クラウドエンジニア「やめとけ」は言い過ぎ!その実態を経験者が徹底解説
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おいとま
じょう
クラウドエンジニアは事実として現在非常に需要が高い職種で、弊社においてもクライアントからの引き合いが非常に強い仕事です。
しかし、googleの検索で「クラウドエンジニア やめとけ」や「クラウドエンジニア きつい」というキーワードを見て気になってこの記事を読んでくださっている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、クラウドエンジニアがやめとけ、きついと言われる要因は以下です。
- AIの急速な進歩により一部の仕事がなくなる
- クラウド普及率の頭打ち
- 緊急対応などによる仕事の忙しさ
- 常に学ばなければいけないプレッシャー
特に、AIの急速な進歩は不安視されやすい点ですが、一部の仕事はAIに取って変わられつつ、クラウドエンジニア自体はクラウド普及率がこのまま高まっていくトレンドが続く場合、まだまだ求められる仕事であり待遇などを考えた時に「やめとけ」とは言えないでしょう。
この記事では
- クラウドエンジニアがやめとけと言われる理由
- クラウドエンジニアの将来性
などについて詳しく解説していくので是非参考にしてみてくださいね!
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- 【この記事を読んでわかること】
- クラウドはやめとけと言われるおもな理由は「クラウドサービスの急速な進化」「重大障害を起こしかねないプレッシャー」「技術トレンドの変化への対応」など
- クラウドエンジニアの将来性について:AI技術の進化が目覚ましい中でも、クラウドエンジニアの役割はAIに取って代わられることは難しく、むしろAIをツールとして利用する能力や多岐にわたるスキルが求められる。
- 多様なキャリアパスのあるクラウドエンジニアは魅力的だが、向いている人と向いていない人がいる
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クラウドエンジニアはやめとけと言われてしまう理由6選
おいとま
飯島シロ
クラウドエンジニアとして転職しようとすると、不安視する周りの声をよく聞くことがあると思います。確かに同僚のクラウドエンジニアは下記6つの点について「辛い」といった声を聞きます。
この章ではそれぞれのクラウドエンジニアならではの難解さについて解説します。
- 緊急の障害対応
- 複雑なクラウドサービスの急速な進化
- 重大障害を起こしかねないプレッシャー
- 運用タスクの自動化のプレッシャー
- 多岐にわたる資格取得のプレッシャー
- 常に変わる技術トレンドへの対応
緊急の障害対応
クラウドはITシステムの重要な基盤であり、障害が発生した場合は迅速に対応する必要があります。
クラウド環境で障害が生じると、Webサイトが利用できなくなったり、業務システムが機能しなくなったりして、ユーザーの業務に大きな影響を与えかねません。
障害が発生すれば夜間や休日でも関係なく即座に対処する必要があり、気が休まらずストレスを感じる人も多いです。
複雑なクラウドサービスの急速な進化
「AWSの新サービスが出るたびに、学習しなければならないことが増えて大変…」という声をよく聞きます。
クラウドプラットフォームは日々進化しており、新しいサービスや機能が頻繁にリリースされます。
例えば、AWSだけでも年に数十の新サービスやアップデートが進行中です。
スキルアップのためには常に最新の情報をキャッチアップし、新しい技術を学び続ける必要があるという大変さがあります。
重大障害を起こしかねないプレッシャー
クラウドがITシステムの重要なインフラストラクチャである以上、重大障害を起こしかねないリスクと常に隣り合わせの状態です。
最近広がっているIaC(Infrastructure as Code)を例に挙げます。
IaCは、インフラの設定や構築をコードで管理する手法です。TerraformやAWS CloudFormationなどのツールを使用して、インフラの設定を自動化することができます。
しかし、これらのツールの設定は複雑で、少しのミスが大きなトラブルを引き起こす可能性があります。
運用タスクの自動化のプレッシャー
「全てを自動化することが求められるが、その実装には膨大な時間と労力がかかる」ことも懸念点の一つです。
クラウドエンジニアは、システムの運用を効率的に行うために、様々なタスクの自動化を推進する役割を持ちます。
しかし、自動化の実現には多くの課題や障壁が存在し、特に大規模なシステムではその複雑さが増すため運用や自動化が難しい傾向にあります。
多岐にわたる資格取得のプレッシャー
「AWSやAzureの資格は役立つが、取得のための学習は非常に大変だったし、膨大な時間がかかった」という人も多いのではないでしょうか。
クラウドエンジニアとしてのスキルを証明するための資格は多数存在します。AWS認定ソリューションアーキテクトやAzure認定ソリューションアーキテクトなど、プロジェクトによってそれぞれのプラットフォームに特化した資格が要求されることも度々あるでしょう。
しかし、元々クラウドエンジニアとして長時間働いているので、これらの資格を取得するための学習は、時間と労力がかかるものとなっています。
常に変わる技術トレンドへの対応
「昨日までのベストプラクティスが、今日では古い方法とされることも…」
筆者がクラウドエンジニア一年目の時に思った言葉です。実際にその時の上司には「今日の最善は明日の最善ではないと思ってクラウドを構築しよう」と言われました。
IT業界は常に変化しており、新しい技術や手法が日々登場します。クラウドエンジニアはこれらの変化に柔軟に対応する必要があり、昨日までの最適な方法が、今日では非推奨となることも珍しくありません。そういった柔軟性に心が挫けてしまう人もいるでしょう。
ここまでは、クラウドエンジニアはやめとけと言われてしまう理由を詳しく解説しました。
次では、クラウドエンジニアの将来性について具体的にみていきましょう。
おいとま
飯島シロ
クラウドエンジニアはAIで仕事がなくなるからやめとけ?将来性を解説
IT業界におけるクラウドエンジニアの役割について、AIに取って代わられるのではないかという懸念が持たれることがあります。
しかし、実際のところ、クラウドエンジニアの将来性はどうなのでしょうか?
結論、クラウドエンジニアの将来性は高く決してやめとけとは言えないでしょう。
そもそもクラウド領域の需要自体が伸びている
まず大前提としてクラウド自体はまだまだ右肩上がりの成長を続けています。
この前提が変わらない限りはクラウドエンジニアはやめとけと言われるような職種では無いでしょう。
実際にこちらが、AzureとAWSの売り上げ規模を示すデータです。
これだけ大きな市場規模でありながら、直近では更に市場が細分化されるような動きも出てきています。
例としてハイブリッドクラウドなど、一部のデータをオンプレミス回帰することで堅牢にデータを保持しつつ一部のデータやサービスはクラウド上で動かすなどミックスしたような運用を行う大企業も出現してきています。
このように、クラウドは世界にとってまだまだ出てきたばかりの技術であり、今後も市場自体は拡大を続ける見込みですので、少なくとも今後5年~10年の間、クラウドエンジニアは求められる仕事であり続けるでしょう。
以下はハイブリッドクラウドの事例です。興味がある人は読んでみてください。
AIが人間より得意な領域は確かにある
AIは繰り返しの多い単純作業や大量のデータ処理など特定の領域で非常に優れています。そのため、繰り返しの多い単純作業や大量のデータを処理するタスクなどは、AIの得意とする領域であり、人間よりも優れていると言っていいでしょう。
しかし、クラウドエンジニアの業務は単なる単純作業ではありません。システムの設計・構築・運用・トラブルシューティングなど、高度な専門知識と経験を要するタスクが多くを占めているため、単純作業、大量データの処理以外の領域では人間の知識が必要です。
おいとま
飯島シロ
AIをツールとして利用するクラウドエンジニアの存在の不可欠さ
クラウド技術は日々進化しており、新しいサービスや機能が頻繁にリリースされています。これらの新技術を適切に活用し、最適なシステムを構築するためには、人間の判断や経験が不可欠です。
AIはあくまでツールの一つであり、そのツールを最大限に活用するための「使い手」が必要です。
また、クラウドエンジニアの役割は技術的なスキルだけでなく、コミュニケーション能力やプロジェクト管理能力などの多岐にわたるスキルが求められます。これらのスキルは、AIによって簡単に置き換えられるものではありません。
さらに、現在のIT業界におけるクラウドエンジニアの需要は非常に高く、その将来性も極めて明るいと言えます。多くの企業がデジタルトランスフォーメーションを進める中、クラウド技術の導入や活用は不可欠です。
このような背景から、クラウドエンジニアの役割は今後も増え続けることが予想されます。
結論として、クラウドエンジニアはAIの台頭にもかかわらず、需要や将来性は非常に高いと言えます。AI技術の進化を恐れることなく、それを最大限に活用しながら、クラウドエンジニアとしてのキャリアを築いていくことが求められます。
AI技術が進んでいてもクラウドエンジニアの需要性は高まることについて解説しました。次の章では、具体的にクラウドエンジニアとして働くことのメリットについて紹介します。
おいとま
飯島シロ
クラウドエンジニアとして働くことのメリット5選
クラウドエンジニアとしてのキャリアは、多くのメリットを持っています。私自身もクラウドエンジニアとしての経験を持ち、以下の5つのメリットを実感しています。
- エンジニアとして高い年収を誇る
- 在宅勤務可の会社が多い
- 専門的なスキルの習得
- 希少人材だからこそ高い需要がある
- 今後のキャリアの多様性
それぞれについて詳しく解説していきます。
おいとま
飯島シロ
エンジニアとして高い年収を誇る
クラウドエンジニアとしてのキャリアをスタートさせた当初から、他のIT職種と比較しても高い年収のオファーを受けることが多かったです。資格を取得することで、さらに高い評価と報酬を得ることができました。
実際に、クラウドエンジニアの平均年収は約578万円で、経験や資格、担当するプロジェクトによっては1000万円を超えることも。特に、AWSやAzureの資格を持つと、年収が20〜30%アップする傾向があります。
在宅勤務可の会社が多い
通勤のストレスから解放され、自宅での作業がメインとなったことで、生活の質が向上しました。また、家族との時間も増え、ワークライフバランスが良くなりました。
コロナウイルスの影響でリモートワークが主流となりましたが、クラウドエンジニアはその前から在宅勤務の機会が多い傾向にありました。
クラウド技術を駆使してどこからでも作業が可能なため、在宅勤務を推奨している企業が多いです。
専門的なスキルの習得
クラウド技術の進化に合わせて学び続けることで、多くの新しい技術やツールに触れることができました。これが、私のキャリアの大きな魅力となっています。
クラウドエンジニアは、常に最新の技術トレンドをキャッチアップする必要があります。このため、学びの機会が豊富で、技術者としてのスキルセットを高めることができます。
希少人材だからこそ高い需要がある
クラウド技術の普及に伴い、多くの企業からのオファーやプロジェクトの依頼が増えました。これにより、安定したキャリアを築くことができました。
デジタルトランスフォーメーションの進行にともない、クラウドエンジニアの需要は急増しています。特に大手企業やスタートアップでは、クラウドエンジニアの採用を積極的に行っています。
今後のキャリアの多様性
クラウドエンジニアとしての経験を活かして、コンサルタントやプロジェクトマネージャーとしてのキャリアも選択することができました。
クラウド技術は多岐にわたるため、エンジニアとしてだけでなく、アーキテクト・セールス・教育担当などの多様なキャリアパスが存在します。これにより、自分の興味やスキルに合わせてキャリアをデザインすることができます。
この章では、クラウドエンジニアの具体的メリットについて学びました。
次では、実際にクラウドエンジニアに向いている人と向いていない人の特徴を考えていきます。
おいとま
飯島シロ
クラウドエンジニアに向いている人・向いていない人
クラウドエンジニアとしてのキャリアは多くの魅力を持っていますが、それぞれの人によって合う合わないがあります。
では、どのような人が向いているでしょうか。
この章では、向いている人と向いていない人の特徴を詳しく解説します。
クラウドエンジニアに向いてない人
クラウドエンジニアに向いていない人とはどういった人でしょうか。これは個人の適正によるものであり、その人の能力の良しあしについての話ではありません。
自分の特徴を鑑みて、クラウドエンジニアに向いているかどうか当てはめていきましょう。
おいとま
飯島シロ
変化を嫌う人
クラウド技術は、その特性上、日々急速に進化しています。
大手クラウドプロバイダーからの新しいサービスのリリースや既存サービスのアップデート、さらにはセキュリティ対策の変更など、常に変化が求められる環境です。このような変化の中で、新しい技術やツールの学習を継続的に行うことが必要です。
しかし、変化や新しいことを受け入れるのが難しい、または変化そのものを嫌う性格の人は、この急速な変化に対応することがストレスとなる可能性があります。
変化への柔軟な対応が難しい人は、クラウドエンジニアとしての業務に適していないでしょう。
単純作業が好きな人
クラウドエンジニアの業務は、単なる技術的な実装だけでなく、多くのステークホルダーとの連携が不可欠です。開発チーム・運用チーム・セキュリティチームに加え、ビジネスサイドとの連携は日常的に行われます。
クラウドの導入や移行プロジェクトではとくに、多岐にわたる要件や課題を共有し、解決策を模索するためのチームワークが求められます。
そのため、単独での作業を好む人やチームでの協力を避ける傾向が強い人は、クラウドエンジニアとしての業務に適していない可能性があります。
短期的な結果を求める人
クラウドの導入や運用、そして最適化は、中長期的な視点での取り組みが必要です。
例えば、クラウドのコスト最適化・セキュリティの強化・パフォーマンスの向上などは、一度の取り組みで完結するものではありません。
これらの課題に対して、継続的な取り組みと改善が求められる中で、短期的な成果や即効性を求める傾向が強い人はフラストレーションを感じるリスクが高まります。
クラウドエンジニアとしての業務は、継続的な努力と改善を重ねることで、中長期的な成果を実現するものです。
短期的な結果を重視する性格の人は、この業界には向いていないでしょう。
クラウドエンジニアに向いている人
先ほどはクラウドエンジニアに向いていない人について解説しました。
ではクラウドエンジニアに向いている人とはどういった人なのか、見ていきましょう。
おいとま
飯島シロ
好奇心が旺盛な人
その性質上、クラウド技術は日々急速に進化しています。
毎年、Amazon Web ServicesやGoogle Cloud Platform、Microsoft Azureなどの大手クラウドプロバイダから新しいサービスやアップデートが発表されています。
これらの変化についてきたり、新しい技術を取り入れるためには、最新の情報を常に追い求める好奇心が必要です。
また、新しい技術やツールに対する興味や熱意がないと、技術の変化についていくのが難しくなります。このような環境で活躍するためには、自ら情報を収集し、学び続ける姿勢が不可欠です。
そのため、情報収集を積極的に行うなど好奇心が旺盛な人は、クラウドエンジニアの適性があります。
問題解決能力がある人
クラウド環境は、従来のオンプレミス環境と比べても、その構造やサービスが複雑です。多くのサービスが連携して動作する中で、様々な課題やトラブルが発生することが考えられます。
例えば、プロビジョニングの際の設定ミスや、IaCツールのTerraformやAWS CloudFormationを使用した際のコードの不具合など、さまざまな問題が生じる可能性があります。
これらの問題に対して冷静に原因を分析し、効率的に解決する能力は、クラウドエンジニアとして非常に重要です。
コミュニケーション能力が高い人
クラウドのプロジェクトは、単なる技術の実装だけでなく、多くのステークホルダーとの連携が必要となります。
例えば開発者としての役割だけでなく、運用者やセキュリティ担当、さらにはビジネスサイドの人々とも連携を取る必要があります。それぞれの立場や要求を理解し、円滑にコミュニケーションを取る能力は、プロジェクトをスムーズに進める上で欠かせません。
クラウドの導入や移行プロジェクトではとくに、技術的な側面だけでなく、ビジネスの要求や制約も考慮する必要があります。
このような状況で、多様なステークホルダーとのコミュニケーションが得意な人は、クラウドエンジニアとして大きな成功を収めることができるでしょう。
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まとめ|クラウドエンジニアは将来性が高く、魅力的な職種
おいとま
飯島シロ
本記事を通して以下のことがわかりました。
- クラウドはやめとけと言われるおもな理由は「クラウドサービスの急速な進化」「重大障害を起こしかねないプレッシャー」「技術トレンドの変化への対応」など
- AI技術の進化が目覚ましい中でもクラウドエンジニアの将来性は高い
- クラウドエンジニアとして働くメリットには「高年収」「在宅勤務が可能」「専門スキルが身につく」など、さまざまなメリットがある
- 多様なキャリアパスのあるクラウドエンジニアは魅力的だが、向いている人と向いていない人がいる
おいとま
飯島シロ
クラウドエンジニアとしてのキャリアは、技術の進化とともに成長し続ける分野です。前述した向いている人の特徴を参考にしつつも、自分自身の強みや興味を活かしてキャリアを築くことが大切です。
また、現代のIT業界において、クラウド技術の知識は非常に価値があります。不安や疑問がある場合でも、多くの先輩エンジニアや教育機関がサポートしてくれる環境が整っています。
クラウドエンジニアとしての道は、確実に将来性があり、輝かしいキャリアを築くことができるでしょう。
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飯島シロ