兼松エレクトロニクスの平均年収は722万円。役職別年収や初任給を徹底解説！

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兼松エレクトロニクスは知る人ぞ知る優良企業です。

日本国内に3,000社以上の顧客を持ち、VDIやセキュリティソリューションを原動力に12期連続の増益を達成しています。

さらに自己資本比率75%超、無借金経営と盤石な財務体制も魅力で、かなりの現金も保有していることから倒産リスクも非常に低いです。

この記事ではそんな兼松エレクトロニクスの年収を徹底解説しています。

これから兼松エレクトロニクスを受けてみようと考えている新卒学生、転職者はぜひ参考にしてください。

• 兼松エレクトロニクスへの転職を検討されている
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下記は本記事の要約になります。詳しく知りたい方はぜひ最後までお読みください。

兼松エレクトロニクスの年収は？

兼松エレクトロニクスは2023年に上場廃止となりましたが、それまでは東証プライムに上場していたため有価証券報告書で年収データを参照可能です。

2022年度の情報によれば平均年収は722万円、平均年齢は39.8歳となっています。

年度	平均年収	平均年齢
2022年3月期	722万円	39.8歳
2021年3月期	723万円	40.2歳
2020年3月期	722万円	41.0歳

兼松エレクトロニクスの役職別年収は？

兼松エレクトロニクスの役職年収は下表のとおりです。

役職	年次	年収
一般	1～6年目	300～500万円
主任	7～10年目	500～700万円
課長	11～14年目	700～900万円
部長	15年目以降	900万円～

兼松エレクトロニクスの新卒年収は？

兼松エレクトロニクスの新卒年収は下表のとおりです。

職種や院卒かどうかで多少前後はありますが、1年目から高い水準の年収が期待できます。

職種	年収
総合職(学部卒)	400万円
総合職(院卒)	432万円
エリア一般職	336万円

兼松エレクトロニクスの中途入社時の年収は？

兼松エレクトロニクスの中途入社時年収は、前職年収＋50万円前後がボリュームゾーンです。

転職前が500万であれば550万、700万であれば750万とイメージするのがよいでしょう。

兼松エレクトロニクスにはどんな特徴があるのか、次の章では企業概要を確認していきましょう。

兼松エレクトロニクスの企業概要

兼松エレクトロニクスは兼松グループのシステム構築、保守サービスを提供する企業です。

2022年までは東証プライムに上場していましたが、資本関係の見直しによって2023年に親会社である兼松株式会社が100%の株を取得して完全子会社化、それにともない上場廃止となっています。

全体の売上としては700億円ほどとなっており、業界の中では中堅企業のポジションに位置しています。

主要事業売上(23年度(IRより引用))	売上高	概要
セグメント①：システム事業	50,800百万円	クライアント企業へサーバやネットワーク機器の提供、SI事業の提供などを行う 近年はVDIなどの仮想デスクトップ技術、セキュリティ対策を中心としたソリューション提案を原動力に売上拡大をねらう
セグメント②：サービス・サポート事業	205,300百万円	販売した機器やサービスの運用や保守の提供などを行う 近年ではクラウドサービスの提供を拡大しており、前年同期比で7.3%の成長を誇る

代表取締役社長は渡辺　亮氏で、本社は東京都中央区京橋です。

社名	兼松エレクトロニクス株式会社
社名(英名)	KANEMATSU ELECTRONICS LTD.
代表者名	渡辺　亮
資本金	90億3,125万円
本社所在地	〒104-8338　東京都中央区京橋2-13-10

国内には本社のほかに、札幌や仙台、福岡にも営業拠点として事業所を保有しています。

企業概要を押さえたところで、次は平均年収を確認していきましょう。

兼松エレクトロニクスの年収体系

兼松エレクトロニクスの年収体系について、IR資料や各種口コミを参考に解説します。

おもな観点は以下の6点です。

• 兼松エレクトロニクスの平均年収
• 兼松エレクトロニクスの役職とグレード別年収
• 兼松エレクトロニクスの評価制度と昇格・賞与
• 兼松エレクトロニクスの新卒・転職就職難易度
• 兼松エレクトロニクスの年収偏差値
• 兼松エレクトロニクスの新卒の年収

順番に内容を深掘りしていきましょう。

兼松エレクトロニクスの平均年収

まずは平均年収です。

兼松エレクトロニクスは直近まで東証プライムに上場していたため、有価証券報告書から年収情報が参照可能です。

2022年度の情報によれば平均年収は722万円、平均年齢は39.8歳となっています。

年度	平均年収	平均年齢
2022年度3月期	722万円	39.8歳
2021年度3月期	723万円	40.2歳
2020年度3月期	722万円	41.0歳
2019年度3月期	707万円	41.5歳
2018年度3月期	705万円	41.5歳

国税庁が示す日本人全体の年収である458万円と比較すると264万円高く、平均年収よりも高い年収を稼げそうだとわかります。

兼松エレクトロニクスの役職とグレード別年収

続いては役職別の年収一覧です。

兼松エレクトロニクスは一般社員から主任、課長、部長という役職体系になっています。

役職	年次	年収
一般	1～6年目	300～500万円
主任	7～10年目	500～700万円
課長	11～15年目	700～900万円
部長	15年目以降	900万円～

主任、課長、部長と役職が上がるタイミングで年収も伸びやすくなっています。

新卒入社の場合、主任まではほぼ横並びで誰でも昇格可能です。

しかし課長以上になると相応の実績を求められるため、出世を志す場合は主任役職の際にチームで明確な数字達成をする必要があります。

出世コースとしては30代中盤で課長になり、40歳前後で部長になるのがモデルタイプです。

なお課長以上は管理職扱いとなり残業代が出なくなるため、この点には留意しておきましょう。

続いて評価制度と昇格、賞与を確認していきましょう。

兼松エレクトロニクスの評価制度と昇格・賞与

次に兼松エレクトロニクスの評価方法と賞与の解説です。

兼松エレクトロニクスは年次評価制度を取っており、昇格判断や昇給もそのタイミングに合わせて行われます。

半期ごとに活動実績や達成した数字の振り返りを行い、次期に向けた改善のアクションをすり合わせる試みもあるようです。

主任まではおおむね横並びで昇格していくため、年功序列制度が敷かれていると考えましょう。

主任から課長、課長から部長となると話が変わり、どれだけの実績を達成したか成果主義の要素が強まる傾向です。

賞与は業績連動であり、目標となる数字を達成できているかで支給額が大きく変わります。

数字が達成されていれば年間で最大7ヶ月分ほどの賞与が支給された実績もあるため、社員としてモチベーションを持って仕事に取り組める環境です。

続いては就職難易度を確認してみましょう。

兼松エレクトロニクスの新卒・転職就職難易度

兼松エレクトロニクスの就職難易度を新卒・転職それぞれで紹介します。

新卒の就職難易度

兼松エレクトロニクスの新卒就職難易度は高いです。

まず兼松エレクトロニクスの新卒採用実績を確認しましょう。

採用年度	採用実績
2022年度	28人
2021年度	35人
2020年度	36人

新卒社員の平均採用人数は社員数100人あたりに3人が一般的な数字となります。

兼松エレクトロニクスの社員数は2022年度で1,287人のため、上記で換算すると新卒採用は38人が平均です。

それに対し3ヶ年の平均が33人、2022年度は28人となっているため、新卒採用人数は絞られています。

年度が最近になるにつれ新卒採用人数が少なくなっており、年々難化していると考えるのがよいでしょう。

転職の就職難易度

兼松エレクトロニクスは転職難易度も高めに設定されています。

兼松エレクトロニクスの転職社員数割合は以下のとおりです。

採用年度	割合
2021年度	13%
2020年度	8%
2019年度	33%

転職難易度は社員数における転職による流入数の割合をもとにし、30%が目安となります。

転職流入数が30%よりも多ければ転職難易度が低く、30%よりも低ければ転職難易度が高い形です。

兼松エレクトロニクスの近年の転職社員数割合は13%となっており、30%より低いことがわかります。

3ヶ年平均してもおよそ18%程度となるため、転職難易度は若干高いと認識しておくべきでしょう。

兼松エレクトロニクスの転職難易度は上記の通りですが、あなたが兼松エレクトロニクス社だけでなく、類似企業や上流商流の企業にどれくらいの可能性で転職できるか気になりませんか？

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続いては年収偏差値を確認していきます。

兼松エレクトロニクスの年収偏差値

兼松エレクトロニクスの年収偏差値は高めです。

以下2つの概念と比較してみていきましょう。

• 日本人との比較
• 競合他社との比較

前者は日本成人の平均年収と比較して算出、男女・年齢問わない平均年収との比較、後者は業界内の平均年収は事業セグメントの類似度が高い競合複数社との比較で偏差値を算出しています。

日本人との比較

日本人の年収と比較すると標準偏差が132となり、兼松エレクトロニクスの年収偏差値は70です。

日本人全体と比較すると、兼松エレクトロニクスの年収水準はかなり高いです。

競合他社との比較

競合他社の年収と比較すると標準偏差が123、兼松エレクトロニクスの年収偏差値は61です。

業界として年収体系が若干高めになっているため日本人平均と比較すると少し偏差値は小さくなります。

それでも偏差値60以上をキープしているため、兼松エレクトロニクスの年収偏差値は業界の中でも高い水準にあると考えてよいでしょう。

続いて新卒の年収を確認していきましょう。

兼松エレクトロニクスの新卒の年収

兼松エレクトロニクスの新卒年収は最高で約432万円とかなり高額です。

職種	年収
総合職(学部卒)	400万円
総合職(院卒)	432万円
エリア一般職	336万円

採用される職種によって年収が前後し、院卒であれば432万円ほど、エリア一般職であれば336万円ほどと約100万円の差がでてきます。

賞与が業績連動となるため多少の増減はありますが、それでも残業代も勘案すれば総合職であれば1年目から400万円ほどの年収は十分期待できると考えるべきでしょう。

日本人全体の平均年収が460万円ほどと考えれば、初年度から平均程度の年収を得られるのは非常に魅力的です。

以上、兼松エレクトロニクスの年収をさまざまな観点から紹介しました。

続いて福利厚生制度を確認しましょう。

兼松エレクトロニクスの福利厚生

制度名	内容概略
資格取得奨励制度	会社として必要な資格を取得することを奨励する制度です。 業務に必要な情報系の資格だけでなく、TOEIC等資格も対象、資格の取得者に対して奨励金を支給
退職金	該当企業の基準に応じて退職金を支給
独身寮、社宅(転勤者)	新入社員は独身寮に入居が可能。転勤先もしくは長期出張先でも入居が可能
有給休暇	初年度14日、最高20日
記念日休暇	誕生日、結婚記念日等がある月に休暇を取得可能
ボランティア休暇	ボランティア活動に対して休暇を基準に応じて支給
社内クラブ	スキー、サッカー、テニス、ゴルフ等のクラブ
ベネフィットステーションに加入	ホテルなどの宿泊施設やスポーツクラブの利用補助、スキルアップを目的とした学習サポート等が受けられる
服装自由	服装自由 ※一部ドレスコードあり
財形貯蓄	財形貯蓄により積み立てでの資産形成が可能

以下、ピックアップして紹介します。

• 社員寮
• ベネフィットステーション

社員寮

兼松エレクトロニクスでは社員寮を保有しており、会社が家賃の9割を負担してくれます。

本社がある京橋から電車で30分以内、築5年前後の借り上げマンションを社員寮としているため、住宅補助は非常に手厚いです。

京橋は東京の中心に位置するエリアであり、皇居や銀座が徒歩圏内と恵まれたロケーションになっています。

銀座線が乗り入れているため、上野や末広町(秋葉原)あたりに家を借りれば繁華街を定期圏内として移動できるので便利になるでしょう。

ただし寮に入居できるのは入社5年目まで、かつ独身限定となっているため、最初の5年間でしっかりと蓄財してその後に備えるのがよいでしょう。

ベネフィットステーション

ベネフィットステーションも魅力的です。

会社より付与されるポイントを用いてサービスや物品の購入を行える制度で、法人向けに割引された価格で各種サービスを享受できます。

提携企業数も約18,000社となっており、映画や劇のチケット、書店、スーツや服、美容から旅行まで多種多様なサービスを利用可能です。

上記以外にも配偶者手当や通勤手当など必要なものは充足しており、福利厚生で不満を感じることは少なそうです。

続いて兼松エレクトロニクスの評判を確認していきます。

兼松エレクトロニクスの評判｜やばい？リストラは多い？

兼松エレクトロニクスの企業評価サイトの評点は下表のとおりです。

企業名	ライトハウス	openwork	転職会議	indeed
兼松エレクトロニクスの評判	3.2/5	3.1/5	3.4/5	4.7/5
SCSKの評判	3.4/5	3.5/5	3.8/5	3.8/5
システナの評判	3.1/5	2.9/5	3.3/5	3.6/5

全体として評点は3以上をつけており、優良な企業だとわかります。

特に若手のうちから大手顧客を任せてもらえるなど、若手の裁量が大きい点が魅力です。

若くして成長したい、実力をつけて市場で通用するエンジニアや営業になりたい人にはおすすめの企業となっています。

他方で兼松エレクトロニクスの良くない評判が流布されている状況があります。

おそらく2023年の上場廃止にともない、”上場廃止するのは業績がまずいからではないか”のような誤解が生まれているのでしょう。

上場廃止から現在までで社員数は右肩上がりになっており、業績も伸長しているため、企業としての経営体質や業績に懸念されるところはありません。

また、リストラが多いというネット上の情報もありますが、リストラは少ないと言えるでしょう。

直近3年での離職率のデータは以下のようになっています。

2020年：4.6%

2021年：3.9%

2022年：7.2%

直近3年での離職率は平均5%ほどで、全国平均の13.9%と比較すると大きく下回っています。

自己都合での退職等を含めて平均5%であれば、リストラは母数として少なく安心して従業員が働ける環境であると言えます。

続いて兼松エレクトロニクスの採用情報、面接での対策事項を見ていきましょう。

兼松エレクトロニクスに転職するには？採用フローや面接対策

兼松エレクトロニクスの採用フローや面接対策を紹介します。

新卒の場合、転職者の場合でそれぞれステップが異なるので、その点も確認していきましょう。

新卒の場合

新卒採用は以下のステップで進んでいきます。

　書類選考　➡　1次面接　➡　2次面接　➡　筆記試験　➡　最終面接

面接が3回と多くなっている点が特徴です。

質問に的確に答えられているか、なぜ同社に就職したいかなど一般的な面接対策を行えば問題ありません。

面接の受け答えの中では人柄や表情、性格などポテンシャルを含めたパーソナルな面が評価されやすいため、理路整然かつ快活に応答するのを心がけましょう。

転職者の場合

転職者の場合は以下のステップで選考が進んでいきます。

　書類選考　➡　1次面接　➡　最終面接

面接は2回となっており、標準的な形式です。

転職理由やどんなスキルで会社に貢献できるのか、採用で得られる企業のメリットを訴求していくのがよいでしょう。

近年転職者割合が低下傾向にあるため、しっかりと事前の調査を欠かさずに行い、芯を食ったメリットを訴えかけられるとベストです。

公式ホームページの中に採用職種や要項が記載されているため、まずはその点の確認から実施していきましょう。

以上、兼松エレクトロニクスの受験対策を紹介しました。

転職がうまくいくかいかないかは、個人のスキルももちろんありますが、それだけではなく、面接や書類の書き方などテクニック的な部分も大きく影響します。

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転職エージェントは大手1社と、特化型1~2社の活用がおすすめです！

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大手転職エージェント
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特化型エージェント
≫社内SE転職ナビ
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社内SEはホワイトな求人も多いためおすすめです。
【公式】https://se-navi.jp/

≫ウズカレIT
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まとめ｜兼松エレクトロニクスは年収も高水準で福利厚生も充実した優良な企業

この記事をとおして、以下のことがわかりました。

• 平均年収は722万円、年収偏差値は70越えと超優良
• 役職別年収は一般で500万円、主任で700万円、部長職になれば1,000万円も視野
• 新卒年収は400万円ほどの高水準を狙える
• 転職者は前職から＋50万円ほどの増額が見込める

兼松エレクトロニクスは寮の提供を初めとした手厚い福利厚生のほか、業界全体で見ても高い水準の年収を提供するなど好待遇の企業です。

評価サイトの評点も良い点を考えれば、事業内容や募集ポジションに興味があればチャレンジしてみるべき企業となっています。

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