フリーランスSAPエンジニアのメリットは?年収事情と将来性も解説

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会社勤めのSAPエンジニアがフリーランスになる場合、収入や将来的な需要の見込みが気になるところでしょう。そこで本記事では、フリーランスSAPエンジニアの年収事情や将来性について詳しく解説します。案件獲得方法や持っていると有利になる資格も紹介するので、最後まで目をとおしてみてください。

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  • 【この記事を読んでわかること】
  • SAPエンジニアは需要が高く、フリーランスになれば大幅な収入アップを期待できる
  • フリーランスSAPエンジニアの人月単価相場は75~125万円で、年収に換算すれば1,000万円を超えるケースもある
  • フリーランスになれば多様な働き方を選べるが、自己管理ができないと案件をうまく回せなかったり、働きすぎて健康を害したりする可能性がある
  • フリーランスの高単価案件を獲得するなら、エイジレスサービスのようなフリーランスエージェントを利用するのが効率的

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フリーランスSAPエンジニアの仕事内容

フリーランスのSAPエンジニアが任される役割5つが箇条書きされた図

フリーランスのSAPエンジニアが任される役割と仕事内容は、おもに以下の5つです。

役割 仕事内容
開発・カスタマイズ SAP専用のプログラミング言語ABAPを用いたアドオン開発や標準機能のカスタマイズを行う。
データ移行・統合 新たに導入するSAPシステムに既存のデータを移行し、ほかのシステムと統合する。
テスト 開発やカスタマイズの完了後、それが正しく機能するかをテストする。
保守・運用 SAPの保守と運用を行い、問題発生時の対応や機能の改修などを行う。
ドキュメンテーション SAP導入時に、設計書や運用手順書などのドキュメントを作成する。

フリーランスのSAPエンジニアは、Sierやコンサルティングファームからの案件が多く、その内容はアドオン開発から保守・運用まで幅広い範囲にわたります。

昨今DX(Digital Transformation)を押し進める企業が増加する中で、経営に直結する業務のシステム化を担うSAPエンジニアはフリーランスになっても重宝される職種です。

将来性や年収のところで詳しく解説しますが、SAPエンジニアが人材不足なこともあり、フリーランスになれば基本的に会社員時代よりも年収が高くなる傾向にあります。

ここまではフリーランスSAPエンジニアの仕事内容を見てきましたが、次はその需要と将来性を詳しく見ていきましょう。

フリーランスSAPエンジニアの需要と将来性

デスクに置かれたパソコンの画像

フリーランスのSAPエンジニアは、以下3つの理由から現在需要の高い職種です。

  • DX推進が社会全体で進んでいるため、企業の基幹システムに携わるSAPエンジニアは、さまざまな業界で求められている
  • SAPの旧バージョンのサポートが2027年で終了するため、新バージョンへのアップデートが必要な企業は多い
  • ほかのシステム開発では求められない特殊な専門性から人材が育ちにくく、SAPエンジニアは不足している

実際に大手求人サイトでSAPエンジニア案件を検索してみると3日以内の案件で1,195件、24時間以内で423件ヒットし、1ヶ月の求人案件でも増加傾向にあります。

特に、新バージョンのS4/HANA(エスフォーハナ)への移行や運用の案件が増えているのが特徴です。

しかし、S4/HANAは旧バージョンからの移行がコンバージョン方式に近いため作業工程が複雑で難易度が高く、対応できるSAPエンジニアは限られています。

DXを期待してS/4 HANAを導入した企業の80%以上が、人材不足で悩んでいることからもハードルの高さを伺えるでしょう。

DX推進の一環としてSAPの導入を考えている企業が多い一方、その対応を確実に担当できるSAPエンジニアは不足しているのが現実です。

そのため、今後もフリーランスのSAPエンジニア案件は途切れない可能性が高いです。

参考:「S/4 HANAを活用したDXに関する実態調査(日本リミニストリート調べ)|PRTIMES

ここまでは、フリーランスSAPエンジニアの需要と将来性を詳しく解説しました。

次からは、フリーランスSAPエンジニアの単価や年収事情を見ていきましょう。

フリーランスSAPエンジニアの案件の単価相場と年収

フリーランスSAPエンジニアの年収期待値

弊社がフリーランスマッチングサイト数社をリサーチしたところ、フリーランスSAPエンジニアの人月単価相場は75~125万円でした。

この数字をベースに12ヶ月稼働した場合の年収期待値を算出すると、900~1,500万円になります。

大手求人情報サイトをリサーチして算出した正社員雇用での給与は約598万円なので、比較すると約1.5~3倍となり、SAPエンジニアがフリーランスとして稼働した場合かなりの高年収を期待できることがわかります。

また、弊社エイジレスフリーランスで募集中の案件も見てみましょう。

募集内容 求めるスキル 人月単価 想定年収
【SAP】BASIS運用支援エンジニア
  • S4/HANAの運用経験
  • 顧客折衝経験
115万円 1,380万円
【SAP】基幹システム導入支援エンジニア
  • S4/HANAの経験
  • 要件定義書作成経験
  • ビジネスレベルの英語力
85万円 1,020万円
【SAP】S/4 HANA Global Rolloutにおけるデータ移行支援
  • S4/HANAの経験
  • SDまたはMMのスキル
  • ビジネスレベルの英語力(尚可)
80万円 960万円

エイジレスフリーランスの案件例(※2023年7月時点)

ここに掲載した案件以外でも、人月単価80~120万円と高単価のものを中心に募集しています。

S4/HANAの経験が必須の案件が多く、英語力を問われる案件も多いのが特徴です。

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ここまでは、フリーランスSAPエンジニアの人月単価や年収相場を解説しました。

次では、フリーランスSAPエンジニアのメリットとデメリットを見ていきましょう。

フリーランスSAPエンジニアのメリットとデメリット

フリーランスSAPエンジニアのメリット・デメリットが箇条書きされた図

フリーランスSAPエンジニアには、おもに4つのメリットと2つのデメリットがあります。

  • メリット①:収入アップの可能性
  • メリット②:柔軟なワークスタイル
  • メリット③:多様なキャリアパスの選択
  • メリット④:需要の高い専門スキルの向上
  • デメリット①:収入の不安定性
  • デメリット②:時間・スキル・健康の自己管理が必要

それぞれについて詳しく解説します。

メリット①:収入アップの可能性

前述のとおり、フリーランスのSAPエンジニアに転身すれば収入アップを期待できます。

もともと専門性が高いうえ、人材が不足している職種なので、人月単価はほかのエンジニアと比べてもかなり高くなる傾向にあります。

専門性が高まれば高まるほど市場価値の高いSAPエンジニアに成長できるので、さらなる年収アップや、より好待遇の案件獲得を期待可能です。

メリット②:柔軟なワークスタイル

フリーランスは仕事の量やタイミングを自分で調整できるので、ライフスタイルに合わせたフレキシブルな働き方を実現できます。

特に、SAPエンジニアの仕事はPCとインターネット環境があれば対応できるケースが多く、なかにはフルリモートワークが可能な案件もあります。

また、近年コロナ禍以降にリモートワークがあたり前な環境が整いつつある点も、柔軟なワークスタイルを後押しする要因のひとつでしょう。

メリット③:多様なキャリアパスの選択

フリーランスSAPエンジニアであれば、自分の思い描くキャリアパスを自由に選択できます。

たとえば、将来的に「プロジェクトマネジャー」を目指すのであれば、マネジメントやリーダーシップが求められる案件を選ぶといいでしょう。

プロジェクト全体の技術支援を担う、開発系PMOを目指すのも選択肢のひとつです。

またSAPの関連スキルや業界の業務知識を伸ばせば、より高単価の「SAPコンサル」への道もひらけます。

だれかに敷かれたレールの上を歩くより、自分自身で道を切り拓きたい人には、フリーランスのSAPエンジニアが最適です。

メリット④:需要の高い専門スキルの向上

フリーランスであれば自分で案件を選べるので、専門性を高めたい業界や分野に案件を絞れます。

たとえば経営の中枢に関わる分野の専門性を強化すれば、ビジネスを知るエンジニアとして高い評価を得られます。

さらにクラウドやAIなど、最新の技術動向の追及も必要なため、自身のスキルセットを常に最新の状態に保てるのも大きな強みです。

経営の専門知識に加え、最新の技術動向にも明るいSAPエンジニアになるのはハードルが高い分、需要の高いプロフェッショナルな人材に成長できます。

デメリット①:収入の不安定性

フリーランスの場合、収入の不安定性は大きな課題のひとつです。

フリーランスのSAPエンジニアは案件ベースで働くため、案件が終了したあとの収入は保証されません。

SAPエンジニアの案件は企業の重要な基幹システムを担当するため、1年以上の長期にわたるプロジェクトが多いです。

しかし、一時的な支援による参画や顧客都合などで契約が打ち切られる場合、3ヶ月程度の短い期間で終了することもあります。

ひとつのプロジェクトが終了した時点で次のプロジェクトがすぐに始まるとは限らないので、何も手を打っていなければ、収入が途切れることもあるでしょう。

案件をこなしながら次の案件獲得に同時並行で動くなど、先を見据えた収入確保のアクションプランが必要です。

デメリット②:時間・スキル・健康の自己管理が必要

フリーランスのSAPエンジニアにとって、自己管理できるかどうかも重要な課題です。

自己管理には時間・スキル・健康の3つがふくまれます。

時間管理では対応中の案件のスケジュールを管理し、複数の案件を抱えている場合はそれぞれが遅延しないように調整しなければなりません。

スキル管理は、自己学習や難易度の高い資格にチャレンジするなど、市場価値をより高めるうえで重要です。

また、仕事で高いパフォーマンスを常に発揮するためには健康管理も欠かせません。

日々適度に休息時間をとりながら仕事に励み、定期的に休暇もとらなければ、精神と肉体のバランスを崩しかねません。

これらの自己管理に慣れていない人は、フリーランスとして働くことが大きな負担となり、デメリットと感じる可能性があります。

フリーランスにおすすめの案件探し方法

フリーランスエージェントは、それぞれ保有している案件が異なるため、2〜3社に登録しておくと収入が途絶えるリスクを軽減できます。
迷った場合は、実績が豊富な『Tech Stock』や、年齢不問/ハイクラス案件特化の『エイジレスフリーランス』がおすすめです。

Tech Stock 
20年目の実績があるフリーランス案件紹介サイト。これまでに築いた信頼により月80万円をこえる高単価案件も多数あります。
スキルアップや税務関連のサポートなど、フリーランス向け福利厚生サービスも利用可能なため、まだどこにも登録していない人でも安心して利用できます。
【公式】https://tech-stock.com/

エイジレスフリーランス
年齢不問/上流商流のハイクラス案件に特化したエージェント。
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フリーランスSAPエンジニアに未経験からなるには?

フリーランスのSAP案件で求められることの多い要件3つが箇条書きされた図

SAPエンジニアはSAPや業界の知見が必要なうえ実務経験も求められるので、未経験からフリーランスSAPエンジニアになるのは簡単ではありません。

たとえば、フリーランスのSAP案件で求められることの多い要件は以下の3点です。

  • SAPプログラミング言語ABAPのスキル
  • 各SAPモジュールの知見・専門性
    ※モジュールとはひとまとまりの機能・要素を指し、SAPには財務会計(FI)・管理会計(CO)・販売管理(SD)・購買管理/在庫管理(MM)などのモジュールが存在する
  • S4/HANAの知見・導入実績

未経験者がこれらのスキルを身につけるのは容易ではありません。

ただし、SAPに関連する周辺領域での実務経験があれば、その経験を活かせるSAP関連の案件を担当するのがおすすめです。

たとえばサーバーサイド開発の経験があれば、SAPと外部連携するJavaやPHPを用いたシステム開発の案件が該当します。

外部インタフェース設計でSAPとの連携項目のマッピングが必要なうえ、正しく連携できるかを確認するために、テストでSAPを実際に操作します。

このような実務経験を担当すればSAPのスキルを磨けるうえ、クライアントとの信頼関係も構築可能です。

一方、完全未経験からフリーランスのSAPエンジニアになるのは難しく、十分な報酬を得られないケースが多いです。

そのため未経験でも採用してくれる企業で働きながら実績を積むか、独学でスキルを身につけ、あとで解説する資格取得に励むのがいいでしょう。

ここまでは、未経験からフリーランスSAPエンジニアになる方法を解説しました。

次ではフリーランスSAPエンジニアに最低限必要なスキルを見ていきましょう。

フリーランスSAPエンジニアに最低限必要なスキル

フリーランスSAPエンジニアに最低限必要なスキル3つが箇条書きされた図

フリーランスSAPエンジニアが、正社員よりも稼ぐために最低限必要なスキルは、以下の3つです。

  • SAPプログラミング言語ABAPのスキル
  • SAPモジュールの知見
  • S4/HANAの知見・導入実績

それぞれについて詳しく見ていきます。

SAPプログラミング言語ABAPのスキル

SAPプログラミング言語ABAP(Advanced Business Application Programming)は、フリーランスのSAPエンジニアとして成功するために必須のスキルです。

ABAPはSAPのコアシステムを構築・カスタマイズする主要なプログラミング言語で、ビジネス要件に合わせたシステムのカスタマイズやビジネスデータの分析・レポート作成が可能です。

これらを一人称で設計からテストまで行えることに加え、システムパフォーマンスの最適化を踏まえた設計・開発ができれば、より需要の高いSAPエンジニアとして認められます。

SAPモジュールの知見

SAPは多種多様な業務モジュールを提供し、それぞれが企業の異なる業務領域をカバーします。

特定のモジュールに精通しているSAPエンジニアは、そのモジュールの導入を予定している企業の案件を獲得しやすいです。

特に財務会計(FI)はもっとも需要が高く、ついで販売管理(SD)、購買管理(MM)の順に高く評価されます。

単一のモジュールを担当するケースが一般的ですが、複数のモジュールに精通していたほうが優遇されやすく、高い報酬も交渉しやすくなるでしょう。

S4/HANAの知見・導入実績

最新バージョンのS4/HANAに精通していることは大きなアドバンテージになります。

旧バージョンよりも習得が難しいS4/HANAは、特に人材不足の傾向にあります。

そのため、S4/HANAの知見や導入実績があれば、旧バージョンからS4/HANAに移行する企業の案件やS4/HANAの保守・運用案件で重宝されるでしょう。

フリーランスSAPエンジニアに最低限必要なスキルが把握できたので、次ではより高単価の案件を獲得するために必要な経験やスキルを見ていきましょう。

フリーランスSAPエンジニアが高単価案件を獲得しやすくなる経験やスキル

フリーランスSAPエンジニアが高単価案件を獲得しやすくなる経験やスキル4つが箇条書きされた図

フリーランスSAPエンジニアが、高単価案件を獲得しやすくなる経験やスキルは4つあります。

  • 実務経験5年以上
  • 上流工程のスキル
  • プロジェクトマネジメントスキル
  • ビジネスレベルの英語力

それぞれについて詳しく見ていきます。

実務経験5年以上

実務経験の豊富さは、SAPのスキルに加え、業務知識の知見の深さに直結します。

フリーランスの高単価案件では、実務経験が5年以上を必要要件としているケースが多いです。

実務の経験年数が特に重視されるのは、実際に経験しなければスキルを習得しづらい点と、SAPが企業の経営に関わる重要な基幹システムであることがおもな理由です。

また経験年数が長ければ長いほど、SAPの導入・運用で注意が必要な勘所を熟知しているので、クライアントに安心して任せられるイメージを与えられます。

上流工程のスキル

上流工程のスキルは、SAPを導入する際の業務要件とシステム要件のFit&Gapを整理し、SAPを適切に導入するうえで欠かせないスキルです。

特に要件定義では、企業のビジネス要件を正しく理解できるかどうかがポイントです。

そのため要件定義スキルを備えていれば、企業の目指すシステム化を実現できる需要の高いSAPエンジニアとして評価されます。

また上流工程の経験を積み重ねていくうちに、SAP導入を成功に導く手法が身につくので、より高単価な「SAPコンサル」に転身する未来も選択可能です。

プロジェクトマネジメントスキル

SAPは大規模な案件が多いため、SAPの知見を持ちながらプロジェクト全体のマネジメントもできる人材は重宝されます。

そのため高単価の案件では、必要要件には入っていなくても、マネジメントスキルが歓迎要件にふくまれているケースがあります。

逆にプロジェクトマネージャーやPMOを募集する案件では、SAPエンジニアとしての導入・運用経験が求められることがあるので、マネジメントスキルはキャリアのステップアップにも有効です。

ビジネスレベルの英語力

SAP案件は海外にも展開中の日本企業に加え、外資系の企業がクライアントになるケースもあります。

そのためビジネスレベルの英語力が必須要件にふくまれるケースがあり、その場合は通常より高単価になるケースが多いです。

オフショア開発が一般的になり、国際的な規模のプロジェクトはSAP案件に限らず増えているので、英語などの外国語スキルは非常に大きなアドバンテージとなるでしょう。

ここまでは、フリーランスSAPエンジニアが高単価の案件を獲得しやすい経験やスキルを解説しました。

次では、フリーランスSAPエンジニアの案件獲得方法を見ていきましょう。

フリーランスSAPエンジニアの案件獲得方法

フリーランスのSAPエンジニアが案件を獲得する方法2つが箇条書きされた図

フリーランスのSAPエンジニアが案件を獲得する方法はおもに2つあるので、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

  • 正社員時代に築いた人脈を活用する
  • 案件紹介をフリーランスエージェントに依頼する

正社員時代に築いた人脈を活用する

正社員時代に築いた人脈を活用すれば、以前勤めていた会社の上司や同僚、あるいは過去に携った案件のクライアントから直接案件を紹介してもらえることがあります。

信頼関係がすでにできあがっているので、新しくクライアントを見つけるよりも効率的で確実性も高いです。

ただしそのためには、定期的にコミュニケーションを取り、自身の活動をアピールすることが重要です。

案件紹介をフリーランスエージェントに依頼する

フリーランスエージェントに案件紹介を依頼するのも、効率的に案件を獲得する手段としておすすめです。

フリーランスエージェントはエンジニアのスキル・経験・希望内容に見合う適切な案件を紹介してくれます。

また、企業との交渉や契約手続きも代行してくれるので、エンジニアは案件の対応に集中できるのがメリットです。

エイジレスエージェントでは、SAPエンジニア向けの案件を数多く取り揃えています。

高単価の上流工程案件や非公開案件が多いので、ぜひ一度問い合わせしてみてください。

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ここまでは、フリーランスSAPエンジニアの案件獲得方法を解説しました。

次では、フリーランスSAPエンジニアが取得しておくと役に立つ資格を見ていきましょう。

フリーランスSAPエンジニアが取得しておくと役立つ資格

フリーランスSAPエンジニアが取得しておくと役立つ資格3つが箇条書きされた図

フリーランスのSAPエンジニアが取得しておくと役立つ資格は、SAP認定コンサルタントです。

SAP認定資格を持っていれば面談突破率が上がり、切れ目なく案件に参加できる機会が増えるでしょう。

SAP認定コンサルタント資格には3つの分野があり、それぞれにアソシエイト・スペシャリスト・プロフェッショナルのグレードがあります。

ここでは、一番グレードの低いアソシエイトを対象に解説します。

  • SAP Certified Application Associate(アプリケーション)
  • SAP Certified Development Associate(デベロップメント)
  • SAP Certified Technology Associate(テクノロジー)

SAP Certified Application Associate(アプリケーション)

この資格は、販売管理・購買・在庫管理などの業務プロセス効率化に関連する製品やサービスの導入・管理の知識が問われます。

取得難易度は中程度で、SAPの基本的な操作やビジネスプロセスの理解が必要です。

SAPの導入や運用を検討している企業の案件を獲得しやすくなります。

SAP Certified Development Associate(デベロップメント)

SAPの開発環境に関する深い知識とスキルを証明する資格です。

SAPの開発ツールや手法に精通していることを証明する資格で、特にABAPの理解が問われます。

取得難易度は高めで、SAP開発環境の深い理解と、実際の開発経験が求められます。

SAPのアドオン開発・カスタマイズを必要とする企業からの案件を担当しやすくなるでしょう。

SAP Certified Technology Associate(テクノロジー)

SAPのインフラに関する広範な知識とスキルを証明する資格です。

特に、S4/HANAやNetWeaverなどの主要な技術プラットフォームの知識が問われます。

取得難易度は中程度で、SAPインフラ基盤の基本的な理解と実際に使用した実績が求められます。

SAPを用いたシステムの構築や運用の必要がある企業の案件を獲得しやすくなるでしょう。

ここで解説したアソシエイト認定資格は、SAP認定資格の入口的な存在です。

上位のグレードになればなるほど、より実務経験が必要になるので、上位の認定資格は実務を十分積み重ねてから挑戦するのがいいでしょう。

ここまでは、フリーランスのSAPエンジニアが持っていると案件獲得に有利な資格を解説しました。

次では、SAPエンジニアの高単価案件の紹介で多数の実績を誇るエイジレスのサービスを紹介します。

フリーランスSAPエンジニアの高単価案件はエイジレスにお任せください

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フリーランスSAPエンジニアのキャリアでお悩みの場合、エイジレスフリーランスやエイジレスエージェントにお任せください。

どちらのサービスも高単価案件が豊富で、上流商流の案件のみを紹介しています。

特に40代以上のベテランIT人材に注力し、大幅な年収アップを実現した事例も豊富です。

たとえば、以下のようなSAP案件を取り扱っています。

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・SAPエンジニア:800,000円/月
【募集内容】【フルリモート】半導体メーカー向け工場展開CO領域開発・テスト支援
・PMO:1,350,000円/月
【募集内容】日系機器メーカーSAP S/4 HANAグローバル展開支援リーダー
・SAPコンサル:2,000,000/月
【募集内容】自動車産業向けSAP Ariba PoC/要件定義支援

経歴や希望に応じたキャリアパスや、高単価案件の紹介を全力でサポートさせていただきますので、これを機会にエイジレスのサービスをぜひご活用ください。

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まとめ|自己管理が得意なSAPエンジニアはフリーランスへの転身がおすすめ

本記事をとおして、以下4つのことがわかりました。

  • SAPエンジニアは需要が高く、フリーランスになれば大幅な収入アップを期待できる
  • フリーランスSAPエンジニアの人月単価相場は75~125万円で、年収に換算すれば1,000万円を超えるケースもある
  • フリーランスになれば多様な働き方を選べるが、自己管理ができないと案件をうまく回せなかったり、働きすぎて健康を害したりする可能性がある
  • フリーランスの高単価案件を獲得するなら、エイジレスサービスのようなフリーランスエージェントを利用するのが効率的

SAPエージェントがフリーランスになる場合、5年以上の実務経験を積んでからのほうが、高単価の案件を獲得しやすいです。

また、SAPの新バージョンS4/HANAへの移行や保守の案件が増加中なので、S4/HANAの知見を深めれば市場価値の高いSAPエンジニアとして重宝されます。

フリーランスへの転身を検討中の場合、エイジレスのサービスを活用してみてください。

年齢問わず、ご自身の経歴に最適なキャリアパスのお手伝いをさせていただきます。

これを機会にぜひ一度ご相談ください。

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執筆者
おいとま
大手SIerでSEとして15年間務めたのち、Webライターに転身。前職での主な役割はPM・PL・テックリード(Java)。提案活動から開発・保守・運用まで幅広く経験。職歴を活かしたIT・情報セキュリティやIoT関係の記事が得意。今もっとも興味のあるジャンルはAIとメタバース