組み込みエンジニアの転職市況|高年収スキルやおすすめ転職先を徹底解説
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組み込みエンジニアの転職市況は、昨今のAIやIoTの普及に加えてIT人材不足もあり、活況と言われています。
この記事では、組み込みエンジニアの転職市場の現状を含め、転職に有利で高年収を狙うために必要なスキルやおすすめの転職先などを、現場経験20年以上の現役PMが徹底解説します。
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- 大手:業界や職種にこだわらず自分に合った転職先を幅広く探る
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さまざまな転職エージェントがありますが、結論として以下から選んでおくと、希望に沿った求人を逃すリスクを軽減できるでしょう。
大手転職エージェント
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- 【この記事を読んでわかること】
- 組み込みエンジニアの転職市場は活況で、企業に評価されやすいスキルを持つことでさらに年収アップを狙うことができる。
- IT人材不足で、組み込みエンジニアが転職しやすい業界が多数存在する。
- 組み込みエンジニアの平均年収は全職種の平均年収に比べて高めで、スキル次第ではさらに有利に転職をすすめることができる。
- 組み込みエンジニアの転職を成功させるためには、転職エージェントの活用がおすすめ。
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組み込みエンジニアの転職市場の状況
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組み込みエンジニアは、生活に身近な家電製品や携帯電話、工場などで使われる産業機器などに搭載されているソフトウェアを設計・実装・テストを行い開発するITエンジニアです。
AIやIoTの普及により需要が高まっている一方、人材不足と言われている組み込みエンジニアですが、転職市場については、どのような状況なのか気になるところです。
以下のポイントに沿って詳しく見ていきましょう。
- 組み込みエンジニアの需要がどの市場で伸びているか
- 転職により年収アップが狙える状況なのか
- どんなスキルを持った組み込みエンジニアが評価されやすいのか
それぞれ解説します。
組み込みエンジニアの需要がどの市場で伸びているか
AIやIoTの普及により組み込みエンジニアの需要が高まることで、AIやIoTなどの技術を必要とする市場においては組み込みエンジニアの人手不足が深刻な問題となっています。
以下のグラフ『国内M2M市場規模推移』を見ていただくとわかるように、2022年度の国内M2M市場規模は事業者売上高ベースで前年度比9.5%増の2,410億円となっており、ここ数年の低位推移から脱却し10%弱の増加幅となっています。
さらにM2Mの需要は引き続き伸びる見込みで、2023年度の国内M2M市場規模は前年度比12.9%増の2,720億円を見込み、2026年度まで10%前後の伸びが継続する見通しです。
具体的には、以下のような分野で今現在も需要が高く今後も広がっていくと想定され、AIやIoT技術とともに組み込みエンジニアの需要はさらに高まっていくでしょう。
- 集中監視、リモート検針、遠隔制御などのエネルギー関連
- コネクテッドカーなどの自動車関連
- 設備・機器監視での遠隔モニタリング
- 機器・設備データ収集
- 次世代設備保全
- 物流やインフラ監視
次に、組み込みエンジニアは転職により年収アップが狙える状況なのでしょうか?
データをもとに見ていきましょう。
転職により年収アップが狙える状況なのか
こちらは、経済産業省の『職種別の年収平均とスキル標準レベル』を示したグラフになります。
ご覧のとおり、『SE・プログラマ(組み込みソフトウェアの開発・実装)』の年収が603.9万円であるのに対して『高度SE・ITエンジニア』が778.2万、『プロジェクトマネージャ』が891.5万となっており、175万~287万円の年収アップが期待できることがわかります。
さらに、その下の『スキル標準レベル別の年収の平均』を示したグラフをご覧ください。
ご覧のとおり、技術レベルが上がっていくレベル3までも年収アップが顕著にわかりますが、マネジメントスキルをつけ、さらにレベル4以降になると急激に年収アップしていることがわかります。
つまり、技術スキルやマネジメントスキルを武器に転職をすすめることで、年収アップが狙える状況だと言えるでしょう。
次に転職の際、具体的に評価されやすい組み込みエンジニアのスキルについて見ていきましょう。
どんなスキルを持った組み込みエンジニアが評価されやすいのか
こちらは、経済産業省の『給与水準に影響を与える項目と影響度』における調査結果になります。
企業向け・個人向けのいずれにおいても『ITスキルレベル(設計力、開発力、スピードなど)』『コミュニケーション能力(含むマネジメント能力)』『成果』が重要視されていることがわかります。
つまり、設計力・開発力・開発スピードなどのITスキルやコミュニケーション能力・マネジメント能力が評価されやすい組み込みエンジニアのスキルと言えるでしょう。
以上、需要が高まっている組み込みエンジニアの転職市況について詳しく見てきましたが、評価されやすいスキルを持っていれば有利に転職活動をすすめられることがわかりました。
それでは次に、転職しやすい組み込みエンジニアが不足している業界には、どんな業界があるのか見ていきましょう。
転職しやすい!組み込みエンジニア不足な業界
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さまざまな業界で組み込みエンジニア経験者の需要が高く、高スキルな人材が求められています。
それでは、組み込みエンジニア不足で需要が高い業界について見ていきましょう。
以下4つの業界が挙げられます。
- 自動車業界
- 製造業界
- 家電業界
- 住宅設備業界
それぞれ解説します。
自動車業界
まずは、自動車業界です。
自動車は、自動運転や予防安全システムなどのコンピュータ制御を活用した最新システムが搭載されており、組み込みエンジニアの組み込み技術が必要不可欠です。
上記システムを制御するには、マイコンを活用した車載系の組み込みシステムが必要なため、組み込みシステム開発に携わった経験があれば自動車業界での活躍も見込めるでしょう。
製造業界
製造業界では、工場IoTで活用されている設備データ収集からの工場稼働状況の見える化やロボットの自動制御など、あらゆる場面でIoTやAI技術が使われています。
つまり組み込みエンジニアが必要不可欠で、総務省がすすめる『Industry 4.0』の影響もあり、製造業界での市場は拡大を続けています。
IoTやAI技術の知見を持つIT人材が特に重宝される業界でしょう。
家電業界
家電業界では、スマート家電でおなじみのように、IoT技術を活用して電子レンジやお掃除ロボットなどの家電製品とスマートフォンをインターネットでつなぐために組み込みシステムの技術が使われています。
さらに、スマート家電にはセンサーやそのセンサーを制御する機能、そして通信する機能も必要です。
スマート家電は今後も増えていくと想定されており、組み込みエンジニアの需要は家電業界においても、ますます高まっていくでしょう。
住宅設備業界
家電業界だけでなく、住宅業界にもIoT化がすすんでいます。
たとえば、外出先でスマートフォンを使ってネットワーク経由で自宅の給湯器やセキュリティ機器を操作したりするのは、まさにIoT技術を使ったサービスです。
また最近では給湯器にもAI技術が使われており、ネットワーク経由で翌日の天気情報を取得して翌日の太陽光発電の発電効果が一番見込める時間帯に給湯タイミングを合わせることで、電気代を節約するようなサービスもあります。
今後も住宅設備のIoT化がすすむと考えられるため、住宅業界においても組み込みエンジニアの需要が高まっていくことがわかります。
今後も組み込みエンジニアの需要が高まっていくと想定される業界について詳しく解説しましたが、ほかにもIoTやAI技術が活用される業界があり、ますますIT人材不足に拍車がかかっていくでしょう。
次に、転職市場で組み込みエンジニアが評価されやすいスキルについて、求人情報をもとに詳しく見ていきましょう。
転職市場で組み込みエンジニアが評価されやすいスキル
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転職をする際に、これまでの実務経験やスキルによっては、好条件ですすめることができます。求められる実務経験やスキルはさまざまですが、組み込みエンジニアにおいてはどういった条件が転職活動を有利にすすめられるでしょうか?
『大手求人サイト』で大手10社をもとに調査した結果、以下の4つが必須要件・歓迎要件において半数以上を占めていました。
- C言語の開発経験3年以上
- 設計業務からテストまでの開発経験
- マネジメント経験
- AI・IoTの知識
それぞれ解説します。
C言語の開発経験3年以上
まず組み込みエンジニアの求人に必須要件として多いのが、C言語の開発経験3年以上です。そのほかには、C++やアセンブラも必須要件ではないものの、メモリ処理の最適化や高速化のために歓迎要件として求められていることが多いようです。
なお、C言語の開発経験年数が3年以上となっているのは、未経験者がC言語を習得するのに3年掛かると言われていることが理由として考えられます。
設計業務からテストまでの開発経験
次に要件定義を除く、基本設計以降の開発プロセスの経験者が歓迎要件として評価される企業も多いようです。C言語の開発経験年数3年以上とセットで要件を満たすことで即戦力となりえるため、少なくともそういった人材は転職する際に、企業から評価されることは間違いなさそうです。
未経験中途採用でない限り、上記2つの条件を満たす人は少なくはないと思いますが、次のAI・IoTの知識はまだまだ知見者の少ない知識であるため、企業にはかなり優遇されるでしょう。
マネジメント経験
特に大手SIerなどの上流工程がメインとなるような企業の求人に歓迎条件としてよく見られるのが、マネジメント経験です。
まずはシステムエンジニアとしてのマネジメントを期待される企業が多く、さらに次のステップとしてはプロジェクトマネージャーですが、マネジメント経験がありプロジェクトを任せられるような人材はかなり重宝されるでしょう。
プログラミングなどの開発作業に特にこだわりがない人は、マネジメント経験を生かした役割につくことで好条件での転職が期待できるでしょう。
AI・IoTの知識
前の章で解説したように、AIやIoT技術を持った組み込みエンジニアが不足している業界が多数あり、ますます組み込みエンジニアの需要が高いことがわかりました。
そのため、AIやIoT技術の知識を持ったIT人材は、企業にとっては喉から手が出るほど欲しい人材であるため、好条件での転職が期待できるでしょう。
企業によってはその分野への力の入れ具合が異なることから、その条件に大きな差が生まれる可能性があるため、複数の企業を受けることをおすすめします。
以上、組み込みエンジニアが転職する際に評価されやすいスキルについて詳しく解説しました。
次に、組み込みエンジニアの平均年収について見ていきましょう。
組み込みエンジニアの平均年収
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『大手求人サイト』で組み込みエンジニアの正社員で募集している企業20社をピックアップして、平均年収を算出した結果になります。
その結果、組み込みエンジニアの正社員の平均年収は586万円となり、全職種の平均年収462.6万円に比べて120万以上高いと言えます。
なお、組み込みエンジニアは年齢を重ねて経験を積み上げていくことで年収が増えていく傾向にあるため、年収のMinとMaxに幅がある企業が多い印象でした。
会社名 | 年収Min | 年収Max |
---|---|---|
平均 | 415万円 | 757万円 |
株式会社SICデジタル | 350万円 | 650万円 |
株式会社東日本技術研究所 | 390万円 | 720万円 |
パーソルエクセルHRパートナーズ株式会社 | 420万円 | 540万円 |
株式会社わさび | 400万円 | 1000万円 |
株式会社アイ・エス・ビー | 400万円 | 700万円 |
オムロンソフトウェア株式会社 | 450万円 | 750万円 |
株式会社リンクプラン | 450万円 | 600万円 |
株式会社 GFS | 360万円 | 670万円 |
株式会社ジェイエスピー | 380万円 | 550万円 |
ヤマハ発動機ビズパートナー株式会社 | 378万円 | 530万円 |
Tres Innovation株式会社 | 400万円 | 700万円 |
株式会社EMD | 380万円 | 700万円 |
株式会社アイテック | 500万円 | 980万円 |
株式会社YOTSUMI | 300万円 | 799万円 |
nmsエンジニアリング株式会社 | 400万円 | 620万円 |
オプテックス株式会社 | 500万円 | 899万円 |
Global Walkers株式会社 | 400万円 | 1,000万円 |
Appcessori JAPAN株式会社 | 600万円 | 800万円 |
株式会社リファルケ | 420万円 | 1,260万円 |
株式会社プラン・エディターズ | 450万円 | 700万円 |
次に、組み込みエンジニアのこれまでの実務経験やスキルが、転職の際の求人情報においてどのように提示年収に反映されているのか(評価されているのか)いくつかの観点で見ていきましょう。
組み込みエンジニアの転職|年収の評価のされ方
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こちらは、『大手求人サイト』において、組み込みエンジニアの正社員を募集している企業20社で以下3つの条件で提示年収を調査した結果になります。
- 必須要件ごとの提示年収
- エンジニア経験年数ごとの提示年収
- マネジメント経験年数ごとの提示年収
それぞれ解説します。
必須要件ごとの提示年収
ご覧のとおり、上流の経験がある方がやはり年収が高くなり、経験年数が上がればその分提示年収が上がっていくことがわかります。また、最高年収はPGの方は経験年数に応じて上がっているのに対して上流の方はどの企業もあまり変わらない状況でしたが、最低年収は比較的経験に応じて上がっていくことがわかります。
必須要件 | 平均年収 | 最低年収 | 最高年収 |
---|---|---|---|
未経験 | 430万円 | 380万円 | 480万円 |
PG:1年以上 | 480万円 | 420万円 | 540万円 |
PG:3年以上 | 525万円 | 450万円 | 600万円 |
PG:3年以上+α | 725万円 | 450万円 | 1,000万円 |
上流:1年以上 | 575万円 | 350万円 | 800万円 |
上流:3年以上 | 600万円 | 400万円 | 800万円 |
上流:PL/PM経験 | 650万円 | 500万円 | 800万円 |
エンジニア経験年数ごとの提示年収
次に、エンジニア経験年数ごとの提示年収についてですが、経験年数に応じて順調に上がっており特に前半より後半の上昇幅が大きいことがよくわかります。
それは、経験年数8年以上ぐらいのエンジニアの希少価値が高く、8年以上ぐらいが企業側から見た評価の境目になるのでしょう。
エンジニア経験年数 | 平均年収 |
---|---|
3年 | 470万円 |
5年 | 532万円 |
8年 | 850万円 |
11年以上 | 950万円 |
マネジメント経験年数ごとの提示年収
次に、マネジメント経験人数ごとの提示年収についてですが、10人未満ぐらいまではエンジニア経験5年ぐらいの人と同じぐらいであることがわかります。
一方で、マネジメント経験人数10人以上ぐらいから急に平均年収が上がっていることを考えると、10人ぐらいが企業側から見た評価の境目になるのでしょう。
マネジメント経験人数 | 平均年収 |
---|---|
~10人未満 | 521万円 |
10~30人未満 | 750万円 |
30~100人未満 | 933万円 |
100人~ | 1,000万円 |
これまで、有利に転職をすすめるにあたっての条件など明らかになりましたので、いよいよ組み込みエンジニアのおすすめの転職先について見ていきましょう。
組み込みエンジニアのおすすめ転職先
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組み込みエンジニアは、需要が高いわりにIT市場の中では人材不足で引く手あまたの状況のため、大手企業へ転職する大きなチャンスだと言っても過言ではないでしょう。
そこで、『大手求人サイト』で掲載されている『みんなが検討している求人ランキング』上位3社を紹介しますので、今後の転職活動に役立てていただければと思います。
- 株式会社ニコン
- キヤノン株式会社
- 富士ソフト株式会社
それぞれ解説します。
株式会社ニコン
おなじみのカメラ製品をはじめとした映像事業のほかに、レンズや顕微鏡などの精密機器を扱う精機事業を行なっている会社です。
また、2017年からはじまったヘルスケア事業はいまや活躍の場はグローバルに広がっており、AIによる画像分析やクラウドなどの最先端技術を取り入れた開発を積極的に行っているようです。
AI技術に関する開発に携わりたい組み込みエンジニアにおすすめの企業でしょう。
本社 | 東京都 |
---|---|
資本金 | 65,475百万円 |
売上 | 6,281億円 |
社員数 | 4,442名 |
平均年収 | 830万円 |
企業HP | https://www.jp.nikon.com/ |
キヤノン株式会社
こちらもおなじみのプリンター製品を開発しているプリンティング事業をはじめ、AI・画像・映像処理や露光装置事業などさまざまな事業を手掛けている会社です。
特徴としては、部門や立場・性別も関係なくチーム一丸となって開発をすすめる風通しの良い職場で、また技術向上に向けた研修制度なども充実しておりエンジニアとしても成長できる環境のようです。
AI技術などの最新技術に携わりたい組み込みエンジニアの人、またエンジニアとして成長したい人にはおすすめの企業でしょう。
本社 | 東京都 |
---|---|
資本金 | 174,761百万円 |
売上 | 4兆314億円 |
社員数 | 25,740名 |
平均年収 | 761万円 |
企業HP | https://global.canon/ja/ |
富士ソフト株式会社
自動車、ロボット、医療機器、作業機器などのIoT関連の組み込みソフトウェア開発を多く手掛けており、ほとんどの案件がプライム案件となっている上流案件が豊富な企業です。
また、ホワイト500認定を受けており、転勤が少ないうえに社内ではコロナが落ち着いた今も在宅勤務については変わらず推奨しています。
IoT案件やプライム案件に携わりたい組み込みエンジニアの人におすすめの企業です。
本社 | 神奈川県 |
---|---|
資本金 | 26,200百万円 |
売上 | 2,787億円 |
社員数 | 8,242名 |
平均年収 | 600万円 |
企業HP | https://www.fsi.co.jp/ |
以上、組み込みエンジニアのおすすめの転職先について紹介させて頂きました。
次に、組み込みエンジニアの転職を成功させる方法について見ていきましょう
組み込みエンジニアの転職を成功させる方法
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これまで組み込みエンジニアに関する転職市況など解説させていただきましたが、ある程度転職先のイメージが固まってきたかと思います。次はいよいよ転職活動に入っていくわけですが、ここでは転職エージェントや転職サイトを活用する流れにそって詳しく見ていきましょう。
- 転職先の希望条件明確化
- 転職エージェントへの登録や転職サイト選び
- 応募書類の作成・応募
- 模擬面接による面接対策
それぞれ解説します。
転職先の希望条件明確化
まずは、転職エージェントに登録する前に転職先の希望条件を明確にしておきましょう。そうすることで、転職エージェントとの進行もスムーズにいくでしょう。
- 仕事内容
- 活かしたいスキル(言語・その他)
- 希望勤務地
- 希望年収(希望幅:Min~Max)
- 年間休日や残業の有無
転職エージェントへの登録や転職サイト選び
希望条件が決まったら、次は転職エージェントや転職サイトへの登録をしましょう。
そもそも、転職エージェントと転職サイトにはどういった違いがあるのでしょうか?
それぞれ特徴を解説します。
転職エージェント
転職エージェントは、転職希望者と企業をマッチングするサービスで、転職市場に熟知した専門スタッフのサポートを受けながら転職活動をすすめていくイメージです。
また、自身にあった企業の分析や応募書類のサポート、面接対策まで転職活動をスムーズにすすめられるよう専門スタッフが手厚く親身にサポートしてくれることで、精神的な安心感も得られるでしょう。
さらに転職エージェントは、大きく『総合型エージェント』と『特化型エージェント』の2つに分類されます。
まず『総合型エージェント』は、さまざまな業種の求人を取り扱うような以下のエージェントが代表的で、特化型に比べて求人数が多くサポート体制がしっかりしていることが特徴です。
次に、『特化型エージェント』は、名前のとおり特定の業種の求人のみを取り扱うような以下のエージェントが代表的で、IT業界に特化しているエージェントでキャリアアドバイザーが業界について熟知しているのが特徴です。
そして今回は、IT業界に特化した転職であるため、『特化型エージェント』から上記3社を登録するのがおすすめです。
次に、転職サイトの特徴について見ていきましょう。
転職サイト
転職サイトは、自身で条件にあった企業の求人を検索して直接応募する形であるため、自身で主体的に転職活動をすすめたい人に向いています。
また、今ご覧いただいている本サイトのように転職活動に役立つ企業情報やノウハウを紹介する記事なども提供していますので、ご活用頂けますと幸いです。
以上、転職エージェントと転職サイトについて詳しく解説しましたが、転職サイトである程度希望条件を固めつつ転職エージェントで専門スタッフのサポートを受けながら転職活動をすすめていくのがおすすめです。
応募書類の作成・応募
次に、応募書類として履歴書と職務経歴書を作成していきましょう。
履歴書は一般的なものと同じであるためここでは割愛しますが、組み込みエンジニアの業務経歴書は履歴書と異なり、これまでの実務経験やスキルを証明する重要な書類と言えます。
具体的には、以下のような項目があれば内容としては十分でしょう。
組み込みエンジニアとしての実務経験
- 企業の業態や規模
- 担当業務と経験年数
- 保有している技術スキルと専門知識
- 参画したプロジェクトの内容
- 参画したプロジェクトでの自身の役割(マネジメント経験含む)
- 参画したプロジェクトでの担当機能と規模感(ステップ数など)
- コミュニケーション力、学習意欲
業務経歴書の作成が完了して応募書類がそろい次第、転職エージェントの専門スタッフに添削していただき、できるかぎり条件の一致した複数の企業に応募しましょう。
模擬面接による面接対策
次はいよいよ応募した企業との面接になりますが、日程調整なども転職エージェントの方でやっていただけます。面接の日程が決まったら、まずは転職エージェントの専門スタッフに本番を想定した模擬面接をしていただきましょう。
また、業務経歴書をもとに面接官から質問される内容を想定し、事前に答えを準備して答える練習をしておくことをおすすめします。
以上、転職を成功させるための4つのステップについて詳しく解説しました。
いかがだったでしょうか?
続いては、エンジニアの案件を豊富に取り扱っている、弊社エイジレスのサービスを紹介させていただきます。
組み込みエンジニアへの転職は「エイジレス」にお任せください
エイジレスでは、エンジニア向けのキャリア相談や独立時の案件紹介をさせて頂いております。
以下のような人向けに、手厚くサポートさせていただきます。
- 組み込みエンジニアとして現在働いていて、転職したい人
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エイジレスのサービスはすべて無料で利用可能なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ|組み込みエンジニアの転職市場は活況で評価されるスキルがあればさらに高年収を狙うチャンス
この記事を通して、以下の4つのことがわかりました。
- 組み込みエンジニアの転職市場は活況で、企業に評価されやすいスキルを持つことでさらに年収アップを狙うことができる。
- IT人材不足で、組み込みエンジニアが転職しやすい業界が多数存在する。
- 組み込みエンジニアの平均年収は全職種の平均年収に比べて高めで、スキル次第ではさらに有利に転職をすすめることができる。
- 組み込みエンジニアの転職を成功させるためには、転職エージェントの活用がおすすめ。
これまで解説したように、組み込みエンジニアの需要は高まっており、企業に評価されるスキルがあればさらに高年収を狙うことができます。
そのため、組み込みエンジニアになりたいと考えている人は、積極的に就職・転職することをおすすめします。
また、IT転職や独立の際には、IT業界に詳しいエージェントの活用がおすすめです。
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