
JavaScript開発とは?おすすめの開発環境やツールを解説
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よりリッチなWebページを作成したいと考えている人の中には、JavaScriptの習得に興味を持っている人も多いのではないでしょうか。 この記事では、JavaScriptの基礎知識からおすすめの開発環境・活用分野・最新動向などを詳しく解説していきます。
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- 【この記事を読んでわかること】
- JavaScriptはWebページに動きを与え、ユーザーエクスペリエンス(UX)を向上させる言語
- JavaScriptの開発環境は、初心者向けのブラウザエディタから、上級者向けの高機能なIDEまで充実
- 近年では、さまざまなライブラリやフレームワークが登場しJavaScriptの活用範囲は拡大
JavaScriptの基礎知識

JavaScriptは、Webページに動きを与えるプログラミング言語として有名です。さらに近年では、JavaScript自体とその周辺技術が大きく進化し、活用範囲が広がっています。まずはJavaScriptをよく知るため、下記の基礎知識を確認しましょう。
- JavaScriptとは
- JavaScriptでできること
- JavaScriptの構文と文法
- JavaScriptのデバッグ方法
JavaScriptとは
JavaScriptとは、Webブラウザ上で動作する、フロントエンド開発向けのプログラミング言語の一つです。HTMLやCSSとともに、Webページのデザインや機能性を向上させる役割を担っています。JavaScriptは、1995年にアメリカ人のブレンダン・アイク氏によって、Webブラウザ「Netscape Navigator」のために開発されました。その後、急速な普及によりWeb全般に広がり、現在では主要なWebブラウザでサポートされています。Webブラウザ上での動作がおもな用途ですが、Node.jsなどの登場により、近年ではサーバーサイド開発での活用も盛んです。
JavaScriptの5つのおもな特徴を紹介します。
- インタープリタ言語
- クロスプラットフォーム対応
- オブジェクト指向
- 豊富なライブラリとフレームワーク
- イベント駆動
インタープリタ言語
JavaScriptは、コンパイルせずにソースコードが直接実行されるインタープリタ言語です。コードの変更をリアルタイムで確認できるため、迅速に開発できる利点があります。一方、一般的に実行速度はコンパイル言語に比べて劣る点がデメリットです。
クロスプラットフォーム対応
JavaScriptはクロスプラットフォーム対応の言語であり、異なるOSやブラウザ上でも動作します。そのため、開発者は一度の開発で多くのプラットフォームに対応するアプリケーションの作成が可能です。
オブジェクト指向
JavaScriptはJavaやC++などと同じく、オブジェクト指向言語です。ただし、Javaなどと異なりクラスの概念はなく、代わりにプロトタイプという概念があります。オブジェクト指向に沿った開発により、保守性や再利用性の向上が可能です。
豊富なライブラリとフレームワーク
JavaScriptには、数多くのライブラリやフレームワークが存在し、開発者は効率的なアプリケーションの開発が可能です。代表的なものとして、jQuery、React、Angular、Vue.jsなどがあります。
イベント駆動
JavaScriptはイベント駆動に対応しており、ユーザーのアクションや外部からのデータ受信などを契機にして、処理を実行できます。これにより、インタラクティブな動きのあるWebアプリケーションの開発が実現可能です。
JavaScriptでできること
JavaScriptは、おもにWebブラウザ上で動作するフロントエンド向けの言語であることを解説しました。続いて、JavaScriptを使ってできる、代表的な6つのことを見ていきましょう。
- 動的なWebページの作成
- フォームバリデーション
- アニメーションとトランジション
- 非同期通信
- サーバーサイド開発
- 幅広い分野のアプリケーション開発
動きのあるWebページの作成
JavaScriptを使用して、Webページに動的な要素やインタラクティブな機能を追加可能です。たとえば、ドロップダウンメニュー、タブ切り替え、モーダルウィンドウなどの動きのあるWebページを実装できます。
フォームバリデーション
JavaScriptを使って、フォームの入力内容をリアルタイムで検証し、不備がある場合にはエラーメッセージを表示できます。これにより、ユーザーがフォームを送信する前に入力内容を修正可能です。
アニメーションとトランジション
CSSと組み合わせて、JavaScriptを使ってWebページにアニメーションやトランジション効果を追加可能です。たとえば、スクロールに応じて要素がフェードインするようなエフェクトを実装できます。
非同期通信
JavaScriptはAjax(Asynchronous JavaScript and XML)を用いて、Webページ全体を再読み込みせずに、サーバーと非同期で通信が可能です。これにより、ページの一部分だけを更新でき、より魅力的なサイトを作成できます。
サーバーサイド開発
Node.jsを利用すると、JavaScriptでデータベースとのやり取りやAPI開発などのサーバーサイド開発が可能です。これにより、JavaScriptを使って、フロントエンドとバックエンド両方をプログラミングするフルスタック開発が実現できます。
幅広い分野のアプリケーション開発
JavaScriptは、豊富なライブラリやフレームワークの活用により、幅広い分野のアプリケーション開発が可能です。たとえば、デスクトップアプリやモバイルアプリ、ゲーム、IoTなど多岐にわたります。後ほど詳しく解説していきます。
JavaScriptの構文と文法
JavaScriptで開発するには、基本的な構文や文法の習得が欠かせません。ここでは、最低限知っておくべきJavaScript開発の要素を紹介します。
- 変数
- データ型
- 関数
- オブジェクト
変数
変数は、データを一時的に保存しておくための仮置き場のようなものです。JavaScriptの変数宣言には、var・let・constの3つのキーワードがあり、それぞれが異なる特徴や使い方を持っています。
varは、JavaScriptで従来からある変数宣言方法です。varで宣言された関数は、どこからでもアクセスできる広い範囲(グローバルスコープ)がある一方、ときに問題を引き起こす場合があります。
var name = ‘John’;
letは、最近のJavaScriptで推奨されている変数宣言方法です。letで宣言された変数は使われた範囲(ブロックスコープ)内でのみアクセスできるため、半数の範囲が限定され、より安全に使えます。
let age = 30;
constは、値が変更されない変数(定数)の宣言に使用します。constで宣言された変数には、値を一度だけ割り当てられ、その後は変更できません。letと同じく、ブロックスコープで利用されます。
const PI = 3.14159;
適切な変数の使用は、コードの可読性や保守性を向上させるために重要です。JavaScriptの構文と文法を理解し、適切な変数宣言方法を選択しましょう。
データ型
JavaScriptのおもなデータ型は以下のとおりです。
データ型 | 説明 | 記述例 | |
---|---|---|---|
数値 | Number | 整数や小数を表すデータ型 | let num = 42; |
文字列 | String | テキストや文字データを表すデータ型 | let str = ‘こんにちは’; |
真偽値 | Boolean | true(真)またはfalse(偽)のいずれかを表すデータ型 | let isActive = true; |
オブジェクト | Object | 複数のデータをキーと値のペアでまとめたデータ型 | let person = { name: ‘John’, age: 30 }; |
シンボル | Symbol | 一意の識別子を表すデータ型 | let sym = Symbol(‘uniqueId’) |
null | – | 変数が空であることを示す特殊なデータ型 | let emptyVar = null; |
undefined | – | 変数が値を持っていない状態を表すデータ型 | let uninitializedVar; |
関数
関数とは、JavaScriptで処理をひとまとめにしたものです。関数を使うと、繰り返し使う処理を定義して何度も呼び出せて、コードがスッキリして読みやすくなります。
関数を作るには、functionというキーワードを使います。たとえば、足し算をする関数を作る場合には、以下のように書きます。
function add(x, y) {
return x + y;
}
ほかにも、関数式やアロー関数と呼ばれる方法での記述も可能です。
関数を使うときは、関数名のあとにカッコをつけて、その中に引数を入れます。たとえば、先ほどの足し算の関数を使う場合には、以下のように書きます。
const result = add(3, 5); // 3と5を足す
console.log(result); // 8 を出力
このように、関数の使用により、処理をモジュール化してコードの再利用性や可読性の向上が可能です。またJavaScriptには、数学的な演算のための関数や文字列操作関数など、あらかじめ用意されているビルトイン関数も多数あるため有効に活用しましょう。
オブジェクト
JavaScriptのオブジェクトは、データと振る舞い(メソッド)を一緒に保持するためのものです。関連するデータや機能をひとまとめにし、コードの再利用性や保守性を高められます。
オブジェクトは、{}を使って記述可能です。オブジェクトの中には、キーと値がペアになって入ります。たとえば、人物の名前と年齢をまとめたオブジェクトの記述は、以下のとおりです。
const person = {
name: ‘John’,
age: 30
};
オブジェクトのデータには、ドット(.)やブラケット([ ])を使ってアクセスできます。
console.log(person.name); // ドットを使ったアクセス
console.log(person[‘age’]); // ブラケットを使ったアクセス
オブジェクトには、関数(処理)の追加も可能です。関数を追加すると、オブジェクトがその機能を持つようになります。先ほどのオブジェクトに、挨拶する機能を追加すると以下のようになります。
const person = {
name: ‘John’,
age: 30,
greet: function() {
console.log(‘Hello, ‘ + this.name);
}
};
person.greet(); // Hello, John を出力
JavaScriptのオブジェクトは非常に柔軟で、データ構造や処理を表現するのに適した手段です。オブジェクトの使用方法を理解し、JavaScriptを効果的に活用しましょう。
JavaScriptのデバッグ方法
開発者が記述したコードの挙動を正確に把握し、バグを特定して修正するためには、デバッグのスキルが欠かせません。JavaScriptのデバッグに必要な3つの事項を解説します。
- デバッグツール
- コンソールログ
- エラーメッセージの読み方
デバッグツール
JavaScriptのデバッグは、ブラウザの開発者ツールを使って実施可能です。Chrome・Edge・Safari・Firefoxなどの主要なブラウザには、標準機能として独自の開発者ツールが組み込まれているため、追加のソフトウェアを導入する必要はありません。開発者ツールの中にあるデバッガー機能では、ブレークポイントを設定してJavaScriptコードの実行を一時停止させたり、ステップ実行を行ったりして、変数の値を確認しながらコードの挙動をチェックできます。デバッグツールの活用により、効率的なコードの問題特定と修正が可能です。使いこなせるように習得する価値は高いでしょう。
コンソールログ
JavaScriptのデバッグでは、ブラウザの開発者ツール内にあるコンソールタブを使う方法もあります。コンソールログを見れば、コードの実行結果やエラーメッセージをリアルタイムで確認可能です。また、コンソールログでは、実行中の変数の値や処理の進捗状況の確認もできます。
JavaScriptでは、console.log()関数を使ってコンソールに情報を出力します。また、console.error()やconsole.warn()などの関数を使って、エラーや警告メッセージ表示も可能です。ただし、コンソールログの出力はあくまでデバッグ用であり、本番環境では削除を忘れないようにしましょう。
エラーメッセージの読み方
JavaScriptのエラーメッセージは、コード内で何らかの問題が発生した際に、ブラウザのコンソールに表示されるメッセージです。
エラーメッセージでは、以下のような情報が確認可能です。
情報 | 内容 |
---|---|
エラータイプ | エラーの種類を表示(TypeError、ReferenceErrorなど) |
エラーメッセージ | エラーの原因や状況の説明を表示 |
エラーが発生したファイル名 | 問題のあるスクリプトファイル名を表示 |
エラーが発生した行番号 | エラーが発生したコードの行番号を表示 |
エラーメッセージを読む際には、まずエラータイプとエラーメッセージに注目し、どのような問題が発生しているかを把握します。次に、エラーが発生したファイル名と行番号を確認し、コード内の問題箇所を特定します。エラーメッセージの読み方の習得により、効率的にデバッグし、問題を素早く解決できる力が身につくでしょう。
ここまでは、JavaScriptの基礎知識について解説してきました。
ここからは、JavaScriptでおすすめの開発環境を解説します。
JavaScriptでおすすめの開発環境

JavaScript開発に適した環境は、開発者のスキルレベルや好みによって異なります。初心者にはシンプルで使いやすい環境、上級者には機能豊富でカスタマイズ性の高い環境が良いでしょう。ここでは、初心者向けから上級者向けまで、おすすめの開発環境を紹介します。
初心者におすすめの環境
JavaScript開発を始めたばかりの人には、簡単に使えるブラウザエディタがおすすめです。
ブラウザエディタ
ブラウザエディタは、インターネットブラウザ上で動作するオンラインのコードエディタです。特別なソフトウェアをインストールせずに、手軽にコードを記述し実行できます。そのため、初心者でも環境構築に悩まずにJavaScriptの学習が可能です。代表的なブラウザエディタに、JSFiddle・CodePen・JSBinなどがあります。これらのエディタは、HTML・CSS・JavaScriptの3つのエリアに分かれており、リアルタイムでコードの実行結果が確認できます。ただし、ブラウザエディタの機能は限定的なため、手軽にJavaScriptの学習を始めるためのツールとして利用するのが良いでしょう。
上級者におすすめの環境
JavaScriptの本格的な開発やチームでの開発プロジェクトの際には、高度な機能を備えた統合開発環境(IDE)やエディタの利用がおすすめです。代表的なIDE、エディタには以下のようなものがあります。
- Visual Studio Code
- WebStorm
- Atom
それぞれ特徴を見ていきましょう。
Visual Studio Code
Visual Studio Code(VSCode)は、Microsoftが開発したオープンソースのコードエディタです。VSCodeは軽量でありながら、拡張機能の追加によりさまざまな言語やフレームワークに対応し、高度な開発作業をサポートします。JavaScript開発に必要なシンタックスハイライト・コード補完・リファクタリングなどの機能が標準搭載されており、さらに機能拡張によりデバッグやGitの統合も可能です。VSCodeはオープンソースのため、無料で利用できます。
WebStorm
WebStormは、JetBrainsが開発したJavaScriptに特化したIDEです。WebStormは、コード補完・リファクタリング・デバッグ・バージョン管理システムの統合など、JavaScript開発に必要な高度な機能を提供しています。また、React・Angular・Vue.jsなどの主要なフレームワークに対応しており、フレームワーク固有の機能もサポートしています。WebStormは有料ですが、その機能性と効率性の高さから上級者に人気のIDEです。
Atom
Atomは、GitHubが開発したオープンソースのテキストエディタで、Web開発に特化した豊富な機能と高いカスタマイズ性が特徴です。Atomでは、標準でJavaScript開発に必要なシンタックスハイライト・自動コード補完・スニペット機能などが提供されています。また、パッケージ(プラグイン)の追加によって、さらなる多機能化が可能です。Atomはコミュニティが活発で、数多くのパッケージが提供されているため、自分に合ったエディタにカスタマイズできます。
ここまでは、JavaScriptでおすすめの開発環境を解説してきました。
次ではJavaScript開発の種類を見ていきましょう。
JavaScript開発の種類

JavaScriptは用途の幅広さと柔軟性から、さまざまな開発分野で利用されています。ここでは、JavaScript開発の主要な3つの分野と、それぞれで利用されるフレームワークを紹介します。
- モバイルアプリ開発
- フロントエンド開発
- サーバーサイド開発
モバイルアプリ開発
モバイルアプリ開発は、iOS向けとAndroid向けにそれぞれ異なる言語で開発するのが一般的です。しかし、JavaScriptの使用により、1つのコードで両方のOSに対応したモバイルアプリを開発(クロスプラットフォーム開発)でき、コストや時間を削減できます。
JavaScriptを用いた代表的なモバイルアプリ開発フレームワークは、下記の2つです。
- React Native
- Ionic
それぞれの特徴を解説します。
React Native
React Nativeは、Facebookが開発したオープンソースのモバイルアプリ開発フレームワークです。React Nativeでは、JavaScriptを用いてiOSとAndroidの両方のOS向けにモバイルアプリを開発できます。React Nativeの特徴は、ネイティブコンポーネントを使用したUIの構築により、パフォーマンスに優れたアプリケーションを開発できる点です。さらに、ホットリロード機能により、変更したコードがすぐに反映されるため開発効率を向上できます。React NativeはInstagramやAirbnbなどの有名サービスでも採用されており、人気の高いフレームワークの一つです。
Ionic
Ionic(アイオニック)は、モバイルアプリ開発のためのオープンソースフレームワークです。JavaScriptやHTML5、CSSを使用して、iOSとAndroidの両方に対応したモバイルアプリを開発できます。豊富なUIコンポーネントが用意されており、プラットフォームのデザインガイドラインに沿ったアプリを簡単に開発可能です。Ionicは、Web技術をベースにしているため、Web開発者が手軽にモバイルアプリ開発を始められます。また、後ほど紹介するReactやAngularなど人気のWeb開発フレームワークと統合できるため、Web開発の既存知識を活用してモバイルアプリを開発できるのも魅力です。
フロントエンド開発
フロントエンド開発とは、Webブラウザ上で動作し、ユーザーインターフェース(UI)やユーザーエクスペリエンス(UX)を構築する開発領域のことです。JavaScriptはフロントエンド開発において主要な役割を担っており、さまざまなライブラリやフレームワークが存在しています。中でも人気の高い、下記の3つを解説します。
- React
- Angular
- Vue.js
React
Reactは、Facebookが開発したオープンソースのJavaScriptライブラリです。ユーザーインターフェース(UI)開発に特化しており、Webアプリケーションのフロントエンド開発に広く使用されています。Reactのおもな特徴は、コンポーネントベースの開発アプローチです。画面を小さな部品(コンポーネント)に分けて開発するため、再利用性・可読性・保守性を向上できます。また、仮想DOM(Document Object Model)の採用により、実際のDOMへの変更を最小限に抑え、パフォーマンスの向上を実現しています。Reactは、大規模なWebアプリケーションでもスケーラブルに対応でき、企業や開発者から高い評価を受けているフレームワークです。
Angular
Angularは、Googleが開発したオープンソースのJavaScriptフレームワークです。Angularでは、JavaScriptを拡張したTypeScriptでの開発が推奨されています。TypeScriptは、JavaScriptの知識があれば、比較的容易に学習できるでしょう。静的型付け言語であるTypeScriptの採用により、コードの安全性が向上し、エラーの発見やデバッグが容易になります。また、Angularは、データバインディング・依存性注入・コンポーネントベースのアーキテクチャなど、高度な機能を提供しており、大規模なアプリケーションの開発も可能です。
Vue.js
Vue.js(ビュー・ジェイエス)は、GoogleでAngularの開発に携わったEvan You氏が開発した、オープンソースのJavaScriptフレームワークです。学習コストが低く、ドキュメントが充実しており、初心者でも利用しやすいフレームワークとして人気を集めています。Vue.jsは、ReactやAngularと同じくコンポーネントベースのアーキテクチャや仮想DOMなどの機能を提供していますが、より軽量でシンプルな設計が特徴です。プラグインやライブラリの追加により機能を拡張でき、小規模な開発から大規模なプロジェクトまで対応できる柔軟性があります。
サーバーサイド開発
フロントエンド開発の言語として知られるJavaScriptですが、近年はサーバーサイド開発にも活用が広がっています。そのきっかけとなったのが、Node.jsの登場です。Node.jsの特徴を見てみましょう。
Node.js
Node.jsは、2009年に開発された、JavaScriptをサーバーサイドで実行するためのオープンソースのプラットフォームです。Node.jsの登場で、従来ブラウザ上でのみ実行されていたJavaScriptが、サーバーサイドでも使えるようになりました。Googleが開発したV8 JavaScriptエンジンをベースにしており、高速な実行が可能です。Node.jsのおもな特徴に、非同期I/O処理とイベント駆動アーキテクチャの採用があります。これにより、大量の同時接続やリアルタイム通信を扱うアプリケーションの効率的な開発が実現可能です。Node.jsでは、フロントエンドと同じ言語を使用できるため、JavaScriptエンジニアはフルスタック開発者としてスキルセットを活用できます。
ここまでは、JavaScript開発の種類を解説してきました。
続いてJavaScript開発の最新動向を見てみましょう。
JavaScript開発の最新動向

JavaScriptは、近年急速な進化を遂げ、さまざまなアプリケーションを効率的に開発できるようになりました。次々に新しい技術やトレンドが登場しているため、開発者は常に情報をキャッチし、スキルを磨く努力が欠かせません。また、進化とともに、JavaScriptに関連するセキュリティ対策もよりいっそう重視されるようになりました。ここでは、JavaScriptの進化のポイントとセキュリティ対策を解説します。
JavaScriptの進化
JavaScriptは1995年の誕生以来、Webアプリケーション開発において中心的な役割を果たしてきた言語ですが、近年の進化は特に目覚ましいものがあります。JavaScriptの進化の軌跡を知り、その能力を最大限活用する方法を学びましょう。
- SPAの流行
- ES6以降の新機能
- TypeScriptの登場
- WebAssembly
SPAの流行
シングルページアプリケーション(SPA)は、Webアプリケーションの設計思想の一つです。ページ遷移によるリロードの最小化による、ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上を目的としています。SPAは、JavaScriptを利用してブラウザ側でページの内容を動的に更新し、サーバーとの通信はおもにデータのやり取りに限定されるのが特徴です。これにより、従来のページリロードによる遷移を減らし、スムーズな操作感を実現します。前述で紹介したReactやAngular、Vue.jsなどのフレームワーク・ライブラリの登場により、SPAの開発が容易になりました。現在では多くのWebアプリケーションがSPAとして実装されています。
ES6以降の新機能
ECMAScript 6(ES6)は、JavaScriptの標準規格であるECMAScript(ES)の第6版です。2015年に公開されました。正式名称はECMAScript 2015(ES2015)ですが、一般的にはES6と呼ばれています。ES6では、JavaScriptの機能や文法を大幅に拡張し、開発者がより効率的で読みやすいコードを書けるようになりました。たとえば、アロー関数・クラス構文・let・const・プロミス・テンプレートリテラル・デフォルト引数などが代表的な新機能です。ES6以降も新しいバージョンが毎年リリースされており、JavaScript言語は進化を続けています。
TypeScriptの登場
TypeScriptは、2012年にMicrosoftが発表した、JavaScriptの上位互換言語(スーパーセット)です。TypeScriptの大きな特徴である静的型付け機能では、変数や関数の引数がどのようなデータ型(文字列、数値、真偽値など)を持つべきかをあらかじめ宣言します。これにより、開発者が型の間違いを事前に検出でき、バグを埋め込むリスクの軽減や、コードの安全な管理が可能になりました。また、TypeScriptはオブジェクト指向の概念をより簡単に実装できる機能も持っており、大規模なプロジェクトやチーム開発での活用が広がっています。
WebAssembly
WebAssemblyは、JavaScriptとは異なる言語で書かれたプログラムを、Webブラウザで実行できるようにコンパイル(変換)する技術です。CやC++などの言語で書かれたコードでも、WebAssemblyにコンパイルすれば、ブラウザ上で実行できます。WebAssemblyのもっとも大きな特徴は高速性です。JavaScriptよりも効率的に実行されるため、パフォーマンスが大幅に向上します。これにより、従来のJavaScriptでは実現が困難だった高度なグラフィックスやゲーム開発などが可能になりました。WebAssemblyは現在、すべての主要なWebブラウザでサポートされており、今後ますます広がりが期待される技術です。
JavaScriptのセキュリティ
JavaScriptのセキュリティは、開発者にとって重要な懸念事項です。ユーザー情報をやり取りするWebアプリケーションでは、セキュリティ上の脆弱性への対処が欠かせません。ここでは、JavaScriptに関連する2つの主要なセキュリティリスクを解説します。これらのリスクを理解し、適切な対策を講じることが大切です。
- クロスサイトスクリプティング
- クリックジャッキング
クロスサイトスクリプティング
クロスサイトスクリプティング(XSS)は、おもにユーザーがテキストを入力する場所(掲示板やコメント欄など)に潜む、セキュリティ脆弱性の一つです。攻撃者は、悪意のあるJavaScriptコードをテキスト入力欄に埋め込み、ほかのユーザーのブラウザでそのコードが実行されるよう仕向けます。この結果、個人情報やセッションデータが盗まれる場合があります。
JavaScriptを使用してWebアプリケーションを開発する際には、XSS攻撃を防ぐための対策が欠かせません。たとえば、ユーザーからの入力データの適切なエスケープや、Content Security Policy(CSP)の設定によるリソースの読み込み制限などが効果的です。また、前述で紹介したReact・Angular・Vue.jsなどの主要なフレームワークではXSS対策の一部が提供されているため、リスクを低減できます。ただし、XSS対策が十分であるとは限らないため、フレームワークの仕様を理解し、不足している部分に対する追加の対策が重要です。
クリックジャッキング
クリックジャッキングは、悪意のあるWebページが、JavaScriptを利用してユーザーに気づかれずに別のページ上の要素をクリックさせる詐欺的な手法です。たとえば、攻撃者が透明なiframeを作成し、その上にほかのWebページを重ねる方法があります。ユーザーは、信頼できるWebページだと思い込みリンクやボタンをクリックしますが、実際には透明なiframe上の別の要素をクリックしているという具合です。これにより、ユーザーは気づかないうちに攻撃者が意図した操作を実行してしまい、情報流出やマルウェア感染などの被害に遭う可能性があります。
クリックジャッキング攻撃を防ぐには、自身のWebページがほかのWebページのiframe内に埋め込まれるのを回避するため、X-Frame-Optionsヘッダーの利用が有効です。ほかにも、Content Security Policy(CSP)を設定してフレームの使用を制限する方法や、ほかのサイトのiframe内で表示されている場合、自動的にトップレベルウィンドウに移動するJavaScriptコードを実装する方法などがあります。
まとめ
- JavaScriptはWebページに動きを与え、ユーザーエクスペリエンス(UX)を向上させる言語
- JavaScriptの開発環境は、初心者向けのブラウザエディタから、上級者向けの高機能なIDEまで充実
- 近年では、さまざまなライブラリやフレームワークが登場しJavaScriptの活用範囲は拡大
JavaScriptに興味を持った人は、本記事で紹介した基礎知識やおすすめの開発環境を参考に、JavaScript開発を始めてみてはいかがでしょうか。
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