LPICは転職に有利!LPIC1・2・3各年収やポジションを紹介

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<メインKW> LPIC 年収 <サブKW> <サジェストKW> <検索意図(仮説)> <ペルソナ> <最低文字数> 6000

「LPICという名前は聞いたことあるけれども、LPIC保有者が実際どのくらいの年収なの?」と気になる人もいることでしょう。

この記事では、LPIC1~3の資格概要やLPIC1~3保有者の平均年収、実際に出されている求人についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

  • 【この記事を読んでわかること】
  • 平均年収はLPIC1の場合:約474万円、LPIC2の場合:約618万円、LPIC3の場合:約696万円
  • LPIC1は初心者レベル、LPIC2は中級者レベル、LPIC3はエキスパートレベルの難易度
  • 実際に出されている求人を見ると、LPICのレベルが上がるほど年収も上がる傾向にある
  • LPICを取得することも大事だが、最も重要なのはエンジニアとしての実績や技術がどのくらいあるか

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LPIC1、LPIC2、LPIC3保有者の年収相場を調査、相場は約470~700万円

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文字数:800〜1,000 各資格の資格保有者の平均年収について解説願います。 -資格の概要について説明 -indeed,求人ボックスにて正社員求人に絞って求人を50~60件検索 -調査方法についてどのサイトを対象にリサーチを実施したかを明記する

ここからは、LPICの資格概要とLPIC1~3保有者のそれぞれの年収について見ていきましょう。

LPICの資格概要について

LPICとは「Linux Professional Institute Certification」の略称であり、「Linux技術者認定試験」のことを指します。

「Linux技術者認定試験」とは、NPO法人であるLinux技術者認定機関「LPI(エルピーアイ)」によって運営されている、ベンダー資格(民間資格)です。

LPICは2021年8月時点の公式発表によると180ヶ国で試験が実施され、70万人が受験し27万人が合格しているほど、Linuxにおける資格では国際的に有名な資格です。

LPICのレベルは初心者向けのLPIC1からLPIC3までの3段階に分かれており、数字が上がるにつれて難易度も上がります。

LPIC1~3の試験時間はすべて90分であり、試験方法としてはコンピュータで出題・回答を行うCBT方式が採用されています。

受験料は1回の受験に対し税込16,500円で、問題数はどの試験においても約60問です。

それぞれの試験で出題される範囲の詳細は、「LPIC1、LPIC2、LPIC3、それぞれに求められる技術範囲」の項目でお伝えします。

LPIC1~3保有者のそれぞれの平均年収について

LPICを保有している人が実際にどのくらいの平均年収なのか、気になる人もいるでしょう。

ここではLPIC1~3保有者の平均年収について、見ていきましょう。

Indeed・求人ボックスにて実際に出されている求人のうち、必須要件・歓迎要件にLPIC1~3が含まれている求人計60件からLPIC1~3保有者それぞれの平均年収を算出した結果、以下のとおりとなりました。

資格保有者平均年収 ※エイジレス社のリサーチ(2023年)
LPIC1保有者約474万円
LPIC2保有者約618万円
LPIC3保有者約696万円

上記の結果から、LPICのレベルが上がれば上がるほど平均年収も比例して上がることがわかります。

注意点としては、必須要件・歓迎要件にLPIC1~3は含まれているものの、要件にその他の資格が含まれている求人もあることです。つまり、LPICを保有しただけで上記の平均年収になるというわけではありません。

LPICを取得した後さらに年収を上げたい場合には、その他の資格もあわせて取得することで年収を上げられる可能性が高まるでしょう。

次にLPIC1~3のそれぞれの試験において、出題される範囲や求められる技術について見ていきましょう。

LPIC1、LPIC2、LPIC3、それぞれに求められる技術範囲

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それぞれの資格で、どのような範囲が問として出題されるのかを解説 実務経験としてどの程度が求められるのかも解説

ここからはLPIC1~3において、どのような試験内容となっているか、実務業務としてはどの程度のレベルが求められるかについてご紹介していきます。

「LPIC1」の出題範囲と実務業務で求められるレベルとは

LPIC1はLinux初心者向けのレベルに設定されていることから、Linuxを操作する上で必要となるコマンドやLinuxを管理する上で必要となる知識など、Linuxの基本操作に関する問題がおもに出題されます。

具体的には、Linuxの構造に関する内容やファイル管理・ユーザー設定などの際に使用するコマンド、ハードディスクやセキュリティの設定に関する内容などが問われます。

LPIC1には「101」と「102」の2つの試験があり、5年以内に2つの試験に合格することでLPIC1に合格したと証明することが可能です。

またLPIC1に合格することで、LPIC2の受験資格を得られます。

LPIC1を保有している人が実務業務で求められるレベルとしては、システム管理やサーバー環境の運用などを行う際に必要となる基本的な知識です。

LPIC1を取得していることから、ユーザーからの問い合わせやサーバーのバックアップ・復元等の対応ができる知識・技量があると見られることもあるでしょう。

「LPIC2」の出題範囲と実務業務で求められるレベルとは

LPIC2はLPIC1の上位資格にあたります。また、LPIC1は初心者向けであったのに対し、LPIC2はLPIC1より実務経験者向けの内容が出題されます。

そのため、Linuxの操作において中級者レベルの内容がおもに出題されます。具体的には、Linuxの中心部分であるカーネル、VPN、セキュリティやファイアウォール、システム管理の保守などです。

LPIC2もLPIC1と同様に「201」と「202」の2つの試験があり、5年以内に2つの試験に合格することでLPIC2に合格したと証明することが可能です。

またLPIC2に合格することで、LPIC3の受験資格を得られます。

LPIC2を保有している人に実務業務で求められるレベルとしては、Linuxカーネルやネットワークの構成・システムの保守・運用に関する知識があると見られるため、実務におけるLinuxの構築や運用に関する中級者レベルの知識・技術が求められるでしょう。

「LPIC3」の出題範囲と実務業務で求められるレベルとは

LPIC3はLPIC試験において最も難易度が高い試験であり、合格するためにはLinuxにおけるエキスパートレベルの知識と技術が必要となることから、Linux未経験者でLPIC3に合格することは難しいでしょう。

LPIC3の試験はLPIC1・2とは異なり、「300」「303」「304」の3つの試験のうち、いずれか1つを選択して合格することで認定を受けられます。

3つの試験で問われる内容については、以下のとおりです。

試験コード試験内容
300試験異種OSが混在している環境のシステム構築・
LDAPやSambaなど複数のシステムや認証サーバーの構築に関する知識
303試験Linux環境における認証やセキュリティに関する知識
安全なシステム環境の構築に関する知識
304試験LinuxとOSS(オープンソースソフトウェア)における仮想化システムの構築・運用に関する知識
クラスタ管理やクラスタストレージにおける高可用性(システムが利用可能である確率が高い状態)のための知識

LPIC3は最も難易度の高い資格であることから、実務でもより専門的なLinuxに関する知識・技術が求められ、サーバーの設計や構築など上流工程と呼ばれる業務が対応できるレベルが求められるでしょう。

次にLPIC1~3の取得が必須条件に入っている求人例について、見ていきましょう。

LPIC1、LPIC2、LPIC3取得が条件に入る実際の求人例

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各資格が必須要件になっている求人の例を各サイトから参考として紹介し、どのようなポジション、役職、どのような年収帯なのかを紹介する

ここからはLPIC1~3の取得が必須要件になっている実際の求人例について、くわしく見ていきましょう。

「LPIC1」の取得が必須要件となっている求人例

LPIC1の取得が必須要件となっている求人例については、以下のとおりです。

職種インフラエンジニア
勤務地東京都 港区
年収400~650万円
雇用形態正社員
業務内容インフラシステムの運用保守・障害発生時の切り分け・障害復旧など

LPIC1の取得が必須要件となっている求人を見ると、システムの運用・保守に関わる求人が多く、必須要件にCCNAが加わると業務内容にネットワークの設計・構築が入る求人もありました。

「LPIC2」の取得が必須要件となっている求人例

LPIC2の取得が必須要件となっている求人例については、以下のとおりです。

職種インフラエンジニア
勤務地東京都 港区
年収500~750万円
雇用形態正社員
業務内容インフラシステムの運用保守・システム構築(基本設計/詳細設計/スケジュール管理など)

LPIC2の取得が必須要件となっている求人を見ると、システムの運用保守の業務に加え、システムの設計・構築も業務内容に含まれている求人がありました。

LPIC2の取得が必須要件となっている場合、CCNAやCCNPの取得も必須要件に含まれている求人が多いです。このことから、LPIC2相当の知識や技術が求められる場合、CCNAやCCNPに合格できるレベルの知識や技術もあわせて必要になることがわかります。

「LPIC3」の取得が必須要件となっている求人例

LPIC3の取得が必須要件となっている求人例については、以下のとおりです。

職種インフラエンジニア
勤務地東京都 港区
年収500~1,000万円
雇用形態正社員(エンジニア幹部候補)
業務内容顧客向けに自社システムの開発や検証・サポートの実施など

LPIC3の取得が必須要件となっている場合、採用の段階からエンジニアの幹部候補になる前提であったり、業務においては自社システムの開発や検証にも携われるなど、会社の主戦力となるポジションでの募集がされるケースもあります。

LPIC3を持っている場合、Linuxについてより専門的な知識・技術を持っている人であると見られることから、主戦力となるインフラエンジニアを募集する際にLPIC3の取得が必須要件に入ってくると推測できます。

次にLPIC1~3を取得することにより年収を上げるためのポイントについて、見ていきましょう。

LPIC1、LPIC2、LPIC3取得を年収アップにつなげる3つのポイント

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文字数:900〜1,200 上からの流れで、取得を年収アップにつなげるポイントについて、下記のような見出し3を3〜4つ設定して解説願います。 見出し例  資格取得をした上で実務でマネジメント経験を積む ※見出し例は参考です。例にこだわらず、読者が知りたい内容をご自身で考えてください。

ここからはLPIC1~3を取得して年収アップにつなげる3つのポイントについて、以下の内容をご紹介していきます。

  1. 未経験者の場合、LPIC1を取得して就職・転職する
  2. LPIC以外の資格も取得する
  3. LPICなどの資格も取得しつつ、実務経験や業績を積む

それぞれくわしく見ていきましょう。

①未経験者の場合、LPIC1を取得して就職・転職する

未経験者がインフラエンジニアに就職・転職したいという場合、LPIC1を取得することで年収を下げることなく就職・転職ができる可能性が高まります。

上記でお伝えしたとおり、LPIC1は初心者向けの難易度であり、Linuxの構造や基本的な操作に関する内容が問われます。

そのためLPIC1を取得することで、Linuxにおける基本的な操作の知識を持っていることを証明可能です。

企業においてもLinuxについて全く知識がない人より、Linuxの知識がある程度ある人を採用したいと考えるでしょう。

またLPIC1を取得することで、インフラエンジニアとしてより実績を積める案件に参画できる可能性が高まります。

そのため、未経験者がインフラエンジニアとして就職・転職したい場合には、LPIC1を取得してから就職・転職活動をするのがおすすめです。

②LPIC以外の資格も取得する

LPICはLinuxに関する知識や技術があることを証明できる資格ですが、LPICだけではなく、その他の資格も取得することでさらに年収を上げられる可能性が高まります。

おすすめの資格の一つ目として、ネットワーク機器メーカー最大手のCisco社が運営している「CCNA」や「CCNP」という資格が挙げられます。

IDC Japanが発表したデータによると、2021年時点での国内ネットワーク機器市場のベンダーシェア率において、1位はCisco社の製品で全体の48.1%を占める結果となりました。

このことからCisco製品を採用している企業は多く、Cisco社が運営しているCCNAやCCNPを取得することで、Cisco製品を扱える知識や技術があることを証明できます。

LPICを取得することでLinuxを扱えることが証明でき、そしてCCNA・CCNPを取得することでCisco社の製品を扱えることが証明できるため、エンジニアとしての市場価値を高められます。

その結果、年収を上げられる可能性が高まるでしょう。

おすすめの資格2つ目としては、「AWS認定」が挙げられます。

AWSは「Amazon Web Services」の略称で、Amazonによって運営されているクラウドサービスのことを指します。

近年クラウドサービスの利用が増加しており、Synergy Research Groupの調査によると2022年四半期のシェア率でAWSは32~34%のシェア率をほこり、クラウドサービスとしてはトップのシェア率であることがわかりました。

そのためAWS認定を取得すれば、AWSに関する知識・技術を持っていることが証明できるため、エンジニアとしての市場価値を高められます。

Linuxの知識・技術だけでなくAWSの構築・運用などに関する知識も持つことによって、結果として年収を上げられることにつながるでしょう。

③LPICなどの資格も取得しつつ、実務経験や実績を積む

LPICやCCNA・AWS認定などの資格を取得し、エンジニアとしての市場価値を高めることも大切ですが、最も重要になってくるのは実務経験や実績です。

資格取得を通して得た知識や技術を実務経験で活かせていなければ、資格を取得することで得られるメリットは半減してしまうでしょう。

資格を取得することで企業側に自分が持っている知識や技術をアピールでき、その後プロジェクトに参画して実務経験を積むことにより、インフラエンジニアとして必要になる本格的な知識や技術を習得できます。

そのため、資格取得だけに注力するのではなく、実務経験も積極的に積みましょう。そうすれば、エンジニアとしての市場価値を上げ、年収を上げられる可能性も高まるでしょう。

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まとめ|LPICを取得しつつ実務経験も積むことで、さらに年収を上げられる

この記事を通して、以下のことがわかりました。

  • 平均年収はLPIC1の場合:約474万円、LPIC2の場合:約618万円、LPIC3の場合:約696万円 
  • LPIC1は初心者レベル、LPIC2は中級者レベル、LPIC3はエキスパートレベルの難易度 
  • 実際に出されている求人を見ると、LPICのレベルが上がるほど年収も上がる傾向にある 
  • LPICを取得することも大事だが、最も重要なのはエンジニアとしての実績や技術がどのくらいあるか 

LPICの取得が転職活動に有利になることもあるため、未経験者の場合はLPIC1を取得してから転職活動を行うことをおすすめします。

また、LPICを取得することで得られる知識や技術も大事ですが、最も大事なのは実務経験や実績です。LPIC取得は、実務経験や実績を積むためのきっかけとして取得するのが良いでしょう。

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執筆者
みやび
福祉学科を卒業後、病院にて相談員を経験。相談員という仕事に魅力を感じつつも、福祉業界だけでなくIT業界についても知りたいという思いから、SES企業に転職。その後、人事労務を担当。ゆくゆくはインフラエンジニアになることを目標とし、LPIC1を取得。知識と経験を得るために日々勉強中。趣味は音楽を聴きながら散歩をすること。