組み込みエンジニアの資格おすすめ9選|転職・年収への影響や勉強法も解説
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AIやIoTの普及によりまだまだ需要は高く、組み込みエンジニアになるために資格を取得したほうが良いと言われています。
この記事では組み込みエンジニアにおすすめの資格9選を紹介し、資格取得のための勉強方法や、資格取得が転職や年収にどのように影響するのかを、現場経験20年以上の現役PMが詳しく解説します。
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- 【この記事を読んでわかること】
- 組み込みエンジニアの未経験・初級者向けの資格を取得すれば、組み込みソフトウェアの基礎知識やLinuxサーバの操作・運用面での知識を習得できる。
- 組み込みエンジニアの中級者向けの資格を取得すれば、組み込みソフトウェアの応用的知識や設計手法であるUMLについての基礎知識が身につく。
- 組み込みエンジニアの上級者向けの資格を取得すれば、組み込みシステムのUML設計も含めた設計・構築・製造を主導的に行う能力を養える。
- 資格を持っていれば転職を有利にすすめられ、資格手当が付与されるなど年収アップにもつながる。
組み込みエンジニアにおすすめな9つの資格
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こちらは、組み込みエンジニアにおすすめな9つの資格を難易度別に『未経験・初級者』『中級者』『上級者』に分け、それぞれ3つずつおすすめの資格をピックアップしてまとめた表です。
難易度 | 資格名 | 資格概要 | 勉強時間 |
---|---|---|---|
未経験・初級者 | 基本情報技術者試験 | ITの基礎知識を問う国家資格 | 約125時間 |
ETEC(組み込み技術者試験)クラス2 | クラス2:組み込みソフトウェアの基礎知識を問う資格 | 約50~100時間 | |
LinuC(LinuCレベル1) | 物理/仮想Linuxサーバーの操作と運用 | 約150~450時間 | |
中級者 | 応用情報技術者試験 | ITの応用知識を問う国家資格 | 約300~450時間 |
ETEC(組み込み技術者試験)クラス1 | 組み込みソフトウェアの応用知識を問う資格 | 約100時間 | |
OCRES(OMG認定組込み技術者資格試験)ファンダメンタル | 組み込みシステムの開発者を対象とした国際的な資格 (UML言語の基本理解と活用ができる者) | 約200時間 | |
上級者 | エンベデッドシステムスペシャリスト試験 | 組み込みシステムの設計・構築・製造を主導的に行う能力を問う国家資格 | 約600時間 |
OCRES(OMG認定組込み技術者資格試験)インターメディエイト | 組み込みシステムの開発者を対象とした国際的な資格 (UML言語の活用による仕様書の作成と設計書の開発責任者) | 約200時間 | |
OCRES(OMG認定組込み技術者資格試験)アドバンスト | 組み込みシステムの開発者を対象とした国際的な資格 (UML言語の活用による全てのプロジェクト責任者) | 約200時間 |
それぞれ詳しく解説していきます。
未経験・初級者:基本情報技術者試験
資格の詳細
基本情報技術者試験は、ITエンジニアの登竜門として知られる国家試験で、基本的な知識・技能と実践的な活用能力を身に付けることでキャリアをスタートすることを目指す試験です。
試験の出題範囲は、ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の3つの分野に分かれています。
転職や年収にどのような影響があるか(取得メリット)
全社員向けの推奨資格として採用する企業が増えてきており、合格者に対して一時金支給や基本給UPが行われたり、通信講座の受講料を会社が負担してくれるなどの補助がある企業も少なくはありません。
また、組み込みエンジニアの新人が入社後、最初に会社から受けるよう指示されるのがこの試験です。企業にとっては国家試験合格者の人数が企業の技術力の高さを示す裏付けにもなり、新人にも基本情報技術者試験は幅広いITの知識を身につけさせることができるでしょう。
おすすめの勉強法と参考書
勉強法については、以下の参考書がおすすめです。
『基本情報技術者試験 合格教本』
この参考書は、科目AとBの両方に対応しており過去の試験問題を解説しながら、基礎的な知識を網羅的に学べます。また、章末には模擬試験も収録されており、実践的な対策が可能です。
未経験・初級者:ETEC(組み込み技術者試験)クラス2
資格の詳細
ETEC(組み込み技術者試験)は、組み込みソフトウェア開発に関するある一定以上の知識があることを判定する試験です。クラス2試験は、組み込みソフトウェア技術者試験のエントリーレベルです。大学・専門学校の組込みソフトウェア教育を受けている学生や卒業生、プログラミング経験がなく入社し、社内教育などで育成された組込みソフトウェア・プログラマなど、エントリレベルの技術者が修得していなければならない知識が出題されます。
転職や年収にどのような影響があるか(取得メリット)
組み込みソフトウエアに関する技術力を判定する試験なので、資格を取得すればシステム運用や管理に関する専門的な知見が身につきます。就職・転職の際にアピールするためには、高得点を目指せるように対策を行うのが良いでしょう。
おすすめの勉強法と参考書
勉強法は以下の講座か書籍がおすすめです。
『ETECクラス2試験対策問題集eラーニング』
『組込みソフトウェア技術者試験クラス2対策ガイド』
未経験・初級者:LinuC(LinuCレベル1)
資格の詳細
Linux技術者認定「LinuC(リナック)」は、クラウドやDX時代のITエンジニアに求められるシステム設計から運用管理まで、必要なスキルを証明できる技術者認定です。
アーキテクチャ設計から運用管理までの技術領域を幅広くカバーし、4つのレベル(LinuCレベル1~3、LinuCシステムアーキテクト)の各認定取得をとおして確実に求められるスキルの保有を証明できます。
転職や年収にどのような影響があるか(取得メリット)
LinuCレベル1は、コンピュータシステムを理解し、仮想環境を含むLinuxシステムの基本操作とシステム管理が即戦力で行える力が身につきます。
組み込みエンジニアは、組み込みシステム開発でOSなどでLinuxを使うことがあるため、この資格を持っていれば転職や年収に良い影響となるでしょう。
おすすめの勉強法と参考書
勉強法については、以下の参考書と問題集のセット学習がおすすめです。
『LinuCレベル1 バージョン10.0 合格教本[101試験, 102試験対応]』
『LinuC レベル1 スピードマスター問題集 Version10.0対応』
中級者:応用情報技術者試験
資格の詳細
応用情報技術者試験は、経済産業大臣が認定する国家試験『情報処理技術者試験』の12ある区分の中の1つです。平成19年に発表された新試験制度の概要の中で共通キャリア・スキルフレームワーク(レベル1~4)のレベル3に位置付けられ、組み込みエンジニアとして応用的な知識やスキルの保有を証明する試験です。
IT業界への登竜門として人気の『基本情報技術者試験』(スキルレベル2)の資格を取得した者が、次に目指す上位の資格として認知されており、高度情報処理技術者試験(スキルレベル4)への登竜門的な資格となっています。
転職や年収にどのような影響があるか(取得メリット)
上位者であるプロジェクトマネージャーの方針を理解し、自ら技術的問題を解決すべく現状を把握し目的の達成のための工程や品質管理を行うなど、グループの中でもマネジメントに近い役割を果たす存在に成長できます。そのため、この資格を持っておくことで転職を有利にすすめることができ、資格手当が付与されるなど年収にプラスとなるでしょう。
おすすめの勉強法と参考書
勉強法については、以下のテキストと問題集がセットになっている書籍がおすすめです。受験者は『基本情報技術者試験』資格取得者であると考えられるため、テキストより問題集を中心に学習されると良いでしょう。
『情報処理教科書 応用情報技術者 テキスト&問題集 2024年版』
中級者:ETEC(組み込み技術者試験)クラス1
資格の詳細
ETEC(組み込み技術者試験)は、組み込みソフトウェア開発における中級技術者(システムエンジニアレベル)として高度な知識が必要で、以下の能力を評価する試験です。
- 要求、設計工程、それに対応するテスト工程における知識から分析能力までの総合力
- 現場リーダとして不可欠な、実装、QCD等の知識・能力
- 実装の実務能力
クラス1試験は、クラス2試験で500点以上のスコアを保持している方が対象になります。
転職や年収にどのような影響があるか(取得メリット)
クラス1の取得により、システムエンジニア同等の組み込み系技術に関連する知識やスキルを身につけた証明となり、組み込み系のサービスを提供している企業に重宝されるでしょう。また、この資格を持っておくことで転職を有利にすすめるられ、資格手当が付与されるなど年収にプラスとなるでしょう。
おすすめの勉強法と参考書
勉強法については、以下の講座か書籍がおすすめです。
『ETECクラス1試験対策問題集eラーニング』
『組込みシステム開発入門――要素技術から開発プロセスまで』
中級者:OCRES(OMG認定組込み技術者資格試験)ファンダメンタル
資格の詳細
OCRES(OMG認定組込み技術者資格試験)は、組み込みシステム開発に携わる世界のITアーキテクト・開発者・プログラマーを対象とした世界最大のソフトウェア標準化コンソーシアムであるOMG(Object Management Group)が認定する資格試験です。
試験はファンダメンタル(初級)・インターメディエイト(中級)・アドバンス(上級)の3つに分かれており、上級を取得するには初級のファンダメンタルから段階的に取得する必要があります。
転職や年収にどのような影響があるか(取得メリット)
UML言語の基本理解と活用ができ、実際の実用的な日常の組み込みシステムを設計・実装することができるレベルになります。
また、UMLの技能を認められた人材は、ソフトウェアとハードウェアの混在でシステム構造が複雑化するような組み込みソフトの現場でも重宝される傾向にあるため、組み込みエンジニアにはおすすめの資格です。
そういった意味でも、この資格を持っておくことで転職を有利にすすめることができ、資格手当が付与されるなど年収にプラスとなるでしょう。
おすすめの勉強法と参考書
勉強法については、以下の参考書と問題集のセット学習がおすすめです。
上級者:エンベデッドシステムスペシャリスト試験
資格の詳細
エンベデッドシステムスペシャリスト試験は、IoTエンジニアや組み込みエンジニアに必要なスキルを証明する国家資格です。組み込み系システムの開発を行う企業への就職を目指す人だけでなく、IoT技術に携わりたい人にもおすすめの資格です。
試験の範囲が幅広く難易度も高いため、合格するためには計画的に学習が必要でしょう。
転職や年収にどのような影響があるか(取得メリット)
IoTを含む組み込みシステムに関する広い知識やスキルを活用し、市場動向や関連する業界の動向を踏まえ、最適な組み込みシステムの事業戦略や製品戦略を策定するスキルが身につきます。また、ソフトウェアとハードウェアの要求仕様の策定や要求仕様に基づいた組み込みシステムの設計・開発を主導的に行えるようになる資格です。
そのため、この資格を持っておくことで転職を有利にすすめられ、資格手当が付与されるなど年収にプラスとなるでしょう。
おすすめの勉強法と参考書
勉強法については、以下の参考書と問題集のセット学習がおすすめです。
上級者:OCRES(OMG認定組込み技術者資格試験)インターメディエイト
資格の詳細
OCRES(OMG認定組込み技術者資格試験)を上級者が受けるならインターメディエイトの取得を目指しましょう。
インターメディエイト(中級)は、OCRESの中間レベルの資格で組み込みシステムの開発に従事するエンジニアに必要な知識とスキルを認定する資格です。
転職や年収にどのような影響があるか(取得メリット)
組み込みシステムの設計・開発・保守に必要な知識と技能を習得し、組み込みシステムの開発において主導的な役割を担うことができます。
ファンダメンタル(初級)同様に、この資格を持っておくことで転職を有利にすすめることができ、資格手当が付与されるなど年収にプラスとなるでしょう。
おすすめの勉強法と参考書
勉強法については、以下の参考書での学習がおすすめです。
実情として、ファンダメンタル(初級)のようにほかに学習教材が充実していないため、こちらの書籍でしっかり学習しましょう。
上級者:OCRES(OMG認定組込み技術者資格試験)アドバンスト
資格の詳細
OCRES(OMG認定組込み技術者資格試験)のインターメディエイトを取得している場合、アドバンストを積極的に取得するのがおすすめです。
アドバンス(上級)は、OCRESの最上位レベルの資格で、組み込みシステムの開発に従事するエンジニアに必要な高度な知識とスキルを認定する資格です。
転職や年収にどのような影響があるか(取得メリット)
プロジェクト責任者として、UML言語を活用した組み込みシステムの設計・開発においての評価結果を踏まえて最終決定する役割を担うことができます。
ファンダメンタル(初級)やインターメディエイト(中級)同様に、この資格を持っておくことで転職を有利にすすめることができ、資格手当が付与されるなど年収にプラスとなるでしょう。
おすすめの勉強法と参考書
勉強法については、以下の参考書での学習がおすすめです。
実情として、ファンダメンタル(初級)のようにほかに学習教材が充実していないため、こちらの書籍でしっかり学習しましょう。
これまで、組み込みエンジニアにおすすめな9つの資格について、詳しく解説しました。
続いては、エンジニアの案件を豊富に取り扱っている、弊社エイジレスのサービスを紹介させていただきます。
組み込みエンジニアへの転職は「エイジレス」にお任せください
エイジレスでは、エンジニア向けのキャリア相談や独立時の案件紹介をさせて頂いております。
以下のような人向けに、手厚くサポートさせていただきます。
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エイジレスのサービスはすべて無料で利用可能なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ|組み込みエンジニアにおすすめの資格を取得し、キャリアアップと年収アップを実現しよう
この記事を通して、以下の4つのことがわかりました。
- 組み込みエンジニアの未経験・初級者向けの資格を取得すれば、組み込みソフトウェアの基礎知識やLinuxサーバの操作・運用面での知識を習得できる。
- 組み込みエンジニアの中級者向けの資格を取得すれば、組み込みソフトウェアの応用的知識や設計手法であるUMLについての基礎知識が身につく。
- 組み込みエンジニアの上級者向けの資格を取得すれば、組み込みシステムのUML設計も含めた設計・構築・製造を主導的に行う能力を養える。
- 資格を持っていれば転職を有利にすすめられ、資格手当が付与されるなど年収アップにもつながる。
これまで解説したように、組み込みエンジニアの需要は高まっており、資格を取得することでさらに高年収を狙うことができます。
そのため、組み込みエンジニアになりたいと考えている人は、積極的に就職・転職することをおすすめします。
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