでしょう。