IT経験者が知りたいRubyエンジニアの仕事内容や年収を徹底解説
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ITエンジニアとして経験を積んでいる中、スタートアップや自社サービスを展開している企業でよく用いられるRubyに関して、仕事内容や年収などを詳しく知りたいという人も多いでしょう。本記事ではRubyエンジニアはどういう仕事内容なのか年収や将来性も併せて解説します。
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- 【この記事を読んでわかること】
- Rubyはスタートアップなどの多くのWebアプリケーションで使われている
- Rubyで最もメジャーなRuby on Railsフルームワークを使用する案件が多い
- Rubyエンジニアが不足しており、そのためかフリーランスの単価は他の言語のエンジニアに比べて高い
Rubyエンジニアの仕事を知る
Rubyエンジニアは、プログラミング言語の一種である「Ruby」を使ってアプリケーション開発をするエンジニアです。
Rubyは日本人の ”まつもとゆきひろ” 氏が作ったプログラミング言語として有名です。日本発祥ということもあり、公式ドキュメントやコミュニティには日本語のドキュメントが多い点もRubyの魅力の一つです。
Rubyを語る上で欠かせないのが Ruby on Railsというフレームワークの存在です。Rubyエンジニアの多くは、この Ruby on Railsを使ってWebアプリケーションの開発をよくします。
WEBエンジニア内でのRubyの立ち位置
Webアプリケーションを中心に、さまざまな分野でRubyは使われています。
Webアプリケーションには大きく「フロントエンド」と「バックエンド」の2つに役割が分けられ、フロントエンドではユーザーの直接目に触れる画面などのユーザーインターフェイスを開発し、バックエンドはユーザーの目に直接触れない Webサーバー上で動作する処理を開発します。
そして、RubyはWebアプリケーションにおけるバックエンド側の開発に使われているプログラミング言語です。
RubyはWebアプリケーションだけでなく、コマンドライン上で動くプログラムやデスクトップアプリ(GUI)の開発もできるプログラミング言語です。
Rubyエンジニアの役割と業務範囲
Rubyエンジニアの役割と業務範囲には、以下のものが挙げられます。
- Webアプリケーションの設計〜デプロイ
- Ruby on Railsフレームワークを使ってAPIの作成やRESTfulなWebサービスの開発
- システムのパフォーマンスの向上、修正、メンテナンス
- データベース設計と管理
- コードレビューとチーム開発のサポート
- 顧客やチームメンバーとのコミュニケーション
Webアプリケーションの設計、開発、テスト、デプロイ
Rubyエンジニアは、Webアプリケーション開発における一連の工程に携わります。それぞれの業務範囲についての説明をします。
設計
クライアントからの要求に基づき、Webアプリケーションの要件定義や設計をします。また、システムの機能や性能を意識したアーキテクチャの決定も Rubyエンジニアの業務範囲です。
開発
システム開発工程では、プログラミング言語のRubyとRuby on Railsなどのフレームワークを用いてソースコードを記述します。案件によっては、HTML/CSS/JavaScript などを使うフロントエンドの実装も Rubyエンジニアが兼務することがあります。
テスト
システムの品質を高めるうえでテストは重要な工程です。従来の目視で確認するテスト手法もありますが、RSpecなどのテスト自動化ツールを用いてテストすることもあります。
デプロイ
Rubyエンジニアは開発したWebアプリケーションを運用環境にデプロイする役割も担います。具体的には、NginxやApacheといったWebサーバーのセットアップ、Railsアプリケーションの配置などがデプロイで必要な作業です。また、運用や保守に関わる業務も担当することがあります。
Ruby on Railsフレームワークを使ってAPIの作成やRESTfulなWebサービスの開発
Ruby on Railsは、RubyのWebフレームワークの中で最もメジャーな存在です。
Webアプリケーションや RESTfulなAPIの開発について、Ruby on Railsフレームワークを使った開発では、あらかじめ用意されたテンプレートの中に必要なコードを書き足すことで、これらの機能を効率的に開発できるようになっています。
システムのパフォーマンスの向上、修正、メンテナンス
Webアプリケーションが設計どおり動作することも重要ですが、それと同じくパフォーマンスに関する対応も重要です。BtoCなどの一般消費者向けのWebサービスの場合、パフォーマンスの低下はユーザー離脱と売上の減少に直結します。
リリース時にパフォーマンスが安定していることはもちろん、日々の運用でログの収集やシステムリソースの監視を行い、パフォーマンスに関する問題の修正やメンテナンスもRubyエンジニアの役割です。
データベース設計と管理
Rubyおよび、Ruby on RailsでのWebアプリケーション開発では、PostgreSQLやMySQLといったデータベースと連携することが多いです。
Rubyエンジニアは設計工程でアプリケーションに必要なテーブルやカラムなどのデータモデル設計を行い、開発工程ではActive Recordと呼ばれるオブジェクトリレーショナルマッピング(ORM)を使用しデータを管理する処理を実装します。
Active Recordを使用することで、SQLに関する知識が少ないエンジニアでも、比較的容易にデータベースに対する処理が作れます。
コードレビューとチーム開発のサポート
ソースコードの品質向上を目的に、コードレビューを担当するのもRubyエンジニアの仕事です。基本的には上級のRubyエンジニアが、メンバーであるプログラマーが作成したソースコードをレビューし、保守性・効率性・信頼性といった観点で確認をします。
必要によってチームメンバーのサポートも行い、円滑にスケジュールが進むように立ち回ります。
顧客やチームメンバーとのコミュニケーション
Webアプリケーションは、さまざまなステークホルダーと会話しながら開発を進めていくものです。「エンジニアはプログラムさえ組めれば良い」というのは誤りで、クライアントとの仕様の調整や、チームメンバーとの作業タスクの共有など、さまざまな面でコミュニケーションをとる必要があります。
Rubyエンジニアに求められるスキル
Rubyエンジニアに求められる、おもなスキルは次のとおりです。
Rubyプログラミング言語の熟練
Rubyで高品質なWebアプリケーションを構築するには、Rubyに対して熟練していることが求められます。プログラムは、その書き方一つでパフォーマンスや品質が大きく変わるものです。
Rubyプログラミング言語のスキルに加えて、複数のフレームワークに関するスキルも身につけておくことが必要です。
Ruby on Railsフレームワークの理解
Rubyの求人案件では、Ruby on Railsのフレームワークを使ったアプリケーション開発が多くあります。ゆえに Rubyエンジニアを目指すなら Ruby on Railsは必須スキルと言えます。
Ruby on Railsには、ルーティング、コントローラ、ビュー、モデル(ActiveRecord)などの機能が含まれるため、これらの知識やフレームワークにおける実装パターンのスキルを持っておくことが必要です。
Webアプリケーション開発の経験
RubyはWebアプリケーション開発で用いられる言語であるため、Webアプリケーション開発の経験が必要です。
HTML, CSS, JavaScriptの知識
Webアプリケーションのフロントエンド側となる UIは、HTML、CSS、JavaScriptを使って実装します。Rubyはバックエンド側のプログラミング言語ですが、フロントエンド側についても、Rubyエンジニアが一部または全部の実装を担当することが多いです。
データベース技術の理解
多くのWebアプリケーションでは、データベースを使ってユーザーが入力したデータなどを管理します。よく用いられるデータベースには、MySQL、PostgreSQL、SQLiteなどがあります。
近年では、MongoDBのような NoSQLデータベースについても活用されるケースが増えたため、スキルとして身につけておいた方が良いでしょう。
Gitなどのバージョン管理システムを使用したチーム開発の経験
チームで Webアプリケーションを開発する場合、Gitなどのツールを使ってソースコードのバージョン管理をします。バージョン管理ツールは、変更履歴の追跡や復元、バグの管理、リリースバージョンの管理などといった作業をサポートします。
アプリケーション開発の現場では、必ずと言っていいほどバージョン管理ツールを使用するため、ツールの使用方法について理解しておくことが必要です。
ソフトウェアアーキテクチャと設計パターンの理解
Webアプリケーションは、リリース後も機能追加などでソースコードを修正するのが一般的です。適切なアーキテクチャ、設計パターンで作られ標準化されたアプリケーションは拡張性が高いため、少ないコストで機能追加が可能になります。
デバッグとトラブルシューティング能力
テストしてないソースコードには、必ずバグが含まれていると言っても過言ではないでしょう。Rubyエンジニアには、作成したプログラムをデバッグまたはテストして効率よくバグを取り除くスキルも求められます。
コミュニケーションスキル
システム開発プロジェクトでは複数人のチームで開発するのが一般的であるため、チーム内でタスクの調整や知識の共有をするようなコミュニケーションスキルが必要です。
さらに、クライアントやその他のステークホルダーと会話することもあるため、非技術者に対し、内容を噛み砕いて分かりやすく説明する力も求められます。
プロジェクトマネージャー(PM)や上級のエンジニアのような立場になれば、相手の立場になって簡潔に分かりやすく、そして魅力的に内容を伝えるプレゼンテーションスキルも必要となるでしょう。
Rubyエンジニアの気になる収入事情
ITエンジニアの年収は、経験年数やスキルなどの要素によって大きく変動します。ここで紹介するITエンジニアの平均年収は、インターネット上で行われた年収調査や、Rubyエンジニアの求人などの情報を統計した情報であることに注意してください。
それでは、気になるRubyエンジニアの収入事情について紹介します。
正社員Rubyエンジニアの年収相場は520万円
TECH Streetが 2020年に行った、年代・プログラミング言語別の年収調査によると、Rubyエンジニアの平均年収は次のようになっています。
年代 | 年収 |
---|---|
20代 | 397万円 |
30代 | 520万円 |
40代 | 603万円 |
50代 | 585万円 |
各年代の年収を平均すると約 520万円となります。国税庁が発表した日本の給与所得者の平均年収が441万円であったことを考えると、Rubyエンジニアの年収は高い傾向にあると言えるでしょう。
▼案件例
・業務系エンジニア:350万〜1000万円/年
【募集内容】業務を効率化/自動化するアプリケーションの開発業務
・SE:350万〜750万円/年
【募集内容】サーバーサイド、業務を効率化/自動化するアプリケーションの開発業務
会員登録で非公開・新着案件も紹介可能です。
参考:エイジレスエージェント
参考:2020年プログラミング言語別年収ランキング – TECH Street
フリーランスRubyエンジニアの月収相場は80万円
フリーランス向けの案件紹介サービスを展開するレバテックフリーランスが公開している情報によると、2023年2月時点でRubyエンジニアの単価(月収)の平均値は80万円でした。
他のプログラミング言語は60〜70万円台が多いことから、比較すると Ruby案件の単価相場は高いと言えます。
▼案件例
・サーバーサイドエンジニア:900,000円/月
【募集内容】データテクノロジーカンパニーのサーバーサイドエンジニア
・プロジェクトリーダー:720,000円/月
【募集内容】システム開発
会員登録で非公開・新着案件も紹介可能です。
参考:エイジレスフリーランス
参考:単価相場を比較 – レバテックフリーランス
未経験のRubyエンジニアの年収相場は約400万円
未経験のRubyエンジニアの年収相場を大々的に調査した結果はありません。
その代わりに、前述で紹介したTECH Streetの調査の中で、未経験者が多いとされる 20代のRubyエンジニアの平均年収を見ると 397万でした。一般的にエンジニアの年収は実務経験やスキルが高い方が上がりやすいため、経験が少ない未経験エンジニアの年収は低い傾向にあるようです。
▼案件例
・ソフトウェア開発職:372万〜450万円/年
【募集内容】ソフトウェア開発業務
・開発エンジニア:301万〜378万/年
【募集内容】開発案件
会員登録で非公開・新着案件も紹介可能です。
Rubyエンジニアとしての収入水準を知るためには
Rubyエンジニアとしての収入水準を知るには、次のような方法があります。
求人情報や転職サイトを参考にする
転職系のサイトで Rubyエンジニアの求人を検索し年収の相場について調べる方法や、自身のスキルや業務経験などから適正年収を教えてくれるサービスを利用することで、収入の水準を知ることができます。
こうしたサービスの求人には、必須スキルや想定年収が掲載されていることが多いため、自分とスキルマッチしている求人を見つけることができるでしょう。
転職エージェントを利用する
登録をすると専門の転職エージェントが付き、キャリアプランの相談や転職活動のサポートをしてくれるサービスが増えています。エージェントは担当する地域に関する Rubyエンジニアの市場価値や、年収事情に詳しいため、転職活動に本腰を入れていなくても、とりあえず登録して相談することで自分の適正年収を知ることができます。
Rubyエンジニアのキャリアを考える
Rubyエンジニアの多様な働き方
正社員で会社勤めで働くことはもちろん、Rubyエンジニアは次のような多様な働き方ができます。
- 企業に正社員として勤める
- フリーランスとして働く
- 副業で収入を得る
企業に正社員として勤める
Rubyを使ってシステム開発をしている企業に入社し、正社員として働きます。未経験者に対して研修を実施している企業もあるため、未経験でRubyエンジニアを目指すなら、まず正社員として勤務して実績を積む道もあるでしょう。
フリーランスとして働く
自身で案件を受注しフリーランスとして働く方法もあります。Rubyにはフルリモート案件も数多くあり、住む場所やライフスタイルに合わせて好きな時間で働くことも可能です。自由であることの反面、フリーランスには技術力やコンサルティング能力が求められ、個人事業主として自己責任が伴うことには注意が必要です。
副業で収入を得る
本業とは別に、副業や自分でサービスを立ち上げて収入を増やす方法もあります。 時間と労力に余裕がないと難しいですが、Rubyエンジニアの副業案件は単価や時給が高いため、開発能力の向上も兼ねながら高収入が得られます。
Rubyエンジニアがキャリアアップする手段
Rubyエンジニアとしてキャリアアップするには、プログラミングのスキル以外にも、さまざまな面で経験を積む必要があります。
Rubyエンジニアがキャリアアップする手段には、次のような方法があります。
- 開発実績を積む
- 新しい技術やフレームワークを習得する
- 上流工程を経験する
- プロジェクトマネジメントを経験する
開発実績を積む
ITエンジニアの市場価値や年収は、その開発実績に大きく左右されます。 Ruby on Railsを使ったサービスなど、バックエンドの開発実績を積んでキャリアアップを目指しましょう。
新しい技術やフレームワークを習得する
近年では Webアプリケーションは SPA(シングルページアプリケーション)で作るのがトレンドになりつつあります。SPAの開発プロジェクトの場合、バックエンドとしての Rubyエンジニアの役割はAPIの開発です。
そして、フロントエンドの部分については React、Angular、Vue.js といった JavaScirptライブラリを使うのが一般的です。こうしたフロントエンドの技術に対しての知見や実績があると、総合的に活躍できる Rubyエンジニアとして評価されます。
上流工程を経験する
エンジニアとしてキャリアアップするには、設計工程などの上流工程を経験することが必須です。
Webアプリケーションにおける使用性や拡張性は、システム開発の上流工程である要件定義、基本設計のクオリティが大きく関係します。クライアントからの要求を聞き出し、システムの機能として具体化するスキルは、すべてのITエンジニアに共通する重要なスキルです。
プロジェクトマネジメントを経験する
PM(プロジェクトマネージャー)はシステム開発の進捗の管理、クライアントとの調整など、システム開発プロジェクトを遅延なく成功させるために全体を見渡します。
日本のエンジニア業界では、マネジメント層のほうが給料が高い傾向にあるため、早い段階からマネジメントスキルを磨き、プロジェクトマネージャーなどの管理職にキャリアアップする方法もあります。
未経験のRubyエンジニアが技術を磨く方法
未経験のRubyエンジニアが技術を磨く方法には、いくつかの方法があります。
- Rubyを使用したアプリを実際に開発する
- プログラミングスクールで学ぶ
- 資格を取得する
- 動画教材で学ぶ
Rubyを使用したアプリを実際に開発する
Rubyを使い実際にWebアプリケーションを作る方法が、スキルを磨くための近道と言えるでしょう。特に Ruby on Railsのフレームワークを使ったアプリ開発を経験しておくと、転職した際の実務で役立ちます。
プログラミングスクールで学ぶ
独学でプログラミングを進めていると、よく分からないエラーによって思うように学習が進まない場合があります。問題が解決できないからと言って、Rubyエンジニアに向いてないと悲観することはありません。コツさえ掴めば順調に進むこともあるため、そのコツを掴むために、プログラミングスクールに通う選択肢もあります。
資格を取得する
Rubyに関する資格には「Ruby技術者認定試験」があります。スキルの証明にもなる資格を取得することで、転職時のアピールポイントとなるでしょう。
動画教材で学ぶ
無料から有料のものまで、近年ではプログラミングを教える動画教材が多くあります。例えばYouTubeで「Ruby入門」と検索すれば、無料で学べる動画教材が多く見つかることでしょう。
中級、上級レベルの内容を丁寧に教える動画もあるため、分厚い本を読むのが苦手という方は、一度、動画教材を見てみるのも良い方法といえます。
Rubyエンジニアの転職ノウハウ
Rubyエンジニアとして転職を成功させるポイントには、次のようなものがあります。
- ポートフォリオを作成する
- 履歴書・職務経歴書を更新する
- 面接の準備をする
ポートフォリオを作成する
ポートフォリオは、一言で言えば自分のスキルと作品を紹介するドキュメントです。エンジニアの場合、ボートフォリオは Webサイトで作るのが一般的です。
ポートフォリオは自分のスキルを具体的に表現したものであるため、採用担当者へのアピールに繋がります。
履歴書・職務経歴書を更新する
転職の採用試験において履歴書や職務経歴書は必須の提出書類です。これまで行ってきた業務やスキルについて、しっかりと最新化しておきましょう。
面接の準備をする
エンジニア経験者の採用面接の場合、前職の業務内容や、そこで達成した実績が話の中心となるでしょう。
最近は面接をオンラインでする企業も増えています。オンラインの場合、Zoom、Teamsなどのオンラインミーティングのツールが使われます。ITスキルが求められるITエンジニアとして、こうしたツールをスマートに使いこなせるようにしておきましょう。
Rubyエンジニアの求人や案件
Rubyは汎用的なプログラミング言語であり、スタートアップや自社サービスを開発する企業を中心に、業種を問わず多くの企業が Ruby エンジニアを求めています。具体的にどのような企業が Rubyエンジニアを求めているのか見ていきます。
Rubyエンジニアを求める企業
スタートアップ企業
開発にスピード感を求めるスタートアップ企業では Rubyが積極的に使われているようです。Ruby on Railsは Web開発に必要な機能が全て揃ったフルスタック・フレームワークであるため、こうした企業のニーズを満たします。
自社サービス・アプリを開発する企業
大小問わず、自社サービスを開発している企業で Rubyは使用されています。
有名なところでは、料理レシピの共有サイトを運営する株式会社クックパッドや、簡単にオンラインショップを作成できるサービスを運営するBASE株式会社でも Rubyエンジニアの求人が出されています。
SIer企業
クライアントから依頼を受け、システムを受託開発する SIer企業でも Rubyを使った開発をしています。ただし、SIer企業が主に開発をする業務システムの場合、JavaやC#などのプログラミング言語が使われることが多いため、Rubyの採用例は少ないようです。
Rubyが使われる開発プロジェクト
Webアプリケーション
Ruby on Railsなどのフレームワークを使って、さまざまな Webアプリケーションが実際に開発されています。先述したクックパットのような投稿系サイトや、株式会社ビズリーチが展開する仕事のマッチングサービスなど、普段私たちが利用しているサービスでRubyが広く使われています。
ECサイト
ECサイトの開発でもRubyは用いられています。
ここでもサイト開発には Ruby on Railsのフレームワークがよく用いられていますが、Ruby on Railsに決済機能は存在しないため、クレジットカードなどの決済系の処理は、Stripeなどの決済系API と組み合わせて使います。
マイクロサービス
マイクロサービスとは、小さな単位で機能を分割し、複数の言語・技術を使ってアプリケーションを開発するアーキテクチャのことです。コンテナ技術やクラウドサービスの発展によって、1つの言語で必ずしもアプリケーションを構成する必要が薄れています。
例えば、分析などの処理は PythonでAPIとして開発し、Webサイトの部分は Rubyで開発するといった手法も見られます。
Rubyはコンパイルの必要がないスクリプト言語であるため、マイクロサービスの開発に適しているプログラミング言語です。
ゲーム開発
簡単なゲームであれば Rubyでも作ることが可能です。ブラウザ上で動くゲームや、DXRubyなどのライブラリを使ったシンプルな2Dゲームなどが作れます。ただし3Dゲームや本格的なゲームを作るのには向いていないため、ゲームエンジニアを目指している場合は、Unityなどのゲーム開発基盤を学習した方が良いでしょう。
Rubyエンジニアが業務委託案件を見つける方法
フリーランスの場合、正社員や派遣のように毎月決められた給料を貰う形とは異なり、自身で業務委託案件の契約を取り、成果物を納品することで対価として報酬を貰います。フリーランスは一般的に単価が高いことがメリットですが、仕事が途絶えるデメリット(リスク)について十分考慮する必要があるでしょう。
今ではフリーランスエンジニア向けのサービスも充実し、こうしたデメリットの部分も、サービスを活用することで十分カバーできるようになりました。
フリーランスの Ruby エンジニアが業務委託案件を見つける方法について見ていきます。
- フリーランス向けのエージェントを利用する
- クラウドソーシングサービスを利用する
- サーバーサイドのWEBアプリケーション開発
- 信用を獲得して継続案件を受注する
フリーランス向けのエージェントを利用する
フリーランス向けのエージェントとは、フリーランスエンジニア向けの業務委託案件の紹介から単価交渉、契約手続きまでをサポートするサービスのことです。自分で営業を掛けずともフリーランスの仕事を見つけられるため、フリーランスを目指すITエンジニアにおすすめのサービスです。
エージェントに登録するとキャリアカウンセリングを受けられるサービスもあります。カウンセリングではキャリアプランや、得意なこと、苦手なことについて相談ができ、フリーランスとして働くことの不安が軽減されます。
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年齢を要件としない求人を多数掲載しており、希望案件が定まっていなくてもキャリア面談を通じた案件の紹介やアドバイスが受けられるので、はじめてのフリーランスでも安心して利用できます。
フリーランスにおすすめの案件探し方法
フリーランスエージェントは、それぞれ保有している案件が異なるため、2〜3社に登録しておくと収入が途絶えるリスクを軽減できます。
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①Tech Stock
20年目の実績があるフリーランス案件紹介サイト。これまでに築いた信頼により月80万円をこえる高単価案件も多数あります。
スキルアップや税務関連のサポートなど、フリーランス向け福利厚生サービスも利用可能なため、まだどこにも登録していない人でも安心して利用できます。
【公式】https://tech-stock.com/
②エイジレスフリーランス
年齢不問/上流商流のハイクラス案件に特化したエージェント。
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【公式】https://freelance.ageless.co.jp/
クラウドソーシングサービスを利用する
「クラウドワークス」「ランサーズ」のようなクラウドソーシングのサービスを使って仕事を見つける方法もあります。クラウドソーシングサービスのメリットは、掲載されている案件の中から好きな仕事を選べることです。少ない期間でこなせる仕事もあり、スキマ時間を活用できるのも魅力です。
信用を獲得して継続案件を受注する
クライアントからの信頼が得られれば、継続して仕事を依頼されることもあります。いわゆる仕事のツテが複数の企業にあると、仕事が無くなるリスクの軽減や単価アップが見込まれます。常日頃から成果物の品質向上や、顧客とのコミュニケーションを取るようにしましょう。
Rubyエンジニアの将来性
AIに関連してプログラミング言語の Pythonが人気になったことや、SPA(シングルページアプリケーション)の流行によりJavaScriptが人気です。そんな中、一部ではRubyは将来性がない言語と囁かれることがありますが、実際はまだまだ多くのサービス開発でRubyが使われています。
今からRubyエンジニアを目指すべき?
上述のように Rubyは多くのWebサービスの開発で使われています。Ruby on Rails の生産性には他のプログラミング言語にはない優れたものがあり、このことから、Rubyの需要は今後も続くことが見込まれるでしょう。
これからRubyエンジニアを目指すメリットには、次のものが挙げられます。
- 求人数が多い
- 豊富な学習資料
- 他の言語への転向も容易でキャリアアップに繋がる
求人数が多い
特にスタートアップ企業など、サービス開発にスピード感を求める企業で Rubyの求人は多くあります。求人市場に対しRubyエンジニアは不足しており、フリーランスなどの単価は他のWeb開発のプログラミング言語に比べても高い水準です。
豊富な学習資料
Rubyは日本で生まれた言語であるため、日本語の学術書や動画教材が豊富です。開発・実行環境も Windows、Linux、maxOSをサポートし、OS(オペレーティングシステム)を問わない所も魅力的です。
近年では、AWSのCloud9や、GitHubのCodespacesなどのブラウザで動く開発環境でも Rubyおよび Ruby on Railsでの開発が可能になり、より手軽に開発が可能になりました。
他の言語への転向も容易でキャリアアップに繋がる
Rubyはスクリプト言語です。構文こそ違いますが同じスクリプト言語である PHPや Pythonなどと通づるものがあります。Rubyで培ったオブジェクト思考の概念などは他のプログラミング言語でも活かせるため、もし、他言語のエンジニアに転向するとなった場合でも知識やキャリアを活かすことが可能です。
Rubyエンジニアを目指してみよう
Rubyはクックパッドなどをはじめ、大手サービスでも使われているプログラミング言語です。国産のプログラミング言語であるRubyは公式の解説も日本語で書かれているため、初心者や他の言語経験者にとって取り組みやすいプログラミング言語と言えます。
この記事を参考にRubyエンジニアを目指してみてはどうでしょうか。
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