
ITコンサル志望必見!SEからの転職方法や後悔する人の特徴を解説
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SEからITコンサルタントへのキャリアアップを考えている人は多いと思います。
「でもなんだかITコンサルタントは難しそう」「やっていけるのか不安」など、転職をためらっている人も多いでしょう。
本記事ではそんな人の不安を解消するため、ITコンサルタントへの転職メリットや意識するべきポイントを解説します。
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- 【この記事を読んでわかること】
- IT市場規模が拡大しており、上流工程を担えるITコンサルタントのニーズは高い
- ITコンサルタントは大企業の案件に携われるなど、ダイナミックな仕事ができる
- 自分で考え行動し、物事を前に進められる人がITコンサルタントに向いている
- 転職時は自身の性格をよく分析し、ロジカルな面接を心掛けると受かりやすい
SEからITコンサルに転職は可能?

まず結論ですが、SEからITコンサルタントへの転職は十分に”可能”です。
同じIT系の職種であり、SEからITコンサルタントへの転職事例は枚挙に暇がありません。
またITコンサルタントのニーズが増加傾向にあるのも認識しておくべきポイントです。
なぜITコンサルタントが増加しているのか、以下3つの理由を紹介します。
- ITサービスの需要が急増している
- DXの普及にともない上流人材の需要が高まっている
- 実行支援案件が増加し、長期的な視点を持つファームが増加している
順番に見ていきましょう。
ITサービスの需要が急増している
まず業界全体の規模として、ICT関連の全体規模はここ数年右肩上がりです。
総務省の情報通信白書によれば、2021年の世界のICT市場規模は465兆円にものぼり、前年度比12.5%の増加となっています。
日本国内だけでも13兆円を超える規模があり、予測値でも今後しばらくは増加する見込みです。
身近な例であるテレビなどの放送業界が3~4兆円ほどの売上であることを考えると、ICT業界は実にその3倍以上もの売上を叩き出している格好です。
当然ですが、売上を出すためには多くのヒト・モノ・カネのリソースが必要であり、人材や資産の流動性が高まります。
すると企業側もよい人材を確保するために好待遇の求人を広く募集するため、門戸も広がりよりよいサービスを提供できる好循環に入ります。
まずは、IT業界の市場規模が拡大傾向にあることを認識すべきです。
DXの普及にともない上流人材の需要が高まっている
IT業界の隆盛を土台に、DX(デジタルトランスフォーメーション)も活況です。
ITコンサルタントはDXを推進できるスペシャリストであり、必然的に需要が高まっています。
同じく総務省の情報通信白書によれば、大企業と中小企業のいずれもDXを意識して推進していることがわかります。
さらに、多くの企業でDXと売上増加の相関関係が明らかになってきており、これをうけて世の中の経営者たちはDXを行う必要性を強く感じている状況です。
そんな中でも”DXを行う予定はない”とする大企業は全体の4割も存在しており、この遠因には「DXで何をすればいいかわからない」「DXを推し進められる人材がいない」という背景を推察できます。
すでにITコンサルタントを用いてDXを推進している会社もあれば、今後世の中の潮流に押されてDXに乗り出す企業も多く出てくるでしょう。
IT戦略の策定やITを用いた業務フローの再構築・オペレーションの最適化・システム開発プロジェクトの実行支援、いずれの領域でもITコンサルタントは活躍が可能です。
近年は戦略コンサルティングファームもデジタル分野を専門に扱う会社を設立しており、企業戦略においてITの重要性は日増しに高まっています。
今後はより上流工程を担える人材の不足が増えることも考えると、ITコンサルタントの需要は相対的に高まっていくと予想されます。
実行支援案件が増加し、長期的な視点を持つファームが増加している
近年コンサルティングファームが長期的な案件の獲得、人材育成にも注力している点も注視すべきです。
DXの普及にともない、コンサルティングファームが取り扱う案件も多様化してきています。
中でも”実行支援”と呼ばれる企業へのシステム開発などの案件が増えたことで、ファームの教育方針そのものも変革期を迎えています。
通常の戦略案件であればだいたい3~6ヶ月程度の短期~中期でプロジェクトが完結し、また次のプロジェクトに移るといったサイクルでした。
一方で実行支援案件は6~12ヶ月、長ければもっと長期でのアサインとなるため、長い目で見た人選や教育が必要になります。
中長期的なプロジェクト参画となれば、企業側も”自社で育てる”意識を持つ必要があり、結果的に新卒や業界未経験の転職者も採用するようになってきています。
システム開発案件の多い実行支援であればエンジニアとの親和性も高く、採用側もSEのバックグラウンドを持つ人材確保を積極的に行うでしょう。
業界そのものが成長しており、扱う仕事のタイプも過渡期である今がSEからITコンサルタントになる転職チャンスであることは疑いようがありません。
以上、SEからITコンサルタントへの転職が可能となっている背景を3つ紹介しました。
「エンジニア経験があればチャンスをつかみやすい環境にある」と理解してもらえたら幸いです。
続いて実際にSEからITコンサルタントに転職したらどんなメリットがあるかをみていきましょう。
SEからITコンサルに転職するメリット

SE から ITコンサルタントに転職するメリットは、おもに以下の3つです。
- 最上流工程に関われる
- 幅広い業界に携われるため、キャリアアップにつながりやすい
- 年収が上がる
順番に内容を確認していきましょう。
最上流工程に関われる
ITコンサルタントのおもな業務にIT戦略の策定がありますが、こういったSEでは携われない工程に参画できるのは大きなメリットです。
IT戦略の策定では企業の経営課題を分析し、どのような対応を打っていくか考えるというきわめて抽象的な業務がメインとなります。
取り扱う課題がまとまっていないこと、また相対する顧客も部長や取締役など上位の職になるため、SEとして求められる成果物とは違うアウトプットが求められます。
企業が成長していくためにはどうしたらいいか、いかに経費を圧縮できるかなど、SEの業務では養えない視点や思考を培えるのは大きなポイントでしょう。
さらに大企業のIT戦略ともなれば社会へ与えるインパクトも大きく、仕事を通じて世間を動かすダイナミズムも味わうことができます。
最上流工程は求められるスキルや期待値も高いですが、そのぶん得られる達成感も大きいです。
この点は ITコンサルタントの大きなメリットと断言できます。
幅広い業界に携われるため、キャリアアップにつながりやすい
ITコンサルタントはITサービスを軸にしているため、業界や産業、開発工程を選ばずにさまざまなプロジェクトに関与可能です。
極端にいえば今月は証券会社のIT戦略を策定し、来月から半導体機器メーカーの運用業務改善を行っていることも十分にあり得るでしょう。
そのため自身の志向にあわせたプロジェクトを選択でき、グローバル人材になりたいから外資系企業で英語スキルを鍛えたり、ネットワークに強くなるために通信事業会社で知識を蓄えたりできます。
当然ながら、ITコンサルタントとして関わる企業の課題解消が第1義であることは間違いありませんが、コンサルタントとしてのスキルやキャリアアップも最終的に顧客のためになります。
今後のキャリアプランが定まっていて、そこに向けて足りない力を効率的に鍛えたい人はもちろん、まだまだキャリアパスを固めきれていない人にもITコンサルタントはおすすめです。
いろいろな業界に関与し、自分のやりたいことを見つける足掛かりにできるのもITコンサルタントの魅力です。
年収が上がる
SEからITコンサルタントになる場合、現在の市場であればほぼ確実に年収は上がります。
経済産業省の調査によればITコンサルタントの平均年収は930万円ほどであり、実装を行うプログラマの570万円に比して1.63倍ほどの水準です。
この調査は2017年度のもののため、昨今の転職市場に鑑みれば、この差はもう少し広がっていてもおかしくありません。
IT関連業務は上流工程にいくほどエンジニアとしての単価も上昇する傾向にあり、給料にも如実に反映されます。
たとえば、テレビCMなどでよく見かけるTIS株式会社の平均年収は751万円ですが、シンクタンクとして名高い野村総研は1,242万円とこちらも1.65倍ほどで、前述と類似の数値です。
TISは上場しており業界の中でも大手のSIerですが、そんな会社でもやはりコンサルティング事業の比率の高い会社と比べると年収に大きな差が生まれます。
年収を上げたいSEの人はぜひITコンサルタントを志すことをおすすめします。
以上3点、ITコンサルタントに転職するおもなメリットを紹介しました。
転職意欲が高まった人に向けて、次の項ではITコンサルタントへ転職する際に求められるスキルを詳しくみていきましょう。
SEからITコンサルへタントへの転職で求められるスキル

SEからITコンサルタントへ転職する際、企業側がどういった人材を求めているのかを解説します。
観点はおもに以下の3点です。
- 提案ができるスキル
- ものごとの抽象化と具体化を往来できるスキル
- 自走できるスキル
それぞれ掘り下げてみましょう。
提案ができるスキル
ITコンサルタントには常に提案力が求められます。
なにか課題があるならば”それはこうやって解決できませんか”と提案しますし、プロジェクトがうまくいっているときでも、”次はこんなことをやってみませんか”といった提案が必要です。
提案をするとき、その背景には必ず”思考”という能動性があります。
1つの事態に直面したとき、ただとおり過ぎてしまう人もいれば、その事態を利用してどうにか場面を好転できないかと思考する人が存在します。
ITコンサルタントは後者の思考パターンを持つ人の方が価値を生み出しやすく、顧客からの信頼も獲得しやすいです。
ビジネスといえど相対するのは人と人ですから、”この人は我々のことを思って進言してくれている”と感じられれば、その思いを買ってくれるのは間違いありません。
「相手のことを考えてものごとを思考し、その思考を提案という形でアウトプットする」
これがITコンサルタントとしての価値の源泉です。
与えられるのを待つのではなく、能動的に提案できるスキルをITコンサルタントになって育てていきましょう。
ものごとの抽象化と具体化を往来できるスキル
ITコンサルタントは、抽象と具体を行き来するスキルを持っていると非常に重宝します。
オブジェクト指向的に言うならば汎化と特化の関係です。
経営課題を分析していくとき、ぼんやりと共有されているモヤのような課題であれば、仮説やストーリーを仕立てて具体事例に落とし込んでいく演繹的な思考法が有効になる場合があります。
逆にいくつかの個別事例から共通項を見つける帰納法的な考え方をすることで、企業に根付く根本的な文化や慣習という抽象的な問題を発見できます。
コンサルタントはこういった抽象と具体を行き来し、本質的な課題を見つけることが価値創出の第1歩です。
優れたコンサルタントは独自の切り口を持っているとよくいわれますが、それはこのサイクルを高速で回せていることに由来していると推測できます。
なにか行き詰まったときに思考の汎化と特化ができる人は、ITコンサルタントに向いているでしょう。
自走できるスキル
最後は自走できるスキルをもっていることです。
”自走”は”能動的”とも言い換えられますが、自分の力で物事を推し進められる馬力がある状態をイメージするとよいでしょう。
コンサルタントの仕事をしていると、分からないことに直面する機会が非常に多いです。
誰もできていないことをやろうとしているので当然ですが、前例や手順書も存在せず、なにをするにも自分で考えて手を動かす必要があります。
課題に直面したとき、誰かの指示を待っているような人ではこの場面を打開できません。
分からないなりに自身で仮説を立て、その仮説があっているのか検証するための材料集めに奔走し、仮説の方向性を調整しながら少しでも事態を前に進めるのがITコンサルタントの仕事です。
どうすればいいか、そのためになにができるかを考えられる人は、みずから走る力をもっています。
転職の際には手探りながらも自身で苦しい状況を変えてきた、そんな経験を面接官に伝えられるとよい評価をもらえることでしょう。
以上3点、ITコンサルタントに転職するときに評価されるスキルを紹介しました。
次に、SEからITコンサルタントへ転職して後悔する人の特徴をみていきましょう。
SEからITコンサルタントへの転職で後悔する人の特徴

SEからITコンサルタントに転職して後悔する人の特徴は、おもに以下の3つです。
- 上流工程が不得意な人
- コーディングをしたい人
- 管理・調整が苦手な人
順番にみていきます。
上流工程が苦手な人
上流工程があまり好きじゃないSEは、ITコンサルタントに転職すると後悔する可能性が高いです。
コンサルタントという職種上、関わる範囲はどうしても上流部分が多くなります。
要件定義や設計はもちろん、さらにその上流である戦略策定の仕事比率が高いため、この部分が苦手な場合は必然的にしんどい局面が続くことになります。
もちろん、自身の苦手部分を伸ばすためにあえて挑戦するのは非常によいことですが、そういった熱意のない人はITコンサルタントへの転職を再考すべきです。
コーディングをしたい人
エンジニアとしてコードを書いていたい人も、ITコンサルタントになると後悔する可能性が高くなります。
ITコンサルタントは実装など開発フェーズに携わることは少なく、プログラミングをするにしても軽いエクセルマクロを作るのが関の山です。
例外的にSAPコンサルタントなどのスペシャリストであれば、実装フェーズでもアドバイザリーに従事することはありますが、そのほか一般のITコンサルタントであればコードに触れる機会は少なくなります。
コーディングをずっとやっていたい、という人はそのままコーダーとしてスキルを究めるのをおすすめします。
管理・調整が苦手な人
管理業務が苦手な人も、ITコンサルタントになると後悔する可能性が高いでしょう。
企業のIT戦略を策定する場合、それに付随する作業は膨大です。
現状把握のために決算資料を読み込み競合各社のリサーチ結果と比較し、課題特定のために現場社員十数人にインタビューを行ったりもします。
さまざまなタスクを効率的にもれなく実施していくためにも、管理や調整業務が重要になることはいうまでもありません。
管理業務が好きではないが得意である、そんな人はITコンサルタントの素養があります。
以上、ITコンサルタントに転職して後悔する人の特徴を3つ紹介しました。
続いて、ITコンサルタントとして働くのにおすすめの企業をみてみましょう。
SEからITコンサルへタントの転職におすすめの企業

SEからITコンサルタントへの転職におすすめの企業を3つ紹介します。
- アクセンチュア
- 野村総合研究所
- シンプレクス
それぞれみていきましょう。
アクセンチュア
まずは、ITコンサルタントを語るうえで欠かせないアクセンチュアです。
世界最大の総合コンサルティングファームで、細かなインダストリーカットによって各領域のスペシャリストを取り揃えているのが特徴です。
近年では人員削減をしている報道もあるものの、採用意欲は旺盛で、中途入社する際も門戸は広く構えられています。
プロジェクト事例も実に幅広く、世界的な企業や日本でも有名な大企業を顧客としており、さまざまな知見が社内に蓄積されている点は他に類を見ないほどです。
グローバルにハイレベルな人材に囲まれながら自身のスキルを伸ばしたい人は、まずアクセンチュアを検討するのがよいでしょう。
野村総合研究所
続いては野村総研(NRI)です。
野村総研の魅力はまずなんといっても高水準な年収です。
上でも紹介しましたが、平均年収は1,200万円を超えており、商社やマスコミ系などの高収入業界に匹敵するレベルとなっています。
加えて、発祥が金融系シンクタンクのため金融系案件に強みを持ち、戦略案件も多数抱えています。
売上高も5,000億円を超えており、巨大プロジェクトに携われる機会も多いです。
スケールの大きさを感じながらしっかりと日系企業で稼ぎたい、そんな人は野村総研を検討してみましょう。
シンプレクス
最後はシンプレクスです。
上記2社に比べると規模では劣りますが、尖った専門性を特色としています。
シンプレクスは、自社内に金融工学に明るいスペシャリストを多数抱えており、金融領域に大きな強みがあります。
大手銀行などを顧客に抱え、金融工学の専門性を活かしてクオンツ部隊として売上貢献を行うなど、ITだけではない付加価値を提供しているのが魅力です。
ITコンサルタントとしてIT以外に金融系の力を身につけたい、そんな人にとってシンプレクスはぜひ検討してみてほしい企業です。
ITコンサルタントへの転職おすすめ企業を3社紹介しました。
続いて、実際に転職をするときに意識すべきポイントを解説します。
SEからITコンサルへタントの転職で意識するべきポイント

SEからITコンサルタントに転職するときに意識すべきポイントは以下の3点です。
- 企業選び
- 志望理由や志望動機の作り方
- 面接対策
それぞれ深堀りしていきましょう。
企業選び
まずはなによりも企業選びに力を入れましょう。
企業選びは、すなわち自分の性格や志向、今後のキャリアパスを考えることとイコールです。
「自分はなぜ転職したいと思っているのか」「その理由は転職したいと思った会社で実現できるのか」「今後数十年はたらくかもしれない会社を選ぶ決め手はなにか」など、深く自身に問いかける必要があります。
仕事は1日のうち最低でも8時間、1/3の割合を占めるため、生活の質に強い影響力を持ちます。
そんな仕事を苦しみながらやるのは精神的によくないため、自分にとって充実感や達成感を得られる企業を選ぶべきです。
自分の志向に合った会社がどこにあるのか、実際にその会社で働けるイメージを描けるかなど、定量的ではない直感によるマッチングも意識してみることをおすすめします。
エージェントやOB・OG、知人の伝手などをフル活用してリサーチし、必要十分な会社選びを心掛けましょう。
志望理由や志望動機の作り方
企業を選ぶことができたら、次は志望理由や志望動機を練っていきます。
自分にあう企業は人によってさまざまなため、志望動機を作る際は”なぜなぜ分析”をやってみるとよいでしょう。
たとえば”高年収だから志望している”という表層的な理由があるとします。
これに対し、”なぜ高年収になりたいと思うのか”という問いを立てると意識がひとつ深まり、”起業資金を貯めたいから”や”成果に見合う報酬が欲しいから”という内面の理由があらわれます。
なぜなぜを繰り返すほど自身の核となる根源的な欲求を理解できるため、それをベースに志望動機を作れるとよいでしょう。
また形式的な話になりますが、コンサルタントを志望する以上志望動機はロジカルでないといけません。
なぜなぜの問いに対ししっかりと論理的な回答を組み立て、それを面接官の聞こえのいい言葉に置き換えていき、その企業にどういった価値を与えられるのか想起させる文章を考えましょう。
志望動機を作るのは根気のいる作業ですが、非常に大切なプロセスです。
ぜひ入念に時間をかけ、よい志望動機を作り上げていってください。
面接対策
最後は面接対策です。
志望動機や面接態度などは、とくにほかの職業と変わりません。
面接官の質問の内容を確実に理解し、相手が自身のどういった能力や経験を測ろうとしているのかを考え、問われていることに対して論理的な回答をするのがセオリーです。
このとき、面接に自信がないからといって1言1句暗記してきた文章を話すのではなく、核となるメッセージだけを意識してほかの言葉はその場でつむぐことをおすすめします。
持ってきた答えを暗唱しているように見えるのはコンサルタントとしてよい態度ではなく、「採用したあとも同じ状態になるのでは」と面接官に思われるとネガティブな印象を与えます。
面接の場では面接官と会話をしているという態度を出すためにも、暗記しすぎないで臨むのがよいでしょう。
またコンサルタント特有ですが、”ケース面接”が行われることがあります。
荒唐無稽な問いに対し、フェルミ推定などを用いて論理的な回答を提示する面接方式なので、念のため練習しておくのがおすすめです。
以上、ITコンサルタントに転職する際に意識すべきポイントを3つ紹介しました。
ITコンサルタントは年収水準が高いですが、それは企業や顧客からの期待値が高いことの裏返しです。
ぜひITコンサルタントに転職して、自身の市場価値を高めていきましょう。
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まとめ | SEからITコンサルタントになるのは十分に可能
この記事では以下のことがわかりました。
- IT市場規模が拡大しており、上流工程を担えるITコンサルタントのニーズは高い
- ITコンサルタントは大企業の案件に携われるなど、ダイナミックな仕事ができる
- 自分で考え行動し、物事を前に進められる人がITコンサルタントに向いている
- 転職時は自身の性格をよく分析し、ロジカルな面接を心掛けると受かりやすい
ITコンサルタントは誰でもなれる職業ではありませんが、SEであれば非常に親和性が高いため、難易度はぐっと下がります。
また、特別な能力がなくともとりあえずITコンサルタントになってみる、というのもおすすめです。
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人は置かれている環境で能力が左右されるため、SEとして勤めている会社に尊敬できる上司や同僚があまりいないのであれば、まず転職してみるのも有効かもしれません。
ITコンサルタントになり、エンジニアとしてのキャリアを充実させていきましょう。