SIerからの転職先4選|転職で失敗しないポイントと意外な選択肢
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おいとま
たかみ
SIerに勤めているエンジニアで、現職に不満があったとしても、失敗を恐れて行動に及び腰になっている人は多いでしょう。
転ばぬ先の杖として転職先選びに失敗しないための勘どころや、SIerからの主だった転職先を紹介します。
またIT業界で今後、需要や将来性が見込める分野に関しても詳しく解説します。
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- 【この記事を読んでわかること】
- SIerからの転職先選びのポイントは、①SIerで身につけたスキルや経験を活かせる転職先を選ぶ ②企業文化や価値観が自分に合っているかを確かめる ③需要と将来性の高い技術や業界の企業を選ぶ の3つ。
- SIerからの転職先として有力なのは、大手SIer企業・自社開発企業・社内SE・ITコンサルタント・フリーランスと幅広い選択肢がある。
- 転職先の特徴と必要なスキルはさまざまで、人工知能(AI)やサイバーセキュリティなど、将来が見込める分野を見極めるのも有効。
SIerからの転職先選びに失敗しないための3つのポイント
SIerからの転職先選びに失敗しないためには、どのようなポイントを踏まえればいいのでしょうか。
以下の3つの勘どころを念頭に置くことをおすすめします。
- SIerで身につけたスキルや経験を活かせる転職先を選ぶ
- 企業文化や価値観が自分にあっているかをよく確かめる
- 需要と将来性の高い技術・業界の企業を選ぶ
それぞれ解説します。
SIerで身につけたスキルや経験を活かせる転職先を選ぶ
SIerのエンジニアが転職を考える際、SIerで培ったスキルや経験を活かせる職場選びが、非常に重要です。
SIer特有のスキル、たとえばプロジェクト管理や顧客との折衝経験は、ほかの業態でも必ず重視されるとは限りません。
また特定のプログラミング言語やシステム設計の経験も、SIer独特のビジネスモデルや業務フローに根ざしており、転職先によっては十分に活用できない可能性があります。
適切な転職先を選ばなければ、新しい職場でのパフォーマンスを上げられず、キャリアの停滞やモチベーションの低下につながるリスクがあります。
さらにスキルセットが活かせない環境では、持っていた技術が陳腐化し、エンジニアとしての価値が漸減してしまう恐れも。
企業文化や価値観が自分にあっているかをよく確かめる
SIerのエンジニアが転職を考える際、企業文化と価値観の相性はきわめて重要です。
企業文化が自分と合わない場合、ストレスが蓄積し、仕事の効率や品質が低下します。
また価値観が異なる環境では、スキルを十分に活かせないことも。
職場のコミュニケーションやチームワークにも影響し、プロジェクトの遅延や品質低下を引き起こす恐れがあります。
これはキャリアにもマイナス影響を与え、将来の転職市場での評価低下につながることも。
したがって転職時は、企業文化や価値観が自分に合っているかを慎重に確かめることが重要です。
需要と将来性の高い技術・業界の企業を選ぶ
SIerのエンジニアが転職を検討する際、需要が高く将来性のある技術や業界を選ぶことが重要です。
技術トレンドや市場の需要に適応することで、キャリアの安定性と成長性を両立させることにもつながります。
逆に将来性に乏しい技術や業界に転職してしまうと、技術の陳腐化や市場の縮小などにより、再転職の必要性やキャリアの停滞が生じるリスクも。
新しいトレンドに後れをとると、エンジニアとしての人材価値も目減りしかねません。
転職先を選ぶ際は、市場動向と技術トレンドを分析し、将来性のある分野を選ぶことが、長期的なキャリア成功への鍵です。
これにより、キャリアを有意義に発展させることが可能となります。
ここまでSIerからの転職先選びに失敗しないためのポイントを3つ、解説しました。
次ではSIerからの転職先4選を説明します。
SIerからの転職先4選|特徴・向いている人・必要なスキルを解説
それではSIerからの転職先として、どのような企業が考えられるでしょうか。
このパートでは具体的な転職先企業を以下4つ、それぞれ特徴や向いている人、必要なスキルを交えて解説します。
- 大手SIer
- 自社開発企業
- 社内SE
- ITコンサルタント
それぞれ見ていきましょう。
大手SIer
おいとま
転職先候補の筆頭は、大手SIerです。
転職先としての特徴・向いている人材像・転職に必要なスキルを解説します。
大手SIerの特徴
SIerのエンジニアにとって、大手SIerはもっとも理想的な転職先の一つです。
大手SIerの特徴は、事業の安定性と大規模プロジェクトを手掛けられる点にあります。
プロジェクト管理や顧客折衝の経験は、大手SIerであっても重宝され、技術力があれば尚更評価されるに違いありません。
大手SIerは組織が大きいため、相対的に変化は緩やかですが、その分安定した職場環境があります。
高いプロジェクト管理能力と技術力を身につければ、評価され、多様なキャリアパスを展望できる点も魅力の一つです。
結論として、大手SIerは安定性とキャリア成長を求めるSIer経験者に最適な選択肢です。
大手SIerに向いている人
それでは、大手SIerにはどのような人が向いているのでしょうか。
まず必要なのは、技術的スキル、特にプログラミングやシステム設計の経験。
また、顧客の要求を理解し実現するためのコミュニケーション能力も欠かせません。
多くの案件を同時進行させることもあるため、プロジェクトを管理するスキルも求められます。
チームワークも不可欠。
さまざまな立場・バックグラウンドを持つ人たちと協力するため、柔軟な思考と協調性が求められます。
またIT業界の進化に合わせて、常に新技術を学ぶ意欲も大切です。
さらに、プロジェクトの厳しい納期や顧客要求に対応するストレス耐性も欠かせません。
まとめると、技術的スキルに加え、コミュニケーション能力・学習意欲・ストレス耐性を持つ人が、大手SIerでのキャリアを築くことができるでしょう。
大手SIerに転職するために必要なスキル
実際に大手SIerへの転職を成功させるには、どのようなスキルが必要となるのでしょうか。
最初に挙げられるのは、最新のプログラミング言語やシステム設計に代表される技術力が挙げられます。
次に複数のタスクを効率的に進行させるため、プロジェクト管理能力が欠かせません。
さらに社内外との円滑な情報交換には、高いコミュニケーション能力も求められます。
また、転職先の大手SIerで手がける業界の業務知識も必要となります。
たとえば金融業界に強い大手SIerへの転職を考えている場合は、金融業界の顧客向けのシステム開発経験があれば、有利に転職活動を進められるでしょう。
自社開発企業
おいとま
エンジニアとしてのスキル・経験を活かしつつ、視座を顧客側に転換できる転職先が自社開発企業です。
転職先としての特徴・向いている人材像・転職に必要なスキルを紹介します。
自社開発企業の特徴
SIerのエンジニアにとって、自社開発企業も有力な転職先の一つです。
自社開発企業の特徴の一つは、製品開発の自由度が高い点。直接顧客の要望を自社システム・製品に反映できるため、よりクリエイティブな仕事が期待できます。
システムの成功が評価に直結するため、SIerでの業務とは異なるやりがいが見出せるでしょう。
また、プロジェクトごとに多様な経験が積めるため、キャリアアップが期待できる点も見逃せません。
自社システム・製品に対する深い理解が、ビジネス視点を養うことにも繋がり、長期的なキャリア形成に役立ちます。
したがって自社開発企業への転職は、技術力の向上はもちろん、ビジネスパーソンとしての成長にも結びつく選択肢でしょう。
自社開発企業に向いている人
自社開発企業への転職は、創造性が豊かな人に適しています。
アイデアを形にする魅力があるため、独自の発想で新製品を生み出すことも可能です。
また最新技術を活用し、開発に携われるチャンスもあるので、技術力に自信のある人にも向いているでしょう。
さらには、顧客からの要望に基づいてシステムを設計・構築するSIerと異なり、みずから課題を見つけ、解決策を考える力が求められます。
したがって、自分が主導して業務を推進する能力がある人には最適です。
自社開発企業は、自分の成長と共に、自社製品・サービスも成長させることができる環境。
キャリア形成において、唯一無二の付加価値を得ることができるでしょう。
自社開発企業に転職するために必要なスキル
自社開発企業への転職には、主に技術力とプロジェクト管理能力が欠かせません。
具体的にはプログラミングやシステム設計が挙げられ、これらは製品の開発に直接関わるため重視されます。
また、チームワークとコミュニケーション能力も必須。
自社開発ではさまざまな部署との連携が頻繁にあるため、スムーズなコミュニケーションが成功に直結します。
さらにプロアクティブな問題解決能力も求められます。
開発過程での課題にみずから気付き、迅速に対応する力は欠かせません。
自社開発企業への転職を検討している方は、これらのスキルを磨くことが成功の鍵となります。
社内SE
おいとま
もっとエンドユーザーに近い立ち位置で、ITシステムを駆使して貢献できるのが社内SEです。
転職先としての特徴・向いている人材像・転職に必要なスキルを見ていきましょう。
社内SEの特徴
社内SEは、企業内のシステム運用や開発を担う職種のため、SIer経験者にとって違和感なく転職できる選択肢です。
社内の業務効率化を目指し、さまざまなシステムのカスタマイズ能力が求められるので、SIerでの経験を大いに活かせます。
また社内SEは業務範囲が多岐に渡り、幅広い知識が欠かせません。
SIerから社内SEに転職するメリットは、働き方の多様性にあり、プロジェクトベースの仕事から離れ、IT環境の改善を通じて自社に貢献できる点も見逃せません。
社内SEに向いている人
社内SEへの転職に適しているのは、技術スキルとコミュニケーション能力を兼ね備えている人材です。
なぜなら社内SEは技術面だけでなく、社内の様々な部署と連携する必要があるからです。
具体的には、プログラミングスキルやシステム設計能力など、幅広い分野の技術が求められます。
また社内の要望を的確に理解し、効果的な解決策を提案する力も必要です。
たとえばエンジニアではない社員とのコミュニケーションをとる際、専門的な知識を噛み砕いて効果的に伝える能力が欠かせません。
さらに、問題解決能力も重要です。
社内SEは、日々変化する業務や技術の問題に対応する必要があり、そのためには柔軟な思考と迅速な判断力が求められるためです。
結論として、社内SEには技術力と共に、コミュニケーションや問題解決能力が必要です。
これらをバランスよく持ち合わせている人が、社内SEへの転職に適しています。
社内SEに転職するために必要なスキル
社内SEへの転職を考える際、必要なスキルは高いコミュニケーションスキル・幅広いITスキル・問題解決スキルの3つです。
まず、高いコミュニケーションスキルが挙げられます。
日頃ITと関わらない営業やマーケティングなど、社内のさまざまな部署と連携するため、このスキルは欠かせません。
次に、幅広いITスキルが求められます。
会社のシステム全般を任されるため、PC・サーバー・ネットワークなどの足回りから業務アプリケーション、クラウドまで、実に幅広い分野のITスキルを把握しなければなりません。
さらには、問題解決能力も欠かせません。
業務システムの障害など、トラブル発生時に迅速かつ的確に対応するスキルで、このような非常事態での冷静な判断力が必要となります。
ITコンサルタント
おいとま
ITコンサルタントは、キャリアや年収をアップするのに最適な転職先です。
転職先としての特徴・向いている人材像・転職に必要なスキルを解説します。
ITコンサルタントの特徴
SIerのエンジニアからITコンサルタントへの転身は、新たな領域へのチャレンジとなるでしょう。
なぜならITコンサルタントは、SIerではあまり必要とされないような、高度な分析力と深い技術知識が求められるためです。
ITコンサルタントは専門性が高く、高付加価値な領域を担当する分、高収入が期待できます。
一方、クライアントのニーズに応えるため、幅広い知識と厳しいスケジュール管理が求められることも。
SIerのエンジニアからITコンサルタントへの転職は、技術面だけでなく、ビジネス面での成長も大きく促すポテンシャルがあります。
高年収を実現したい、成長志向の強い人には、好適な転職先です。
ITコンサルタントに向いている人
ITコンサルタントに向いている人は、論理的思考能力・テクノロジーへの造詣・柔軟性を兼ね備えている人材です。
ITコンサルタントのミッションは、ITを通じて顧客の経営課題を解決する点にあるため、複雑な問題を解決できる論理的思考能力が欠かせません。
また、最新のITトレンドを把握し、どのように顧客への提案に活かせるか、常に考える習慣がある人は向いているでしょう。
最後に重要な資質が柔軟性。
刻々と変化する状況に応じて、臨機応変にITシステムの戦略を調整し、クライアントとコミュニケーションをとる必要があるからです。
ITコンサルタントには、論理的思考能力・テクノロジーへの造詣・柔軟性を兼ね備えている人が、成功する可能性が高いです。
ITコンサルタントに転職するために必要なスキル
最も重要なのは、IT技術に関する幅広いスキルです。
プログラミングやシステム設計への理解が欠かせません。
また、高い問題解決スキルも求められます。
顧客のニーズを理解し、適切なソリューションを提供するためには、論理的思考とクリエイティビティが重要となります。
最後に忘れてはいけないのが、ビジネススキル。
ITソリューションをクライアントのビジネス課題の解決に結びつけるため、クライアントの市場動向に目を光らせ、戦略的思考を持つことが成功への鍵となります。
ここまでSIerからの転職先として有望な4つの選択肢を、詳しく解説しました。
次では第5の選択肢、転職先としてのフリーランスを説明します。
SIerでの実績とスキルを活かしてフリーランスになる道も
SIerからの転職先として、実はフリーランスも有望な選択肢の1つであることをご存じでしょうか。
このパートでは転職先としてのフリーランスに関して以下4つ、解説します。
- フリーランスエンジニアの特徴
- フリーランスエンジニアに向いている人
- フリーランスエンジニアとして働く場合の注意点
それぞれ見ていきましょう。
フリーランスエンジニアの特徴
フリーランスエンジニアの特徴は、なんといっても柔軟な働き方が可能で、自分のスケジュールを管理でき、興味あるプロジェクトに参加できる点にあります。
そのため、SIerでは一般的に実現が難しいとされる、仕事とプライベートのバランスを保ちやすくなります。
また異なるプロジェクトに携わることで、新しい技術や業界の知識を身につけ、エンジニアとしてスキル向上が期待できる点も見逃せません。
SIer時代に培ったスキルに新たな次元を加え、市場価値を向上させることが可能です。
一方、フリーランスは個人としてクライアントと仕事のやりとりを行うため、クライアントとのコミュニケーションや契約条件の確認には、注意が必要です。
フリーランスエンジニアに転身する際は、メリットと同時に注意点も理解し、キャリアの可能性を拡げていく視点が欠かせません。
フリーランスエンジニアに向いている人
フリーランスエンジニアに転職するには、自己管理能力が高く、みずからを律して作業できる人が向いています。個人としてクライアントからの信頼を獲得しなければならないので、スケジュール管理や期限遵守が得意な人は重宝されるでしょう。
また技術の進化に合わせ、新しい技術・スキルを学ぶ意欲も重要です。
SIerに在籍する場合と異なり、自分で案件を獲得する必要があるため、社会で需要のあるテクノロジーにアンテナを張り、常に学習していく姿勢が欠かせません。
さらには適切にリスクを制御できる人にも、適性があるでしょう。
会社員よりも安定しない収入状況を把握し、案件の進捗と営業活動のバランスをコントロールできる人が適しています。
フリーランスエンジニアとして働く場合の注意点
フリーランスエンジニアとして働く際、どのような点に注意すればいいでしょうか。
まず、自身の技術力を客観的に評価することをおすすめします。
エンジニアとして、マーケットで需要のある技術・スキルを身につけることが、フリーランスとして中長期で成功するためには欠かせません。
また不安定な収入に備え、少なくとも生活防衛資金分の貯蓄は必須。
フリーランスエンジニアとして働き始めた段階では、特に案件獲得で苦労する現実があります。
別の言い方をすると、案件獲得は生命線となるので、営業力の向上も欠かせません。
最後に注意したい点は、仕事とプライベートのバランスです。
責任感の強い人ほどクライアントの案件を進捗させることにフォーカスし、長時間労働に陥りがち。
休息を取ることが長期的なキャリア形成に繋がる点も忘れてはなりません。
フリーランスにおすすめの案件探し方法
フリーランスエージェントは、それぞれ保有している案件が異なるため、2〜3社に登録しておくと収入が途絶えるリスクを軽減できます。
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②エイジレスフリーランス
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需要・将来性の高い分野から転職先を考えることも有効
SIerからの転職を考える際、需要・将来性の高い分野から転職先を考えることも有効です。
このパートでは、需要・将来性の高い分野を以下3つ、解説します。
- 人工知能(AI)と機械学習
- サイバーセキュリティ
- クラウドコンピューティング
それぞれ見ていきましょう。
人工知能(AI)と機械学習
人工知能(AI)は、画像認識・音声認識・テキストマイニングなど多岐にわたる分野で進化を続けています。
総務省の「情報通信白書令和4年版」によると、日本国内でのAI関連市場規模は、2020年度に前年度比19.9%増の513億3,000万円に達し、2025年度には1,200億円を超えると予測されています。
この急速な成長は、機械学習プラットフォームの増加や、AI環境の自作を支援するサービスの拡大によるものです。
機械学習は、データから学び、予測や分析を行うAIのサブセット。
この分野は、データサイエンスやアルゴリズム開発に関連する職種での需要が高まっており、特にデータ分析、パターン認識、予測モデリングのスキルが求められています。
転職市場においても、AIおよび機械学習の知識を持つ専門家の需要は増加傾向にあり、キャリア形成において重要な分野となっています。
AIや機械学習の専門家には、プログラミング言語(Pythonなど)・データハンドリング・統計学的手法の理解、そして何よりも問題解決能力が求められます。
サイバーセキュリティ
サイバーセキュリティの分野も、急速に成長している市場です。
既出の総務省の「情報通信白書令和4年版」によると、2020年には約5兆6,591億円、2021年には約6兆6,072億円という市場規模に達し、前年比で16.8%の増加が見られました。
この成長は、ランサムウェアなどの標的型サイバー攻撃の急増によるものです。
この分野の将来性は非常に高く、シェアが分散されており、特に日本国内においては新規参入の余地が大きいでしょう。
このような市場の動向から、サイバーセキュリティ分野において重要なスキルとしては、標的型攻撃の検出と対応、IoTや無線LANのセキュリティ管理などが挙げられます。
これらのスキルを身につけることで、将来性の高いこの分野でキャリアを構築できます。
クラウドコンピューティング
クラウドコンピューティング市場は、パブリッククラウドサービスの急成長により大きく変貌を遂げています。
既出の総務省の「情報通信白書令和4年版」によると、2021年の世界市場規模は3,281億ドルに達し、特にPaaS(クラウド上のアプリケーション開発と運用プラットフォーム)市場が注目されています。
日本でも、2021年のパブリッククラウド市場は1兆5,879億円に達し、今後も拡大が予想されています。
クラウドコンピューティング分野では、主にクラウドアーキテクチャの理解・セキュリティとデータ管理・プログラミング言語(Python、Javaなど)の知識が必要です。
加えて先述のAI・機械学習を掛け合わせると、さらに人材としての付加価値が増すでしょう。
将来性も高く、市場規模の拡大とともに関連職種の需要も増加しています。
特に、クラウドエンジニアやデータアナリストなどの職種が注目されています。
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おいとま
まとめ|SIerからの転職先は豊富なので自分だけの最適解を探そう
おいとま
この記事を通して、以下のことがわかりました。
- SIerからの転職先選びのポイントは、①SIerで身につけたスキルや経験を活かせる転職先を選ぶ ②企業文化や価値観が自分に合っているかを確かめる ③需要と将来性の高い技術や業界の企業を選ぶ の3つ。
- SIerからの転職先として有力なのは、大手SIer企業・自社開発企業・社内SE・ITコンサルタント・フリーランスと幅広い選択肢がある。
- 転職先の特徴と必要なスキルはさまざまで、人工知能(AI)やサイバーセキュリティなど、将来が見込める分野を見極めるのも有効。
SIerからの転職をお考えの方には、大手SIerや自社開発企業、そしてフリーランスエンジニアなど、さまざまな可能性が拡がっています。
多くの選択肢の中から、自分の転職の目的に合った転職を成功させるために、自分のスキル・経験の棚卸しからIT業界の人材動向の情報が欠かせません。
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