
未経験からITコンサルタントになるには?実際の求人をもとに解説!
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阿部雅子
おいとま
阿部雅子
ハイパフォーマーにとって、やりがいと高収入を実現できるITコンサルタントは魅力的な職種です。
転職によって「未経験からITコンサルタントになりたい」、と考えている人も多いのではないでしょうか。
本記事ではITコンサルタントの転職市場や未経験からの定番転職ルート、求められるスキルなどを網羅的に解説します。
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- 【この記事を読んでわかること】
- 職種未経験からITコンサルタントになることは可能。特に関連業務についての知識・経験がある場合はチャンスが多い。
- 未経験からITコンサルタントになる定番ルートは、「特定言語での開発経験を武器にITコンサルタントへ転職」など、おもに5つ
- 未経験からITコンサルタントになるために必要なスキルは「課題解決能力」「コミュニケーション能力」など4つ
- 未経験からITコンサルタントに転職するための勉強方法は、目指すコンサルティング分野を特定して独学する方法など4つ
未経験からITコンサルタントになれる?転職できる?

結論からいえば、未経験からITコンサルタントになることは可能です。
ただし未経験の度合いにより、その難易度がかなり変わることを理解しておきましょう。
ITコンサルタントには、下記のようなさまざまな専門領域があります。
- IT戦略・企画コンサルティング(DXを含む)
- CRMコンサルティング(カスタマーリレーション)
- SCMコンサルティング(サプライチェーン)
- ERPコンサルティング(業務プロセス・業務基幹システム)
- PMOコンサルティング(プロジェクトマネジメント)
- ITセキュリティコンサルティング(情報セキュリティ)
- EAコンサルティング(情報基盤・インフラストラクチャー)
ITコンサルタントの職務が未経験でも、各専門領域で専門知識や実務経験がある場合、それらを武器とした転職の可能性が見えてきます。
次の章では、実際の求人動向をもとに、未経験からITコンサルタントになれる可能性を具体的に説明します。
ITコンサルタントの転職市場の状況【未経験OKの求人件数】

ITコンサルタントの転職市場は、以下のようなトレンドにともない、活況を呈しています。
- IT化・DX化の進展
- 企業のグローバル化
- クラウドやAIなどの新技術の登場
- ITコンサルティングの中堅・中小企業への普及
おいとま
人材需要が高いのは即戦力となる「ITコンサルタント経験者」や「コンサルティングファーム出身者」です。しかし、業界全体の人材不足を背景に、職種未経験者が応募できる求人も少なくはありません。
インターネット大手求人掲載サイトでは「ITコンサルタント・未経験可」の正社員求人が、一週間で約2,000件掲載されています。
おいとま
阿部雅子
そのうち約8割の求人は、下記のような周辺領域に関する知識・実務経験のいずれかを必須とする案件です。
- システム開発経験
- ITエンジニアの実務経験
- 特定分野での業務知識または資格
- PM、PMO、PLなどのマネジメント経験
応募資格の詳細はコンサルティングの分野や求人によって異なりますが、職種未経験者でも人材需要は高いといえます。
職種未経験かつ周辺領域に関する経験を持たない完全未経験の場合、応募できる求人は残りの2割程度です。一つの求人で採用される人数が多くはないため狭き門ですが、不可能ではありません。
次の章では、職種未経験からITコンサルタントに転職する定番ルートを紹介します。
未経験からITコンサルタントになるには?転職する定番ルートを解説

職種未経験者がITコンサルタントに転職するには、いくつかのルートが考えられます。
ここでは、以下の定番ルート5つを解説します。
- 特定言語での開発経験を活かした転職
- ITエンジニアの実務経験を活かした転職
- 特定分野での業務知識を活かした転職
- IT系技術営業の実務経験を活かした転職
- ポテンシャル採用を行う企業を探して転職
おいとま
特定言語での開発経験を活かした転職
特定言語で開発経験のあるプログラマーやSE・開発エンジニアから、未経験でITコンサルタントを目指す方法は、比較的転職しやすい定番ルートです。
特にWebやアプリケーション分野で、Java・PHP・C#などを使用してシステム開発を行った経験が3年以上ある場合、下記のような多様な就職先での需要があります。
- 総合系コンサルティングファーム
- 独立系コンサルティングファーム
- ITコンサルティングを行う一般事業会社
- 監査法人
- SIer
また、このルートを使用する場合に追加で持っておきたい経験・スキルは以下のとおりです。
- 開発プロジェクトで、要件定義から運用までの一貫した経験
- プロジェクトマネジメント、特に予算管理の経験
ITエンジニアの実務経験を活かした転職
ITエンジニア、特にインフラエンジニア・クラウドエンジニア・社内SEなどの実務経験のある人が、未経験からITコンサルタントを目指す方法も、比較的転職しやすい定番ルートです。
特に自分の専門となる分野で3年以上の実務経験があり、中規模以上の組織で業務システムに関わった経験がある場合、下記のような多様な就職先での需要があります。
- 総合系コンサルティングファーム
- 独立系コンサルティングファーム
- ITコンサルティングを行う一般事業会社
- 監査法人
- SIer
また、このルートを使用する場合に追加で持っておきたい経験・スキルは以下のとおりです。
- 業務システムの導入・運用・保守の経験
- システム開発に関する知見・経験
- プロジェクトマネジメント、特に予算管理の経験
特定分野での業務知識を活かした転職
IT系のバックグラウンドがなくとも、特定の分野での業務知識を活かしてITコンサルタントへ転職するルートもあります。
特に「経理・財務」「人事」「マーケティング」「営業管理」「生産管理」「調達」「品質管理」などの業務知識と、3年以上の実務経験がある人材は需要が高い傾向です。
特に、以下のようなコンサルティング分野では業務知識のあるコンサルタントを積極採用しています。
- ERP(業務基幹システム)コンサルティング
- CRM(カスタマーリレーション)コンサルティング
- SCM(サプライチェーン)コンサルティング
業務知識を活かしてITコンサルタント職を目指す場合は、下記のような就職先での需要が見込まれます。
- 基幹システムベンダー(事業会社、コンサルティングファーム、SIerを含む)
- 業務・業界特化系コンサルティングファーム
- 監査法人、税理士事務所・会計事務所
また、このルートを使用する場合に追加で持っておきたい経験・スキルは以下の通りです。
- 業務知識に関する深い専門知識や資格
- ユーザーとしての業務システムの使用経験
- プロジェクトマネジメント、特に予算管理の経験
IT系技術営業の実務経験を活かした転職
ITの専門家ではないものの、IT系技術営業の経験がある場合も、ITコンサルタントへ転職するルートはあります。
特に、IT関連サービスやソリューション・製品に関する技術営業の経験が3年以上ある場合で、一定程度のITに関する知識があれば応募できる求人があります。
営業職の必須スキルでもあるコミュニケーション能力、顧客の課題発見力、提案力などはコンサルタントにも必要となるものです。ただし、営業職とコンサルタント職は本質的に目指すところが異なるため、基本的にはポテンシャル採用を行っている下記のような就職先を探すといいでしょう。
- SIer
- ITコンサルティングを行う一般事業会社
- 異業種からの転職を歓迎しているコンサルティングファーム
また、このルートを使用する場合に追加で持っておきたい経験・スキルは以下の通りです。
- IT技術に関する専門知識
- プロジェクトリーダーまたはマネジメントの経験
- 業務改革や業務効率化に関するプロジェクト運用経験
ポテンシャル採用を行う企業を探して転職
ITのバックグラウンドや業務知識を持たない場合、未経験からITコンサルタントへ転職するのは簡単ではありませんが、ルートとしては存在します。
ポテンシャル採用を行い、自社でITコンサルタントを育成している企業を探し、求人に応募する方法です。
第二新卒など、若い人材であれば未経験者を積極採用している下記のような就職先を探してみましょう。
- コンサルティングファーム
- SIer
- 基幹システムベンダー
社会人経験が数年以上ある場合は、一つステップを挟み、エンジニアを育成するSIerなどを経てITコンサルタントを目指すこともできます。
また、SAPコンサルタントなど、特定の業務システムのコンサルタントになってからITコンサルタントを目指す方法もあります。
このルートを使用する場合に追加で持っておきたいスキルは以下の通りです。
- 語学力(TOEIC 650点以上)
ITコンサルティングの業界では外資系企業や日系企業のグローバル化の対応などで、ビジネスレベルの英語の需要があります。英語が得意なら、技術的スキルの弱さを補完できる可能性があるでしょう。
おいとま
職種未経験からITコンサルタントになる定番ルートがわかったところで、実際の選考で必要になる「志望動機」や「面接対策」のポイントを紹介します。
未経験からITコンサルタントへ!おすすめ志望動機と面接対策

未経験からITコンサルタントを目指す転職活動では、キャリアチェンジを説明するための志望動機や面接対策も十分に準備しておきましょう。
ここでは求職者のバックグラウンド別に2種類の志望動機の作り方と、コンサルティングの採用面接でよく使用される「ケース面接」の対策方法を説明します。
①SE/エンジニアから転職する場合の志望動機
②非IT系バックグラウンドの人が転職する場合の志望動機
③ケース面接への対策
おいとま
①SE/エンジニアから転職する場合の志望動機
志望動機の基本として、まずは以下の2点を押さえましょう。
- 応募企業を選んだ自分なりの理由を記載する
- ITコンサルタントを志す理由を記載する
その上で、SE/エンジニアで培ったどのような知識・技術・経験を活かせるか、どのような面で貢献できるかを自分の言葉で記載します。
また「ITコンサルタントを志す理由」では、きっかけ・出来事やエピソードを具体的に書くと読み手を惹きつけることができるでしょう。
②非IT系バックグラウンドの人が転職する場合の志望動機
志望動機の基本として、まずは以下の2点を押さえましょう。
- 応募企業を選んだ自分なりの理由を記載する
- ITコンサルタントを志す理由を記載する
その上で、これまで社会人として身につけた業務知識・経験・スキルのうちどのようなものを活かせるか、自分が貢献できる事について自分の言葉で記載します。
また「ITコンサルタントを志す理由」では、キャリアチェンジを決めたきっかけなどを具体的に書きましょう。また、なりたいコンサルタント像についても言及すると、読み手に興味を持ってもらうことができます。
③ケース面接への対策
「ケース面接」とは多くのコンサルティングファームの選考で採用されている、コンサルタント採用特有の選考方法です。候補者の論理的思考力や課題解決力を測ることを目的としています。
具体的には、与えられた問いに対して、候補者が制限時間内に解決策の提案を行う面接形式です。
ケース面接で大切なことは、下記の2点です。
- 論理的思考により、問題点を発見し、課題解決の道筋をつけること
- 提案内容に至る思考のプロセスも含めて、結論を簡潔に説明する力
ケース面接の対策には、実際に何度もケース問題を解くのが有効です。ケース問題の例については書籍やインターネットで入手でき、コンサルティングファームの過去問などを調べることもできます。
また、よく使われる論理的思考のフレームワークについての知識をつけるのもおすすめです。フレームワークに基づく思考の癖をつけておけば、ケース面接の対策になるだけでなく、実際の業務でも役立つでしょう。
次の章では、職種未経験の人がITコンサルタント職に挑戦するにあたり、業務遂行にどのようなスキルが求められるか説明します。
未経験からITコンサルタントになるために必要なスキル

ITコンサルタントとして活躍するには、担当分野の専門知識の他に、さまざまなスキルが必要になります。
この章では未経験からITコンサルタントを目指す上で、どのキャリアパスでも必須になるスキルを4つピックアップして説明します。
- 課題解決能力
- 高いコミュニケーション能力
- マネジメント能力
- プロフェッショナルマインド
課題解決能力
ITコンサルタントの仕事は「IT技術の利用を通じて、組織の課題解決を支援する」ことです。そのために「課題解決能力」は必須となります。
課題解決には以下4つのプロセスと個別の能力が必要です。
①課題を発見する(課題発見力)
②課題が生ずる因果関係を客観的な情報に基づいて推測する(論理的思考力)
③検証により課題の確かな要因を突き止める(仮説検証能力)
④課題の要因に対し、解決のためのアプローチを設計する(問題解決型思考力)
ITコンサルタントは、上記プロセスを踏まえた上で、IT技術に関する知識を用いた課題解決のための戦略立案を行います。
高いコミュニケーション能力
コミュニケーション能力は、ITコンサルタント以外のどんなコンサルタントにも必要となるスキルです。
特に、自分が動くばかりでなく人を動かす力が求められるコンサルタントには、高いコミュニケーションスキルが求められます。
コミュニケーション能力には、下記のような個別の能力が含まれます。
①クライアントに信頼してもらうための関係構築能力
②クライアントから正しい情報を引き出すためのヒアリング能力
③コンサルティングのプロセス・結果を、誰にでもわかりやすく伝える説明能力
④対人交渉・折衝能力
コンサルテーションの結果、クライアントの現場や現状プロセスを変えなくてはならない場合、クライアントのメンバーから反発や抵抗を受けることがあります。
そのような場面では「対人交渉・折衝能力」を用いて、プロジェクトメンバーの支援をすることもITコンサルタントの仕事です。
マネジメント能力
ITコンサルタントの仕事は、IT戦略の立案だけでなく、その実施についてのフォローアップも含まれます。
おもに下記の4点から、戦略の実現を支援する必要があります。
①人のマネジメント(プロジェクトチーム編成とその管理)
②時間のマネジメント(プロジェクト進捗管理)
③資源のマネジメント(予算・支出管理)
④クオリティマネジメント(プロジェクト品質管理)
それぞれの状況を常にモニターし、クライアントや社内のプロジェクトメンバーに働きかけを行います。常にプロジェクト全体を把握できる俯瞰的な視点を持つことも重要です。
プロフェッショナルマインド
最後に、ITコンサルタントには、高いプロ意識が求められることも理解しておきましょう。
華やかなイメージのあるITコンサルタントの仕事ですが、一般的に業務難易度が高く、プロジェクト成果が求められるため責任も重い傾向にあります。そのため、常に高い規律性と自己管理能力が求められる職業です。
具体的には下記のようなプロフェッショナルマインドが必要となります。
- クライアントの経営戦略に関わることへの自覚
- 機密情報の管理・情報漏洩に対する配慮
- プロジェクトを時間的・人的・予算的制約のなかで実現する強い意思
- プロジェクトに関わる多様な立場の人への配慮
- IT専門家として、クライアントの問題解決にコミットする責任感
ITコンサルタントに必要なスキルがわかったところで、職種未経験からの転職ではどのように勉強すればよりITコンサルタントに近づけるか紹介します。
未経験からITコンサルタントに転職するための勉強方法

未経験からITコンサルタントに転職したいと考えている人のために、おすすめの勉強方法を説明します。
ITコンサルタントはITの専門家ですが、業務の幅は広く、どの分野を専門とするかによっても必要な知識は異なります。
改めて整理すると、ITコンサルタントとして活動するには、下記のような知識・スキルが必要です。この中で、自分に足りないものを中心に勉強を進めるといいでしょう。
- ITに関する基礎知識
- 専門性を高めたい分野の知識
- クライアントの業務や業界に関する知識
- ITコンサルタントの業務に必要なスキル
おいとま
ITに関する基礎知識
特に、IT以外の特定の業務経験・業務知識をバックグラウンドにITコンサルタントを目指す場合は、ITに関する基礎知識をつけておくといいでしょう。
基礎知識はオンラインスクールや独学で習得することができます。
現在の知識レベルに応じて、下記のような国の定める基礎資格を取得してもいいでしょう。
- ITパスポート試験
- 基本情報技術者試験
ITパスポート試験は、ITを利活用するすべての社会人が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できます。新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)・手法(アジャイルなど)の概要や、経営全般(経営戦略、マーケティング、財務、法務など)、IT(セキュリティ、ネットワークなど)、プロジェクトマネジメントなど幅広い分野の総合的知識が問われます。
基本情報技術者試験は、ITエンジニアとしてキャリアをスタートさせる際、しっかりとした基礎を身につけるのにおすすめの試験です。ITパスポートはITユーザーとしての知識が問われますが、この試験はITシステムを開発・運用する人を対象としており、プログラミングの知識も問われます。合格率は20〜30%と低く、簡単な試験ではありませんが、エンジニア未経験でも独学が可能です。
専門性を高めたい分野の知識
目指すコンサルタントの分野に関する専門知識は、例えばDX分野でのITコンサルタントを目指すなら、DXに関する業界の動向や導入・開発の事例などになります。
分野のトレンド・必要な技術・クライアントの傾向などを情報収集し、必要に応じて深掘りや調査するなど、インプットが重要です。
自分に足りない技術や、あれば転職に有利になる技術があれば、独学やスクールなどで習得することも検討しましょう。
もし、その分野での専門知識が実際の業務でしか身につけられないようなものであれば、ITコンサルタントになるためのステップとしての転職を考えることもできます。
クライアントの業務や業界に関する知識
目指すITコンサルタントの対象クライアントの業務や、業界に関する知識を勉強しておくことは大切です。
例えば、製造業向けのERP(基幹システム)導入コンサルタントを目指す場合、製造業全般に関わる知識を勉強しておくといいでしょう。
ITコンサルタントが関わると思われる分野(調達・在庫管理・品質管理・経理会計など)の、業務の大まかな流れや、必要な知識は書籍などから勉強できます。
国内の製造業全体のトレンドや海外進出の動向、外資系企業の参入状況、業界が抱える問題などの情報収集も有用です。
業界団体がまとめる各種レポートや、調査結果などに目を通し、大手・中堅・中小の組織規模の違いにも着目してみてください。
ITコンサルタントの業務に必要なスキル
ITコンサルタントの業務に必要な下記のスキルについては、書籍などでの独学のほか、社会人向けのセミナーなどへの参加が有効です。
- 課題解決能力
- コミュニケーション能力
- マネジメント能力
学習した内容を日々の業務で実践し、訓練を繰り返すことで着実に力をつけることができるでしょう。
それらを実践する機会として、現職での配置転換などの機会があれば、積極的に利用するのもお勧めです。
未経験からITコンサルタントになるために有利な資格

ITコンサルタントに転職したり、実際の業務を行うのに特定の資格が必要となることはありません。
ただし、未経験からITコンサルタントに挑戦する際、資格の勉強や資格取得を通じて広範な関連知識をつけておくことは役に立ちます。
少しでも転職を有利に進めるために、余裕があれば取得を検討したい資格を、4つ紹介します。
- 簿記2級
- ITストラテジスト
- ITコーディネータ
- 中小企業診断士
簿記2級
日本商工会議所・各地商工会議所が主催する簿記検定試験の2級は、民間資格でありながら知名度は非常に高く、企業から最も求められる資格の一つです。
商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)の知識、財務諸表の読み方など、経営分析や管理に役立つ知識を持っていることを証明できます。
経理系のバックグラウンドからITコンサルタントを目指す人だけに留まらず、ITのバックグラウンドを持った人が経営管理に役立つERPなどのコンサルタントを目指す場合にも有効な資格です。
ITストラテジスト
国家資格であるITストラテジスト試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催する情報処理技術者試験の中の一つです。
「経営戦略に基づいたIT戦略の策定」、「ITを活用した事業の改革・高度化・最適化の提案・推進」を行う専門人材の育成・認定を目的としています。情報システム戦略や全体の計画だけでなく、IT戦略実現のモニタリングとコントロールまでの知識が問われます。
ITストラテジストの合格率は15%前後で推移し、難易度が高く、合格が難しい資格です。ただし、企業の経営戦略や基本戦略の策定・提案・推進に関わるIT戦略コンサルタントを目指す場合は、資格取得が実務に直結するため有益でしょう。
ITコーディネータ
ITコーディネータ協会が実施するITコーディネータ試験は、経営に役立つITサービス利活用の推進・支援のプロフェッショナルを育成・認定する試験です。
試験とケース研修の両方に合格する必要があり、資格取得後も継続学習が求められるなど、資格保持者の質を確保する仕組みが整っています。ITストラテジスト試験と並び、IT経営全体の知識が問われる、ITコンサルタントの業務に直結した資格です。
おいとま
ITストラテジストとの違いは、ITストラテジストがIT技術に重きを置くエンジニア向けの資格であるのに対し、ITコーディネータはITの利活用による経営改善に重きを置いている点です。非IT系出身で、システム企画などのコンサルティングを専門とする場合は、こちらの資格を勉強するのも有効でしょう。
中小企業診断士
国家資格の中小企業診断士試験は、中小企業の経営課題に対応して診断・助言を行う「経営コンサルタント」の育成・認定を目的としています。
出題分野は、企業経営の現状分析、および成長戦略のアドバイスを行うための経営全般に関する基礎知識です。
中小企業診断士試験は、国家試験の中でも難関と言われており、2022年の1次試験・2次試験を合わせた総合合格率は5.5%でした。ただし、科目合格式で毎年の出題傾向に大きな変化がないことから、数年かけて試験対策ができる資格です。
中小・中堅企業を顧客に持つコンサルティングファームでは、ITコンサルタント職の歓迎資格として挙げているところもあります。独立もできる資格なので、長期的なキャリアプランの中で必要に応じて取得を検討してみてもいいでしょう。
まとめ|未経験からITコンサルタントへの転職はエイジレスへおまかせください
本記事では未経験からITコンサルタントへ転職する方法や、それに役立つ情報をまとめて紹介しました。
未経験からITコンサルタントへ転職するのは簡単ではありませんが、自分に向いているルートを選び、十分な準備を経れば不可能ではありません。
弊社・株式会社エイジレスは、IT系キャリアへの転職に強い人材エージェントです。あなたのキャリアの相談や、ITコンサルタントへの現実的な道筋を一緒に考えることができます。
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